好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

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サイカイ

「ニコルさーん!どうですか!!」

 

「ふふふ、ステキよ」

 

 

最近ロビンとコアラが随分と仲良くなった。

やはり初めは奴隷ぐせが残りいつまでたっても作り笑いを崩せなかったコアラ。

 

それでも白ひげ海賊団の人や特にロビンが頑張ってくれて、やっと素敵な笑顔で笑えるようになった。

 

その頃からロビンもグンッと大人っぽくなったなー

コアラの前では素敵なお姉さん。口調も本編と同じになってきた。

 

 

「あっ、おーいハジメお兄さんー!!」

 

「どうしたんだコアラ」

 

「これ見て!!ニコルさんに教えてもらったの!!!」

 

 

そう言って見せてきたのはワンピース。

それもかなりの出来であり、商品にすれば売れること間違いなし。それをロビンがコアラにねー

 

 

「うん、スゴいぞコアラ」

 

「えへへへ」

 

 

頭を撫でてやるとすごく嬉しいらしい。

だからこうして何か上手くいった時には頭を撫でてあげている。

 

するとロビンが一歩と前に近づき頭をこちらに向ける。

 

 

「はい、ニコルも良くできました」

 

「ありがとうハジメ」

 

 

相変わらず甘えてはくるけどあまり人前では「お兄ちゃん」とは呼ばなくなった。もちろん人前というかコアラのように「お姉さん」を演じる時や心を許していない人の前ではある。

なのでそれ以外、気を許せる人や俺の前だと未だに「お兄ちゃん」で口調も当時のまま。

 

ロビンとコアラはいまはこうして仲良くしているけどもうすぐお別れなのだ。

 

本編通りにコアラを故郷へと帰す為に今向かっている所。

やっと会えた年の近い人に会えたのに……

別れるなんて寂しい…………ってことにはならない。

 

 

「コアラのこと、よろしくね」

「ええ、もちろんよ()

 

 

そう故郷についてお別れになるはずなのにいまのロビンには「分身」がある。もちろんロビン自身はコアラとお別れになり情報共有だけしかコアラを見れない。

だけどコアラにとっては分身でもロビンである。

それはずいぶんコアラの心を救ってくれるのだ。

 

 

「また来てねロビンさん!!

こっちのロビンさんと待ってるから」

 

「ええ、必ず来るわ」

 

「ハジメお兄さんも絶対だよ!!」

 

「分かったよ」

 

 

こうしてコアラを無事に故郷へ帰せた。

そう無事に帰せたのだが、

 

 

「待っていたよーハジメ」

 

「ボルサリーノさん……」

 

 

まさか原作通りになるなんて…

いやコアラの故郷にいたのはただの海兵。ボルサリーノさんは違う。

ボルサリーノさんはタイガーの敵だといって飛び出したアーロンを止めに来たときだけ。

 

つまりはこれは路辺から離れている出来事だ。

まぁ僕がやっていることは全部本編から離れているけど

 

 

「おい、黄猿。俺の()()になんのようだ?」

 

「家族?笑わせちゃいけないよー

ハジメは海軍の大将、それも3大将をまとめる大将参謀なんだ。たかが海賊といるなんてあっちゃいけない」

 

 

その言葉にマルコさんやサッチさんがキレかけている。

白ひげさんは冷静にしているが心の中は怒りで煮えたぎっているだろうな。

しかしボルサリーノさんがこうして来たということは

 

 

「特例中の特例、解除されましたか」

 

「そうだとも。どっかのバカが世界貴族に手を出したからねー本当は打ち首にでもなりそうな所を元帥やワシらがどうにかして海軍に戻すという条件まで引き下げたんだよ」

 

「それはそれは、ご苦労様でした」

 

「本当だよ。お陰でこうして元の体型に戻れたけどね」

 

 

そういえば会っていない間にストレスで太ったって言ってたなー

 

 

「おい、黄猿。なに勝手に話を進めてやがる

こっちはハジメを抜けさせることに承認してねぇぞ」

 

「海賊に承認なんているわけないだろう

しかし白ひげ海賊団という建前だ、今回は見逃してやるからさっさと消えな」

 

 

その瞬間、マルコさんの体の周りに青い炎が纏った。悪魔の実不死鳥の力だ。

その場から一気にボルサリーノさんに近づくマルコさん。ボルサリーノさんも指に光を集めて反撃しようとしている。

 

おいおい、ちょっと。

 

 

「あんたらも勝手に話を進めるな」

「「ッッ!!!!!???」」

 

 

二人の間に入ってその頭を掴んでそのまま地面に叩きつけてやった。全く、僕のことなのに話を進めないで欲しい。ちょっとそこで反省してなさい。

 

 

「白ひげさん。お世話になりました」

 

「……帰るか」

 

「帰りますけど遊びに来ますよ。来週でもいいですか?」

 

「グラララッ!!!構わねぇな」

 

 

それから一人ずつにお別れの挨拶をして回った。

といっても来週には会いにくるのだから、なんか住んでいる所が少し離れたという感覚なのだ。

あっ、ティーチはガン無視です。嫌いなので。

 

 

「マルコさん。すみません、勝手に決めて」

 

「……まぁ、ハジメはいつも勝手だからな。慣れていたよい」

 

(……ティーチには気をつけて)

 

(……やっぱり、何かあるのかよい……)

 

 

詳しいことは言わなかった。

それでもあれだけ毛嫌いしていればなにか理由がある。

それぐらい白ひげさんやマルコさん、皆さんも分かってくれたはず。もちろん本人(ティーチ)も。

 

 

「ボルサリーノさん。ほら帰りますよ」

 

「……ったく、勝手だねー」

 

「そうですか?クザンさんには負けますよ」

 

「……否定できないことをいわないでほしいねー」

 

 

こうして、こうして少しだけの海賊期間は終わった。

海賊らしいことは一切してないけど、やっぱり海軍より海賊のほうが僕に合っているなーと分かっただけでも良かったかな。

 

あとタイガーさんやコアラも救えたと思うし。

 

 

 

…………………………

 

 

 

「………生きてますかー」

 

「……………」

 

 

すでに屍と化しているのはクザンさん。

というか書類に潰されてまるで事故現場を目撃しているようだ。

 

 

「まぁ、重要書類は一応終わらせてますね。

オックスさん、一度部屋を片付けてもらえます?

この人を連れてサカズキさんとセンゴクさんに挨拶してきますので」

 

「分かりました」

 

「ニコルもよろしく。終わったらクザンさんで遊ぼうな」

 

「うん!!」

 

「うん!!じゃねえだろうがッ!!!!」

 

 

 

あっ、起きた。

 

 

 

「流石です。相変わらずキレのいいツッコミは変わらないですね」

 

「……帰ってきてそうそう何をやらすんだよ……」

 

「ほら行きますよ」

 

「で、人の話も相変わらず聞かないと……」

 

 

いくら書類整理が上達しても部屋のあちこちで暇つぶしに使っただろうと思われる物が落ちている。

きっとこの重要書類も僕が帰ってくる前に終わらせないと!!!と必死になって片付けた後に書類の雪崩にあったというところだろう。

 

で、サカズキさんの部屋にいったけど誰もいなかったので先にセンゴクさんと思い向かってみるとそこにはサカズキさんもいてついでにボルサリーノさんもいた。

 

 

「なにかありました?」

 

「帰って来た挨拶もなしに……まあいい」

 

 

すると何故かクザン達より前に立たされて目の前にセンゴクと対面する形になっている。

……あれ、なにかあったの?

 

 

「……ハジメ」

 

「はい」

 

 

ちょっ、ちょっといつもより真剣な表情で見てくるんだけど。えっ、本当になにかあったの?

 

 

「悪いが………七武海も一緒にまとめてくれんか!!!」

 

「………はい?」

 

 

一体何を言い出すんだこの人は?

後ろ振り向くと三人ともウンウンと頷いているだけ。

あっ、コイツら面倒なことを押し付ける気だ。

 

 

「そういうのはセンゴクさんじゃ…」

 

「ワシ、もう、死ぬッ!!!!」

 

「………いや、まぁ、大変なのは、分かりますけど……」

 

 

僕がいない間に何回か点滴をしたままで仕事をしていたと聞いた。それを聞いたら一方的に断れないよ……

 

 

「一応聞きますが、後ろの三人は……」

 

「消していいならやるわい」

「海軍にいなかったというバツだと思ったらいいよ」

「書類が終わらない…終わらない…終わらない……」

 

 

最後の人に関しては若干可哀想だと感じた。

とうとうそこまで追い詰められたかと、まぁ、それでも書類整理はやらせるけどね

 

 

「……分かりましたよ。やりますよ」

 

「そ、そうか…これで不安の種が一つ消えた……」

 

「それでこれから顔合わせですか?」

 

「そういうことになるな。

新人も入ってきとる、うまくやってくれ」

 

 

 

うまくやってくれねー

それこそ大変なんじゃないか……

 

 

そう、この引き受けたことが間違いだった。

のちに起こる騒動の引き金を引いたのがハジメだと知るのはまだ遠い未来の話。

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