好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

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海賊と海軍

「これは……一体、なんでしょうか?」

 

 

 

七武海との会合から一週間。

元帥センゴクと話し合い、三大将との()()()()から物事は一気に進みこの度ミホークとクマとの試合(ハジメの見定め)が世界的に決まった。

 

世界的。そう、これは世界的に、大々的に行うことになった。つまりこの戦いは映像でんでん虫により世界中に放送されるのだ。

 

そしてこの戦いのために解説として白羽の矢がたったのはハジメをマトモに意見できて贔屓しない人がまず一名。

 

 

「あぁーこいつはハジメの為の()()()()()()だ」

 

「と、特別ステージ、ですか?」

 

「考えてみろ。普通の島で戦いをやってみろ。化け物三人の戦いだぞ、簡単に消滅する」

 

「な、なるほど……」

 

 

次に七武海をよく知る人物であり今回の首謀者が一名。

 

 

「大したもんだな。そこまでアイツに肩入れする必要があるのか?」

 

「肩入れね…。本気でそんなことを考えてるならさっさとその考えは改めるべきだな」

 

「あぁ!?それは、どういう意味だ?」

 

「どっちにしろここまでやったんだ、あとには引けねぇよな」

 

 

そしてハジメ=妹という絶対的、世界の真理、この世の理と呼べるほど(もちろんこの人の考えです)人物が一名 。

 

 

「もしハジメに勝てるなんて妄想があるなら、もうそれは救えないわ」

 

「……どういうことだテメェ……ぶち殺されてぇのか!!??」

 

「殺す?実力差も分からない人だったのね。

そうじゃないとこんな茶番劇最初からしないわね」

 

「コ・ロ・スッ!!!!!」

 

「おお、おお。止めとけ、止めとけ。

やるにしてこの戦いの後だ。いいな?」

 

 

舌打ちをする義手をはめた男、サー・クロコダイル。

何事も無かったようにお兄ちゃんを見つめるニコル(ロビン)

頭が痛くなって、今からでもセンゴクと交代したいと思うクザン。

 

この三人が解説者となった。というかロビンが「お兄ちゃんの素晴らしさを世界にッ!!!!!」と暴走するので、ハジメとロビンの上司であるクザンがブレーキ役となり、クロコダイルは言ってしまえば建前である。

 

さすがにハジメという色にもうほとんど染まっている(多分?)海軍のみだと贔屓があるんじゃないかという意見が出る前に対策したのがこれである。

 

そして司会進行役として抜擢されたのが

 

 

「……あ、あの…本当に私で…良かったんですか?」

 

「もちろんだよ。ちゃんとクジで決まったんだからね。

それに君は将来海兵を目指すんでしょう?いい勉強になると思うよ」

 

「あ、あくまでも…()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()…まだハッキリとは……」

 

「その歳でそんなハッキリとした夢を持つのはスゴいよ。

将来が楽しみだなー。どう、終わったあとに食事なんて………」

「なにやってんだこのグザンが。

こんな年端もいかない女の子をナンパか?テメェマジでぶちコロスぞ、あぁ!!!??」

 

「本当に容赦なくなったよなお前はッ!!!!!」

 

 

グザンのツッコミなんて無視をしてたしぎの前に立ち本気でグザンから守る。

 

 

「お、おい……えっ、マジで俺がすると思ってるの?」

 

「むしろしないということを信じろと?

美女であればナンパして、最近ではストライクの幅が広がったことも知ってますよ。いくらストレス発散のためだとしてもそれは……」

 

「ちょっ、お前ッ!!!!!」

 

「…………」

「…………」

「…………」

 

 

「ちょっと引かないでよ!

というか何でクロコダイルも引いてんだよッ!!!!!」

 

 

ロビンとたしぎ、そしてクロコダイルも一歩二歩と後退した。

 

 

「まぁ、僕は戦いに行かないとですので終わるまではニコルがたしぎちゃんを守ってくださいね。

クロコダイルさん、もしもの時はお願いします」

 

「もちろんよ」

 

「てめぇのいうことなんざ、と言いたいがいいだろう」

 

「ありがとう、ございます」

 

 

「なんで一致団結してるのよッ!!!!!」

 

 

…………………………

 

 

今回会場となるのは海の上。

もちろん水面の上とはいけないのでハジメが考えたのは()()()である。

 

そして会場というのだから範囲も決まっている。

長径四キロの氷山の囲みによる制限。

そして飛び石というのが今回は世界に呼び掛けた一つである。

 

 

「いいか野郎共ッ!!!!!

七武海を倒せば俺達が七武海だあ!!

大将参謀を倒せば、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!!気合い入れろおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

「「「「「うおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉッ!!!!!!!!」」」」」

 

 

囲まれた氷山の中には大量の海賊船。

そう、今回呼び掛けたのは海賊なのだ。

海賊には甘い汁をということで2つの約束をエサにした。

 

ピンからキリに海賊がいる。

つまりはもしかしたら七武海の交代はありえるかもしれない。これだけいるのだ。不意打ちをすればなんて誰もが考えている。

 

 

 

「バカだね。ハジメに勝とうなんて」

 

「所詮は海賊。すぐにでも消したいわい」

 

 

海賊の浮かれた姿を氷山の一角から見下ろすボルサリーノとサカズキ。

 

 

「そいつは止めときなよ。ハジメとの約束があるんだからね。サカズキの暴走一つでワッシの約束も破談になりかねないだから」

 

「だからここにおるんだろうが。

こっちにだって約束がある。互いに抜け駆けはなしだ」

 

 

あんなにウジョウジョといる海賊を目の前に大人しくしているのはハジメとの約束。

もちろんこのまま海賊を見過ごすわけではないが、少なくてもいますぐ襲うことはしない。

 

 

「しかしまさかこうしてアンタと並ぶ日がくるとは思わなかったよ」

 

「グラララ。そいつは俺のセリフだ

牙を向けると思っていたんだかな。随分と歯を抜かれたみたいだな」

 

「ほざくなよ白ひげッ!!!

海賊の頂点と呼ばれる男がノコノコと海軍最高戦力のど真ん中に現れる。気がおかしくなったんじゃねえのか」

 

 

睨み合う二人。まさかここに白ひげがいるなんて誰が想像できるか?

もちろん白ひげにもハジメの存在があるからここにいるのだ。

 

 

「止めときなよサカズキ。

今回あの大量の海賊が集まったのも白ひげのおかげであるんだからねー」

 

「……チィッ」

 

 

そう、普通に考えていくら呼び掛けしたとはいえ()()()()()()()()()()()()()。普通は集まらない。いくら甘い話があったとしても。

 

それでもこうして来たのはここにいる白ひげのおかげ。

海軍にとっても白ひげはただ捕まえればいいという存在ではない。ある程度の理由がないかぎりは。

つまりは白ひげがいるからなんとかなるという楽観的な要素があるのだ。

 

もちろんそれひとつじゃ足りない。

なのでハジメの最後の一手は

 

 

「だから俺も呼ばれたのか。まったく面識もないのに何かと思ったぜ」

 

「グラララ。俺一人でも良かったんだがな。()()()()()がいれば()()()()()()()()()()()()()()()()()()があるというところを見せないといけなかったからな」

 

「………たったそれだけの理由で海軍と海賊がこうして何もせずにいるのか……全く大した男だなッ!!!!!」

 

 

三人の他にもう一人。赤髪。そうシャンクスである。

白ひげと赤髪。この海賊にとっての最高戦力が海軍最高戦力を抑える。

つまりこの海軍の甘い話は満更悪くない話()()()()()()()()()()()()()のだ。

 

何かあっても()()()()()()()()()

もしかしたら()()()()()()()()()()()()()

うまくいけば()()()()()()()()()()()

 

それがこうして現実的に()()()()()()()()()()というところをみせることによって甘い話が現実的にと思わせたのだ。

 

そのために4日前から白ひげと赤髪には海軍本部で映像を世界に見せながら過ごしてもらった。異常すぎることに世界はもちろん目を疑った。なにかの冗談かと思った。ヘタしたら世界の終わりかと思った。

 

しかし1日たってもなにも起きないことに世界はまた驚き、海軍からのこの戦いは本当にあり得るかもしれないと思わせた。そしてまた1日過ぎてもなにも起きないことに海賊は疑いもしやがらこうして指定された海に向けて向かい、2日後たどり着くとこうして本当に戦いをやること、甘い話が現実的にあるという魅力に引き込まれてこうして今を向かえている。

 

 

しかし何度もいうが()()()()()()()()()

あそこにある海賊以外は全員知っている。

というかいくら白ひげと赤髪がいるからといっても、イコール捕まらないなんてあり得ないでしょう。

 

というかここで海賊生命が絶たれることを知らない。

これはハジメが七武海との戦いという表があるとするなら裏は海賊一斉摘発となる。

 

 

「あっ、シャンクスさん。今回はありがとうございます」

 

「おおっハジメか。

まさかこんな馬鹿げたことをするために呼ばれるとは思わなかったよ」

 

「そのわりには結構素直に来ましたよね?」

 

「面白そうだったからな」

 

「なるほど」

 

 

なんともシャンクスらしい意見だ。

 

 

「でも良かったんですか?

海賊の皆さんを売るような真似をしてるんですよ?

ヘタしたらこれが終わったあと他の海賊から非難されますよ」

 

「元々海賊は敵対するもんだからな。

仲のいいところだけ分かってくれれば他はいつものと変わらねぇよ」

 

 

確かに海賊が他の海賊と仲良くなんて滅多にない。

それこそ同盟とか相手を利用するなど裏があることしかない。ルフィのような海賊は稀なのだ。

 

 

「俺としてはこれからもハジメと仲良くしたいものだ」

 

「それはもちろん。シャンクスさんのような海賊は歓迎です」

 

「海軍が海賊を歓迎だぁ!!?

だっはははははあっ!!!やっぱお前面白いなッ!!!」

 

 

背中をバンバン叩かれる。痛くないけどグイグイくるなー。

 

 

「それで、ただここで見てればいい。なんてないよな」

 

「もちろんです。四人には()()()()()()()()()()()()()

 

「ったく、ハジメのことだ。トンでもねぇことをさせるんだろうな」

 

「意見があったねー」

 

「……屈辱じゃわい」

 

「グラララッ!!!本当に飽きねえな!!」

 

 

長径四キロ内にウジャウジャいる海賊船。

誰もが浮かれる中、そこにはハジメも予想出来なかった者達が……………いる。

 

 

 

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