好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
「ぐふふ。いいもんを考えやがったな海軍は」
「だな。これであいつらを仕留めれば俺らの名が上がるぜ!!」
「それにこんだけいるんだ。弱った所を頂けばいい!!」
「やってやるぜえええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
そんな声が響き渡る。
氷山に囲まれた闘技場。
闘技場といっても
その海賊船は囲まれた氷山の内側一杯にいる。
そしてここにいる海賊共は自分たちの船が戦いの足場になることを知らない。というか気づいてもいない。
そしてそんな事考え思い付いたのはハジメなのだが
「そろそろ始めたいものなのだが、まだか」
「…………」
「……そうですね……」
闘技場の真ん中に簡易的に会場を作ったのだが、そのにはミホークとクマ、そしてハジメだけしかいない。
そしてここから戦いが始まるのだがどういうわけかなかなか始まらない。
開始の合図はハジメからなのだが、なんかイライラしているみたいだ。
「……始まる前に提案なんですが聞いてもらえますか?」
「……話せ」
「内容によるが、聞こう」
今から戦うというのにひそひそと話し始める三人。
するとそれを見ていた海賊達が騒ぎ始めた。
何をしている!!さっさとしろ!!などと騒ぎ立てているが、遠くから見ているクザンやロビンはもう何をする気なのか察したようだ。
「おい、あいつ……容赦ねぇな……」
「それこそハジメよ」
二人だけは何をするつもりか分かったようだが今まで面識がなかったクロコダイルやたしぎは何が起こるのかさっぱり分からなかった。
「おい、あいつはなにするつもりだ?」
「あなたは気にしなくていいわよ」
「あぁ??どういう意味だ?」
「それについても気にしなくていいわ」
「……てめぇッ!!」
「こんなことで揉めないでくれない?」
クザンが制止をかけたが明らかにクロコダイルはロビンを目の敵にした。元々クロコダイルは人を信用していない。そしてロビンのような何かを企むものについては尚更信用しない。
しかし本編ではそれでもパートナーとしてやっていくのだが、これからどうなるのか……そのときハジメはその場にいなかった為にいろいろと戸惑うことになる。
「たしぎちゃん。試合開始してくれない?」
「い、いいのでしょうか?」
「大丈夫よ」
何の自信があるのか分からないがたしぎはこの時絶対にロビンには逆らわないようにしようと思った。理由なんてない。言ってしまえば女の勘というもの。
《い、いろいろと混乱しているようですが、試合を開始したいと思います。それでは…始め!!!》
「「「「ぎゃああああああぁぁぁぁ!!!!」」」」
開始と同時に氷山に囲まれた会場は爆発した。
誰もが呆然と何が起きたのか理解出来ない中、やはり司会として抜擢されたたしぎは人一倍早く正気に戻り
《ふ、ぶっ飛びましたッッ!!!
開始と同時に会場が爆発を起こしましたッ!!!!》
《流石ハジメね。海賊を一網打尽にしたわ》
《どうやら大将参謀ハジメの作戦のようです。
しかし………だったら海賊を集めた理由は一体なんだったんだッッ!!!》
《……あぁ、ハジメだからな。気にしたら負けだ》
《これは海軍の中では当たり前というわけですね
ここで七武海であるクロコダイルさんから一言ッ!!!》
《………………》
《流石の七武海でも予想を越えたということでしょう!!!》
なんか超ノリノリで司会をしているたしぎ。
……もう、性格どうこうではなく人が違うんじゃないかと思う……それでもやらせたハジメはちょっと後悔していた。
しかしあそこまで面白く、そして的確なツッコミ……
……スモーカーさんには悪いけどちょっとたしぎが欲しくなった。なんか新鮮なツッコミだなーと感じた。
さて、ハジメが行ったのは爆発ではない。
中央にいる三人、ハジメ・ミホーク・クマがそれぞれ1/3の面積にいる海賊にむけて一斉攻撃をしたのだ。
ハジメは理不尽に受けていたガープの拳骨の衝撃波を全部解放。ミホークはただの斬撃なのだが広範囲に広げたものだった。クマはハジメと同じようなもので空気を超圧縮してそれを解放したもの。
あとは海賊船にある火薬に火がついて爆発を起こしたというだけのもの。
しかしそれは一瞬の出来事であり一般人から見たらとんでもない攻撃をしたと見えるのだ。
「片付きましたね」
「目障り」
「……邪魔」
しかしとんでもなく理不尽。
海軍が集めたというのに一瞬にして終わらせたのだ。
海には海賊船の残骸が浮いており吹き飛ばされた海賊はその残骸にしがみついている。
「な、何をしやがるッ!!!」
「五月蝿いですね。海賊ならそれぐらい覚悟しておいてくださいよ。海軍のど真ん中にいるんですよ?なにが起きても可笑しくないのに何を呑気にしてるんですか?バカなんですか?あぁ、バカだからこうなったんですよね。これは失礼しました」
「て、テメェ!!!」
それを聞いた海賊達は残骸を足場にしてハジメ達のいるステージに飛び上がってきた。海賊船は壊されたがまだやれる!!と考えているようだ。
しかし海賊船を簡単に壊された時点で実力差を深く感じるべきだった。
「しねえええええええ!!!」
「死にたくないのでバイバイです」
ハジメは飛びかかってくる海賊の攻撃を軽くかわして懐に入った胸に掌を添える。そして死なない程度の衝撃波を解放した。
「ぐふっっっ!!!」
その体はクの字に折れてそのまま氷山へ。
次々に飛びかかってくる海賊達を一人づつ衝撃波を放ち氷山へと吹き飛ばす。
「なかなか器用なことをする」
「そうですか?ミホークさんは一撃必殺ッ!という感じでカッコいいですね」
「なにを分からないことを…」
誉めているつもりだったのだがお高いミホークには伝わらないようだ。ミホークは次々に海賊達を切り捨てていきすべてステージ外へと落としていっている。
「しかし改めてみるとクマさんの攻撃って僕に似てるんですね」
「…だから、なんだ?」
「いや、それだけですけど……」
どちらかというとクマの方が絡みにくい。
まだ機械になったわけでもないのにどうしてこう機械的な反応なのか?クマはさっきの空気の圧縮ものを海賊達にぶつけている。周りからみたらハジメとクマは同じ攻撃方法に見えるが実際は大きく違う。
ハジメはその衝撃波を
周りから見たらただの打撃なのだがそれは目には見えない。
クマは違う。圧縮した空気がその目で見えるのだ。
そしてこの時ハジメは思わず口にだしてしまった。
知られてはいけないことを。
しかしそれを聞いたのはクマであり、そしてそれを流してくれたので良かったが……
(……攻撃が、似ている、だと…)
ハッキリとクマの意識には届いていた。
そしてそれはこの場ではそれだけですんだのだが、後にまた面倒が広がっていくのは確かだった。
《これはスゴいですッ!!!
飛びかかってくる海賊達をまるで千切っては投げ千切っては投げの流れ作業のように攻撃しています》
《ハジメなら当然ね》
《しかしニコルさん。さっきから大将参謀ハジメのコメントしかしてませんが、他の二人へのコメントを》
《ないわ》
《…………。えぇーでは大将青雉さんから》
《まぁ、ね。ハジメについてはその地位があるというだけでどれだけの実力者かは分かったと思う。鷹の目については最強の剣士。それに尽きるな。暴君クマに関しては俺としても情報はあまりないが見る限り他の二人にも引けをとらない実力者だと考えるな》
《なるほど。分かりやすい解説ありがとうございます。
それではクロコダイルさんからも一言》
《………くだらん》
《はい。一体何しにここにきたのでしょうかと思いますが一言もらいましたのでありがとうございます!》
軽くディスるたしぎに血管が浮き出ているクロコダイル。しかしここで手を出すのは大人げないしなによりいまはそんな事で