好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
フーシャ村。
その海岸には巨大な船が。
海賊旗は左目に3本の傷が描かれたドクロマーク。
船の名前は“レッド・フォース号”で船首は竜を象っている。
そしてその船の、海賊団の船長は
「いやーすまないな」
「村に危害を加えないなら構わん」
「それは助かる。代わりに周りの海賊は任せろ」
シャンクスと村長は契約を交わして、シャンクスは村の滞在の代わりに近くの海賊を追い払う。
村長もシャンクスの赤髪海賊団の噂を知っている。
四皇の中でも大人しく市民に信頼のある海賊。
少なくとも赤髪海賊団が町を襲ったという話は聞かない。
それがなければ村長も抵抗するだろう。
まぁ村長が抵抗しようが四皇に勝てるなぞありえないが。
「あと酒場を教えてくれ」
「飲むのは構わんが物は壊してくれるなよ」
「そいつは心がけるよ。
もしもの時は弁償するさ」
普通は海賊から「弁償」など言わない。
やはり変わった海賊だなーと思っていると
「壊す前提は感心しませんね。
心がけるではなく、努力、いや実行してもらいましょうか」
「おっ、お前は」
「ハジメ!!!戻ってくる時は連絡を入れんか!!!!」
ちょっと注意したつもりがまさか自分が注意される羽目になるとは思わずちょっとびっくりしたが「ごめんなさい」と素直に謝った。
「ったく、村はともかくマキノぐらいには手紙をもう少し出さんか。心配しとるぞ」
「そうですね。よくルフィ達の事を話してくれるので助かってます」
「………わざと言っておるのか?」
「はい?」
もうよい……と何かを諦めた村長。
よく分からないがまぁいいやと思い
「久しぶりですねシャンクスさん」
「まさかここで会うなんてな。
ところでハジメ、白ひげに文通を」
「無理です。諦めてください。戦争する気ですか?」
「文通一つで戦争って…あのオヤジずいぶん変わったな……」
変わったなと言われてもそれだけは関係ないですよ。
かなり遠回りして繋がっているかもですが、白ひげが文通に執着しているのは僕のせいじゃない。
「それで、どうしてここにきたんだハジメ?」
「ちょっと海賊に憧れている少年達に会ってもらいたくて」
「……おいおい。海兵が一般市民を海賊に会わせるって……」
「大丈夫です。プライベートなので」
「ハジメがいいなら、いいんだが…」
…………………………
「ぎゃははははははは!!!!
お前が海賊?なれるわけねぇだろうが!!!!」
「なんだと!!!なってやる!!!!!」
「ムリムリ。ガキは家でミルク飲んでな!!!」
「俺はもう大人だぁ!!!!」
「ほれ、ジュースやるよ」
「ありがとう」
「ほれみろガキじゃねえか!!!!」
「卑怯じゃねえかッ!!!!!!」
みたいなことを毎日毎日、約一週間もやっている。
ここはマキノの仕事場の酒場。
早ければ昼間から夜までよくもまぁ浴びるほどに酒を飲む。
そんなザルな人達に対応が大変だろうとハジメはマキノの手伝いをしている。もちろんエースとサボ、ロビンも巻き込んで。ルフィにやらせたら食器が何十枚も割れるので赤髪に献上したら毎日こんな感じで遊ばれている。
「ふふふ。楽しそうね」
「くそ!ルフィだけ楽しやがって!!」
「なら混ざります?シャンクスさんには「とても弄りがいのあるエースです」って紹介しますよ」
「すみません。ここでお願いします」
「勝てないって分かってるのによくやるよエースは……」
「お酒追加よ。あと料理も」
マキノは料理。ハジメはその補助。
エースとサボは皿洗いで、ロビンはウェイター。
でもいま現在もロビンは能面をつけてますので、注文するときや品物が届くときは誰もがビクッと驚く。
あれは子供と大人という次元ではない。
もうただ単に怖い。それはもう怖い。
「ねぇ、ニコルさん。それ外さない」
「外さないわ。この子達のいる前では絶対に」
「本当になんの嫌がらせなんだよ!!!!!」
「五月蝿いわよ。どうしてもみたいなら早く私に一撃くわえてみせなさい」
「いやいや、速すぎて追い付けないし…」
「大人げないんだよ!!!」
ぶーぶーと文句をいうがロビンは聞いていない。
各地に散らばっている分身体は自分の正体を極力知らせないようにしている。
ロビンの能力「ハナハナの実」は
そしてそのロビンは海賊の中将でニコルと名前を変えている。戦闘の時は使っているが周りに見えないスピードと死角を駆使して海軍にバレないようにやってきた。
顔?ツインテールでバレてません。
とにかくそこまでしているのに分身体でニコルが「能力者」だとバレたくない。いまニコルは普通の人としてやっているのだから。
海楼石や海は??
常にハジメの側にいるので、その体の周りに一時停止の膜みたいなものが張られていて、その2つで力が抜けるようなことにはならない。ということになっているようだ。
ようだ。というのはハジメがしたわけではなくいつの間にかなっていたみたいなこと。突然にロビンに「私も海の力が効かなくなった」と言われたのだ。マジでビックリした。
副産物?というのか、特にハジメとずっと一緒にいるとそうなるらしい。オックスもその一人。能力者ではないけど一度だけ能力者からの攻撃が
つまりはハジメと長時間一緒にいるだけで一時停止の簡易版が付与される。もちろんその事実はロビンとオックスだけ。一番信頼の出来る二人だからこそ付与された能力である。
と、かなり便利だと思われるがそれはロビンやオックス、ハジメでさえ「あっ、そんなもんあったんだ」程度。別になくてもそんなに困らないというちょっと抜けた考えだからこそ重要な秘密なのに秘密って感じではないほうがバレないのかもしれない。
「大人げない?大人だから当たり前よ」
「ま、マキノッ!!!!」
「い、いや…私どうしてもニコルさんに逆らうというか口答えというか……なんか言えないのよ」
「く、くそ……鬼ッ!!悪魔ッ!!!!」
するとロビンが怒るかと思ったが意外にハジメが怒ったようで結構マジな拳骨をエースの頭に喰らわせた。
「グガッッ!!!!ツウゥゥゥゥ…………
な、なにしや」
「女性に悪魔っていったか小僧」
その表情、きっと今まで生きていた中でも最もキレていたとハジメも自覚していた。そして
殺気と僅かに漏れ出た覇気がエースやサボ、マキノやロビン、店全体に広がっている。気絶するほどはない、ハジメが抑えているから。でも恐怖が全身に包まれている感覚がある。
「悪魔?おい、それがどれだけ傷つけるのか分かってるのか?」
「…ァ……ァァ……」
「いいか、よく覚えとけ。たった一言で人の人生を大きく狂わせることがあるってことをな」
さらに吹き出そうとする殺気と覇気。
しかしそれは近づいていたシャンクスが止めた。
「もう止めとけハジメ。
十分に理解したはずだ」
「…分かりました」
(覇王色の覇気……持ってると思っていたが……)
落ち着いたハジメ。
張り詰めた緊張がなくなり一番影響を受けたエースはそのまま気絶。サボとマキノは冷や汗をかいていたが無事であった。
「お、お兄ちゃん……」
「ゴメン。我慢出来なくて」
「ううん。ありがとう」
少し嬉しそうなロビンだが能面を被っていたので分からない。でも声はそんな声に聞こえた。
「そんな顔して怒るとき怒るんだな」
「それ差別ですよ」
「悪い悪い。
しかしここは面白い。まさか
その後、エースは意識を取り戻し真っ直ぐにロビンの元へ行き「ごめんなさいッ!!!!」と土下座をしたようだ。
その後訓練メニューが増えたのはいうまでもない。