好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
ジェルマ66にあんな大口を叩いたが僕はなにもしない。
いや、だって正直ジャッジを手懐けるのは骨がおれる。ロビンの「お話し」があれば大丈夫だろうがそこまでして言うことを聞かせるつもりもない。
なのでやることはない。
まぁ手助けとして助言やたまにロビン(分身)を派遣させるぐらいはしてもいいけど。それでも極力関わりたくない。あそこにいったのは原作でサンジの扱いが酷かったからむしゃくしゃしてやっただけ。後悔はしてない!!
さて、来年から本当に忙しくなる。
この一年でモーガンを出来るだけ「ハジメ」に近づけないといけない。
それにまだやることがある気がするのだが、どうしてもそれが思い出せないでいる。
思い出せないのなら大したことではないかもしれない。
それよりこの一年でやりたいことをやってほうがいいかもしれないなー。じゃないとあとは本編の改竄で忙しくなるし。
それに会っておきたい人にも会いに行こうかな。
「それじゃいこうか」
「まてまてまてッ!!!!
理由も無しに引っ張るなッ!!!!こっちはお前の書類をやってるんだぞ!!!!」
「大丈夫です。グザンがいます」
「怖いもんなしかッ!!!!同じ大将だろうが!!!」
「怖い?クズなクザンが怖いってどういうことですか?」
「………もう、いい。とにかく引っ張るな……」
何かを諦めたモーガン。うん、素直でよろしい。
「で、どこに行くんだ?」
「とにかく会いたい人に会いにいくって感じですかねー
来年からからは色々忙しいですし。モーガンさんにも付いてもらうのは来年に向けて僕をより良く知ってもらうためです」
「来年か……マジでやるんだな……」
「すぐに影武者はしませんよ。それでももしかしたら1日ぐらいはお願いするかもですので」
まったく予想が出来ていない。
来年はやることが多過ぎてどれから手をつければ自分の思い描くストーリーになるのか分からない。
だからこそこの色んな準備が必要となる。
といっても僕の体が自由に動かせればある程度はうまくいくだろうと考えているので、そのためのモーガンを鍛えるしかないわけである。
「で、最初はどこからだ?」
…………………………
「お久しぶりです」
「来たかハジメ」
「最初がヤバすぎるんだよッ!!!!」
安定のツッコミに誰もがなんか戻ってきたなーと感じる今日この頃。白ひげ海賊団の人達は相変わらずハジメに対しての順応が早い。初めて見るモーガンのツッコミさえ受け入れる懐の深さたるや。流石です。
「聞いたぞ。海軍止めて賞金稼ぎをやる気だってな。
そんなのになるぐらいなら家に正式に入りやがれ」
「ですからもし入るなら決めている所があるので」
「ったく、オヤジが勧誘なんざしねえってのに。
相変わらず掴み所がねぇよい」
「それでも家族として受け入れてくれるだけで感謝してますよ」
その言葉に白ひげ海賊団はちょっと照れくさそうにする。普段から家族、家族と言っているのにどうしてハジメがいうとちょっと嬉しそうにするのだろうか?
「で、今日はどんな用件だ??」
「いや、しばらくこうして会いに来るもの難しくなりそうなので。
もしかしたら数十年は無理かも」
「………そうか。まぁ文通があるからな」
「そこはでんでん虫じゃないところが白ひげさんらしいところですね」
白ひげ=文通ともうこの世界では当たり前。
ハジメが知っている限り大物は大抵白ひげと文通している。ある意味白ひげに情報を聞こうとすれば世界中の重要な情報が手にはいるといっていい。
そうだ。と何かを思い出したハジメはマルコさんと白ひげさん二人だけ呼んで
「そうです。久しぶりに予言していいですか?」
「いやいや、前のやつもまだ起きてねぇのにか?」
「あれは最悪、この船から死人さえでなければいいので。とにかく悪魔の実が手に入ったら気を付けてくださいね」
「その前にこの船に誰か乗るんじゃねえのか?」
「そうなんですよ。いま鍛えあげてますので」
「…………お前がか??」
「いいえ。ニコルが」
「………………」
「………………」
「………………」
「…………廃人にならないようにな」
「…………無事に送り届けろよ」
「ニコルにちょっと失礼じゃないですか?」
真の姿を知らないとはいえ、なんとなくロビンがヤバいやつだと直感が教えてくれているようだ。
そのロビンがこの白ひげ海賊団に入るというのに、入る前にヤバい奴にならないように祈る二人だった。
「そういえばニコルはいねえのかよい」
「あの娘、ハジメから離れると発狂しそうなのにな」
「いますよ。ここに」
ハジメが指を指す方向は胸のポケット。
何がと思っていると、ひょっこりと顔が出てきたのだ。
その胸のポケットから見覚えのある顔が。
「本体はちょっと集中しないといけない状態だから」
「「………………………」」
「聞いているのかしら?」
「…………もう、なんでもありだな…………」
そう思ってしまうのは仕方ない。
だって親指サイズのロビンが胸のポケットから顔を出したのだ。非常識にもほどがある。
これはロビンがナノサイズの能力を使えると分かってから、もしかしたら小さいロビンもいけるんじゃないかと頑張って発現させたのだ。
出来たのはいい。小さいから使い勝手もいい。
良すぎてロビンはいまハジメが出会いに向かうだろう人物の元へ先回りしているだ。
小さいから能力もそんなに使わないが、沢山の分身を操るとなると精神統一しないと難しい。
なので今回はこの小ロビンがハジメに付き添っている。
「おいおい。そんな小さくて大丈夫なのかよい?」
「小さくても実力は変わらないわ。試してみる?」
「………いや、遠慮しておくよい……」
そう、と不適に笑いポケットに潜り込んだ。
会話が終わったからと思ったがどうやらずっと三人でひそひそと話しているのが気に入らなかったのか、横やりをしてくるバカが近づいてきたからのようだ。
「おいおい、三人で話さずに俺達とも」
「てめぇはお呼びじゃねえんだよ。帰れ」
「相変わらず俺にはキツいな。仲良くしようぜ」
「なら死んだほうがましだ。ってかてめぇを殺すぞ」
相変わらずティーチを見るだけで暴言が出てくる。
家族であるティーチに「殺す」なんて言ったら普通は白ひげが黙ってないが、あのハジメが理由もなく毛嫌いするとは思えないと考えている白ひげはとにかくそんなティーチを警戒だけすればいいとハジメの発言には口を出していない。
ちなみに周りからはハジメとティーチが喧嘩しているが、実は仲良しなんじゃないかと噂が流れているようだ。もちろんハジメの耳に入れないようにはしてます。
「その辺にしとけハジメ。
とにかく今日は飲んでいくんだろう?」
「はい。せっかくですし」
「野郎共ッ!!!!宴の準備をしやがれッ!!!!」
「「「もうできてますッ!!!!!!」」」
…………………………
「………で、正直なところどうなんだ?」
「………気づきますよね……」
散々騒ぎまくり、1日とは言わず三日間ぶっ続けで宴が続いた。流石に白ひげ海賊団とはいっても三日間は堪えるようで白ひげを残して息子たちはダウン。付いてきたモーガンもダウン。今回のロビンは影に隠れると徹しているのでカウントせずにとなると残るはハジメだけ。
「不安…ですかね……もうやると決めてますが、やっているんですが……どうも…大丈夫なのかと…」
「なにがだ?」
「………すみません。話せません。
それは僕がこの世に
「それはまだやり直せるとなんとなく思っていたかもしれません。でも……もう少しで本格的に入ってしまいます。一度入ったら多分何が起きても止まれないです」
「それがどんな幸福でも絶望でも。きっと何もかもこの世界には起きた出来事の原因は……きっと僕になると思います」
「背負う覚悟はあります。ただ不安なのは…それがその人たちが本当に望んでいることなのか……と……」
その言葉に白ひげは何も答えなかった。
何かを背負っているとは思っていたがまさか世界に強い影響を、それに伴う原因全てを背負うなんて……
正直どんなものか理解なんて出来ない。
だからこそ、いまはこうして隣で飲むしか出来なかった。
でもたった一言だけ。
「お前ならやれる。俺の息子だからな」
「ッッ!!!??
………ありがとう、ございます……」
それだけで何が変わるとは思わない。
だけど少しだけでもハジメの心が救われたらと思いながらその酒を一気に飲み干した。