好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

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女心、1人でも3人でも分からない。

「ロビン。ロビンに特別任務を与えます」

「なにかしら」

 

 

船内の船長室。船長といっても全くやる気のないハジメなので船長の代わりはオックスかモーガンがしている。緊急事態じゃないと基本ハジメはなにもしない。

というかモーガンがさせてくれない。余計なことが増えると失礼なことを言っていた。

 

それはともかく船長室を能力で密室にして話しているのだが、その内容とは

 

 

「革命軍に潜…」

「イヤ、絶対にイヤ」

 

 

即断られた。

まぁ、分かっていた。この子ならそう言うことなんて分かっていた。

 

 

「ロビン。革命軍はロビンを探している。

そして僕についても探っているみたいなんだ。

僕が直接会うのは立場としても不味い、でもニコルではなくロビンなら」

 

「イヤ、絶対にイヤ」

 

 

この子…全然話を聞いていない!

 

 

「あのね、僕の為に行ってほしいだけど……」

「いくらお兄ちゃんの頼みでもイヤ」

 

「でも調べてくれないと…のちに痛い目にあうかも」

「私がお兄ちゃんを守るから大丈夫」

 

 

めっちゃカッコいいこというね!!!

でもそれ任務を断るところで使わないで!

 

 

「これ大将参謀である僕が中将のニコルに、いや、ニコ・ロビンに命令しているの」

 

「別に海軍じゃなくてもお兄ちゃんの傍にいれる術を身に付けたからやめても大丈夫」

 

 

全然大丈夫じゃないよそれ!!!

前のストーカーみたいなことを言ってるよこの子ッ!!!

大人しく、大人らしくなったと思っていたら…変わってないのね……

 

 

「じゃロビンのお兄ちゃんである僕が一生のお願いだとしても」

 

「だとしてもイヤ。代わりにお兄ちゃんと一生一緒にいる」

 

 

上手くないよッ!!

もう全く引いてくれない。

いつもならこの手口?で言うことを聞いてくれるのに、今日に限って、この案件に関しては全くダメである。

 

 

「……なんでダメなの?」

 

 

先に観念したハジメがロビンに理由を聞く。

すると真っ直ぐ扉を指差す。いやその扉の向こう、ガラス窓の向こうに映る景色が物語っていた。

 

コノミ諸島。

今回の目的地で、もう目の前まで来ていた。

しかしそのコノミ諸島は……変わってしまっていた。

大きな看板、それはある人を応援している。

コノミ諸島全体でその人を応援して、海軍からも絶大な後押しをされており、本編ではありえないほど大きな建物やリゾートが出来上がっていた。

 

もちろんコノミ諸島の名産はミカン。

巨大なミカン畑が広がり、その一角にも看板が設置されている。

 

さて、その看板に映っている人物とは?

 

 

「お兄ちゃんが上陸したら、私、コノミ諸島を消滅させないといけないの」

 

「上陸だけで消滅させるな!!!!

ってか、なんでバスターコールのボタンを持っているのかなああああああああああぁぁぁぁッッ!!!!!!

 

 

あの日のトラウマが無くなったのは嬉しい。本当に良かったと思うよ。

でもね、上陸しただけでバスターコールを押そうとしないのッ!!!!

 

 

「これは保険。あくまでも私一人で消滅させるから心配しないで」

 

「むしろそっちが怖いよッ!!!

もう完全に「悪魔の子」になるから止めてッッ!!!」

 

「お兄ちゃんの為なら悪魔の子でも構わない」

 

「カッコいいセリフみたいに言ってもダメエエエエエエエエエェェェェェッ!!!!」

 

 

直ぐ様バスターコールを取り上げる。

取り上げてもロビンが単身で乗り込めばコノミ諸島は消える。だからこの特別任務に行ってほしいのに!

 

 

「絶対にイヤ。

あのコノミ諸島、絶対にお兄ちゃんを誘惑、いや、今までの中で一番お兄ちゃんをダメにする危険な人がいるはずだから」

 

「おい。それだと元からダメだといっ」

 

「言ってないわ。

でもお兄ちゃんは女関係は危ないの。

ハンコック、マキノ、くいな、などなど……

お兄ちゃんは私のなの!!!だからこれ以上は要らないのッ!!!!」

 

「いや、お兄ちゃんはお兄ちゃんのものだよ……」

 

 

まぁ、確かに女関係に関してなんかハーレムみたいにどんどん好意を持たれているのは分かっている。

でもそれに答える気はないんだけどなー

少なくとも今はない。今は麦わら海賊団のために

 

 

「いまは良くても数年後が危ないからダメ」

「なんで心読んでるのッ!!!??」

 

「妹だから。最近やっと身につけた特技」

「怖い、もうこの妹怖いよ……」

 

 

こんな調子で本当に麦わら海賊団に入るのか?

……最悪、僕が入る……のはダメだよな…

いくら本編に従っていないとはいえ、麦わら海賊団の冒険はあのメンバーだからいいんだ。そこに僕が入ったらダメだよな。

 

………でも、なんか…もう遅いと感じるのは何故?

 

何人かは強くなっているだけだよね?

ロビン以外はマトモで強くなっているだけだよね?

 

なんか不安になってきたところでロビンが

 

 

「いくなら私も行く」

「いや、それは……」

 

「これ以上お兄ちゃんハーレムの人員はいらない」

「作る気ないからね」

 

「天然で出来るお兄ちゃんもカッコいいけど、今回は絶対にダメ」

 

 

なにがカッコいいのか分からないけど。

分からないけど、ここまで拒むなんてな……

でもコノミ諸島にはナミがいるし……

 

 

「ナミ、ノジコ……これは大丈夫…

……やっぱりこのベルメールという女ねぇ……」

 

「心を読むなッ!!!

というか、目がめっちゃ怖いよッ!!!!」

 

 

悪魔というか鬼ッ!!!

完全に殺る気な目をしてるよこの子ッ!!!!

ってかさ、

 

「いや、ベルメールさんはないよ…」

「なに、何を言ってるのお兄ちゃん?

一番警戒するべきは大人の女、それも気が強く子供のためならなんでもする女。だからこそ男との縁が少なく、お兄ちゃんみたいな完璧な人が現れるとコロッとやられる……」

 

「何を分析、というかなんでそんな事が分かるのかなッ!!!??」

 

 

会ったことないよねッ!!!!

なんでそんなことが分かるわけッ!!!女の勘かッ!!

それだけでそこまで分かるものなのかッ!!!

 

 

「そして外堀は完璧に固めてある。

あのコノミ諸島に一歩でも入ればもう終わり。

…お、お兄ちゃんが……誰ともしれ…ない…女に……奪われ…る……」

 

 

……そんな泣かなくても……

そんなこと起きないと言っているのに…

だけどロビンの言っていることも分かる。

どうもナミとノジコはベルメールさんと僕をくっつけようとしている。

 

だからこそのあの看板。

あれだけアピールすれば街の人もその周りの島の人も「ハジメはいい人」となり、あとはベルメールがOKを出せばトントン拍子で話が進む寸法なのだろう。

 

そんな事僕にも分かる。

それでもナミは麦わら海賊団の大切な一員。

欠けるなんてことはありえない。

だから僕も引くことなんて出来ないのだ。

 

なら、どうすればいい?

ロビンが納得してベルメールさん、いや、ナミに会える手段はないのか……

 

 

「お兄ちゃん…そんなの簡単……」

「ナチュラルに読まないの……」

 

 

…………………………

 

 

「初めまして。私は大将参謀ハジメの部下のニコル。

そして()()()()()()()()()()()()()

 

「「「「「「「ええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇッッッ!!!??」」」」」」」

 

 

そうなるよね。僕も混乱中です。

お迎えムードだった、いや、早速デートさせようとしていたナミ、ノジコ、街の皆、そしてバッチリとおめかしをしたベルメールはなんか灰のようになっている。

 

………ごめんね、なんか謝るのおかしいかもだけど、うん、ごめんね。

 

 

「お、お兄さん……」

「な、なんか、ゴメンね……」

 

「どうして…ハジメさん…」

「どうして、だろうね……」

 

 

本当にゴメンッ!!!

怒られても仕方ないよね!

思わせぶり……はしてないけど、いつまで経ってもハッキリしなかったのは悪いよね……

 

二人ともワナワナと体が震えている。

うん、殴られるくらいは覚悟は出来てる。

もっと他のやり方があったはずだ。こんな子供の心を傷つけることはなかったはずだ。

 

 

「……お兄さん……」

「……ハジメさん……」

 

 

近づいてくる二人。

それを止めようとベルメールは一歩踏み出すが、頭に風車をつけたゲンさんに止められた。

一番楽しみしていた二人を裏切ったんだ。

 

意識的に能力を止めて「殴られる」体勢をとった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「愛人でもOKなんですかッッ!!!??」」

 

「……………はい?」

 

 

………えっ、なに?何を言っているの?

周りを見ても誰もが言葉を無くしていた。

そしてそんな訳の分からないことをいう二人は目をキラキラさせて

 

 

「別にお父さんって感じがしないの。

お兄さんはどちらかというと…うん、ベルメールさんの愛人がお似合いだと思うわけなの」

 

「ちょっ、ちょっとナミッ!!!??」

 

「というかもうベルメールさんに結婚は無理よね。

でもこんな男勝りのベルメールを貰ってくれる奇特な人……ハジメさんしかいないと思うわ」

 

「ノジコまで何を言っているのッ!!!??」

 

「いま、僕、ディスられたよね?」

 

 

なんか勝手に盛り上がっている二人を止めようとするベルメール。こっちとしてもベルメールには頑張ってほしい。

 

 

「愛人ならOKよ」

「おい、コラ。何言ってるんだニコル、コラッ!!!」

 

「オックスさん。すぐに全世界に私とお兄さんの婚約発表を」

「止めなさいッ!!!おい、オックスさんも動くなッ!!!!」

 

 

もうー!!カオスッ!!だよッ!!!!

 

 

…………………………

 

 

とにかくロビンとの婚約は止められた。

コノミ諸島の皆様には広がったがそれも他言しないようにしてもらえた。

 

……しかしその代わりに、ベルメールを()()()()ということになってしまった。

 

いや、愛人とかいらないから。

しかしそんなことを言えば今度こそナミやノジコを傷つける。

 

それを考えると……言い出せずにいた。

……情けないな僕は……

 

 

「なんか、悪かったね」

「いいえ。こちらこそ」

 

 

久しぶりに会えた、そして愛人候補にもなれた。

ということでデートしましょうとナミとノジコの最初の目的を言われて、街の人達にも囃し立てられ、ロビンも特別と見送られた。

 

なので見渡しのいい丘へ案内されながら二人で歩いている。

 

 

「この年で独り身だからね。二人の親なんだけど、それでも私には幸せになってほしいって……十分幸せなんだけどね……」

 

「ベルメールさんのことを思ってくれているんですね。いい子達ですね」

 

「当たり前よ。自慢の娘なんだから」

 

 

そんな事を話ながらいると()()()()()()()

本編ではベルメールのお墓があるあの丘に。

 

 

「……無理しなくていいよ」

「何をですか?」

 

「分かってるでしょ。愛人なんて……そんなこと……」

「…………」

 

 

まぁ、普通はダメだろうな。

だけど僕はベルメールがイヤというわけではない。

ただ愛人なんてことが、なんか、嫌なだけだ。

でもそれを僕から言うのは…違う気がする……

 

 

「…上手く、言えませんが……無理…してませんので……」

 

「………このッ!生意気言ってッ!!」

 

 

頭を軽く叩かれた。まあ能力で痛くないけど、でもこれって痛いというか……なんか暖かくなりそうなものだったのかな…と思った。

だって、ベルメールの表情がとても輝いていたから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…やっぱり潰していいかしら?」

「ダメだって言ってるだろうがッ!!!!」

「押さえてくださいニコル中将ッ!!!!」

 

 

必死でニコルを止めるモーガンとオックス。

二人のデートが終わった時には使い古した雑巾のように なっていたという。

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