好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
「おい、ハジメ」
「なんですかモーガンさん」
「マジでニコルと結婚するのか?
まあ、兄妹じゃないのは薄々分かっていたけどよ」
「する気はないですね。
だってストーカーですよ?ストーカーとは結婚しませんので」
「またハッキリと……
…まぁ、お前のことだからどうでもいいが……」
未だにロビンの中ではハジメと
普通ならクソみたいな奴だと感じる。
でもハジメにも言い分はある。
あのころ何故かどこにいても追いかけてくるストーカー。逃げるために海軍に入ったのにその海軍さえも入ってきたのだ。ロビンの為にと変装させて兄妹として海軍にいれたのだが……なぜいまこんなことになっているのか………
……一体どこで、なにを、どう、間違えたのか………
「……で、なんでロビンを革命軍に潜入させたんだ?」
「あれ?僕ニコルをロビンって話しましたか?」
「覚えてねぇーのか……その力を教えたときにハッキリとな」
「失言でしたか。これは気を付けないと」
「それよりてめえのことの方が凄すぎて今まで忘れていたのが本当だけどな……」
「…そんな凄いこと言いましたか?」
「うるせぇ、黙っていろ」
最近、モーガンさんの発言にトゲが多くなってきた。
まぁ、僕の影武者になるのだからそれぐらい上司に向かってハッキリと言わないといけないのでいいですけど。
「でもよ、本当に良かったのか?
革命軍のやつら、ロビンを革命軍に入れるつもりなんだろ。それにハジメのことも探っているようだしな」
「だからですよ。ロビンにはある程度の情報を出してもらうようにしてます。それを条件に革命軍には入らない。あくまでも情報の交換として接してもらうために」
「なるほどな。
ロビンとして革命軍に接触すれば、ロビンは革命軍と繋がりが出来る考える。誰もロビン=ニコルだとはさらに気づかないわけか」
そういえば気にもなってなかったけど、なんでロビンがツインテールしてるだけでバレないのか?モーガンも名前を聞くまでバレなかったんだもんなー。やっぱりクールビューティーなロビンがツインテールなんてあり得ないからなのか??これは世界的な強制力が働いているのか?
…………どうでいいか。あれはもう手遅れだし。
「まぁ、ロビンが帰ってくるまでここに待機ですね」
「仕方ねぇな。でもよ……」
「看板撤去手伝えやコラアアアアアアアアァァァァァ!!!」
「イヤです」
コノミ諸島にあるハジメを称える看板。
それをいま急ピッチで撤去しているのだ。
もうベルメールさんは愛人候補となったのでと前向きに捉えたハジメはゲンさんに撤去の許可を直ぐ様取りこうやってモーガン達にやらせている。
「イヤです。じゃねえよ!!
てめえの看板だろうが!!これが仕事というならパワハラだぞてめえ!!!」
「なんでパワハラという言葉を知っているかは言いとして、僕が直接するのはなんか「照れくさいから」みたいに観られるのが嫌なので」
「乙女かあっ!!!!」
「五月蝿いですね。周りを見てください」
こう文句をいうのはモーガンだけ。
あとの部下たちは黙々と作業をこなしている。
いや、黙々というのは間違いだ。
「ふざけるなッ!!その大将のキメ顔貰っただろうが!!」
「イヤです!この何気ない表情も欲しいんです!!」
「オックスさん!!また向こうで奪い合いの喧嘩が!!」
「止めさせろッ!!それとヴェルゴにこれ以上力ずくを行使するなら俺が相手になるといえ!」
「ああっ!!オックスさん!!!それレアものじゃないですか!!!」
「これはダメだぞ。八咫烏のリーダーとしての特権だ」
「オックスさんが横暴してますよー」
「「「ふざけるなッ」」」「「「帰れぇぇッ!!」」」
「お前らッ!!!!って何処に帰るんだッ!!?」
と、なんか楽しそうにしている。
「楽しそうですよ」
「目がイカれてるのか……」
モーガンは俺がしっかりしないと!!と心の奥から思った。
そして同時にここから抜け出したいとも思った。
「お疲れ様です!!」
「おにぎりと、デザートのミカンゼリー持ってきました!」
「「「うおおおおおっ!!!!!」」」
そこに現れたのはナミとノジコ。二人は両手におにぎりとミカンゼリーの入ったバスケットを持ってやって来てくれたのだ。
そして二人の後ろからもう一人。
おめかしをしてきたベルメールの手にもバスケットがあり
「……はい。これ、食べていいから……」
「ありがとうございます」
「な、ナミとノジコと一緒に作ったついでだからッ!!
そんな感謝されても困るんだよッ!!」
なんか怒られたが、まぁ、嬉しそうな表情しているようなので気にしないことにした。
バスケットを受け取りさっさと帰ろうとするベルメールをナミとノジコが止めて、なにやらこそこそは話し始めた。
「ちょっとベルメールさん!!
なんで帰ろうとしてるの。デート誘わないと!!!」
「無理よナミ!!
だって忙しそうだし……」
「もう!!いつものベルメールさんなら強気で押してるじゃない!それを出せればハジメさんだって」
「イヤよ!!ハジメさんが男勝りの私なんか…」
「まだそんな事言ってるの!!
ベルメールさんはもう愛人候補なんだよ!早く
こそこそしている割にはそれとなく聞こえてくる会話。
まぁ、気にせずにおにぎりを食べることに。
「とにかくベルメールはスタイルはいいんだから、その体を使って…」
「何を言ってるのノジコッ!!?そんなこと出来るわけッ!!!!」
「じゃちゃんとデートに誘わないと!!!
いつここを離れるのか分からないんだよ!!!」
「それは…そうだけど……」
デートかぁ……
ロビンがいない今、そういうことをしたほうがいいのかなー
「ベルメールさん」
「は、はい!!」
「ちょっと行きたい所があるんで一緒にどうですか?」
「え、えぇ!!」
それを聞いたベルメールは真っ赤になり、ナミとノジコはベルメールの代わりに「行きます!!絶対に行きますッ!!」と言ってくれた。
「なら良かったです。
実際は旅行の方がいいんでしょうけどその船の料理は美味しくてですね」
「ふ、船ですか!!」
「ハジメさんナイスチョイス!!!」
「流石お兄さんです!!」
「客船オービット号っていうですけど、行きませんか?」
…………………………
「こ、これは驚いたチャブルね……」
「この数年間、姿を隠していたはずだが……」
革命軍総本部。
そこに突如現れたニコ・ロビン。
これにはイワンコフもドラゴンも驚きを隠せなかった。
「お兄ちゃんから言われなかったら来なかったわ」
「お、お兄ちゃん……なに、あんた、兄妹いたの?」
「えぇ、貴方達が知りたがっている大将参謀ハジメの妹よ」
「「「な、な、なにいいいいいいいいいいぃぃぃぃッッッ!!!??」」」
その言葉に革命軍全土から驚愕の声が上がった。
いくら調べても海軍入隊以降が分からないハジメに対して、こんな所で繋がりのあるものが、それも世界政府から追われているニコ・ロビンの兄なんて驚かないわけがない。
「何を言ってるのヴァナータはッ!!!
そんな信じら」
「オハラ」
「な、なにを…」
「
……今度ばかりは言葉が出なかった。
バスターコールにより滅びたオハラ。
そしてその唯一の生き残り、ニコ・ロビン。
しかしそのロビンからいま、オハラの人達は生きていると……
「そ、それこそ…信じら」
「クローバー博士、お母さん、
いままで気づかなかった。
突然と現れたのは考古学の世界的権威であるクローバー博士。そしてニコ・ロビンの母であるオルビア。
そして元海兵ハグワール・D・サウロ。
オハラを滅びた原因となり、世界政府に消された三人が目の前に現れた。
「「「「「え、え、………ええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇッッッ!!!??」」」」」
隣の島まで聞こえるんじゃないかと思われるほどの大声。何もかもが予想外すぎる。
「な、何なのよこれはッ!!!??」
「……まさか…生きていたとは……」
「なに冷静になってるのドラゴンッ!!!??
これは大事件ナッチャブルよ!!!」
そう世界政府が消したはずのオハラの重要人物が生きている。そして何より
「これ程の人達をあの大将ハジメが助けたッ!!!??
これが知られたら海軍はおろか、世界政府も落ちるわよッッ!!!!!」
そう、それほどのことをやらかしている。
そしてそれを本人は気にしていない。
クザンもこの事は知らない。知っているのはロビンがニコルとして海軍にいることだけ。
……それも大分ヤバいですけどね……
「クローバー博士」
「革命軍総司令官、ドラゴン……」
「空白の100年とは?」
「ッ!!!??…そうか、君もそれを……」
誰もが固唾を飲む。
オハラが滅びた原因である「空白100年」
それをいまドラゴンがクローバー博士に聞いたのだ。
どう答えるのか、誰もが、静かになる。
「……知識とは、すなわち「過去」である」
「………………」
「しかし、今の我々は「過去」と同じぐらい「未来」を大切にしたいのだ」
「……つまり……」
「まだ、早い。「未来」のために「過去」がある。
「過去」を気にするあまり「未来」を失くしては意味がない。
私達は学んだ。一人の男に。
その命消えるその時まで気づかなかった私達を救ってくれたのだ……この命はもう、「過去」ではなく「未来」に繋げるためにあるッ!!!」
その言葉にドラゴンは暫し黙りこんだ。
聞いていた「オハラ」の印象から離れていると。
目的は違えど世界政府に喧嘩を売った「オハラ」
その意思は世界政府、いや、世界そのものに影響を与えるものだった。
例えその命がつきようとも……
しかしいま違う。
その「知識」は「過去」は、「未来」のためにあると。
その未来に自分たちも含まれていると。
遅すぎたかもしれない。しかし今からでも出来ると。
ここにいるクローバー博士、オルビア、サウロはそんな目をしていた。
そしてクローバー博士にドラゴンは
「……私達も、「未来」のために戦っている。
どうか、我々に、協力をしてくれないか?」
その右手を差し出した。
「ちょっ、ちょっとドラゴンッ!!!」
何もかもが突然すぎる事態にいうことしか出来ないイワンコフ。そしてその差し出した右手に対してクローバー博士は
「あぁ、そのつもりだ。
知るべき「知識」を授けよ。その代わり、我々の代わりに世界に「真実」を」
「あぁ、任せろ」
ドラゴンとクローバー博士が手を繋いだ。
ここに海軍、いや、世界政府を脅かす最大の敵が誕生した。そしてそれは誰も知られることなく確実に世界政府を苦しめることになる。
「ということで、私は革命軍には入らない。
あとお兄ちゃんを詮索しないこと。じゃないと私が世界政府より先に潰すわ」
歴史的瞬間かもしれないこの状況に、そんなもの関係と言わんばかりに自分の要求を言ってくるロビンに対してイワンコフはげっそりなりながら……
「…も、もう……わ、分かったチャブルよ…
……好き、勝手にしなさい……」
倒れこむことはなかったが頭は地面につきそうな勢いで下がってしまった。
その日イワンコフは体重が激減したという、あの能力を使わずに超スリムにへと。
すべては、ハジメの思い通り。
巨大すぎる爆弾のおかげでスムーズにロビンの入隊拒否とハジメの詮索拒否が出来た。
何もかも思い通りになっていた。はずだった。
しかし、これがいけなかった。
ハジメは知っていたはずだった。だが忘れていた。
革命軍には自分の影響力が通じていないことに。
だからこそ、接触させるべきではなかった。
例えそれがロビンだとしても。
ハジメに関わった
「あれがニコ・ロビン……
……ふ~ん、色々やってくれてるみたいだけど……
………あの
だから……邪魔なのよ。