好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

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突然の出来事

「ヤバい」

 

「おいおい、いきなりなんだ?」

 

 

同じ転生者と出会って3ヶ月。

ロビンにヤスミを送り、「少しは抑えてよね」と何に対して言われたか分からないが伝言を受け取った。

ベルメールさんとデートをして少しは親しくなったかな?サンジには会えなかったけどまぁどうにかなるか?

 

あとは、なんか気の向くまま、いつも通りに行動したけど1ヶ月で終わった。

 

なんか思ったよりも出来ることがなかった。

というのは後の麦わら海賊団のメンバーは直接関わらなくてもなんとか回避出来るんじゃないかと思ったのだ。

 

と、言ってもチョッパーだけどうにか出来ても、あとのフランキーやブルックは改善するわけにはいかない。悪いけどあのスタイルが今後の海賊団に大きな影響を受けるのだ。ここで僕が関わるわけにはいかない。

 

あっ、ウソップ??

後回しにしても問題かと思うのは酷いかな?

 

 

とにかく、麦わら海賊団はこれで大丈夫なはず。

その周りの人達も直接関わらなくてもなんとか回避できることが多いのだ。

 

なのでハジメは思ったのだ。

自分の性格上間違いなく直接関わらなくてもいいことを関わってしまうと。

 

そうなると本当に予想できないことが起きて対応できないじゃないかと考えた。

 

 

………まぁ、すでに遅いと、ハジメの企みを知っているものがいたらそうツッコむだろう。

 

 

で、いつも通り書類整理をしていたハジメが

 

 

「くそッ!!なんで…こんなに多いんだッ!!!」

 

「板についてきましたねー」

 

「…こいつ、俺よりも出来るッ!!」

 

 

出来るッ!!じゃねえよ!

なに感心しているんだとムカついたのでクザンに書類追加。

ガタガタと文句をいう前にさっさとやれといってやった。

 

 

「…で、なにがヤバいんだ?」

 

「気にしなくていいですよ」

 

「なるに決まってるだろうが。

お前ならやらかす、間違いなくやらかす」

 

「酷い言われようです」

 

「妥当だと思うがな」

 

 

なんですか?ここには助ける人はいないんですか?

それはともかく「ヤバい」というのは、そろそろしっぺ返しが来そうな予感がしたのだ。

 

この世界にきて色々やからしたからなー

何か悪影響的なことが起きてもおかしくはない。

むしろよくここまでマイナス的なことが起きなかった。

 

だからなんかあると感じた。

あと半年もせずにルフィがゴムゴムの実を食べて、シャンクスがルフィに麦わら帽子を預ける。

 

その瞬間から始まるのだ。「ワンピース」の世界が。

それと同時に自分が変えたかった運命がどう影響するのか、プラスかマイナス、なににしろ本編とはまったくかけ離れた物語が始まる。

 

なので、というわけではないが、

始まる前に積み重ねてきた膿が、悪意が、世界の運命をねじ曲げた影響が跳ね返ってくると感じた。

 

 

ただどんな風になるのか分からない。

それこそ予想できない出来事を味わう可能性もある。

 

 

「……僕にも対処出来ないことが起きそうな、予感がしただけですよ」

 

「対処ね……大体全て対処出来ると思ってる時点でおこがましいだがな」

 

「思ってねえよ。バカテメェは」

 

「お前なッ!!いくら同じ階級だからといって、年齢は俺が上なんだぞ、敬えッ!!!!」

 

「なら、それに値することをしたから出直してこいや」

 

(……おれ、こいつ(ハジメ)の影武者なんだよな…嫌だな……)

 

 

1人遠い目しながら黙々と書類を片付けるモーガン。

なんやかんやいってちょっとずつハジメの思考になってきたとはいえ、この理不尽的なことはどうも共感というかものに出来ない。………ようは体が、心が、拒否をしているのだ。

 

まぁ、そんなことを思っても"起きるときは起きる"もの

そしてハジメが恐れていたことは、ハジメが意識したことにより起きたと言っていいほどタイミングよく訪れたのだ。

 

 

「し、失礼しますッ!!!!」

 

「なんだ、そんなに慌てて」

 

「オックスさん?確かジェルマ66の様子を見に行っていたんじゃ」

 

「おい、なんだそれ?そんなこと聞いてねぇぞ!!」

 

「テメェに話すことはねぇよ」

 

「そんなことをしてる場合ではありませんッ!!!!」

 

 

なんかめちゃくちゃ焦っている。

オックスさんとロビン、そしてヴェルゴさん達でジェルマ66の今の様子を見てもらうことにしていたのだ。

 

前回のようにロビンが離れても大丈夫になったので(もちろん条件付き)こうして大将の仕事をすることにしていたのだが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ニコル中将率いる船が、行方不明なんですッ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな事になるなら、ストーカーとして、妹として、大切な人として、傍に、隣にいてくれたらそれだけで良かったと………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この帽子をお前に預ける」

 

 

迎えた「ワンピース」の物語が始まる瞬間。

しかしハジメはそこに立ち合っていたが、心はそこにない雰囲気であった。

 

ニコルが行方不明になって半年。手がかりなし。

八咫烏や月兎にも懸命になって捜索してもらったが見つからなかった。

 

噂ではその時予想できないハリケーンが突如発生したらしい。それも今までのなかで経験のない規模が……

 

その船にはヴェルゴも乗っていた。

その船にはクザンの元部下達もいた。

その船にはロビンが乗っていたのだ。

 

なのに誰も帰ってこない。

ハジメが恐れていた出来事が起きてしまったのだ。

"神隠し"それが世界を変えたハジメの罰となった。

 

 

「俺の大切な帽子だ」

「…………………!!」

 

 

大切。

当たり前にいた。

自分がいなくなっても探してくれた。

それでもそれが当たり前のように感じていた。

 

だって求められていると分かっていたから。

また会えると分かっていたから。

 

 

だけどその大切がいなくなることは考えられなかった。

だからこうして失ったとき何も出来ずにいるのだ。

 

 

「いつかきっと返しに来い。立派な海賊になってな」

 

 

いつか、なんて期待できなかった。

あのロビンがもう半年も帰ってこないのだ。

絶望が、喪失感が、悲しみが、一気にハジメの心を蝕んだ。

 

あの日から何も出来ずにいた。

流石のサカズキもこんなハジメにはいつものように強く言えずにいた。ボルサリーノは冗談が言えずにいた。クザンはただ傍にいることしか出来なかった。センゴクはハジメに休みを与えるしか出来なかった。

 

 

ハジメに関わった人達がハジメを心配してくれた。

しかしその言葉はハジメには届かない。

それでもなんとかこの瞬間だけは思いだし、重たい足を動かして見にきた。

 

 

そして、始まったのだ。

"ハジメが作り出したワンピースの世界が"

"大切なロビンがいない世界が"

 

 

こんなはずではなかった。

望んだ世界、なのにそこにいてほしい人がいない。

たったそれだけでその世界が意味を失くした。

こうして見ているものも普通なら感動すること。

なのにいまはただ見ているだけにすぎなかった。

 

 

「おい、ハジメ」

 

 

すると船に乗り込んだシャンクスが話しかけてきた。

一体なんだと思いシャンクスを見ると、なにか強い意思を感じた。それがどことなく誘っているように感じたハジメは弱々しい足取りでシャンクスの元へ。

 

 

「ニコルのことは聞いている。だがまだ諦めるな」

 

「……気休めはやめてください」

 

「おいおい。一番信じてやらないといけない奴がそんな事でどうする?」

 

 

そんな事を言われても、半年も見つからない状況で何を信じろというのか??

 

 

「こいつはお前の友達である俺からのアドバイスだ」

 

「頼れ。お前は1人で抱えすぎている」

 

「あと、もう少し人を信じろ。どうも自分にどうも出来ないものを拒む癖があるぞ」

 

「こんな世界だ。何が起きてもおかしくはない。」

 

「だが、世界はそこまで残酷でもないはずだ」

 

「だから頼れ。人だろうがなんだろうが()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

………と、その言葉がちゃんと心に響いたのはシャンクスの船が見えなくなりその港に誰もいなくなった後だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャボンディ諸島。

 

 

「本気かハジメ?」

 

「はい。しばらくの間お願いします」

 

「と、いっても私に出来ることは少ないだろうね」

 

「それでもいいです。あとこれを白ひげさんに」

 

 

レイリーに渡したのは沢山の手紙。

そしてその一つ一つに相手先の名前があり、ある日付が書かれていた。

 

 

「自分で渡さないのかい?」

 

「家族ですから…あまり心配をかけたくないといいますか……」

 

「……そうか。ハジメがそういうなら……」

 

 

手紙が渡したハジメはシャボンディ諸島を出た。

もうハジメの周りには誰もいない。

 

ロビンもオックスもモーガンもヴェルゴも八咫烏も月兎も。

サカズキもボルサリーノもクザンもセンゴクも。

白ひげもレイリーもハンコックも。

 

色んな人に出会い、変化を起こしてきた。

そしてそのツケがこうしてハジメを追い詰めた。

 

そしてその日、

 

 

 

 

 

"ハジメ"の時は止まってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10年後……

 

「……な、なんだろう……これ…」

 

「棺桶だろ」

 

「それは分かりますが……流れ着いたのでしょうか?」

 

「そうじゃねえのか、知らねぇけど」

 

 

とある島。とある海岸。

そこにはついさっきある海賊からもらった小舟に乗り島を出ようとした二人の少年がいた。

 

次の島へ向かおうと思ったが海賊が不審なことを言っていたのだ。

 

 

「海岸にうち上がった"アレ"には関わるな。呪われる」

 

 

そんな言葉を聞いたコビーは震え上がり、ルフィは面白そうだとコビーを引きずって海岸へと向かったのだ。

そこはルフィが入っていた海岸の場所から少し離れた小さな海岸。

 

そこに真っ黒な棺桶があったのだ。

()()()()()()()()()()()()がそこにあった。

 

 

「なにが入ってるんだろうな~!」

 

「あ、開けるんですかッ!!!??

中には死体しかありませんよッ!!!!」

 

「んなもん分からねえだろう。もしかしたらすっげぇお宝が入ってたりするかもしれねぇだろう!!!」

 

「棺桶ですよッ!!そんなもの入ってるわけ……」

 

 

しかしルフィはコビーの話も聞かずにその足を空へ上げた。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

「ゴムゴムの……斧ッ!!!!」

 

 

悪魔の実を食べた、全身ゴム人間、モンキー・D・ルフィ。

そんな悪魔の能力が放った一撃。だが

 

 

「こ、壊れないッ!!?」

 

「なんだこの棺桶ッ!!めっちゃ硬ぇ!!」

 

 

壊れない、いや傷も入らない棺桶。

一体その中身は何が入っているのか……

 

 

時は、十年前。

ある大将参謀が己の望む未来のために世界中を()()()()()()()()()()()()()()()()

 

そして現在、その変えた未来がハッキリと分かる時代を迎えた。

 

 

ここから再び始まる。

"ワンピース"という世界を思うがままに変え、己の理想を、願いを、全てを手にしようとする。

 

ある意味海賊王よりも難しい夢に向けて時代は走り出す。

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