好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
3人兄妹
「ついた!!海軍基地の町ッ!!」
「はい!!ついに!!」
そこはルフィとコビーで出会って近くにある海軍基地。
そこでコビーは海軍に保護、いや海軍に入るためにここにきた。
ルフィは仲間を増やすために、そして
「お前すげぇーなコビー」
「えっ?」
「ちゃんと目的地に着いたよ」
「当たり前ですよ!海に出るもの最低限の能力です」
「ルフィさんだって毎度漂流してちゃ海賊になんてなれませんよ。
せめて航海士を仲間にするとか」
「ああそうする!!飯食おう」
コビーに着いてこないと再び遭難する恐れがあったため。
と、そんなの建前でなんとなくコビーと一緒にいたいと思ったのが一番だったりする。
そして小舟の後ろには
「その前にですねルフィさん」
「なんだよ。腹へったんだ飯食おう!」
「それは分かりますが……アレ、そのままですか?」
「だって壊れねぇからな」
コビーが指差したのは小舟の後ろにロープで繋いである棺桶。そうあの棺桶を後ろに繋いで運んできたのだ。
「いやいや!!絶対に怪しいですよ!!!
海に濡れても棺桶に水滴すら付かないなんてあり得ません!!」
「そうなのか?」
「そうなんです!間違いなくあの棺桶呪われてますよ!!」
「じゃやっぱりとんでもないお宝があるかもなッ!!」
目をキラキラさせるルフィ。
それを見たコビーはガックリとした。
あのあと、ルフィが繰り出す
なら持っていこうと嫌がっているコビーを無視してここまで運んできたのだ。
「この先のルフィさんが心配です……」
「なんとかなるって!!!」
と楽天的に笑うルフィに苦笑いをするコビー。
すると突然、爆発音が鳴り響いた。
「な、なんですか!!!??」
驚くコビーと、冷静に爆発音がする方向を見るルフィ。
するとこの町の海軍基地からだというのが分かった。
加えて粉塵が立ち上ぼり爆発の衝撃の頻度が分かった。
「一体なんでしょうか…」
「さぁな。でも
「奴ら?それにいるなってどういう……」
するとさっきまで普通の賑わいだった町から、建物から多くの人が出て来てなにやら騒ぎ始めた。
さすがにあの爆発音だ。誰もがビックリして出てきたかと思ったのだが
「始まったぞぉー!!!」
「おっしゃー!!!俺はバンダナ男にかけるぜ!!!!」
「なら俺は短髪嬢ちゃんに!!!」
なにやら賭けごとが始まったようだ。それもさっきの爆発音が関係しているよう。
気になったコビーは恐る恐ると1人の男性に話しかけた。
「あ、あのー何が始まったんですか?」
「おっ、見かけねぇ顔だな。ここには初めてかい?」
「は、はい。いまさっきついたばかりで」
「そうかい。これはこの町の名物でね。痴話喧嘩でどっちが勝つか賭けてるんだ」
「ち、痴話喧嘩?」
なんのことだが分からないが町の人達はゾロゾロと増え出していき、みんなで海軍基地に向けて歩きだした。
コビーはルフィの元へ戻るといつの間にか骨付き肉を買っていたようでムシャムシャと食べていた。
「どうしましょうかルフィさん。
どうやら町の人達は海軍基地で起こっている痴話喧嘩を見に行っているみたいですよ。それも賭け事として」
「痴話喧嘩?なんだそれ?
普通の喧嘩じゃねえのか?」
「えーと痴話喧嘩とはですね……」
「まぁいっか。見に行こう!」
「い、いくんですか!!?」
「そこにいる奴らは強ぇからな!!出来るなら仲間にしてぇな!」
ちょっとルフィさん!!と制止を促すコビーを無視して海軍基地に向かうルフィだった。
…………………………
「いいぞーやれッ!!!」
「そこだ、負けるなッ!!!」
海軍基地の敷地内。
そこに入らずにそこから内部が見えるところに町の人達は集まっていた。
その人達の先には海兵が日々のトレーニングで使うグランドがありどうやらそこでさっき言っていた痴話喧嘩があっているようだ。
「凄い熱気ですねー」
「そうだなー」
呆気にとられるコビーとなんかワクワクしているルフィ。
人混みを掻き分けながら二人は様子が見れる位置まで向かってみると
「鬼、切りッ!!!」
「虎、狩りッ!!!」
双方が技を繰り出し互いの衝撃や力が均一し根比べの状態になっていた。
「あら、パワーだけの割に私の技を受けるしか出来ないのかしら?」
「あぁッ!!?テメェこそちょこまかとしやがって…剣士なら真っ正面から来やがれッ!!!!」
二人は一気に距離を取ったあと、
「残念でした。私は"柔剣士"よ。ゾロの"剛剣士"と一緒にしないで」
「勝手に名前をつけんなッ!!!!」
少女の名前に不満だったのだろう我慢しきれなくなったゾロという少年が仕掛ける。
「だいたい、くいなッ!!
俺とお前の剣術は変わらねぇだろえがッ!!」
「そうかしら。ゾロは力タイプ。
私は女であることを受け入れてその分男で難しいしなやかさを重視した"柔"を使ってる。ほら違うでしょう?」
ゾロの繰り出す3刀流をその身のこなしだけで避けていき、危ないと感じた攻撃だけ左手の短刀でいなし、カウンターを仕掛ける際に右手の長刀で切りかかる。
「勝手に路線変更したのはてめえだろうがッ!!」
「何がいけないのよ。別に剣士であることを諦めたわけじゃない。方向性を変えたただけよ」
「それが……気に食わねぇんだよッ!!!!」
「だから……しつこいのよッ!!!!」
つばぜり合いをしながらお互いにらみ合う。
そんなことをしていると二人ともニヤッと笑い再びお互い距離を取る。
「やっぱり……これで決めるしかないようね」
「みたいだな。後悔…するなよなッ!!」
するとゾロとくいなはそれぞれ次の一撃で決めるための構えを行う。
「"三刀流"…」
「"二刀流"…」
ゾロの背後からまるで牛が怒り迫り来るような……
くいなの背後からは大蜂が狙いを定めているような……
「"
「"
瞬間、刹那、二人の姿が消え、二人のいた中心に激しい衝撃が走る。
「"
「"
誰もが目に映った時は互いがすれ違ったあとだった。
そして………
「……あ~あぁ、私の負けかぁ」
ゾロの一撃がくいなの肩を掠め切っていた。
そして振り返ったゾロには刀傷はない。
「……いや、俺の負けだ」
ゾロの体には傷はない。
しかし体よりも大切な剣が、時間を忘れていたかのように割れ落ちた。
「くそッ!!
……くいな、なにしやがった……」
「うん?まず長刀の一撃でしょう。そのあとに控えていた短刀で突きによる10連撃」
「なっ!!!??
………見破れなかった時点で俺の負けかッ!!」
「そんなことないよ。私は小細工しか出来なかった。
でもゾロは正面からでしょう。ゾロの勝ちよ」
しかしそれでは納得いかなかったのか「いや、俺の」「いや、私の」と言い合いが始まった。せっかく決着がついたというのに……
すると見学していた町の人達は
「また始まったよ痴話喧嘩ー」
「こっちは賭けねぇぞ!」
「まったく犬も喰わねぇよ、そんな甘いやつはな」
とヤジを入れながら笑って帰っていった。
そんなヤジを入れられたことさえ気づかずにまだ言い合いをしている二人を見ていたコビーは
「な、なんだったんですかね…」
正直戸惑っていた。
物凄いものをみたのだがいまの様子をみると力が抜ける感じがして、どうすればいいか分からなくなる。
すると黙っていたルフィが一歩二歩と歩きだし二人の元へ。
「ちょっと、ルフィさん!!?」
コビーの言葉も聞こえず二人の近くによると流石に気づいたようで
「あっ?なんだテメェは?」
「見たことない人だね。旅のひと?」
一方は好戦的。一方は非好戦的。
しかしそんなことルフィには関係なく己が思った事だけをいい放つ。
「いいなお前らッ!!!よし、お前ら二人とも俺と海賊をしようッ!!!!」
「「はっ?」」
そんな気がしていたコビーはただ頭を抱えるしかなかった……
…………………………
「なるほどね。海賊王かぁ……」
「なんで普通に話を聞いてるんだよ……」
いきなりのことで分からないとくいなが言ってきたのでコビーを呼んでキチンと経緯を話す。
「いいじゃない。この島じゃゾロと稽古ぐらいしかやらせてくれないんだから」
「それはそうだが……」
「お二人は海兵さんですか?その割りに服装が……」
「違う違う。私達雇われてるの。
海賊狩りでね、結構有名なんだよ。知らないかなー"海賊狩り兄妹、ゾロ・くいな"って」
「っんなことを自分で言うなッ!!!!」
恥ずかしかったのだろう、そっぽを向くゾロ。
そんな姿をみてクスクスと笑うくいな。
「兄妹なんですか?」
「違うわ。兄妹のように一緒にいるけどね。
それにもう1人"弟"みたいな子もいるのよ」
「弟?」
すると海軍基地の扉が勢いよく開き、中から1人の海兵がこちらに向かって歩いてきた。
「お前らああああああぁぁぁ!!いい加減にしやがれええええええええぇぇぇ!!!!」
「あれがここの海軍基地の司令官で大佐で弟の"ヘルメット"よ」
「"ヘルメッポ"だアアアッ!!!」