好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
「あ、あり得ねぇ……」
「まだ言ってるのヘルメッポは」
「なんで俺の軍艦で次の島までコイツらを送らないと行けないんだッ!!!」
「いいじゃない。海賊っていってもまだ1人の駆け出し。それにハジメお兄さんの知り合いなんだからそれぐらい融通しても」
ルフィ達は次の島オルガン諸島へ。
その諸島への航海をヘルメッポ大佐が所有している軍艦により送ってもらっている。
「……くそ、色々思い出してきたが……確かに"ハジメ"はめちゃくちゃなやつだったよ!!
というか麦わらッ!!俺達は一緒に修業した仲だったじゃねえかよ!!」
「……うーん……忘れたっ!」
「忘れんなよッ!!あの師匠に挑んで一撃を食らわせたヘルメッポだッ!!」
「……あったかな~」
「…………………超まぐれで、運良く、師匠に一撃を食らわせたら、思ったより強くかったらしくて……」
「ああっ!!師匠に関節技で折れる寸前で反省するまでずっと拘束されて泣き出していた泣き虫ヘルメッポかッ!!!!」
「そうだよッ!!!!なんでそれで思い出すんだよッ!!チキショーッ!!!」
一時期とはいえ同じ師匠の元で修業をしていたルフィとヘルメッポ。それを聞いていたゾロとくいなは
「お前…ルフィと同じ師匠に教わっていたのにその実力かよ…」
「これはダメだね。やっぱりお父さんに稽古し直してもらおうか」
「ふざけんなッ!!あの人が一番コエんだよッ!!
ニコニコしながらしごいてくるあの異常者ッ!!ハジメと同じぐらいになっ!」
「失礼な。まだお父さんはハジメお兄さんの域には達してないわよ」
「達しなくていいんだよッ!!!」
さっきからずっとこんな調子で全く話に入れないコビーはずっと水平線を眺めることしか出来なかった……
…………………………
「ほらついたぞ麦わら。さっさと行きやがれ」
「よっ、と。ありがとうなー!」
オルガン諸島についたルフィは軍艦から飛び降りてヘルメッポに感謝を告げた。
「いいか!!今度見つけたら俺はお前を捕まえるからな!」
「ニッシシシ!!ならもっと強くなれよなヘルメッポ」
「うるせぇー!さっさといけッ!!」
照れ隠しかさっさと船内に戻っていくヘルメッポ。
「ごめんねルフィ。いい子なんだけど…」
「いいよ。よく知ってるし」
「しかし世界は狭いもんだな。ハジメだけじゃなくヘルメッポと知り合いなんてな……」
「狭いというか、ハジメがすげぇんだ。
よくニコルから話を聞いていたんだ」
『お兄ちゃんはいつかこの世界を塗り替えるわ。いえ、もう塗り替え始めてるわ』
『いや、塗り替えって…ハジメは大将参謀なんだろ。海賊でも革命軍でもないのにか?』
『お兄ちゃんをそんな枠で押さえられるわけがないわ。そうねあえていうなら……』
「……なんだったけ?」
「ちょっとルフィー」
「肝心な所を……」
「わりぃわりぃ!!」
すると今度はコビーの方をみて
「ここまでありがとうな!!」
「こちらこそありがとうございますルフィさんッ!!」
「おう!!頑張れよコビー!!」
「は、はい!!ありが」
「ヘルメッポ大佐ッ!!!大変ですッ!!」
タイミングよく見回りに言ったいた海兵が慌てた様子で帰って来た。
「この町に、海賊が、"道化のバギー"がオレンジ町を侵略しておりますッ!!」
「なっ!!!??なんでこんなところでッ!!
クソッが!!一班は引き続き偵察、二班は住民の安全確保、三班と海賊狩り兄妹は俺と一緒にバギーの所に向かうッ!!」
「「「「はっ!!!」」」」
「おおっ!!なんかヘルメッポみたいじゃねえな~」
「こういう時は頼りになるのよー」
「あとは実力だな」
「うるさいぞお前らッ!!」
そんなことを言いつつ軍艦から降りてくる三人。
コビーはどうしようかとオロオロしていると
「おい、新人ッ!!ボサッとしないでいくぞ!!!」
「い、いいんですか!!!」
「海軍なら市民を助けるだろうが!!急げぇ!!」
「はいッ!!」と元気よく返事したコビーは軍艦から降りてきた。そんな様子をみて一安心したルフィは
「手伝おうか?」
「バカいえ!海軍が海賊の手を借りるか」
「そっか。じゃ頑張れよ」
そうやってルフィを残しヘルメッポ達はバギーを討伐に向かったのだった。
しかし、ルフィがこれで大人しく引き下がるわけもなくこっそりと後をつけることにしたのだった。
…………………………
「なんだこの犬?」
「ワン!!」
適当にぶらつくルフィはある店の前にいた犬を見つけた。
その犬は傷ついており、しかしルフィが近づいても一歩もそこから動かず、まるでその店を守っているかのように見えた。
そして、それはルフィにも伝わったのか
「……この店、守ってるのか?」
「ワン!!」
「そっか。大切なんだな」
「ワン!!」
意思の疎通が出来ているように見える。
しかし回りからしたらたまたま吠えたしか見えないのだろう。
ルフィはその犬が気に入ったのか隣に座って、軍艦から貰っていた肉を食らいつく。そしてその肉の一部をその犬に渡す。
「食っておけよ。ここで暴れているやつらからこの店守るならな」
「ワン!!」
そう吠えてガツガツと食べる犬にルフィも一緒になって肉を食べだす。するとそんな様子を遠くから見ていたのか棒切れを持っていた老人がそれを捨ててルフィに近づく。
「こいつは驚いた……シュシュがこんなにも懐くなんて……」
「シュシュ?この犬か」
「あぁ。この店はシュシュのご主人の店だ。
昔失くなってな、それからシュシュがこの店を守っている」
「偉いんだなシュシュは」
気が向いたのか、あのルフィがまた肉を千切ってシュシュに分け与えた。
「あまり肉をやるなよ。食べすぎは良くないんだ」
「?? 肉だぞ。元気が出るじゃねえかよ」
「それを人間に当てはめたらいかん。食べすぎは毒になるんじゃよ」
「へぇーー」
あまり関心がないのかあとは黙々と肉を食べ進めるルフィ。それをみた村長はなんとなく悪いやつではないと悟り
「いまこの町はある海賊に支配されとる」
「みたいだな」
「戦おうとしたが……この年じゃ。
それに相手は強すぎて儂らじゃ……」
「心配いらねえよ。いま海軍が戦っているしな」
その言葉に村長はルフィの両肩を掴んで
「それは本当かぁッ!!」
「一緒に来たからな。ヘルメッポは心配だけど、ゾロとくいながいるし大丈夫じゃねえかな」
「そ、そうか……」
それを聞いて力が抜けた村長。
どうやらよっぽど悔しい思い、心配をしていたのだろう。ホッとして腰から砕けたかんじになっている。
「見に行ってみるか?俺は戦えねぇけど守ってやるよ」
「…すまぬ」
「気にするな!俺はルフィ!!」
「オレンジ町の村長、ブードルじゃ」
…………………………
「所で気になっていたんじゃが…」
「なんだ?」
「……その棺桶は…一体……」
「盗まれないように持って歩いてる!」
そうルフィの腰にロープ、その先に棺桶が取り付けてある。ルフィが軍艦から降りたときにも棺桶をキチンと下ろしておいたのだ。
「……いや、棺桶は盗まれんと思うが……」
「そうなのか?でももしもがあるからな!!!
前にも俺が大事にしていた肉を師匠に取られて時があって、「大切なものはちゃんと目の届く所に!!」って教えられたんだ」
「まぁ、間違ってはないが……」
それにしても棺桶?と思ったブードルだが口にするのを止めた。人の大切にしているものは色々あるものだと思うことにしたのだ。
「ったく、ゾロやヘルメッポも「棺桶なんて乗せんなッ!!」って怒るしよ!」
「そ、そうか…」
なんか同じ船に乗っていた人達に同情していた。
まず棺桶を持ち物として所持している人なんていない。
そしてそれを大切にしている人なんてみたことがない。
その中身がお宝か、死体か、その認識の違いでここまで大きく差が空くものである。
「しかし軍艦に乗っていたとは、見習いさんか?」
「一緒に乗っていたコビーはそうだな」
「ならお主は…」
「俺は…」
ルフィの答えるタイミングで目の前から何かが飛び出してきた。
それはライオンと一緒に気絶しているアフロの男と、一輪車の下敷きになっているいかにもナルシストのような気絶している男。
そして吹き飛んできた先から現れたのが
「おいルフィ。戦闘は俺達がやると言ったはずだが」
「しねえよ。このオッサンが様子を見たいって言ったから来た」
「来たってルフィ……お年寄りをこんな危ない所に連れてきたらダメだよ」
そこに現れたのはゾロとくいな。
どうやら二人が倒れている二人を倒したようだ。
「コイツらは海賊の幹部ッ!!」
「らしいな。ったく歯応えがねえ」
「アハハハ。確かにちょっと弱かったかな」
「幹部が弱い……なんてやつらじゃ……」
歯が立たない幹部達を見たかぎり無傷で倒している。
海軍がきて嬉しかった反面、本当に倒せるのかとブードルは心配していた。
しかしその心配は必要なかったかもしれない。
「あれ、ヘルメッポは?」
「赤っ鼻と戦ってるよ」
「赤っ鼻?」