好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
「着いたぞ!メシだあッ!!」
「さっき食べましたよねッ!!?」
コビーのツッコミにも「そうか?」とさっき食べたことを忘れているルフィ。
「でもよ、島についたらまずはメシだッ!!
じゃないとその島の特徴が分からん!」
「いや、それ以外にも方法はあると思いますけど…」
どっちにしろこの島の村に向かい、船が調達出来るか確認をしないといけない。
なので、ルフィとコビー、ヘルメッポにロビンにくいなが一緒に行くことになった。
「行かないのゾロ?」
「行ったら何かに巻き込まれそうだしな。俺は寝る」
「何かあったらゾロを叩き起こしていいからね」
「分かったわ」
「俺を何だと思ってやがる……」
ナミ達も船に残るということなのでいざと言うときはゾロに頼れと伝えてルフィ達はシロップ村に向かうことに。
「いいか麦わら」
「前みたいにルフィって呼ばねぇのか?」
「海賊と海軍だぞ。最低でも仲良く呼び合うなんてことするわけないだろうが」
「面倒くさいな~」
「何とでもいえ。とにかくまだお前らは「お前ら?誰に、何を言ってるのかしら?」麦わらは海賊ということはまだ世間的に知られてないんだ。一緒に行動するならここは海軍の見習いとして……」
「イヤだッ!!俺は海賊だッ!!」
その言葉にピリッと空気が変わる。
流石のコビーもこれには気づいてアワアワと慌て出す。
「……いい加減にしろよ。
海賊を軍艦に乗せて航海するだけでもあり得ない話なんだぞッ!!少しぐらいはこっちの要求を聞きやがれッ!!」
「イヤだッ!!俺は海賊なんだッ!!
嘘でも海軍に入るなんて俺には出来ねぇッ!!!!」
その言葉にさらにムカついたヘルメッポは
「だったら勝手にしろッ!!!!
こっちはお前を助ける義理はねぇだからな!」
「ちょっ、ちょっとヘルメッポさんッ!!」
そう言ってヘルメッポは村とは外れの道へと歩いて行ってしまい、コビーはどちらにと迷ったが上司であるヘルメッポへ付いていくことにした。
「ルフィ君。良かったの?」
「軍艦に乗る分はいいんだ。でも海軍に、海兵に気はねぇ!!」
「…それが、ハジメさんから言われても?」
「関係ねぇ!!それにハジメが応援してくれたんだ。
俺はいつかハジメを見つけて……そしていつか倒すッ!!」
「……お兄ちゃんを、ねぇ……」
その意気込みにフッと笑ったロビン。
まるで成長していく子供を見るかのように…でも
「お兄ちゃんを倒す前に私を越えていきなさい。
というかいまここで越えてみる?」
「いてででででッ!!ギブッ!ギブッ!!ギブッ!!!!」
一気にマジな顔になりルフィに関節技を決める。
もちろん折れるかどうかギリギリを攻めている。
「……前から気になってたんですけど、ルフィ君ってゴム人間ですよね?なんで関節技が決まってるんですか?」
「それは…まだ秘密よ」
「まだってことは、いつか教えてくれるんですか?」
「ふふふふ。そうね、課題をクリアしたら教えてもいいわよ」
そういってロビンはくいなに課題を出す。
するとくいなはその内容に
「それって…お父さんが言っていた……」
「だったら頑張りなさい。
言っておくけどゾロも一緒じゃないと教えないわよ」
はい!と元気よく答えるくいな。
そんな移動中でもルフィの関節技は続いていた。
…………………………
「あの分からず屋が!!
フリだけだろうが、なんで嫌がるんだッ!!」
「ヘルメッポ中将……」
さっきからヘルメッポはずっとルフィへも文句を言っていた。それをコビーは後方から付いていっている。
「師匠も師匠だッ!!
ハジメが海軍に入ったから入った?何だよそれッ!!
それも世界政府に追われて……くそがッ!!!!」
「ヘルメッポ中将!落ち着いてください!!」
林の中の一つの木に拳を打ち付けるヘルメッポ。
その木は大きく揺れて葉っぱも大量に落ちてくる。
そして一緒にある少年も落ちてくる。
「イデッ!!!!」
「…何だ?」
「木に、登っていたんでしょうか?」
頭から落ちたようでゴロゴロと動き回りながら痛みを堪えている少年。
それを見てさっきまで怒っていたことを忘れてしまったヘルメッポ。
「く、くそ…こんなピンポイントでくるなんて…」
「だ、大丈夫ですか!?」
「…あぁ~悪かったな。登っていたんて知らなくてな」
駆け寄るコビーと謝るヘルメッポ。
すると突然なにかを思い出したように立ち上がり
「あ、あんた!!海軍なんだよなッ!!」
「お、おう。そうだが……」
するとヘルメッポの両肩を強く握って
「頼むッ!!カヤを!!この村を救ってくれッ!!」
…………………………
「…ナミ。あまり風に当たると体に悪いわよ」
「……うん。でももう少し、当たりたいかな……」
そんな事をいうナミにノジコは隣で付き合うことに。
甲板から見える景色はとても良く、空には海カモメも飛んでいる。
「どうしたのナミ。アイツらが気になるの?」
「……どうかな。いいやつらだと思うけど…」
「でも、自信がない。か」
「……………」
その言葉に黙ってしまったナミ。
ノジコもそれ以上は追及しなかった。
「面白いやつらよね。というか私達もか!」
「私達は違うわ。あんな規格外じゃない」
「一番はロビンさんだけどね」
「お姉さんは昔からだもんね……」
そういいながら昔の事を思い返す。
小さいころ初めてあったハジメ。
そこから生活は一気に変わり、ベルメールさんをどうにかしてハジメとくっ付けようとした。
そしてやっと愛人。ロビンからも許しをもらった。
それでもまだ「愛人」どまり。ナミもノジコもその上の幸せを手にしてほしいのだ。もちろんベルメールさんもその気がある。
「………貯まるかな、お金」
「貯めるのよ。絶対に」
改めて決意する二人。
でもそれは何処か泣きそうな表情にも見えた。
「……………」
そんな素顔を見てるわけでもなく。
なんとなく耳にしたゾロは寝返りをして寝直そうとしたのだが
「……あれは……」
…………………………
「誰も…いない…??」
シロップ村に来てみたのはいいのだが誰もいない。
いや、正確には家の中に閉じ籠っているだけで、外には誰もいないのだ。
「なんか、前みたいな雰囲気だな~」
「うん。オレンジ町に似てる」
そして窓の隙間からこっちを観察をし、視線があえば隠れてしまう。ルフィ達を警戒しているようだ。
「……どうやら、ここに海賊が攻めてくるみたいね」
「えぇっ!!?どうして分かったんですか?」
「ふふふふ。私に隠し事は無意味よ。
例えばゾロの腹巻きに…」
「ダメッ!!!!なんで知ってるんですかッ!!?」
「安心しなさい。お兄ちゃんに影響なければ興味がないの。好きにすればいいわ。
それより、ここの人達は私達をその海賊だと勘違いしているようね」
海賊ではあるがルフィもロビンも村をどうこうする気はない。しかしそんなのは村の人達から見れば見たことのない人で、このタイミングで現れたのは海賊じゃないのかと疑うのは仕方ない。
「……一回引き上げた方がいいじゃ……」
「ええええぇぇッ!!?メシはッ!!」
「流石にこの状況じゃ作ってくれないよ。
作っても毒を仕込まれるのがオチ」
「……メシが……」
すると村の奥から一人の男性が現れた。
その男は黒いスーツ姿に、メガネをかけて、にこやかな表情でこちらに近づいてくる。
「村のものがすみません。
貴方たちは……海賊、ではないようですね」
「なにいってるんだ?俺はか、ゴボラッ!!」
「海賊じゃないですッ!!」
ルフィが余計なことを言おうとしたものだからロビンは躊躇わずに殴り付けて抑え込み、くいなが変わりに否定をする。
「ルフィ。頬に蚊がいたわ」
「…ばりがどう…ございばす……」
涙目で感謝の言葉をいうルフィ。
自分が何かをやらかしそうになったと分かったようだ。
「そうですか。いまこの村は海賊にいつ襲われるかとビクビクしておりまして」
「その割には貴方は出歩いてるのね」
「執事ですから。買い出しのためです」
その笑みにロビンは不気味さを感じた。
だがそれをどうこういうつもりはない。
これはルフィの冒険である。
最低限のことはするが最終的にはルフィが決める。
「それならさメシ作ってくれねえかッ!!」
「ちょっとルフィ!!」
「構いませんよ。この村からのお詫びとしてどうぞ」
「我が主である、カヤお嬢様のお屋敷に」