好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
「す、すげええええぇぇぇぇーッッ!!!!」
「ルフィ君ッ!!落ち着いてッ!!
興奮しすぎて死んじゃうよッ!!!!」
「……いいんじゃねえか」
「ゾロッ!!!!」
目の前で骨付き肉を浮遊させているウソップに大興奮するルフィ。それはもう目から、穴という穴から血が吹き出るんじゃないかと思うぐらい興奮している。
それをくいなが落ち着くように言っているが聞かない。
そしてゾロはそれを離れて見ており、なんか拗ねているように言っている。それをロビンがクスクス笑いながら
「ふふふ。ゾロは構ってちゃん、なのかしら?」
「ああっ!!?」
「あら、斬りかかる?
いいわよ。久しぶりに相手してあげるわ。
剣士同士の戦いはともかく相手は私。
「…………チィッ!!!」
「あら?残念」
お屋敷の外でバーベキューをすることになり、そこに今回の功労者達を招いたカヤ。しかしそこには全員がいるわけではなく
「やっぱりもう一度呼んだほうが…」
「いいのよ。ヘルメッポは変なところで頑固なの。
あとで料理は私が持っていくわ」
そうここにはヘルメッポはいない。
海兵達は村のほうで飲んでいるがそこにもいない。
恐らく一人で軍艦を見張っているのだろう。
「でも驚きました。まさかウソップさんにあんな特技があったなんて……」
「あれは特技ってものじゃないわね。あの子の力よ。
そしてその力が貴女を守った」
「はい。私はまたウソップさんに守られたんですね」
それがどういう意味かロビンは聞かなかった。
嬉しそうで、寂しくもある表情。
きっとカヤにも秘めているものがあるのだろうと。
「でも伝えたいことは早くしたほうがいいわ。
きっとあの子は明日……」
「ルフィさんと一緒に行くんですよね」
今度こそロビンは口を閉じた。
何もかもお見通しのカヤ。知っているからこそというものもある。
「おいカヤ!
「う、うん!!!」
それでもウソップが自分のためにしてくれたこと。それがなによりも嬉しい。だから自分のためから"自分のために"することを止めれるはずがない。
…………………………
あんなにどんちゃん騒ぎだったバーベキューもいまは静まり、体の弱いカヤとメリー以外は外で雑魚寝で寝ている。海兵も村や軍艦の中で寝たりしたいるなか、見張りをかって出た者が一人、ある罪人を連れて誰もいない森の中の川へ
「ブハッ!!!はぁはぁはぁ……な、なんだ…」
「起きたわね。さあ私の質問に答えなさい」
罪人、クロは逆さまになった状態で木の枝から吊るされて下に流れる川に頭から落とされていた。
そしてクロの前にいるのは、ロビン。
「て、てめぇ……殺すぞッ!!!!」
「質問に、答えなさい」
そういってまた川へ落とされるクロ。
手足ともに縛られていて身動きが取れないなか必死にもがいている。
気絶する寸前になりやっと川から引っ張り出されたクロ。
「ガバッ!!ゴボッ!!……はぁ…はぁ………」
「いいわね。私の質問にだけ答えなさい」
「……………」
「じゃ質問をするわ。
まずネズミ大佐とどういう関係かしら?」
クロにとって答えにくい質問なのだろう。
川に落とされると分かっていても答えない。
しかしそれを見たロビンは微笑みながら
「それで十分よ。
じゃ次、その
その瞬間、クロの表情は明らかに変わった。
さっきのネズミ大佐の黙秘とは違い明らかに怯えているのだ。
「……予想は、的中ということね。
あとは
一人で納得するロビンにクロは
「知っている、みたいだが…お前じゃあの人には勝てねえ」
「あら?そうなの」
「お前らが来なければ…俺は安定した生活がッ!!!!」
「海賊になっておいて何を言っているの?」
そういって川へ落とすロビン。
じたばたしているクロを見ながらため息をつく。
海賊になった時点で安定した生活など送れるわけがない。
それが
このまま溺死させてやろうかと思ったが、それではヘルメッポの手柄が、まぁなくてもマイナスになるようなことはしないでやろうと、仕方なく溺れる寸前のクロを川から引き上げる。
「ゴボッ!!ゴホッ!!!ゴホッ!!!」
「まだ意識はあるわね。
殺しは、しないわ。その代わり二度と…表には出れない」
朦朧とする意識のなか、ロビンの言葉はクロに届いていた。しかしその言葉の真意を朦朧とする中で考える前に
「マカナ」
「はいッ!!」
「好きにしていいわよ。でも
「わっかりました!!!
ロビン様の期待に応えれるように頑張りますッ!!」
「よろしくね」
そういって吊るしていたクロを下ろしたロビンは振り返りもせずにその場を去っていった。
呼吸を整えようとするクロの首を掴み、マカナは自分の目の前にクロの顔がくるように引き寄せた。
「正直、私はロビン様のお側にいることが喜びなのです。貴方みたいな小物を相手など…ロビン様の命令がなければ……」
「……ガハッ!」
「あぁ、つい力を入れすぎました。
さてどうしてあげましょうか?犬以上の間抜けな思考で死ぬまで絶対的服従で尻尾を振るのとか、瞼を閉じる度に死にたくなるほどの幻覚とか……」
何かを考え込むマカナ。
それを聞いているだけでも何をされても最悪の結果しかない。朦朧とする意識の中で手を伸ばせば届く小枝を見つけたクロは
「……それか……」
「おっ、自ら決めますか。いいですよ、積極的なのはいいことで……」
「テメェが死ねええぇ!!!!」
一瞬だった。
素早く小枝を折り、手にしたそれをマカナの首に差し込んだ。全く動けなかったマカナは刺された首から夥しい血を吹き出しながらその場に倒れた。
クロはその返り血を浴びながらも、目の前で始末したそれを見て口元についた血を舐めながら
「舐めすぎたようだな」
「えっ、血って舐めないほうがいいですよ。
衛生的に絶対に体に悪いですし」
突然背後から聞こえた声に反応し、振り返らずその場から離れたクロ。しかしいまだ朦朧としているために足元が安定せずに倒れこむ。
「いきなり動くからですよ」
「…な、なんで…生きてやがる……」
そこにはピンピンとしているマカナが。
首に刺さった小枝もなく、それより
「……な、なにが…何が起きてやがる…」
「あっ、私生まれた時から視線を合わせると"幻覚"を見るらしいくて、それを私はパワーアップさせて今では
つまりクロの思い描いたことをまるで現実であるように知覚などさえもそこにあるように仕向ける。
それはもう、偽物ではなくなる。
「それとロビン様は最初から貴方は怪しいって思っていましたよ。残念でしたね。貴方の計画はロビン様が現れた時点でご破算になったんですよ!!」
「く、くそがあああぁぁぁ!!!!」
マカナに攻撃しようとするがいつの間にか目の前にいることに気づかなかったクロは再び首根っこを掴まされて
「はいはい。大丈夫ですよ。
さっきいったのはあくまでも幻ですか。これからやるのは現実で、二度と解かれることのないものですから」
「や、やめろ……」
「いわば"洗脳"というやつですか?
これが一番得意なんですよーまぁ、やり過ぎないように普段は人と接近できませんが、ロビン様とハジメ様以外でこうして人の目をハッキリと見れる機会はあまりないので………やめるわけ、ないですよー!」
翌日。
「ど、どうなってるんだ……」
ヘルメッポは海兵に呼び出され来てみた牢屋。
そこではクロが閉じ込められているのだが
「アハハ…アハハ………アハハ……」
「朝見回りに来たときにはすでに…
異常行為をおかしてますが…今回の事件の容疑は全面的に認めてます」
「はぁ!?
こんな状態で確かなのか分かるわけが」
「しかし被害者や他の海賊などからの証言と一致はしてます。ただ……それ以外はもう……」
目の前のクロは両手を口に咥えたり、爪を噛んだり、自分の体をその爪で傷つけたり、昨日のクロとは全く変わってしまっていた。
…………………………
「貰って、いいのー!!!」
「は、はい…少ないかも知れませんが…」
「ううん!!ありがとうねカヤー!!!」
今回のことに全く関わりを見せなかったナミとノジコは、くいなとロビンの説得もあり渋々カヤのお屋敷に来たのだが。
カヤはナミ達に可愛い洋服やお屋敷のお宝をくれると言ってくれたのだ。
「でもどうして??私達なんにもしてないのに」
「お母さんの為の結婚資金。応援したくなりまして!
お洋服は私からのプレゼントです」
「可愛い!もう可愛いわ!!
お姉さん!!持って帰ってもいいかな!?」
「ダメよ。カヤはやりたいことがあるのだから置いていきなさい」
ええぇー!!といいながらカヤを抱きついて離さない。
カヤも満更ではないが、まさか連れ去られるかと思い軽く冷や汗をかいてしまった。
「いつか帰ってくる人のために、いつでも怪我を治せるように、医学を学んで、医者になるらしいわ」
「すてきー!!
で、誰よ。こんな可愛いカヤを射止めた男って」
「ち、違いますッ!!ウソップさんはそんな…」
「ウソッ!!!!あの長鼻がッッ!!!!
「こらナミ。失礼でしょう」
思わず言ってしまった言葉をノジコに指摘されすぐに訂正して謝ったナミ。しかしカヤは顔を赤くしていてそれどころではないようだ。
「でも待ってるだけじゃダメよ!ねぇ一緒に海に出ましょう!!」
「嬉しい申し出ですけど……私、体が弱くて……」
「……そっか。それはしか」
「ええええぇ!!!行こうぜぇ!!!!」
すると突然扉が開いてルフィが現れた。
その瞬間ロビンの能力が炸裂。
ありとあらゆる場所から手が咲き誇り、あっという間にルフィ全身を手が包み込んだ。
そしてどんどんその手は内側へと、捻りながら縮んでいく。
「ギャアアアアアアッ!!!!!」
「乙女の空間に無断で入ってきた罰よ」
ナミとノジコとカヤの耳はロビンの能力で耳を塞がれているので断末魔は聞こえていない。
しかしどういうわけか、くいなだけはそのまま。
「……あれ??ロビンさん。どうして私だけ……」
「??なにがあってもゾロがいるから問題ないでしょう。怖かったらあとで慰めてもらいなさい」
「い、いらない気遣いですッ!!」
…………………………
「…………何してんだおまえ?」
「い、いいでしょう!!ちょっと怖かったんだから!」
結局、ロビンの策略通りにゾロの側から離れずにずっと着いていくことになったくいな。
なんとなくのことは聞いたゾロだが、なんで隣から離れないのかは全く分からなかった。
「で、ルフィはこんな無惨な姿になったと……」
「………ぁ、……ぁぁ………」
全身が曲がってはいけない方向へと曲がっている。
ルフィの体はゴムだから骨折はないが、あの拷問中はゴムという能力は使えない。なので骨折による骨折をさせた。
で、解除はゴムに戻るが……骨折とダメージは治るわけがない。
折れてはダメなところ以外は見事に折られている。
ショック死しなかっただけ儲けものだ。
「あとで肉を与えればすぐに戻るわ」
「いや、どんな理屈だよ!」
「そんな理屈よ。
ルフィのことはいいからカヤ。早速皆にあれを見せてちょうだい」