好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

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海上レストラン"バラティエ"

「海上レストラン?」

 

「ええ、そこなら料理人もいますし勧誘にはもってこいかと。あと先程のお詫びもさせてもらいます」

 

 

 

特にさっきの戦闘に関わったわけではないノジコ。

しかしレストランで奢ってくれるなら奢ってもらう。

ナミの気晴らしにもなるかもしれないと考えたノジコは

 

 

「それはいいけど船長の意見は??」

 

「もちろん行こうッ!!」

 

 

もう腹を空かせた犬か!というぐらいに舌を出してヨダレを垂らして叫ぶルフィ。「はいはい」とジョニーが教えてくれた場所を目指して舵を取る。

 

ここからだとまだ時間がかかるということなので、ルフィはこの海賊船のシンボルとなる海賊旗を書くことにしたのだが……

 

 

「……ひでぇ……」

「これは…ちょっと……」

「……うん、乗りたくないかも……」

「下手だな」

 

「そうか?」

 

 

出来上がった海賊旗はもう子供の落書き。

これで海賊旗を上げられたら乗組員達は逃げるだろうというぐらいに酷い。

 

 

「ったく、俺に任せろ!」

 

 

そういって今度はウソップが海賊旗を書き始めた。

するとルフィとは違い、なかなかいい海賊旗が

 

 

「よしッ!これで"ウソップ海賊団"の」

「「ふざけるな」」

 

 

ルフィと、珍しくロビンからの頭部へのツッコミを入れられたウソップ。ただのツッコミならよかったがこれがなかなか痛くて踞ってしまった。

そのあとキチンとやり直したい海賊旗をメインマストに張り

 

 

「ヨッシャー!!これで"海賊船ゴーイング・メリー号"の完成だッ!!!!」

 

 

誰もがそれを見ていい表情をするなか、いつの間にか流されるままに軍艦と海賊船を平行して走ることになり、ふて腐れているヘルメッポはツーンとしていた。

 

ロビンの命令だとしてもこんな風に航行するなんて…

これが親父にバレたらとか、それ以前に他の海軍にバレたらとか、どのみちこのままだと俺達も海賊と認定されるんじゃないかとか、色んなことが頭のなかを巡り最終的にどうにでもなれ!と自棄を起こしてふて腐れていることになった。

 

ということをロビンはすでに見抜いている。

 

 

 

「安心しなさい。戦力と必要人員が十分揃ったら解放してあげるわ」

 

「……師匠の満足のいく戦力って、絶対にハードルが高い」

 

「私としてはあと"戦闘員"が2名"料理人"が1名"航海士"が2名よ」

 

「……おい。それ……」

 

「私は何もしないわ。ルフィが決めることよ。

まぁ、予想ではグランドラインに入る前には解放になりそうだけど」

 

 

妖艶に笑いながら離れていくロビン。

それに対して舌打ちをするヘルメッポ。

ふざけたことを言ったことに対してのものではない。

ロビンがいった予言みたいな言葉。

 

ロビンが言ったこういう言葉の大体が"当たる"

それが……気に入らないのだ……

 

 

…………………………

 

 

「うん?おーい、なんか軍艦と変な船がが見えるぞー」

 

 

高台にいるウソップが見たのは変な船に向かって航行する軍艦だった。

 

 

「軍艦は気にしなくていいわ。その変な船の特徴は?」

 

「え、えぇーと……」

 

 

ロビンの言葉にちょっと戸惑ったウソップだったがすぐに切り返して再度見直すことに。そこにジョニーが

 

 

「い、いいんですかロビンの姉さん」

 

「こっちにはヘルメッポ大佐がいるの。

いざとなったら私が話をつけるわ」

 

「い、いやー海賊の姉さんが言っても火に油を注ぐだけじゃ……」

 

「魚をモチーフにした船?みたいだなー

これが言っていた海上レストランか?」

 

 

そうです!とロビンとの会話を打ち切られたジョニー。

それについてはロビンは気にしてなかったが、ヘルメッポのほうがどちらかというとヒヤヒヤしていた。

 

 

「し、師匠…頼むから余計なことは……」

 

「失礼ね。貴方が対応出来なかったらと言ったわよ」

 

「そ、そうだけどよ……はぁ~あの軍艦は俺が話してくるから先に海上レストランに行ってくれ」

 

 

そういってヘルメッポは自分の軍艦へ乗り換えて先にいる軍艦へ向かった。その時ゾロとくいなには麦わら一味のストッパーとして残していった。

 

 

「ヘルメッポのやつ……」

 

「いいじゃない。

それに先に食べてていいって、ヘルメッポの優しさよ」

 

「……だとしても、対価がストッパーって…そっちの方が面倒くせぇ……」

 

 

追い付いたヘルメッポの軍艦は幅寄せして停止した。

その間にメリー号はその横を横切り海上レストランへと向かう。その際もうひとつの軍艦から攻撃などはなかった。

 

 

「うまくいってるのかな?」

 

「そこら辺の海兵より口はたつんだ。問題ないだろう」

 

 

少し心配するくいなと、ヘルメッポを信じているゾロ。

なんだかんだといってヘルメッポをキチンと認めているのだ。あとはヘルメッポ自身が自信をつけたらいいのだが……

 

そんなことをしている間に海上レストラン"バラティエ"に到着した。

 

そして到着してそうそう、

 

 

「メシイイィィィィッッ!!!!」

 

 

と、叫びながらメリー号から飛び降りてバラティエの中へ突入していったルフィ。

 

 

「あのバカッ!!!」

 

 

いくら海賊でも失礼すぎるとウソップが苦言する。

しかし次の瞬間、ルフィが入っていった扉が外へ向かってぶっ壊れながら弾けとんだ。それと一緒に飛んできたのはルフィ。

 

海に落ちるギリギリで止まったが

 

 

「いってぇな……何するんだッ!!」

「ハエかと…思ってな」

 

 

すると、壊れた扉の向こうから現れたのは金髪でグルグル眉毛をした一人の男性。

 

 

「ここは海上レストランだ。

マナーの悪いやつは客じゃねえッ!!」

 

 

頭と片手に料理を持ってルフィに発言する男性。

 

 

「あと、壊した扉は払えよな」

「お前が蹴ったからなったんだろうが!!」

「マナーが悪いのが先だッ!!」

 

 

と、そんなことをしていると突然ルフィの体から手が生えて

 

 

「その人の…言うとおりよ」

「ぎゃああああああっ!!!!」

 

 

またしてもルフィはロビンによって罰せられた。

何が起きているかと後退りする男性だが、すぐに船に乗っているロビンを見つけると

 

 

「おぉー!麗しのレディー。

貴女が手にかけなくとも貴女のナイトである私がやりました。しかしながらもその美しさの前に何もかもが意味を持たない。

しかしながらこのバラティエの副料理長である私"サンジ"が貴方をもっと輝かせることが出来る料理を振るわせてもらいます」

 

 

何を言っているか分からないがとにかく、軽やかに船に飛び上がってきたサンジという男性は、意味もなくダンスのようにくねくねと動き回りながらロビンに近づいていく。しかし、ロビンにそんな口説きなんてものは

 

 

「いらないわ。私には"お兄ちゃん"がいるから」

「………へぇ?」

 

「でも、料理は頂くわ。

ただそれ以外のものは入れないで。それが愛情とかいうものだったとしても私は"お兄ちゃん"だけでいいの。余計なものをいれてみなさい。その身が無くなったほうがいいと思えるほどの苦痛をあたえるわよ」

 

 

ウソップから「こえぇよッ!!」と叫びが聞こえたが無視するロビン。そして目の前にいるサンジは呆然としていた。

今まで口説けなかった女性はいる。

しかしそれでも悪い気分にさせたこともなく、ましてやここまでハッキリと言われることもなかった。

 

どうしていいか分からないサンジの所へ

 

 

「おいチビナスッ!!何してる!!

さっさと仕事に戻れッ!!!!」

 

「うるせぇジジィッ!!!こっちは一世一代のチャンスをどうしたらいいのかワケわからなくなってんだよッ!!!」

 

「それがワケが分からないんだよッ!!」

 

 

サンジと言い争っている声。

それはサンジが現れた扉から出てきた。

長いコックの帽子を被り、特徴のあるヒゲ。

そして()()()()()()()()()()()()

 

それをみたロビンは

 

 

「あら?こんなところで隠居生活かしら“赫足のゼフ"」

 

「……てめぇの…その声……

……"悪魔のニコル"か?」

 

 

重たい空気が流れる。顔見知りのようだがロビンが海軍で、ゼフが海賊だとお互いがお互いを知っている。これは何が起きてもおかしくない状況。しかしロビンがクスクスと笑いながら

 

 

「ふふふ。懐かしい名前。いまはロビンで通しているのよ」

「ハッ。変わったやつだと思っていたが…まさか海賊になるとはな……」

 

 

どうやら何も起きないようだ。

むしろロビン自ら船を降りてゼフに挨拶に向かった。

 

 

「おいおい。大事なハジメはどうした?

居なきゃ発狂してただろう?」

 

「私も大人になったのよ。

それにお兄ちゃんは忙しいの。私は理解のあるいい女だから待てるの」

 

 

あのロビンが自分から好意的に向かうのを初めて見るルフィ達。そして同時に思った。「普段からこれでいて欲しい」と。

 

 

…………………………

 

 

「これはこれはヘルメッポ大佐」

 

「"鉄拳のフルボディ"か」

 

 

時間は少し遡り、ヘルメッポ達は軍艦に幅寄せして乗り移ってみるとそこには大尉であるフルボディが乗る軍艦だった。

 

 

「どうしてヘルメッポ大佐が海賊と一緒に?」

 

「あぁ…秘密の案件だ。あそこには"ニコル"がいる」

 

「ッ!!?"悪魔のニコル"が!!?

……なるほどな…この状況ってのは、それほど異常なわけか…」

 

 

ニコルという言葉を聞いて、この状況を理解とはいかずとも納得してしまうほど"ニコル"というのは海軍の中でもスゴいのだ。

 

 

「まぁ、自分も休日なので。

向こうから仕掛けなければ何もしません」

 

「それは助かる」

 

「しかし……見逃す、とは行かない」

 

 

その言葉に、態度に、睨みを効かすヘルメッポ。

フルボディは気にせずに続ける。

 

 

「俺だってヘルメッポ大佐の邪魔をしたくない。

しかし俺にも立場というのがある」

 

「立場だぁ?おい、お前何を言っているのかわかっ」

「まぁ、待て。ちょっとしたお願いがあるだけだ」

 

 

するとフルボディはヘルメッポに耳打ちをする。

その言葉を聞いて驚きの表情を見せるヘルメッポ。

 

 

「お、おまえ…ッ!!」

 

「判断は任せるが…応じたほうが懸命だな」

 

 

そういってフルボディは麦わらの一味を見る。

そしてつられるように見るヘルメッポの表情は苦悶の表情だった。

 

 

「………分かった。おい、お前」

「はい!」

 

 

近くにいた海兵を呼び出してヘルメッポはこう告げた。

 

 

「コビーをここに連れてこい。この手で()()をする」

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