好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
「お兄ちゃん!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!!お兄ちゃんッッ!!!!」
「分かったから。ね、落ち着いて。そして嗅ぐな」
「お兄ちゃんだッ!!お兄ちゃんだッ!!!!え、えへ、えへ、えへへへ!!!」
「な、なに!!ちょっ、ちょっと、こ、怖い!怖い!!怖い!!!
ナニコレ!?見ない間にグレードアップしてるッ!!?」
もうハジメの言葉など聞かずにハジメの胸板に顔を埋めてハジメの名前を呼びながらクンカクンカしている。
………ドン引きである。もうあの"ロビン"は戻ってくることはないのだろう。
それでも無理やり引き剥がすことはしなかった。
10年もの間、会えなかったのだ。
よく我慢してくれたと思い少しだけ甘えてもいいかと思った。
「………どこにいたの?」
「色々とね。やりたいことがあったんだ」
「………私、いたらダメだった?」
「…ごめんな。もう大丈夫だから」
「なら、いいよ。もう離れないから」
「はいはい。最初からそのつもりだろう」
ハジメが何をしていたのか?
その間ロビンは何をしていたのか?
お互い聞きたいことがあるのにも関わらず二人とも許しあいそれで話を終えた。
これからずっと一緒にいるのだ。
時間はいっぱいある。これから沢山話せるのだと。
「うん!!だから、結婚式をあげます!!!!」
「うん!しないよ!!!!」
「………」
「………」
「なんでしてくれないのッ!!?」
「むしろなんでする気なんだ!!?」
でもこうやってすれ違うのがこの兄妹である。
「だってずっと一緒なんだよね!なら結婚だよ!!!」
「いや、結婚しなくてもいれるよね!!!」
「なんでベルメールは挙げられて私はダメなのッ!!」
「自分から妹だといったこと忘れているのかッ!!!!」
「義理だからいけるのッ!!つまり合法だよ!!!」
「だとしても、まだ誰とも結婚しないのッ!!!!」
するとその言葉にロビンがキョトンとする。
「
「………ノーコメント」
「証言をもらいました!!!これでお兄ちゃんと結婚出来るッ!!!!」
「もういいから黙れストーカーッ!!!!」
やったーと喜ぶロビンを止めようとするが聞く耳を持たない。ハジメはハァ~とため息をつくと"チャッキン"と何かヤバい音が聞こえてきた。
その方向を見てみるとミホークが静かに"黒刀"を抜いていた。
「…いい度胸だ。ここまでやられると清々しくも感じる」
「………えぇーと…怒ってます……よね?」
もう有無も言わさずに瞬間に黒刀でハジメに斬りかかるミホーク。直ぐ様その攻撃から抜け出したハジメとロビン。振り抜かれ斬撃となった攻撃はそのままルフィ達の所へ。
「いやややああああああぁぁぁぁ!!!!!」
おっ、ウソップが仲間に入ってる。と感激したのはいいがそのウソップもミホークの斬撃が襲いかかっている。
止めた方がいいかなーと思っていると
「ちぃっ!!!くいなッ!!刀だぁッ!!」
「うんッ!!!!」
直ぐ様斬撃の前に立ったゾロは刀二本と、くいなの刀を抜いてそれを口に加えて
「ほう"三刀流"か…」
ボソッと呟くミホーク。
そっか、くいなが生きてるから基本は二刀流になるのかなー。そしてこんな時にくいなから刀を借りて三刀流か。
そんなことをのんびり考えているとゾロは決死の覚悟でミホークの斬撃を
「うおおおおおおおおッッ!!!」
「"三刀流""鬼斬り"ッッ!!!!!」
交差した三本の刀は一点集中でミホークの斬撃に激突。
その瞬間に突風が吹き上がり、衝撃波は全体に広がる。
ミホークの斬撃はゆっくりとゾロの刀を押していく。
しかしゾロも負けじと力を強めていき
「負けるかああああああぁぁぁぁ!!!!!」
と、叫びながらミホークの斬撃を"反らした"
その斬撃は空へ飛んでいき雲を簡単に吹き飛ばして消えていった。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
たった一発の斬撃で体力を根こそぎ奪われたゾロ。
片膝をつかなかったのはもう意地である。
そしてギロッとハジメの方を見て
「こっちに飛び火を向けんなああああああぁぁぁぁ!!!!!」
「うん、ごめんね」
「謝りが軽いんだよッ!!!」
いいねー。ちゃんとツッコミが出来てる。
後ろのコックはビクビクしているようだけどゾロもルフィもいるしなんとかなるかなーと思ったけど頼もしくなったなー
「……知り合いか?」
「おっ。へぇー。あのミホークさんが他の人に興味を持つなんて」
「貴様ではのらりくらりとかわされて面白くなかったからな」
「いや、理由もなく誰が戦いますか」
もうこの戦闘大好きは手に負えない!
誰が好き好んで七武海の、それも大剣豪と戦うかッ!!
「面白そうだ。この海賊には私の暇潰しに付き合ってもらっていたが気が変わった」
「あのミホークさん?
散々僕を"非常識"っていってましたけど、暇潰しで海賊を潰すのは"非常識"には入らないのですか?」
「……場所を作る。戦えるようにしてこい」
「無視かッ!!都合が悪くなったら無視するんかッ!!!」
振り替えることもなく無慈悲にクリークの海賊船をステージに変えようと向かうミホーク。
あぁなったらもう無理だなー。と思い仕方なくゾロの元へ向かうことに。
「この野郎…会ってそうそうふざけたことを……」
「いや、斬撃を放ったの向こう」
「避けなくてもどうにでもなるだろうがッ!!」
「面倒くさい」
「ぶった斬るぞてめぇッ!!!!」
相変わらず短気だなー
するとサッとゾロの隣に立ったくいな
「お兄さんッ!!お久しぶりですッ!!!!」
「おお。くいな!すっかり剣士になって」
「ゾロとずっと稽古してますから。
それに今の成績は19998勝19995敗230引き分けで勝ち越してます!」
「へぇー。ゾロがね……」
「っとうに…斬るぞ!てめぇ!!!」
ニヤニヤしながらゾロを見ると襲いかかってきそうになったので、くいなが「まぁまぁ」と押さえてくれてあるので任せてルフィの元へ
「よっ。ルフィ」
「ハジメッ!!やっと会えたッ!!!」
「おいおい、まだロケットつけてるのか?
もう外してもいいだろうに」
「イヤだね。これはこの麦わら帽子と同じくらい大事なんだ。ニッシシシ!!」
それはありがたいけどこっちとしては、なんかちょっと気恥ずかしい感じになるんだよ。昔とはいえロケットをプレゼントで送って、それを今もつけているなんて……辱しめを受けている感覚なんだってーの!
そんなこといってもルフィは聞かないだろうから言わないけどね……
「で、ニコル…じゃなくてロビンで通していたな。
ロビンからの修行はどうだ?」
「……能力一切、使用禁止…」
「おお!厳しいなー」
「ハジメからなんか言ってくれよ!
これじゃ修行した意味が!!!」
「よし、ルフィのことはロビンに任せる!」
「え、ええええぇぇッッ!!!!!??」
そんなに喜ばなくても。
「ルフィも喜んでるし任せるねロビン」
「任されたわ。
………で、なにさっきのは?」
「い、いや……」
「はい、コレ。
海楼石効果薄めのブレスレットを常に身に付けなさい」
「……ばぃ……」
もう涙ぐんでいた。というか泣いていた。
せっかく解放されるはずのロビンの呪縛から抜け出せずに更なるお仕置き。……ルフィでも泣きたくなるなー
それでもルフィが強くなる。
今でもクリーク相手ぐらい一撃で沈めることは出来る。
でも未来を見据えたらこの時も修行させないと。
「……お……」
「うん?」
「…お前が、ハジメ…なのか?」
近づいてきたのはウソップと、その後ろに隠れるカヤ。
…………えっ?なんでカヤがいるの?キミ、あの村で医者を目指すんじゃなかったの!!?ここにいたら後のチョッパーの存在が薄くなるんだけど!!!
「はい。ハジメさんです」
「お前が……ハジメ……」
なんかワナワナと体や手が動いている。
感動しているのかなー。まぁ、ウソップの可能性を考えて色々書いておいてからなー
するとウソップは一歩近づいてきた。
おっ、抱き締めて欲しいのかな?
「分かりづらいんだよボケええええぇぇ!!!!!」
と、いきなり殴りかかってきた。避けたけど。
……えっ、なに??何が起きたの??何かした?
「……何が?」
「コレ読んで分かると思うのかッ!!」
『どうも。
さて、ウソップに無限の可能性を開くために何かをしましょう。何かといっても特別に鍛える必要はないですよーどうせ、鍛えても限界というものがありまして……って、限界を自分決めたらそこで試合終了って言葉があって、何事も自分の思っている以上のことが出来るってやつなんだけど、それでも肉体には間違いなく限界というものはあるんだよねー。で、何が言いたいかというと肉体的限界はあるかもだけど精神的限界は本当に自分自身で決めるものなんだよ!!ということでウソップに出来そうなものを書いておくから頑張って。
あっ、この手紙怪しいと思うよね。
いやいや、むしろここまで色々書くやつ大丈夫なんだよ。
だってストーカーは自分のことだけを永遠に書くし、何かを企んでいるやつはこんな風に書いたりしない。つまりこの手紙はウソップのために書いているのです!って、言っても信じてくれないようだからここでウソップしか知らないことを!
昔昔、父親ヤソップに連れられて海岸に向かったらカニに足を挟まれて、痛みのあまりに倒れこんだところにヤシの実があってそこに頭をぶつけたあと、高波に飲まれて揉まれて、やっとの思いで助かったときには服はズタボロに破れて大事な箇所は昆布が引っ付いていて、そこに偶然にカヤって女の子が目撃してしまい全速力で走って逃げたという話。
どう??僕のこと信じてくれた。
さてと、ウソップの可能性なんだけど僕的にこれだけしかなかったんだよね。まぁ参考にしてみて。
アクセサリー職人、靴職人、指輪職人、ベルト職人、帽子職人、メガネ職人、洋服職人、カバン職人、傘職人、自転車職人、朝起きれないあなたを起こす職人、夕飯のメニューを二択から一択に決める職人、仕事あとの上手い酒一杯を作る職人、マジシャン職人、天体職人、海水浴職人、空き樽職人…………』
「長すぎんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッッッ!!!!」
ビッ、ビリビリに手紙を破りながら大声で叫ぶウソップ。思わずカヤは耳を塞いでしゃがみこむ。
そして目の前のボケッとしているハジメに対して
「もうワケわからねぇよ!!!
何を伝えたいのか分からねえし、だいたい「職人」につけばなんでもいいって感じで適当に書いてんじゃねえええええぇぇ!!!!!」
「で、何を選んだんですか?」
「………………………………マジシャン……」
「ほら、良かった」
「ありがとうございますチクショオオオオオオォォォォッッ!!!!」
泣きながら感謝してる。良かった良かった。
って、マジシャンって書いたかな……
……それ、戦闘に役に…立つんだよね……
…………まぁ、いいか。どうにでもなるね。
そんな風に安心していると慌てたようにバラティエの反対側から現れたヨサクとジョニー。おっ、出会ったんだ。
「ゾ、ゾロの兄貴ッ!!大変ですッ!!」
「ナ、ナミとノジコの姉貴が……海軍に捕まりましたッ!!!!」
「「「「「は、はあッ!!?」」」」」
おっ。予定外の事が起き始めたか。
でも問題ない。それさえもカバー出来るように