好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

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サンジとゾロ

とにかく、とにかく、とにかく落ち着いて。

深呼吸をして気持ちを落ち着かせたハジメは

 

 

「じゃ、ゼフさん。お願いします」

「おい。なんで話す流れを作ってやがるクソガキ」

 

「いいじゃないですか。

どうせ、こっちは見物しかしないんですし」

「だとしてもチビナスの話なんざ……」

 

「サンジの夢。ルフィ達なら叶えられますよ」

 

 

その言葉に反応したゼフ。

"オールブルー"

世界中の魚が集まる料理人とっての楽園と呼べるもの。

それを探しだすのがサンジの夢。

 

 

「……ったく、どこから仕入れるその情報は?」

「教えませんよ。知っているから知ってるのです」

 

「……面白くねぇぞ」

「分かってますよ」

 

 

やっと話す気になったゼフ。

その間にもサンジは二人がかりに奮闘し、ゾロは入念に戦闘準備をしていた。本編なら考えられなかったなー無鉄砲に突っ込んでやられるのに、いまはこうして刀の手入れや準備運動とか……ミホークさんもちゃんと待ってくれているようだし、サンジの話をちゃんと聞けるかな?

 

と、いってもゼフから聞いた話は()()()()()()()ほとんど同じだった。

 

 

サンジが乗っていた船にゼフの海賊団が襲撃。

高波により沈没し、二人は遭難。

岩場の上に打ち上げられ脱出不可能。

食べ物はほとんどなく、その全部をサンジにあげたゼフ。

そして……餓死寸前で通りかかった船に助けられて、ゼフの夢だったこのバラティエを開業。そこにサンジも入り今に至る。

 

 

本編の流れ通り。だからここにサンジがコックとしているのだが、あくまでも流れが同じだけで中身は随分と変わっていた。

 

 

それはそうだろう。余計な"死"や損失はいらないから。

なのでまず、ゼフには"サンジ"というか名前を聞いたら真っ先に敵味方関係なく沈没しても助かる道を取るように説得するようにと書いておいた。

 

なので、ゼフが襲った船にサンジがいたことで、ゼフは突然に全員に高波に飲まれても助かるようにと小舟で避難したり浮き輪を手にしたり食料をかき集めたりなど、さまざまな対象をして……高波に飲まれた。

 

で、ゼフとサンジだけが高い岩場に打ち上げられた。

でも偶然にかき集めてた食料の袋が"2つ"流れ着いていたためにゼフは片足を無くす必要はなかった。

 

でもゼフならその食料さえもサンジに渡しそうだったので、手紙に「どんな状況でも"自分を犠牲にした助け"は相手に重い十字架を背負わせる」と書いておいた。

だからこそゼフは自分の食料を手放さず、しかしサンジに生き抜くための食料配分などを徹底的に仕込ませながら助けがくる船がくるまで生き抜いた。

 

そしてその船にゼフの仲間や、サンジがいた船のクルー達が"多く助かっていた"。

その人達と一緒にバラティエを開き今に至る。

 

サンジは食料の、食べ物の大切さを教えてくれたゼフに恩返しをしようとここでコックをしているが、サンジには夢がありそれに向かって追いかけたいという気持ちがあることをゼフは知っていた。

 

 

だとしてもサンジが自分から言い出すまでここに居させようとしていたようだが

 

 

「で、うちのチビナス。貰ってくれるのか?」

「僕としては。あとは船長次第ですかねー」

 

「その船長、ここにはいねえがどうするつもりだ?」

「そうなんですよねー。ルフィはサンジに勧誘してましたか?」

 

「知るか。アイツが言い出さない限りは認めねぞ」

「はーい」

 

 

うーーん、困った。

ゼフの話からすればルフィ達の仲間に入ることに対して本編より抵抗は無さそうなんだけど。

 

肝心のルフィがここにいない。

僕が勧誘するわけにもいかないし、だいたい船長がクルーを決めないと締まらないしなーどうしよう……

 

まぁ、後で考えよう!

サンジとゾロの戦いが終わってから考えればいいや。

 

 

というか、サンジの方終わりそう。

 

 

「あ、ありぇ…ねぇ……」

 

 

サンジの蹴りが"鉄壁のパール"の盾を蹴り崩した。

そう全身に硬い盾を纏ったパールをサンジはその脚一つで、真っ正面からその盾をぶち抜いて蹴りを喰らわせたのだ。彼方へと飛んでいったクリークのように。

 

こうしてパールは沈み、あとはギンだけ。

そのギンの姿もボロボロであり、サンジは汚れ一つも付けず息切れもなく立っている。

 

 

「もうやめろギン。お前じゃ俺には勝てねぇよ」

「……伊達に、“赫足のゼフ"の弟子じゃねえって…ことか……」

 

「誰がクソジジィの弟子だぁ!!?

これはあのジジィから盗んだもんだ!!弟子なんてなってねぇ!!!!」

 

「こっちも願い下げだチビナス」

 

「外野は黙ってろクソジジィッ!!!」

 

 

自分がいう分は良かったのか、ゼフから言われてちょっと不機嫌なっているように見えるサンジ。

片足を無くしたわけではないゼフは、その"脚技"をサンジに教えたことは間違いない。まぁ教え方がその身に味わってもらうという古いやり方ではあるが。

 

 

「それでも…俺は……あの人のッ!!」

「付け合わせってのは、メインを引き立てる物」

 

 

振りかぶった鉄球付きのトンファーをサンジはその脚で受け止め

 

 

「だが、メインが死んでたら…意味がねぇんだよ!!」

 

 

サンジは器用に脚でギンからトンファーを奪い取り、宙に舞うトンファーへ

 

 

「ガルニ(付け合わせ)・シュートッッ!!!!」

 

 

トンファーごとサンジはギンをその脚で蹴り飛ばした。

吹き飛んだギンの体は後ろで倒れているパールにぶつかりながら勢い止まらずに海へと落ちた。

 

そしてサンジは咥えていたタバコを離して

 

 

「次は、自身を引き立てるやつを見つけることだな」

 

 

WINNER サンジ

 

 

 

…………………………

 

 

「強いですね」

「当たり前だ。ここには海賊も来るからな」

 

「なるほど。じゃ"出張コック"よろしく」

「………はぁ?」

 

 

戦闘が終わったサンジを労い、そしてお願いした。

あまりにも訳の分からないことにサンジの口からタバコが落ちた。

落ちたタバコは直ぐ様ハジメが踏んで消したので燃え移ることはありませんでした。めでたし、めでたし。

 

 

「……おい、何言ってやがる?」

「いや、いま麦わらの一味にコックがいなくて。

ゼフさんに話したら"なら試しで連れてけ"って」

 

「クソジジィイイイイイイィィィッ!!」

「一回外を見てこいチビナス」

 

 

またサンジがゼフに飛び付き言い合いが始まった。

あとは二人に任せておいていいかなーと、さっさとその場から離れていく姿に変わらずにお茶をしているレイジュとロビンは

 

 

「……本当に変わらないのね。こうやって引っ掻き回すのも……」

「お兄ちゃんだもん」

 

 

なんか失礼なことを言われているような感じがしたけど無視をする。だっていまあのウソップが…活躍しているから!

 

 

「ほらほらほら!!」

 

 

5㌧ハンマーに乗り宙に浮かびながら、上空から鉛玉や火薬玉を乱れうちしている。

上空にいてさらに自由自在に動き回るウソップに、地上にいる海賊達は何もできずにやられていた。拳銃を持っていても当たるわけなく剣や素手なんて持っての他。

 

そして特に際立っていたのは後ろにいるカヤ

 

 

「9時から二人、そのあと2時、そして11時に三人よウソップさん」

「おう!!カヤが周りを見てくれるから助かるぜッ!!」

 

「人の顔を見てたら何をするかなんとなく分かるみたいなの。だからかな?」

「すげぇーなカヤ!!」

 

 

その言葉に嬉しそうな表情をするカヤ。

……なんだろう。いま無性にウソップを落としたいと思ったしまった。いや、やらないけど。やったらカヤも危ないしね。

 

 

「ウソップ~!降りてきたら一発殴らせてー!!

(ウソップ~!降りてきたら誉めてあげるよー!!)」

 

「何でだよッ!!!!」

 

 

あれ??誉めてあげるよって言ったのに何で怒られた?

よく分からないけどそれよりゾロかなーと移動することに。

 

 

「うっし!!もう大丈夫だ」

「そうか。なら始めるとしよう」

 

 

準備運動など律儀に待っていたミホークさん。

前だったら相手のことなんて考えずに突っ込むのに。

本当に面白い相手を見つけたって顔してるなー

 

 

「じゃ審判しますね」

 

「「帰れ」」

 

「酷くないですか?」

 

 

二人の間に入って審判しようとしたらあっさりと断られた。なんで?ちゃんと勝敗決めるのに。

 

 

「気が散る。消えろ」

「だな。邪魔だ」

 

「同じ剣士だからですか。息合いすぎです」

 

 

ここまできたらもう聞かないなーと諦めてロビンの所に戻る。隣に座ると直ぐ様椅子を近づけて体を密着させベッタリと引っ付いてきた。

 

 

「よくやるわ。負けると分かってるのに」

「いいじゃない。引けないこともあるんだよ」

 

「……くいなの前だから??」

「男。いや、"剣士"だからかな?」

 

 

向かい合うゾロとミホーク。

ゾロはまず刀2本抜き取った。

 

 

「3本じゃなくていいのか?」

「あぁ。こいつは"アイツ"だ。あまり傷つけたくなくてな」

 

「甘すぎる。それでよく剣士と名乗れるな」

「別にお前に認められなくても構わねえ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺は、アイツの為に(こいつ)を振るう。それだけだ」

 

「愛ゆえか。いいだろう。私の知らない力、見せてもらおう」

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