好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
ゾロの瞳が見開き一気にミホークの元へ駆け出す。
ミホークは胸の十字架から小刀を抜き、ゾロの攻撃を受けようとした。
しかしミホークはそこで信じられないものを見た。
駆け出したゾロは突然片方の刀を
意味の分からないと動揺するミホークに対し
「うおおおっ!!」
刺した刀を手放さずに無理やり体を急停止させる。
その体は脚がミホークに向けて飛び出すようになり、そしてその瞬間にその手を離した。
謎の行動に動揺を隠せないミホーク。
だが次の瞬間行動の意味が分かった。
刺した刀からミホークに向けて、地面に亀裂が入った。
ミホークが用意したステージに亀裂が入ったのだ。
いまのゾロでは広いステージを切ることはできない。
しかしやり方次第では切るという現象を起こすことは出来る。
そしてその亀裂から飛び退いたミホークに、ゾロは
(束の先端に…ワイヤーだとッ!!?)
見えないワイヤーを引き寄せたゾロは両手に2本の刀を手にして
「"二刀流"……"奥義"ッ!!」
まさかの"奥義"という言葉にミホークは背中の刀を抜こうとした。しかしタイミング的に間に合わない。そう判断したミホークは小刀を
しかしそんなことでゾロが攻撃を止めるわけもなく、左手の刀を逆手に持った状態で、上から下へ、下から上へと同時に、"始まり"と"終わり"のように
「"
放たれた攻撃は2本の柱が立っているかのように斬撃が残る。異なる2つの柱は"始まり"と"終わり"を意味し、それを喰らったものは生まれてからの時とその終わりまでの時を、走馬灯が一気に頭の中を駆け巡り、そして斬られたことを実感するという。
しかしそんな攻撃をミホークが喰らうわけもなく、見事に小刀一本で攻撃を受け止めた。ゾロにとってはそれは想定内。しかし……
(……まさか、俺に"黒刀"を使わせるとはな……)
不意打ちとはいえあのミホークが武装色硬化による"黒刀"を使うことになるなんて考えていなかった。
いくら面白い相手を見つけたとしても、弱者に対して全力で狩るなんて無様なことはしない。
しかしミホークは見誤った。
どんな方法を使ったとはいえミホークは目の前の者を"敵"と認識を改めていいと判断し始めていた。
地面についたミホークはすかさずに攻撃をしようとする。しかしゾロの追撃は終わらない。
「
まず鷹波で撃によって波状の衝撃波を発生させる。
もちろん余裕で受け止めるミホークに、刀の攻撃ではく柄を使った打撃の三連撃。これには思わず逃げの行動してしまったミホーク。
剣士が…刀身を使わず束を使ってきた。
あり得ないとは言わないが…この戦いの場面で使うことを想定していなかった。
さっきから変わった攻撃方法に正直驚きを隠せないミホークは思わず笑みが溢れていた。
(……面白い。久しく変わった"強き者"を見つけた!)
だからこそミホークは一気にゾロから距離をとり、手にある小刀を……十字架の鞘に納めた。
「……後ろのそれを、使ってくれるのか?」
「そうだな。貴様には剣士の礼儀として、この世界最強の黒刀で沈めてやる」
「はっ!やってみろ!!!」
そういってゾロはやっと腰から三本目の剣を抜き、それを口に咥えて"三刀流"で戦うことにした。
しかしゾロは感じていた。
あの黒刀を振られたら……負ける、と。
手に取った瞬間に勝敗が決まってしまったと。
それでもやらないといけない。剣士として。
そして後ろで待っている……くいなのためにも!!
「"三刀流"……"奥義"ッ!!!」
両手の刀を時計回りと反時計回りに回しながらミホークに目掛けて走り出す。これが破れたら……負ける!!
「三・千・世界ッッ!!!!」
駆け抜けたゾロの体は……斬られていた。
全く見えないその攻撃は胴体を複数に斬られていたのだ。
そしてくいなの刀だけ残り、2つの刀は斬られてしまった。
しかしそれでいい。くいなの刀を守れたなら。
ゾロはくいなの刀を鞘に納めて振り向く。
するとそこにはすでにミホークが
「……なぜ、前を向く??」
「背中の傷は……剣士の恥だ」
「見事」
そのまま斬られると誰もが思っていた。
誰もがもう終わりだと思っていた。
ハジメ達だけは表情を変えずに見守っている。
しかし、まだ、終わりではない。
ガッキンッ!!!!
斬られるはずだったゾロだったが、ミホークの剣は届かなかった。
ゾロの刀を取り、二人の間に割り込み、使い慣れたその刀でミホークの一撃を止めた。
「ッ!!!斬らせないッ!!!!」
「……く、いな……」
そのまま斬ることは出来た。
いくら剣士とはいえ相手は女、押し斬ることなぞ簡単である。
しかしミホークは引いた。
くいなも斬られると思っていたがまさかの行動に安堵はあった。あったが気を緩めることはしなかった。
「剣士同士の戦いに割って入ってくることが、どういうことか分かっての行動か?」
「……分かってます。…それでも……」
真っ直ぐな瞳でミホークを見ながら言い放った。
「ゾロは斬らせないッ!!!」
「剣士だから死んでいいなんて理由にならない!」
「剣士同士の戦いだから、見捨てるなんて出来ない!」
「私は、剣士の誇りより、ゾロが大切なのッ!!!」
言い放った。二人の戦いに、剣士の誇りの戦いに。
その誇りよりも
そしてその瞬間に、くいなの刀「和道一文字」の刀身が一瞬
それを見たミホークは目を見開き驚きを見せた。
遠くから見ていたハジメも驚いていた。
ルフィのようにロビンから教えてもらう以外にそれをやり遂げるにはこの東の海では考えられない。
それをいま名も知れぬ、それも女剣士がやり遂げた。
後ろにいるものを助けるために握ったその剣が答えたのだ。
するとミホークはふっと笑いその剣を鞘へ納めた。
斬られると覚悟していたくいなは呆気に取られていると
「娘、名を名乗れ」
「く、くいな……」
「そうか。小僧名乗れ」
「ロロノア・ゾロ」
「くいな、ロロノア。貴様らがここで終わるのには惜しい」
そういいながら二人の前に立ち、
「我が名ジュラキュール・ミホーク。
貴様らが死ぬにはまだ早い。
己を知り、世界を知り!!
強くなれ、くいなッ!!!!
おれは、先、幾年月でも、この最強の座にて貴様を待つ!!
猛ける己が心力挿してこの剣を超えてみよ!!!
この俺を超えてみよ、ロロノアッッ!!」
その言葉に二人とも動けずにいた。
言葉を出せずにいた。
それを見ていたハジメはさっと二人の元にも向かい
「お疲れ様」
「…ハジメ……」
「……お兄さん……」
二人の頭にポンッと掌で撫でたあとミホークと対面し
「珍しい…いや、初めてですかね。
若い剣士にそんな事をいうなんて」
「……ふっ。貴様が鍛え上げるのだろう
我弟子"絶黒のハジメ"よ」
「いや、超無理やり指導してきただけですよね!!!
いいですか!!暇潰しで僕を鍛え上げるなんて非常識とい」
「帰る」
「聞けやボケエエエエエエエエェェェェッッ!!!!」
ハジメ以上のマイペースなミホークにとうとう言ったことのない関西弁が出てしまったハジメ。
しかし完全に無視して自分の船に乗り去っていった。
「あの野郎……いつか泣かす!」
毒を吐くハジメにくいなの肩を借りて近づくゾロ。
「……鷹の目の…弟子だったのか?」
「相手がいないからって無理矢理です!!」
「それでも…あの人の弟子なんて……」
「周りはよく驚くけどね、こっちは迷惑しかないの。
会うたびに斬りかかってくるんだよ!!そして新しい戦い方がみたいからって色々指導してきて……有難いもあるけど迷惑が多いんだよッ!! 1:9なんだよッ!!!!」
会うたびに斬りかかる。
それはどこででもだ。場所なんてとはない。
人の迷惑も省みずに斬りかかるミホークに、もう嫌だと本気で逃げたときもあったという。
最近大人しくなったから良かったけど、あの目、全く諦めてない。
するとこちらも諦めていない目でハジメの前に立ち
「……ハジメは、鷹の目に…勝てるのか?」
「勝てないよ。まぁ、
「……それでもアイツの強さに一番近いはずだ…」
「どうかなー世界は広いし」
「……ルフィに、付いていくのか?」
「色々暗躍してたけどそっちの方が手っ取り早いし対処も出来るからね」
まぁ、なんとなく、ゾロの言いたいことは分かる。
分かるけど……麦わらの一味に入る理由、それでいいのかなー
「なら!!」
「ストップッ!!!それ以上は船長に言ってね。
それ僕の一存で決められないから」
その言葉はルフィが一番聞きたい言葉なんだから。
世界最強の剣豪であるミホークさんを倒すために、僕に修行をつけてもらう算段なんだろうねー。
まぁ強くなってもらいたいからいいけど負担がねー
「とにかくまずはその傷を治してからルフィを追いかけよかな。ロビンよろしく」
「分かったわ」
「わ、私も見ます!!」
ウソップからゾロの所まで連れてきてもらい二人で治療にあたる。
「縫合は私がやるから他を任せるわね」
「はい!!」
「手際いいわね」
「ロビンさんこそ…ものすごく速い……」
二人に任せとけば大丈夫かな?
あとは残党かー
「ウソップー!!手伝おうか?」
「いや、いい!!!俺一人で大丈夫だぁ!!」
なんとも頼りがいのある返事。
それ、本編でも聞きたかったなー
まぁ、これで大体のことは終わったかなー
まさかヘルメッポがフルボディとね……
なら
最高の対策は状況を確認してからでいいかな。
「ゼフさーん!終わりましたよー」
「みたいだな。メシ食ってけ奢ってやる」
「ありがとうございます!」
やったー!!
ゼフさんの料理を食べたくて早く終わらせて帰って来たかいがあったよ!