好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
「…ニ、ニコル…ニコルか……」
「あら、ゲンさん。お久しぶりね」
ルフィ達はロビンに連れられてココヤシ村へ足を踏み入れていたのだが、さっそくその村に入った途端に知り合いに会ったようで。
「お前は……お前は、今まで何をしていたんだッッ!!!??」
突然にロビンにキレたヒゲと
そしてその瞬間にルフィの顔が青ざめる。
あのロビンにキレたのだ。あの悪魔のロビンに。
そんなことをしたら死にたいと思わせるほど拷問をして、それでも死ぬことを許されずに1ヶ月間生死の境をさ迷うという……もう、それを思い出しただけで全身から汗が吹き出て手足は震える。
というか、海楼石ですでに弱っている。
「ル、ルフィの兄貴ッ!!?」
「ね、熱中症ですかッ!!?」
的外れなことをいうヨサクとジョニーは無視して
「色々あったのよ」
「あったのよだけですまされるか!!」
「親でもない貴方に言われても響かないわ。
それにお兄ちゃんとは再会したの。これで満足??」
「……ったく。心配をかけさせるな……」
どうやらゲンさんという人はそれを聞いて落ち着いたようだ。しかしまだルフィの方がダメなのようで
「で、後ろの麦わら坊主の様子がおかしいが…」
「気にしないで。いつもの症状だから」
「いつもルフィの兄貴は熱中症に!!?」
「ヤバくないですかロビンの姉御ッ!!?」
「ヤバイのは貴方達の頭よ」
どうもこのメンバーだとたまにロビンがマトモに見えてくる。それを見ていたゲンさんも「…あのニコルが…」と感心するほどに。
「とにかくベルメールに会っていきなさい」
「元よりそのつもりよ」
「ったく、どうして最近の若い奴らは言葉遣いを…」
「それをそのままあの子達に言ってあげたらどうかしら?」
「それは不良娘と言いたいのか!!!
あの子らは天使だッッ!!!!」
「ツンとデレの落差が激しすぎるわ」
ため息をつくロビン。
ここまでのカオス、あまり見たことがない。
と、自己評価できるあたり大人になったのか、たちが悪くなったのか……あまり考えたくはない……
…………………………
「ニ、ニコルッ!!!!」
ミカンの収穫作業していたベルメールの元にゲンさんと一緒に現れた
「もうッ!!どこで何をしていたの!!!」
「ゲンさんも貴女も、どうしてそこまで他人を心配出来るのかしら?」
「他人じゃないでしょう!友達よッ!!」
「10歳も離れているのに?
分かってるの貴女、もう40歳なのよ」
「言わないで!!!年齢を言わないで!!!」
子供じゃないのだから……と言わんばかりにため息をつくロビン。
どうもこの村はロビンにとって苦手な場所。
そしてほとんどの場合ロビンがツッコミ役となる。
嫌いではないが……苦手であるのは間違いない。
「そんな歳になっても婿をもらわないなんて…
本当にお兄ちゃんと結婚する気になの。本妻は私なのよ?」
「そ、そんな…け、結婚なんて……///」
「やめて頂戴。40歳の照れなんて見たくないわ」
本当に頭が痛くなってくる。
いくら自分が本体ではなく分身でも、本体とは繋がっているのだ。きっと向こうも頭痛が止まらないのだろう……
「もういいわ。お茶を出しなさい」
「あんたね…こっちが年上なのよ……」
「知らないわ。本妻なのだから愛人は黙っていうことを聞くこと」
「……本当に、変わらないわね……」
文句をいいながら自宅に向かうベルメール。
そんな後ろ姿を見ていたロビンは、どこかの二人の姉妹の面影と重なった。
「……んとうに、そっくりね……」
「?? そっくりって??」
「中で話すわ。色々あったから落ち着いて話したいのよ」
…………………………
「……まさか、ナミとノジコがニコルと一緒にね…」
とりあえずバラティエ前までの話を終えたロビン。
その話を聞いたベルメールは嬉しそうに話を聞いていた。
「あの子達、私の結婚式を挙げるって……
でも費用が高いからって海賊から盗みよ。こっちは元とはいえ海軍に入っていたというのに……」
「むしろよく貴女のような不良が入れたわね」
「私としてはそれをニコルに言いたいわ」
そうかしら?と真顔で不思議がるロビンにベルメールは軽くため息をつく。周りをよく見ているはずのになんで自分のことはそこまで分からないのか?と
「……でも、それでも…嬉しいものね…
あの子達が一生懸命にしてくれるのは……」
その表情は本当の母親のように見えた。
一瞬だが自分の母親と重なった気がした。
だからこそ…告げないといけない……
「それであの子達は??
というか……いいの?後ろの子は……」
「…ひゅぅ……ひゅぅ……」
「構わないわ。修行中だから」
長時間の海楼石と、精神的に弱ったことで過呼吸になりかけているルフィ。しかしロビンは甘やかさない。それぐらい
「さて、私としてもそこが本題なの」
「…ちょっと待って。あの子達に何かあったの?」
「それをいう前に私の質問に答えて」
「あの子達に…何があったというのよッッ!!!!」
テーブルを叩きロビンを問い詰める。
そんなことで動揺するわけがないが、予測していたことだったのだろう。はぁーとため息をついたロビンは
「落ち着きなさい。そうやって取り乱したり考えてなしで行動するから言いたくないの。少なくとも
「そういう状況にあるだけでもうダメでしょうッ!!!!」
「ニコルッッ!!!!」
「ゲンさんも落ち着いて。
……本当に感情で動く人種は……」
……それ?貴女がいうこと?とつい言いたくなったヨサクとジョニー。しかし二人は分かっていた。いま自分達は影のように潜んでいることが正しいと。
「ここに私と、私と繋がりのある海軍は来たことあるかしら?」
「ないわよ!!それが!!」
「いいから落ち着きなさい。
あと1つの聞いたら教えてあげるから」
「育ちの悪いミカンはあるかしら??」
「あ、あるけど…それがナミとノジコに関係するの?」
その問いに、ロビンははぁ~と小さいため息をつく。
どうやら関係があるようだが問い詰められない。
いま、目の前のニコルは
「……ここまでクズだったとはね……」
するとロビンは懐からでんでん虫を取り出し
「コード256」
『ッ!!!?? ニコル!?ニコルかッ!!!??』
そこ声は突然の連絡に驚いているようだ。
それはそうだろう。いままで音沙汰がなかったのだから。
『お前は今まで何をッ!!!!』
「五月蝿いわね。いいからモーガンを出しなさい」
『も、モーガンだと?』
「そうだったわ……
とても、とても、嫌な言い方で発言するロビンに向こう側の相手も「な、何があったのだ…」と信じられないような声を出していた。
「良いから早く。直接の連絡先を知らないのよ」
『あ、あり得んッ!!!!ニコルがアイツの連絡先を知らないなんてッッ!!!!』
「良いから早く」
本当に面倒くさい。
基本的にお兄ちゃんがやることに文句はないが、本当に、本当ーに!1つだけ言っていいなら
どうして…
すると向こうからドタバタと音がしたあと
『ニコルッッ!!!!お前は一体今までどこにッ!!!!』
「本当に五月蝿い。黙って
『ぎゃあああああぁぁぁッ!!!!
痛い!痛いッ!!!やめろニコルッ!!!!』
『何が起きているッッ!!!!
反抗期かッ!!!ニコルの反抗期かッッ!!!??』
あまりにも五月蝿かったので遠距離からの関節技を決めてやったロビン。するとさらに騒がしくなり頭が痛くなってきた……
そう、ハジメの影武者であるモーガンに連絡をとったのだ。そしていくら影武者だろうがハジメ以外に「お兄ちゃん」なんてロビンがいうわけがない。
だからこの状況が本当に面倒くさいのだ。
「いいからさっさと東の海の第16支部に来なさい」
『ま、待て…聞きたいことが……』
「五月蝿いわよ。貴方は私の言うことを聞けばいいの。
それとも何??
『いけばいいんだろうチクショー!!!』
『本当にどうしたんだニコッ!!』
面倒くさいくなったので連絡を切ってやったロビン。
向こうでは騒ぎになっているだろうが知ったことではない。
一番大切なのはお兄ちゃん。そしていまは
それを二番にするためにもいまこれを解決しないと意味がない。だからやれることは全力でやる。
それが……ニコ・ロビンであり、ニコルだから。
「さ、さっきのは…」
「気にしなくていいわ。それより行くわよ」
「ど、どこにじゃ??」
「聞いていたでしょう?第16支部。海軍支部よ」
「ま、待って!!!どうしてそこに!!
……ッ!!?まさか!!!!??」
そうか。
やっと解ったようだ。
そして私も、分かった。
「私の…私の