好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
「なんだ?何が起きている?」
「ネズミ大佐!!ココヤシ村の連中がここにッ!!!」
「ほう。すぐにアーロンに伝えてこい。
そして私の所に数名付いてこい」
「えっ。ど、どちらに?」
「せっかくのチャンスだ。この機会を逃すかチィチチチ!!!」
…………………………
「な、な、なにやってるんですかルフィの兄貴ッ!!!」
「相手は魚人ですよ!!そしてこちらはまだ海の上!!
襲われたらヤバイじゃすみませんぜッ!!!」
初めは海軍支部に乗り込んでからルフィが大声を出して囮になりヨサクとジョニーと一緒に足止め。
その間にロビンとベルメール達がナミ達を探し、混乱させるために武器庫に火をつけて逃げる算段だった。
しかし見事にルフィがその作戦を無視して大声を出した。
それに対してロビンは
「……はぁ。仕方ないわ。
ヨサクとジョニーはベルメールを警護しながらナミ達を探しにいきなさい。私はルフィのサポートするわ」
「わ、分かりました」
「お気をつけて」
ヨサクとジョニーは船を乗り換えてすぐに支部へ向かって漕ぎ出した。残されたのはルフィ達の小舟一隻。
「本当は拳骨の嵐だったけど変更よ。
海上での戦いも必要だからここで修行よ」
「おう!!!」
「この船とあっちの船は任せなさい。
ルフィは
いい?私に傷ひとつ付けてみせなさい……私が殺すわよ」
「はいイィッ!!!!」
ロビンからの喝も入れられたタイミングで海から魚人が飛び出してきた。
それもルフィ達だけではなくベルメール達の所にも。
しかしそれがどうした。ここにはロビンがいるのだ。
「"
次々に現れる魚人に対してロビンの大きな手が関節技・ビンタ・突飛ばしを喰らわせていく。
それによりベルメール達の所は完全防御の出来上がり。
海中からなにか仕掛けようとも瞬間的発動する能力は地上と同じ力を持つ。
つまり海の中だろうが外だろうが魚人から攻撃を受けることはない。
その間に無事ベルメール達は支部へたどり着いた。
一方ルフィの所には基本的に海の中からの攻撃をロビンが塞いでいるが地上はルフィに任せている。
「ゴム無しの…
能力使用禁止に加えて効果薄の海楼石のブレスレットにより力が抜けている状態。
それでも向かってくる魚人に対して有効打撃を与えている。
「ルフィ。あとは任せるわ」
「どこか行くのか」
「えぇ。やはりあの二人だけだとベルメール達が心配なのよ。ルフィ、海には落ちないように気を付けなさい」
「おう!」
「"
背中から羽を生やしたロビンは颯爽とその場から離脱してベルメールの所へと向かった。それを見てルフィは改めて思った「やっぱり師匠は普通じゃないなー」と。
そんなのんびりと考えていると新手の魚人が攻めてくる。もちろんルフィが苦戦することはないが数が多く面倒臭くなってきた。
「ッ!!!そうだ!」
何かを閃いたルフィは襲いかかってくる魚人を気絶させずに捕まえて
「お前、あの建物まで引っ張っていけ」
「ふ、ふざけるな人間ッ!!!誰がお前の」
するとルフィは表情を変えずに
これ、ロビンがよくやる手。
……師匠が師匠だから、弟子であるルフィも影響が……
「……やびばすがら…やべで……」
「よし!いけぇ!!」
ルフィもまた…手遅れなのかもしれない……
「ニッシシシシ!!
あそこなら足場が多い方がいいし、ちゃんと師匠が言うとおりに"海上"だから問題ねぇ!」
いや、ダメだろう。
と、ツッコミを入れるものがいないために自由に行動するルフィ。きっとあとでお仕置きがくることも知らずに本能で動いているのだろう。
その間にも魚人がルフィを襲っていくのだがどれもこれも進行の妨げにもならない。それ以前に
「な、なんだあの人間はッ!!!」
「後ろに"目"でも付いてるのかよッ!!!」
「クソッ!!!もっといけぇ!!!」
前後左右、海から現れるタイミングさえずらして襲っているのにも関わらずに
ルフィの優れた身体能力と反射神経だけで済ますことの出来ないもの。
《第6感》《超直感》《野性的本能》
きっとそれらは新世界ではこういう。
《見聞色の覇気》と。
とはいえ、ルフィはその第一段階に足を踏み入れているだけ。なんとなく"いる"という感覚を信じて行動しているだけなのだ。
小さいころにエース、サボと一緒にロビンに修行をつけられ、ルフィは見聞色、サボは武装色、エースはその両方が得意と分かった。しかし得意というだけで皆3つの覇気を"発現"をしているのだ。
とはいえ、ロビンは武装色の覇気しかハッキリとして教えていない。何故?というと
『信じる力なのでしょう?なら、より感覚的に身につける見聞色は自然に身に付けた方がいいわ。もし見聞色に気づいたら修行をして高める方針よ』
と、モーガンに話していたことがある。
なのでいまはまだ"見聞色"ではなく、どちらかというと"超直感"なのだ。
そしてルフィ本人はこう思っている。
「師匠の殺気に比べれば楽だな!」
………結局、ルフィはロビンにお仕置きされる運命なのだ。
…………………………
「…ね、ねぇ。こっちであってるの?」
「問題ないわ」
ベルメールと合流したロビンはナミ達のいる拷問部屋へ向かっていた。しかしどうしてロビンが自信満々に知らない支部の中を歩いて向かっているというと……
「ここの地図は頭に入れてるの。
あとヘルメッポがナミ達を連れてある意味最も安全な場所。それを考えたら簡単に場所は絞り込めるわ」
「そ、そう…なの…」
「相変わらず規格外なやつだ……」
呆気に取られるベルメールとため息をつくゲンさん。
しかしこうして敵陣の中を歩いているというのに全く敵と遭遇しない。それは……
「あと私の部下が私に敵を接近させないようにしてるわ。だからそんなに緊張しながら武器を構えなくてもいいわよ。来ても私が対処するから」
「…………」
「…………」
流石にもう言葉に出来なかった。
ここにはほぼ行き当たりばったりできたようなもの。
それなのにここまで……何をどうしたらここまで出来るのか……
「あとこれはお兄ちゃんのお手伝いをしていたら自然に身に付いたの。あと部下に関しては勝手に育った。それだけよ」
………ちなみに、ロビンはベルメールやゲンさん達の疑問点を見聞色でなんとなくフワッと読んでいるだけ。何もしなくても自然に分かるため大体のことはスルーしているがこうして使用していることもある。
……つまり、ルフィの考えはお見通しであり嘘はすぐにバレる。もちろんそれはルフィ本人も知っているがやってしまうところがルフィらしいのだろう。
そんなことしていると拷問部屋近くまできたのだが、その場所からなにやら戦闘音のようなものが聞こえてくる。
「はぁ。まだ終わったなかったのね」
そういってロビンは手をクロスさせて
「"クラッチ"」
すると姿も見えていないのに戦闘音がする方向から決して鳴ってはいけない骨が折れる音が鳴り響き同時に苦痛の叫びが木霊した。
それを聞いたベルメール達は「……絶対に逆らわないでおこう……」と改めて決心したそうだ。
そして廊下の角を曲がった所で拷問部屋とその部屋の前に倒れる魚人と海兵。そして立っているのは
「ナミッ!!!ノジコッ!!!!」
「「ベルメールさんッ!!!!」」
三人は駆け出しお互いを抱き締めあい無事を確認しあう。
「っとうに、このバカ娘達はッ!」
「ご、ごめんなさい…」
「ベルメールさん、ごめんなさい……」
「でも無事で…よかったよ……」
その姿にゲンさんや村の人達は涙を浮かべ、ロビンはたまには母親に会いたいなと感じていたところに
「なんで俺まで攻撃してんだよ師匠ッ!!!!」
魚人と海兵と一緒に倒れていたヘルメッポ。
さっきまでの戦闘音はヘルメッポが一人で二人を守っていたのだが突然現れた手に魚人も海兵もやられていった。しかしそこで何故かヘルメッポも手が生えてきて止めようとしたのだが遅く関節技を決められて一時意識を失っていた。
「段取りが甘い。コビーに伝言役を任せたのならキチンと伝えるように手加減しなさい。あと手首を骨折させて相手に首の骨を折ったように見せかけるとしても自分にダメージをおってこうして苦戦するぐらいなら最初から破綻しているの。前に教えたわよね?ナイフを使って腹部を刺すさいに確実に急所を外してナイフを刺したままなら人間はしばらく生きれるの。大量出血を危惧していたのなら気絶させて海に落とすだけでも相手は「死んだな」と錯覚するの。例え海に落としたとしても
「全部俺が悪かったから、止めてくれええええぇぇぇぇッッ!!!!」
容赦なく畳み掛けるロビンにヘルメッポは頬がゲッソリになるほど精神的ダメージを負い両手で耳を塞ぎながら叫び拒絶し始めた。
(む、ムゴイ……)
誰もがヘルメッポに同情した。
詳しい事情はしないけど感張ってくれたことは分かったヘルメッポに対して余りにも扱いが……
「それでも私がいないのにやれたほうね」
「………えっ?」
「さぁ、いくわよ。もう少しでお兄ちゃんが来るわ。
このままいると巻き込まれるわ」
さっき、あのロビンが聞きなれないことを言われたと…聞き直そうとしたがそれより気になることを。
「そうだ!どうして親父がここに来るんだッ!!!
師匠がなにかしたのかよ!?」
「失礼ね」
「ち、ちが」
「命令したの。来るのは当たり前。
拒否出来るわけないじゃない」
「やっぱり師匠かよッ!!!!」
五月蝿いわね。とヘルメッポを相手せずこの場から離れようとするが
「でもなんで親父を!!」
「言ったでしょう。親子一緒に説教するためよ。
お兄ちゃんがいないのをいいことに好き勝手言ってくれたみたいだから、ヘルメッポとモーガンの親子を私が
もう、反抗どころか生きる希望を失くしたように項垂れるヘルメッポ。その姿に初めて会うゲンさんが優しく肩を叩いて励ましてくれたという。