好き勝手にONE PIECEで過ごします。   作:ガイドライン

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その後ろにいたのは

支部に大穴をあけてその周辺には軍艦の残骸。

それのほとんどがルフィの攻撃による炎で燃えている。

そんな中でアーロンは海面を漂っていた。

意識もなくただユラユラと……

 

 

「…圧倒的にやられたな…アーロン…」

 

 

いつの間にか現れた男。

宙に漂う無数の()()()()()()()が集まり、その上に乗ってアーロンを見下ろしていた。

 

 

「でも、まぁ、お前のお陰で"ヤツが"現れた」

 

 

そういいニヤリと笑う男。

そしてその男の足場になっていた黒い何かの一部がアーロンの元へ向かう。

そしてそれはアーロンの頭部に集まり

 

 

「さて、仕上げだ」

 

 

アーロンの口や耳、穴という穴へ黒い何かが入っていく。すると気絶していたアーロンが突撃叫ぼうと口を開くが直ぐ様黒い何かがそれを塞いだ。

 

 

 

「俺の為に、もう一度やってもらうぞアーロン」

 

 

 

…………………………

 

 

「え、ええぇー!!?いたのかよハジメッ!!」

「まぁね」

 

「…ということは……」

「さぁ、二回戦よルフィ」

 

「イヤだああああぁぁぁッッ!!!!」

 

 

やっと戦いが終わりホッとしていたところにハジメが現れた。そしたルフィの戦いを見ていたというと顔が青ざめていき結局ロビンとの二回戦が決定したようだ。

 

 

「ひ、卑怯だぞ師匠ッ!!!それもう決定…じ、事項じゃねえか!!!??」

 

「よく言えたわね。でもお兄ちゃんの気配を読めなかった時点でアウトよ

というか、無意識でも武装色硬化を使った時点でアウトよ」

 

(それ読めるの……ロビンだけだからね……

あと、やっぱり気づいてたんだね……)

 

 

と、心で思ってもそれを口にしないところハジメもなかなかいい性格をしている。

 

そんなやり取りをするなか突然ハジメの腹部に衝撃が走る。まぁ一時停止で痛みはないのだが、そちらに視線を向けると

 

 

「…ナミ……」

「……待ってたんだから……ずっと……」

 

「うん。ごめんね」

「…ダメ。許さない…」

 

 

そうだろうなーと悩んでいるとナミの後ろからノジコとベルメールが歩いてきた。

 

 

「お兄さん…遅すぎ……ですよ…」

「本当にごめん」

 

「…………」

「…ベルメールさん……」

 

 

嬉しくて涙が溢れて、でもそれを見られないようにそっぽを向くベルメール。それを見たナミはゆっくりとハジメから離れてくれた。そして無理やり笑いハジメにベルメールの所にと言ってくれた感じがした。

だから視線を合わせないベルメールの元へいき

 

 

「ベルメールさん……」

「…しらない……」

 

「……遅れて、ごめんなさい……」

「……しらない……」

 

「……会えて、嬉しいです……」

「ッ!!!?? ……それ、私の…セリフ……」

 

 

そう言ってハジメに抱きついてきたベルメール。

ずっと我慢していた感情が一気に爆発したように、大声で泣きながら沢山の涙を流す。

 

それを見ていたナミもノジコも村の人達も笑みがこぼれた。約10年も待っていたのだ。そしてこうしてまた出会えたのだ。感動のさいか

 

 

 

「いつまで引っ付いてるの、離れなさい」

「ちょっ、ちょっとニコルッ!!!」

 

「私のお兄ちゃんなの。そして貴女は愛人なの。

優先順位はどっちかなんて分かりきったことよ」

 

「お前は少し空気を読みなさい」

 

 

流石にこれはあかん。とロビンの頭にチョップをする。

すると硬直したロビンはそれから動くことも言葉を発することもしなくなった。

 

……や、やり過ぎたかとロビンの顔を覗いてみると…

 

 

「……エヘヘ。エヘヘ。お兄ちゃんから…お仕置き……」

 

「うわぁ…こいつはもうダメだ…」

 

 

頬を赤くして喜んでいた。

ため息をつきベルメールに近づいて

 

 

「…あとで話があるから」

「は、はい……」

 

「ロビンもあるからねー」

「分かったわ」

 

 

すぐにトリップから回復したロビン。

本当にハジメのことになると……

 

 

「むぎばだああああぁぁぁッッ!!!!」

 

 

大声と共に海から水柱が上がった。

周囲には雨のように海水が落ちてきた。

そんな中をゆっくりとこちらに歩いてくるヤツがいた。

 

 

「う、うそ…でしょう……」

 

 

ナミは目を疑った。その人物とはさっきルフィにやられたばかりのアーロンだった。それも関節が手足一本づつ曲がっており胴体は大火傷を負っておりとても動ける状態ではないはずなのだ。

 

目も焦点が合っておらず意識があるのか疑わしいほどに酷い状態。

 

そしてそのアーロンの後ろからもう1つ人影が

 

 

「……久しぶりだな。ハジメ」

 

 

その声、姿、見覚えがあった。

そしてこの一連の出来事の黒幕なら納得がいく人物。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの時の……人拐いかッ!!」

 

 

その顔を忘れる訳がない。

昔、現在の海賊女帝"ボア・ハンコック"が人拐いをしようとした人物。あの時の海兵に引き渡し人拐いのグループを壊滅させたのだけど……

 

 

「覚えてくれたようだなハジメ。

改めて自己紹介だ。クルード・フィンザーだ」

 

 

そして片手を上げるとその腕が黒い小さな何かに変わり

 

 

「そして"ムシムシ"の実を食べた、虫人間だ」

 

 

あの黒い小さなものは"虫"

それが何百、何千とクルードの身体を作っている。

 

 

「悪魔の実ッ!!」

「お前にやられたあと軍艦にあった悪魔の実を偶然に食べることが出来た。お陰で俺はこの力を手にいれた」

 

 

あのあとでそんな事が…

いやでもそれなら僕の所に報告が

 

 

「どうして逃げられたと報告が上がらなかったか?って顔をしてるな?

簡単だ俺の虫の特徴は"寄生虫"。相手の身体に入り自由自在に操れる。だから俺は逃げることが出来た。そしてその海兵やコイツらを手にすることが出来た」

 

 

指でパチンと鳴らすと何処に隠れたいたのか沢山の海兵が現れた。いやそれだけじゃない様々な人達がここに集まってきたのだ。

 

 

「しかしこの虫には難点があって気絶させて自我を失ったときしか効果が発揮しない。それでもあの日からずいぶんと集めたと思わないか?」

 

 

支部の建物を埋めつくほどの人、人、人。

その人全てが意識がなく白目を向いている。

そしてその海兵以外の人達をみたナミやノジコは驚いていた。

 

 

「……う、そ……」

「…なんで…生きて、いたの……」

 

 

そう。ナミが船を難破させ沈めた船の乗組員達だったのだ。もちろんそれ以外の人もいるが多くはナミやノジコと関わりのあるものばかり。

 

 

「何人かの魚人も操っていてね。海中に沈んだ者達を密かに回収していた。あの難破の本当の目的は()()()()()()()()()()()()()()()()だったんだよ。そしてここには選りすぐりした精鋭2000人ッ!!!」

 

 

 

そうこれまでのあの苦しみは全てこの為。

この瞬間のためだけに、ナミを苦しめて集めた人々。

直接ではないとはいえ人を殺めてきた罪を背負い、それでもノジコやベルメール、村の人達のためにやって来たこと。

 

しかしそれは全て

 

 

「それもこれも、全ては"ハジメ"ッ!!

お前に復讐するためだけにやってきたんだああああぁぁぁ!!!!!」

 

 

一度目、ロビンの失踪。

そして二度目がナミを苦しめた。

 

どうしようもなく複雑な感情が渦巻く。

それでもいまはこの目の前のヤツをどうにかする必要がある。

 

 

「ロビン。いけるかな?」

「もちろん」

 

「ルフィ。手伝ってもらうよ」

「おう!!!」

 

 

いまどんな感情が生まれていても、この目の前のヤツを倒す必要がある。そのあとだ。この感情に向き合うのは。

 

 

「たった三人で……何が出来るッ!!?」

 

 

その言葉に一斉に襲いかかる操られた人達。約2000人。

ナミもノジコもベルメールも誰も彼もやられると目を閉じようとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私に数も(パワー)もスピードも無意味よ」

 

 

しかし、その前に、終わる。

いくら人を集めてハジメを倒そうとしても無意味。

だって、ハジメの隣には最強の"妹"がいるのだから。

 

 

「"万紫万紅(ディミル・フルール)""ロック"」

 

 

そしてそこからがロビンの恐ろしいところ。

一度深呼吸したロビンは目を見開いて

 

 

覚醒咲き(エヴェイユ・フルール)

 

 

それはハジメも初めてみるものだった。

ロビンが覚醒していたことは知っていた。

分身体の遠隔操作に、意識と記憶のリンク。

さらに一万本まで操れるようになっていたことを。

 

しかしいま見ている光景はとんでもないものだった。

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

そしてロビンに捕まった者達は容赦なくその手に吸い込まれていった。ロビンのことだから殺すことはないにしろ……

 

 

「と、とんでもないな……」

「お兄ちゃんの為だから。これぐらい出来て当然よ」

 

 

本当に、別にここまでならなくても…

でもまぁそのお陰で色々助けられているが。

それにナミ達も、村の人達も、そしてゾロ達もいつの間にかこの掌の上に集まっていた。

 

あのロビンがハジメ以外の者をしっかりと守ったのだ。

これは前のロビンなら想像出来なかったこと。

成長…したんだなーと思ったハジメは

 

 

「ったく……後で抱き締めてあげるよ」

「ッッ!!!??」

 

 

もう言葉に出来ないほど驚きと喜びにより足から崩れ落ち歓喜に満ちている。

 

……これ、ハンコックじゃないよね?ロビンだよね?

 

と、下らないことをしているとやっと敵さんが正気に戻り

 

 

「な、なんだこれはッ!!!!」

「あ、あぁ……まぁ~今はロビンは取り込み中だから話は聞けないかな?」

 

「ふざけるなッ!!!!

俺がどれだけの思いでここまでやってきたと!」

 

「いやいや、知らないし。

悪いことしたのはそっち。今回もそっち。

だから……()()()()()()()()()

 

 

その言葉に一歩引いたクルード。

しかしすぐに気持ちを切り替えて

 

 

「や、やれぇ!!アーロンッ!!!!

魚人プラス俺の虫でパワーアップしてるんだッ!!

痛みも疲れもない!!!だからそいつらを倒せえぇッ!!!!」

 

 

正気を完全に失っているわけではないようだ。

アーロンは何を言っているか分からないほど意識はないが、ルフィを倒すという怨念のようなものだけがこうしてアーロンを立たせているようだ。

 

 

「はぁー。ルフィ。もう一回使用していいよ」

「いいのかッ!!!??」

 

「その代わり二度と向かってこないようなとびきりのやつを与えてあげてね」

 

「おう!!任せとけッ!!!!」

 

 

いまルフィが出来る最大限の技。

流石にギア4はまだできないだろうけどギア3までは使えている。さっきも無意識に使っていたようだけど、なら間違いなく()()も…

 

 

「ギア(セカンド)ッ!!!」

 

 

腕を横に上げてポンプの要領で血液循環を速めて身体能力を向上させて

 

 

「ギア(サード)ッ!!!」

 

 

親指から骨へ空気を送り肥大化させて巨人のような大きな手を作り出し

 

 

「ゴムゴムの……」

 

 

両手を後ろに伸ばしてアーロンに狙いを定めた。

対するアーロンももう一度、ルフィに負けたあの技で勝負しようとするが……相手が悪すぎる。

 

反動で戻ってきた巨人な手は炎を纏いて、瞬間的にアーロンへと向かって放たれた。

 

 

 

「"ツイン業火隕石(ヘル・メテオ)"ッッ!!!!」

 

 

先ほどの攻撃は後ろに軍艦がありクッションとして遠くまで吹き飛ぶことはなかったがここはロビンの手の上。遮るものはなにもなくアーロンは地平線の彼方まで吹き飛んでいった。

 

しかし、ルフィのやつ……

すぐに僕に見えないように右手を隠したけど……

まぁ、あとでお説教ということで。

 

 

その光景に口をパクパクしているクルード。

まぁ、作戦がずさん過ぎるのが悪い。

 

選りすぐりした精鋭2000人?足りない。

なら操った人々全ての人々?足りない。

それならクルードの能力を使って魚人を攻めさせる?足りない。

 

他にも色々あるけどもう面倒くさい。

それほどずさん過ぎるのだ。この計画は。

なによりも"力"が足りなさすぎる。

 

クルード。分かっているのかな?

いくらノリで雰囲気で決まったとはいえ僕は海軍"大将"

その程度で倒せるなんて考えが甘いとしか。

 

 

もっともこの"麦わらの一味"に手を出した時点で全てがアウトなんだ。僕がどれだけ頑張ってここまで引き上げたか……勝手に引き上がったのが多いけど!!そこは、うん、気にせずに。とにかく!!!

 

 

「終わりだよクルード」

「ふ、ふざけるなッ!!まだ俺がッ!!」

 

 

パチンッ!!

僕は指を鳴らした。そして終わった。

これ以上なにかをさせるわけがない。容赦もしない。

だからもう終わらせてやったのだ。

 

クルードは指を鳴らしたその体勢のまま"停まった"

文字通りクルード自体を一時停止してやったのだ。

 

 

「??どうしたんだアイツ」

「全身鉄のように固まったんだよ。ロビン、動き出す前に動けなくなるように拘束しておいて」

 

「分かったわ。海楼石の手錠や首輪などで指一本動かせなくなるようにするわね」

 

 

いつもはやり過ぎといいたいけど今回はやってくれてOK。

さて、仕上げをとルフィの背中を叩いてナミの方を向かせた。

 

流石のルフィも何が言いたかったのか分かったらしく

 

 

「これでお前は俺の"仲間"だあッ!!いいなッ!!!」

「……うん……」

 

 

こうして、ナミの呪縛は解けた。

いや、そういえばあと1つあったなー

さて、今頃いい思いをしてるだろうけどこれから"地獄"を見せてあげるからねー

 

ふふふ、待っててねネズミ大佐。

 

 

「……あいつ、すげぇー悪い顔してるぞ…」

「……ハジメさんのあの顔ってヤバそう……」

「……ロビンより酷いことしやがるからな……」

「……うん。ロビンのアレはお兄さん直伝だもん…」

「……そ、そんなにヤバイのか?」

「……これから頑張りなさいサンジ」

「……ハジメさん……」

 

 

おい、今のいままで大人しくしていると思ったら最後になんてことを言いやがる!!

特に最後のコビー!そんな諦めた目で僕を見ないでッ!!

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