好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
「い、いってえええええええぇぇぇッッ!!!!」
「当たり前です!なんでこんな風になるまで
ゴーイング・メリー号でココヤシ村へ向かっている道中。いまルフィはカヤに治療を受けていた。
特に怪我をしなかったように思えたが実はルフィの両腕、特に右腕は重度の火傷を負おっていたのだ。
「だ、だってよ…とっておきを……」
「アホか。怪我してまで使うのは"とっておき"とは言わないの」
「ええええぇぇッ!!!??」
……ダメだ。やっぱりどこか抜けているルフィに頭を抱えるハジメ。
あの時、一発目の
「
こんなの初めて見ます…とにかく冷やさないと……」
そう。ルフィの腕は皮膚の内側が火傷を負おっていたのだ。あのギア3の組み合わせによる"
多分あの大きさが腕内部に熱を溜め込んでしまい火傷をしてしまったと思う。だからか本編ではまだギア3での使用がないと思われる。
ギア2も乱発したところは見たことがない。
使い過ぎると熱が籠り火傷するためなのだろうか?
とにかく怪我を、火傷する技を使わせるわけにはいかないので。
というか、なんで表面に火傷が出てこないのか?
……やっぱり本編とは違うからか?よく分からないけど
「ルフィ。火傷しないように改善するまで使用禁止」
「そうね。そしてこれまで通り能力禁止・海楼石ブレスレット着用よ」
「そ、ぞんばぁ~」
涙を流しながら悲しむルフィ。
でもダメ。怪我をすることを黙っていたのはダメ。
しかしパワーアップしたアーロンを一撃で倒したのも事実だしな
「……はぁ。サンジ、ルフィに骨付き肉を」
「いや、このタイミングで肉って…」
「ルフィの体はどうしてか肉があれば大抵治る。」
「な、わけあるわけが……」
……とにかくサンジに骨付き肉をルフィに与えたら
「治ったああああぁぁぁ!!!!」
「な、わけあるかああああぁぁぁ!!!??」
しかしルフィは腕をブンブン回しても痛がる様子もなく、念のためにカヤに見てもらったら……
「な、治って、ます……」
「どうやってるんだよオイ…能力者、だからか?」
「いや、能力者になる前からこうだったよ」
「マジで何なんだよッ!!!」
言いたいことは分かるが治るのだから仕方ない。
ルフィを診察したカヤは「…これ私、いらなかったのじゃ…」と落ち込んでいるのでウソップにそこら辺を任せておいて
「さて、ロビン。
「もうすぐ
「え、えーとお兄さん、お姉さん…
……一体何が始まるの?」
気になったナミは思わずハジメとロビンに聞いてみた。
周りの人には「とにかくココヤシ村に帰って話す」としか言われてなかったから気になっていたが
「うーん……やっぱりもう少し待ってて。
悪いようにはしないよ。村にもあの
「ッッ!!!?? ど、どうしてそれを知ってるの!!?」
「ロビンに隠し事はやめた方がいいよ。しなくても見透かされるから」
それを聞いたナミは思わずノジコの後ろに隠れてしまった。本能的なものだろうなー
「失礼よナミ」
「ご、ごめんなさ…」
「私、
これからも徹底的にするわ。というか
………誰もが青ざめた。
ウソップにいっては泡を吹いている。
だからその所有物発言止めなさいって言ったのに……
「お兄ちゃん。お兄ちゃん。
みんな顔色が悪いわ。何かあったのかしら?」
「本気で言ってる?それ本気で言ってるのッッ!!!??」
…………………………
「チィチチチチチ。ここだ」
ココヤシ村。その中の一角にあるベルメールやナミ達が住まう家。そこにはオレンジ畑があり、今そこにネズミ大佐がいた。
オレンジ畑の1つに発育が悪いオレンジの木があり、その木の下だけが
そう、この下にナミやノジコが溜め込んだお金がある。
ベルメールに見つからないようにオレンジ畑でも端っこのほう。日当たりも悪く成長が遅いのはそのせいだと思っていたベルメールだが、何回も掘り返し土に異物があるのだ。成長が遅くなっても仕方ない。
「まさかこんな所に隠しているとはチィチチチ」
笑いが止まらない。
アーロンと結託して邪魔な海軍や近隣の人達を襲わせて思い通りにしてきたネズミ大佐。そして今度はアーロンが復讐の対象を見つけた瞬間に縁を切ってお金を手にして別の支部へ向かいあらゆる手を使ってもっと上の階級を手に入れる。
出世とお金しか目がないネズミ大佐。
だから気づかないのだ。
部下がオレンジの木を掘り返しお金の入った箱を見つけて蓋を明け歓喜したとしても
「こ、これほど溜め込んでいたとは……これで俺はもっと上にッ!!!!」
「いくと、思うか?ネズミ大佐」
その言葉に、声に、ネズミ大佐の身体に寒気と緊張感が一気に駆け巡った。
ゆっくりと後ろを振り向くと、そこにはいるはずのないものが……
「ど、どうして…ここがッ!!!??」
「お前、ニコルに目をつけられた時点で終わりなんだよ。アイツは"悪魔のニコル"、悪魔が簡単に獲物を見逃すと思うか?」
そこには無表情で、しかし
「た、大将…ハジメッ!!!」
「…ッチ、やっぱり
何を言っているか分からないがとにかくここは!!と慌ててネズミ大佐は
「こ、これはこれは大将ハジメ様。これはですねあなた様に差し上げるべく」
「そんな嘘は入らねぇんだよアホが。
言ったろうが、ニコルに目をつけられた時点で終わりだとな。
お前がやったきた悪事、全て把握してるんだよ」
そういって"ハジメ"は懐から厚い紙の束をネズミ大佐に投げつけた。それを見てみると間違いなくネズミ大佐が関わったことばかり。それもアーロンやナミと会う前のことまでびっしりと。
「こ、こ、こ、こ、これは……」
「いいわけは後で聞く。まさか…俺から逃げれる、なんて思ってねぇだろうな」
そう大将から逃げ切る訳がない。
しかしやっと手にはいる金が目の前にあるのだ。
簡単に諦めれる訳がないッ!!
とっさにネズミ大佐は懐から何かを取り出して地面に叩きつけた。すると煙が吹き出して辺り一帯を包み込む。
「ッざんなッ!!!!」
斧を振り回して煙を吹き飛ばす"ハジメ"だが、晴れたその向こうにはネズミ大佐と部下の一部はおらずお金も多少持っていかれた。
多少とは2億5000万ベリー中からなのでそれでも大金である。
「あの野郎ッ!!」
…………………………
「チィチチチチチ!!少ないがこれでなんとか…」
部下と共に森を走り回るネズミ大佐。
ここで捕まるわけにはいかない。
必死で逃げようと走るネズミ大佐だが
「なんとか、なるとでも?」
その声の瞬間、部下やネズミ大佐の身体の周りに手が生えて身体の動きを止められた。突然のことでそのまま地面に倒れたネズミ大佐達。何が起きたのかと顔を上げると
「私から逃げれると思う時点で、愚かね」
「あ、"悪魔のニコル"ッ!!!」
「さて、私の"所有物"にずいぶんと面白いことをしてくれたわね……"クラッチ"」
するとネズミ大佐以外の部下が関節技、いやそんな生易しいものではない。骨が折れる音が森の中でも響いたのだ。
「ひぃいいいいいッ!!」
流石のネズミ大佐もこれには恐怖の表情をする。
ロビンの能力を話で聞くのと、実際目にするのでは全然違う。
そしてそれが次に自分に向けられていると思うと
「ま、待てッ!やるから!金ならいくらでも、いや全部やるから」
「いらないわ。私はお兄ちゃんさえいればいい」
「………はっ?」
「理解しなくてもいいわ。マカナ」
「はい!」
するとネズミ大佐の後ろにマカナが現れ、突然のことにビビり声を上げずにはいられないネズミ大佐は
「ひぃいい!!!」
「失礼ですね。殺していいんですか?」
「ダメよ。それはお兄ちゃんに献上するのだから」
「なるほどですね。生意気いいましたので死にます!」
「だから勝手に死んだらダメよマカナ」
なんとも物騒な話をする二人。
ロビンの分身体はそこで消えてしまったのでマカナはのんびりとネズミ大佐の襟を掴んで引きずる。
もう抵抗する気力さえなくなってきたネズミ大佐はズルズルとマカナに引きずられて森から出ていった。
…………………………
「やっほー」
「
マカナと合流したときは他人だが軍服とネズミ大佐を確保していることを見てとっさにニコルやハジメに関わりがあると思い付いてきたら、いた。
ので、早速モーガンはハジメの胸ぐらをつか…もうとしたが逆にロビンに拘束されて
「お仕置きよ」
「何でだよッ!!!??」
「当たり前なことを聞かないで」
「おいハジメッ!!!こいつの性格酷くなってるぞッ!!!」
いや、僕に言われてもと思わず頬をかくハジメ。
するとロビンの手が花道のように咲き、その先からモーガンと一緒に拘束されたヘルメッポがコロコロと転がされてきた。
「へ、ヘルメッポッ!!!」
「お、オヤジッ!!!!」
「さぁ、貴方達は今からお説教よ。
モーガンはお兄ちゃんがいない間に好き勝手にしたこと。ヘルメッポはこれまでの修行のサボり。
共々徹底的に指導してあげるわ。いくわよマカナ」
「はい!」
ということで感動の再開なんてものはなく、モーガンがハジメを激することもなく、何故かロビンにお説教タイムとなってしまった。
「ふ、ふざけんなッ!!!!
むしろハジメのイメージを良くしてやった方だろうがああああぁぁぁッ!!!!」
「あんなのお兄ちゃんじゃない」
「大将が悪ふざけで海賊を捕まえたり、ノリで住民を助けることが正常だというのか!?バカかお前らッ!!!」
「お兄ちゃんの影武者として引き受けたならそこまでやって一人前よ。そこを含めてせんの…………洗脳しても変えてあげる」
「言い直せッ!!!言い直そうとしたら言い直せッッ!!!!」
「イヤだああああぁぁぁッ!!地獄の修行はイヤだああああぁぁぁ!!!!!」
「うるさい」
もう、慌ただしく過ぎ去っていくまで見送るしか出来なかった。
……帰ってきたら少しだけ優しくしようと思った。
「さて、ネズミ大佐。
いま色々混乱しているようだけど…
「な、な、何を…いって……」
「気にしなくていいよ。
それじゃ僕はネズミ大佐とクルードに"地獄"を見せないとね」
「い、い、い、い、い……や……」
「拒否権なんて……あるわけないだろう」
ドスの聞いた声。
その場にいる誰もが初めて聞く声。
それはもう"恐怖"としかいいようがないもの
「さて、行きましょうか」
そういって涙を流しながら叫ぶネズミ大佐と未だに気絶しているクルードを引きずりなから暗闇へと消えていくハジメ。
その姿ついさっきみた光景と同じような……
そしてルフィは呟く。
「師匠とハジメには、逆らわないほうがいいぞ」
「「「「「「「「はい」」」」」」」」
仮にこの人数が麦わらの一味なら、なんて気のあう仲間なんだろう……
もしくは恐怖の対象があるからかもしれない……