好き勝手にONE PIECEで過ごします。 作:ガイドライン
ベルメールの元へ婚約の話をする少し前。
「さぁ、抱き締めてお兄ちゃん」
「だとしても、堂々と言うな」
ロビンは二人のお仕置きが終わり、ハジメもアーロンとネズミ大佐の部下のお仕置きが終わり、二人が出会った瞬間ロビンが言ってきたのだった。
ちなみに周りに人はいます。ルフィ達います。
「でも、してくれるのよね?」
「はいはい。そうだね。
ルフィ達は先に宴の方に向かってて」
この空気、どうしたらいいのかと悩んでいるときにハジメからのパス。正直ここで何が始まるか分からないがもうさっきまでやっていた内容に精神的にきていたのでさっさとこの場から離れたかった。
でも、どうしても気になることが一つ。
「
ゾロが指差したのはロビンが襟を掴んでここまで引っ張ってきた
「…………………手当て、かしら?」
「悩む所かッ!!!」
あのゾロが珍しくツッコミ入れた。
すぐにカヤが駆け込んで状態を確認する。
「……重度な過労と、重度な精神的ダメージによる瀕死状態ですね……」
「ちゃんと加減してるわ」
「これの何処がですか?
知ってますか、加減という意味を。知らないなら教えますけど?」
「あら?なら後で教わりに向かうわ」
お互いに笑っているが目が怖い。
すぐにウソップが間に入り「い、いくぞカヤッ!!」と無理矢理引っ張っていった。あの時も怖かったけど、カヤは怒らせんとこうと思った……
ちなみに親子はゾロとサンジが足を握って引っ張っていった。扱いが雑だなーと一瞬だけ思い皆を見送った。
そして誰もいなくなったあと、
「お、お、お、お兄ちゃんッ!!!??」
流石にロビンもテンパる。
いつもならここからさらに引っ張ってやっと抱き締めてくれるはずなのに、何も言わずにこんなにも強く抱き締めてくるハジメ。
「ど、ど、どうしたのお兄ちゃん?
もしかして寂しかったとか?じゃないよね…」
恐る恐る聞いてみるロビンの問いに
「……寂しかった……」
「えっ?」
「当たり前、だろうが……
……たった一人の"妹"が…いなくなったら……」
「………うん……」
思っていた以上に思ってくれていたハジメに対して嬉しくなったロビンは抱き締め返した。
こんなにも幸せなことはハジメが"お兄ちゃん"になってくれたとき以来かもしれない。
「……もう、いなくなるな……」
「……うん……」
「僕から……離れるな……」
「……うん……」
「本当に分かってるのか?」
「分かってる。私はお兄ちゃんから離れない」
そう、もう離れない。
気持ちを新たにロビンはハジメから離れないと決めた時、ハジメはロビンの両肩を握って二人の距離を開けて、お互いの視線が合うように、見つめ合えるようにして
「分かってないな。こういう時ぐらい察してくれよ」
「……どういうこと?」
「……結婚、するんだろう?」
「……えっ?」
ハジメからのその言葉に固まるロビン。
そこに更なる追い討ちをかけるハジメは、ロビンの左手を取り
「…式はまだ、待っててくれ。だから代わりに…と……」
婚約指輪。
指にはめられたその指輪をジィーと見つめて
「犯していいの?」
「台無しだよ」
割りと、いうか、ガチで言ってきたロビン。
もちろん真顔で、ハジメの目を一点に見つめて。
他のやつならコロッと落ちるだろう。
内心ハジメも心がグラグラ来ているがそんな状態ではない。
「もうこれヤリましょうの合図よッ!!」
「マジでふざけんなッ!!こっちがどんな思いでそれを渡したと思ってんだッ!!!」
「こっちがどんな思いで我慢してきたと思ってるの?
もう一人で、自分でなぐ」
「アホかあッ!!!!そんなの聞きたくないわあああああああああぁぁぁぁッッ!!!!」
……何かしらアクションがあるとは思ったが予想の斜め上、いやロケット一直線で宇宙に行くぐらいに予想外だよ……
「お兄ちゃんは私が好きじゃないの?」
「……嫌いだったら、渡さないよ……」
「なら、身体を重ねるのは自然じゃないの」
「段階を飛ばしすぎだ」
「……放置プレイ……」
「お願い。会話をしてください」
どうしてこうも噛み合わない。
壊れすぎている。本当にロビンからそんなの聞きたくなかったわ……
もちろんそれは幻想なのだろうが…本編を知る身としてはそう割りきれないのである。
「……でも、初めてお兄ちゃんから"好き"っていうものを貰ったわ」
そして、こうやって不意打ちを仕掛けられると本当に困る。
こっちは必死に堪えている部分もあるというのに、それを簡単にぶち破ろうとしてくる。
それでも…ロビンの欲求を満たすとなると此方が本当に持たない。きっと数時間後には死んでるな……
「……なら、特別サービス…だ……」
でもこれぐらいなら。
きっとこれぐらいならいいだろう。
あまり男からするのは見たことないけど。
ロビンの不意をついて
「……………………………ひぇ?」
これこそロビンから聞いたことのない声。
徐々に真っ赤に染め上がるロビンの顔。
そして頭から湯気が出るんじゃないかというぐらい赤くなったところで
「………きゅ~………」
倒れた。
いままで倒れたことのなかったあのロビンが。
「……え、えぇーーー………」
それだけで気絶するならさっきいった過激な発言はどうなるんだ?と思ったがすぐに頭から削除した。
……ずいぶんと自分もロビンに染まってきたなーと顔が熱くなってきたのだった。
…………………………
そしてその後起きたロビンが「ベルメールにも用意してるのよね?」と言ってきた。完全見透かされていると白状したハジメに対してロビンは
「いいわよ。本命で、特別で、正妻が私ならいくらお兄ちゃんに女が出来ても大丈夫」
と、信じてくれるのは正直嬉しかった。
そして……正直、かなりの恐怖を感じた。
本命で、特別で、正妻というのを一つでも誤ったら……殺しにくるんだろうなーと想像してしまうぐらいに……
寒気がする中で「さぁ行きましょう」と引っ張られて来たところにベルメールがいたので渡したのだった。
「ほ、本当に…私で…いいの?」
「……はい。ベルメールさんが……はい……」
「お兄ちゃんはこういう時ハッキリ言わないの。
それが美徳なのかもしれないけど、私は物足りなかったわ」
「お前は黙れ」
ハッキリ言えずに悪かったな。
言えないものは言えないのッ!!これでも勇気出してるんだからねッ!!!
「……40代のおばさんよ……」
「えっ。見えない」
「若作りし過ぎね」
一言多い。
はぁ、とため息をついたロビンは
「それと婚約を受けるなら一緒に付いてきなさい」
「ちょっ、ちょっと待って!
わ、私はもう体力も戦闘も……」
「知らないわ。
ベルメールが自分に価値がないと決めつけるのは勝手だけど
おいおい。別に価値のあるなしで決めたんじゃないだけど。
……まぁ、一緒に行くための口実的なものだとは思うけど…ちょっと言い過ぎだよロビン。
「………返事は待っててもらっていいかしら…」
「へぇー。いい度胸ね。お兄ちゃんから求愛にすぐに求めな」
「ちょっと黙ってようか。
……ナミやノジコのことなのかな?」
すると首を縦にするベルメール。
そうだよなー。心配しないわけがないかー。
「いいじゃない。どうせ来るのよ」
「……まだ、あの子から聞いてないから」
「そう。お兄ちゃんがいいなら私は構わないわ」
「うん。待ってます」
…………………………
「と、いうことで帰りなさい。目障り」
おもてなし会場。ルフィ達と合流。
やっと起きたモーガンにロビンが一言。
「ふざけんなテメェエエエエエエエエエエエエエエェェェェェェッッッ!!!!」
うん。だよね。
無理矢理呼んでおいてお説教して帰れ。
誰でもキレるわこれ。
「分かってるのかッ!!!大将だぞ大将ッ!!!!
階級社会の海軍ならあり得ない失態だぞニコルッ!!!!」
「知らないわ。私の絶対はお兄ちゃん。
影武者
「……おい、ハジメ。
テメェの妹、マジでどうにかしろよッ!!」
「出来ていたらとっくにやってます」
クソがッ!!と地団駄を踏むモーガン。
ちなみに未だにヘルメッポは起きない。
チィッと盛大に舌打ちをして酒を飲むモーガンは
「……もう、戻らない気か、ハジメ……」
「たまにぐらいなら顔を出してもいいかと思いましたけど、もうモーガンさんが"ハジメ"として認識してるならいいかなーって」
「…最初から、その気だったろうが……」
「モーガンさんの働き次第でしたね」
別に未練がないわけではない。
でもいまの大将にはモーガンさんが必要だと思う。
「でもオックスさんは大将の座から引きずり落としてください。」
「い、いや…アイツ、お前のために……」
「僕の為に?
アハハハ!それで大将になるとかマジでふざけんな、ですよ!」
八咫烏はどうもやり過ぎてしまうことが多い。
ロビンの月兎はロビンの意見を意思を汲み取ってやるけど、八咫烏は好き勝手にやっていままでプラスに働いていたけど……
これはダメ。
理由が僕を海軍に戻すためにとか、絶対にダメ。
僕も他人事に言えないのだから、だから尚更ダメだっていっている。
「だが、無理だろうよ。
アイツもお前に似て頑固だからな」
「……はぁ~。暴走しないように見ておいてくださいね」
「でも今の所なにも……」
「そのうち
「……あり得る……」
そう、やりかねない。
ヘルメッポの方はルフィ達を追いかける形をとったが、オックスさんは先頭にたち近づいてくるものを蹴散らしそう。
もうそれルフィの冒険じゃなくなるの。
海軍引率の遠足じゃないんだから。
「ということですでにこちらに向かっているだろうオックスさんを止めるべく、帰れ」
「最後の一言だけなんで辛辣なんだよクソがッ!!!!」
「それと指名手配書。一週間後で。
写真はヘルメッポに渡しておきますねーよろしくー」
「アホかッ!!!出来るわけないだろうがッ!!!!」
「これもダメ。あれもダメ。
それでは大将なんてやれませんよ」
「現在進行形でやれていないテメェがいうなあああああああああぁぁぁぁッッ!!!!」
でも、オックスさんという危機的な(海軍にとって)状態は理解してくれたようですぐさまこの場から駆け出していったモーガン。
ちなみにモーガンさんがこちらに来たときに乗ってきた船は一人用。イメージではエースが乗っていたような
あれは僕の力作で
その2つをブースターにセットしたら超加速します。
なのでここから海軍本部まで楽に来れますよ。
もちろん非売品。海軍でもごく一部。
ということでもっと罪深いクリードを無理矢理乗せたモーガンは真っ暗な闇の向こうへ。
海を駆ける赤と黄色のラインが綺麗で、それを肴にお酒を飲みました。