【ここは】クロスオーバー系転生掲示板【何の世界だ?】   作:ファルコン・Σ

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ライダー小説とは、掲示板とはなんだったのか


デート・ア・ナイツ

――――――戦いは熾烈を極める。

 

「Rock "n"roll!!」

「斬り捨てる!!」

 

サンクタ族の狙撃オペレーター、エクシアが両手に持ったサブマシンガンで弾幕を張り、それをサポートするかのようにループス族の先鋒オペレーター、テキサスが光剣を時に投擲し、時には直接斬り捨てる形で次々と殲滅していく。

 

「いやあ、にしたって数多すぎ! ちょっとこれいつものドンパチの比較にならないってば」

「仕方ないだろう。こっちで抑えなければ私達の世界とやらでもあっという間に増量していくぞ」

「まあそれもそうだねえ。よーし、どうせここでなら賠償請求とか来ないし、思いっきり暴れちゃいますか!!」

 

そんな呑気な言葉を言いながら殲滅を続ける二人の後方では精霊・誘宵美九が自身の天使、《破軍歌姫》を用いた歌を奏で続ける。

 

「~♪(喉は、まだ持ちますけど、何時まで……)」

 

攻撃手段はあるが、美九は直接戦闘に長けている精霊ではない。

故にこの戦いでは味方を支援する音を奏でることに専念しているが、その戦場の苛烈さは徐々に彼女の喉を疲弊させていく。

と、一瞬弱気になりかけた美九の隣に一人のオペレーターが降り立った。

 

「もしかして、貴方もアイドルなんですか!?」

 

補助オペレーター、ソラ。

美九と同じく、歌が能力であるオペレーターである。

なおアイドルではあるが先程のテキサスの追っかけであり、種族はループスに見えるが事務所側の要請で公開NGだったりする。

 

「あら、もしかして貴方もそうなんですかぁ? というかすっごい可愛いですぅ!」

 

そしてそんな可愛らしいアイドル少女を見て美少女大好き美九さんは一気にMPMAXまで回復するのであった。

 

「ありがと♪ それじゃ、一度限りのデュエットライブをしましょうよ!」

「ええ、ええ、貴方みたいな可愛い子となら喜んでしますよ~!」

「それじゃ、いってみよー! ライブ・スタート!!」

「一日限りのスーパーライブ楽しんでってくださいねぇ~!」

 

もはや戦地であろうが関係ない。

ステージを邪魔する怪人も異形もそこで私達の歌を聴いていろ。

そんな気迫が伝わってくるかのようなソラの味方を鼓舞する「ファイトソング」と、美九の味方を奮い立たせる《破軍歌姫》の共鳴はお互いの効果を増幅しあい、通常では考えられない程の交響曲(シンフォニー)を奏で、戦場全体に響き渡る。

 

「おおっ、凄い! いくらでも戦えそうなくらい力が湧いてくる!」

「ソラの歌は何時聞いてもいいが、あの少女も中々いい歌だ」

 

気合増幅したかのように更なる無双劇を繰り広げるエクシアとテキサス。

物量を増していく怪人軍団を相手に再び一気呵成に攻め込んでいった。

 

「アイドルデュエット……看板にすれば売り上げ上がりそうやなあ……!」

 

……それを見てミノス族の重装オペレーター、クロワッサンが何か企てていたりするのは誰も知る由は無い。

 

 

 

「嘗めるなよッ!!」

 

腰に下げた専用の剣を抜いて切り刻んでいくのは龍族の前衛オペレータ―、チェン。

残像すら残さない凄まじいスピードで動き、次々と怪人共の一切合切を灰塵に帰すその姿は阿修羅が如く。

故に、その姿を見ることなく、無音がままその身を断たれる者は死神《デスサイズ》を幻視するのである」

 

「……何を言っているんだ君は」

 

などと言っているのは精霊八舞……の、片割れたる八舞耶倶矢。

無双し続けるチェンの姿を見て内に宿る【魂《ソウル》】が触発されたのか、先程までのような実況をしていたわけである。

なお、本人もしっかり《颶風騎士・穿つ者》を用いて怪人連中を相手に無双している。

 

「くくく、そこなる赤き刃を振るいし龍戦士よ! 我が八舞の風と共にその乱舞《ロンド》を奏でよ! さすればこの戦、我々は遥かなる頂の覇者とならん!」

「何を言っているかは分からないが気概は買った! 着いてこい!」

 

チェンは立場上、その両肩に責任が常に重くのしかかっている。鉱石病という悲劇や悪意が蔓延る世界において彼女の心は削られるのも無理はない。

そんな中、今回の戦いは正真正銘、純粋な「世界を救うための戦」である。

互いの正義により魂が摩耗し、多大なるものを失う代わりに何も得ることはない。そんな地獄のような戦いは此処にはない。

ならば、思うが儘に眼前の敵を殲滅してくれよう―――。

 

端的に言うと、チェンは現在、ハイになっていた。

 

「気概は買うが、私に着いてこれるのだろうな!? 足手まといにはなるなよッ!」

「笑止! 我が速度は韋駄天が如くッ! その力、存分に魅せてくれようぞッ!」

 

「………チェンの奴、ストレス抱えすぎておかしくなったのかしら?」

「共感、耶倶矢もヒャッハーしすぎです」

 

そんな二人を白い目で見ているのが八舞が片割れ、八舞夕弦とフェリーン族の前衛オペレータ―、スワイヤーである。

《颶風騎士・縛める者》とチェーン付きの刃車という似た武器を振るう二人は広範囲の敵をなぎ倒しつつも戦場で意気投合していた。

 

「アンタも大変ね。あんな暴走特急みたいな片割れがいて」

「憂慮、否定はしません。ですがあれでも、私の大事な片割れですから」

「ふうん。ま、あっちが派手に暴れまわってるなら、アタシ達がサポートしてあげるとしましょうかね!」

「肯定、あの二人はペースを考慮していません。戦場でぶっ倒れてもいいのでしょうか」

「そうなったら精々笑ってあげながら目の前で私達が無双する姿を見せつけてやりましょ♪」

「賛同、いいアイデアです。暴走二人には精々いい囮になっていただくとしましょう」

「そうそう、前で大暴れすることしか能が無いんだから」

「嘲笑、そうです。笑ってやればいいのです。プークスクスと」

 

「「聞こえてるからなそこ二人!!」」

 

喧嘩する程仲がいい。そんな言葉を体現するかのような二つのペアが協力し合い、次々とシミーを吹っ飛ばす。

その掛け合いは初対面とは思えない程に息ピッタリであった。

 

 

 

先程、美九は戦闘向きの精霊ではない、と語ったがもう一人、戦闘向きではない精霊がいる。七罪である。

彼女の持つ《贋造魔女》はあらゆる存在を変化させる。

それは他の精霊の天使であっても変わらないのだが、如何せん七罪本体自身の身体能力が劣る。

 

「ううううっ、なんでこいつら私を狙ってくるのよ! あたしが視界に入るだけで不快なゴミムシだから!? それともゴミはゴミらしくさっさと掃除しようって言う魂胆なの!?」

 

実際全員に満遍なく襲い掛かっているのだが、七罪特有の超陰鬱ネガティブ思考が発動し、自棄になりながら《贋造魔女》で怪人達をお菓子やら風船やらに変えているのだが、限定展開ではいずれ霊力に限界が来る。

 

「あ、も、もうヤバい……」

「ちょちょちょ、大丈夫!?」

 

そんな彼女の前にひらりっと華麗に降り立ったヴァルポ族の補助オペレーター、アンジェリーナが秘杖を振るう。

すると彼女のアーツ能力によって重力を増幅させられた怪人達は一斉に地に伏せることになる。

 

「あ、ありが……」

「もう! 大勢で小さい子を追い回すなんて最低だよ!」

「って小さい言うなあああああああああッ!!!」

 

安心院アンジェリーナ。七罪の地雷を踏み抜く。

士道達の尽力で自己嫌悪感情からある程度は脱却した彼女、初対面の相手に礼を言おうとしただけ成長だろう。

だが、その初対面の相手に(無論アンジェリーナに悪意はないが)小さい言われて我慢できるわけはない。

《贋造魔女》を自身に使った七罪は一気に「大人七罪」に変身すると、アンジェリーナを押しのけて前に出る。

 

「って、ええええええっ!?」

「失礼なお嬢さんね。ホント。だからこの八つ当たりは、そっちにぶつけさせてもらうわよ」

 

近くにあった大きな瓦礫が巨大な、しかしファンシーなドクロマークデザインの爆弾に変化し、それがゴロゴロと転がると巻き込まれた怪人達はべたべたと張り付いていく。

 

「え、えーと……それ!」

 

大量の怪人を捕まえた爆弾を見て大体察したアンジェリーナはアーツは逆に、軽くする方面で使用し、爆弾を上空高くにふっ飛ばす。

そして空高くに打ち上がった爆弾がこれまたファンタジーな大爆発。

上空に大きな花火が咲いた。

 

「………う、うーん……? こ、これでいいのかな?」

「あら、これくらいで済んだだけ、寧ろさっきの子達は幸運じゃない?」

 

少なくとも仮面ライダーっぽいバトルでないことだけは確かだろう。

 

 

 

「さて……まさか異界の戦いに繰り出されるとはな」

 

多群を相手に見据え、そう呟く長身の男性、シルバーアッシュ。

オペレーターの中でも頭一つ飛びぬけた戦闘力の持ち主であり、ドクターからの信頼も厚い。

そんな彼とて、ライダー怪人との戦闘はほぼ初めてに近いのだが……。

 

「とはいえ、盟友からの頼みだ。私も一肌脱ぐとしよう。多勢に無勢だが、その程度で私を止められると思うな」

 

杖に仕込んでいる剣を引き抜き、コートを脱ぐと雪の結晶のようなオーラが刀身に収束し、それを一閃――。

 

『真銀斬』。

 

シルバーアッシュの代名詞たる必殺の銀雪一閃。

絶えず放たれるその輝く斬撃は無数の敵を葬り去る。

 

「しかし流石に仕留めきれんか……む?」

 

すると、お代わりが如く、上空の穴から別の場所にいた怪人が降ってきて、やはり真銀斬の餌食となる。

みれば浮遊している精霊、星宮六喰の天使《封印主》によって各地に散乱している怪人達がシルバーアッシュの攻撃範囲内に集められているのが確認できた。

 

「ふ……感謝しよう。異界の少女よ」

 

再び剣を振るい、一閃。

ドクターの期待を背負い、その望みに応えるために戦い続ける。

それまで白銀の雪豹が止まることはない。

 

「むう、主様……」

 

そしてそれは星宮六喰にとっても同じことだった。

彼女は一度、士道を再起できなくなる寸前まで追い詰めてしまったことがあり、尚且つ十香を反転まで追い込んでしまったという経験がある。

その後の士道の戦いや、精霊に対する真摯でひたむきな姿勢を見ているうちに、自身のかつての行動には後悔が募っていた。

 

「………あの者は」

 

シルバーアッシュの戦いを支援し、自身も《封印主》の《閉》で怪人の能力や活動を止めつつも、彼の迷いのない戦闘に羨望のようなものを抱いている。

彼もまた、誰かの為に全力を尽くすことができる者。ならば――

 

「ならばむくも、主様の為に。主様が愛するこの町は、例え欠片たりとも貴様らに奪わせはせん!!」、

 

《封印主》の鍵を回し、敵軍に向ける六喰。

罪滅ぼしではない、ただ、それでも自分を救ってくれた士道の為に、全力を以てこの逆境を打破して見せると。

 

 

 

 

飛行できるマギアやメギドはフラクナシスを襲撃し、琴里に収束砲《グングニル》を撃たせる暇を与えない。

だが、そんな好き勝手をさせない者達がフラクナシスの上に立ち、上空を飛び回りながら迎撃している。

 

「少し熱いかもしれませんよっ!」

「そこに並びやがれ!!」

 

キャブリニーのエイヤフィヤトラ、サルカズのイフリータ。二人の火炎を操る術師オペレーターがそれぞれの奥義、『イラプション』『灼獄』を持って敵を焼き尽くし、

 

「逃がしはしません」

「見えてるよ」

 

狙撃オペレーターのフェリーン、シュヴァルツとリーベリのグレースロートはリバース式のクロスボウからの正確無比なスナイプで敵を撃ち落とし、

 

「持ちこたえて!」

「私がお守りします……」

「凝固しろ」

 

補助オペレーターのスズラン、医療オペレーターナイチンゲール、重装オペレーターサリアの三人が展開する領域は堅牢な城壁となって如何なる攻撃も通さない。

 

「精霊じゃないのにこれって、ホント異世界って凄いわね……けど、そろそろこっちも、精霊の意地ってのを見せてやろうじゃない!」

 

フラクナシスの艦橋に立った琴里は自身の天使、《灼爛殲鬼》を展開するとユニットを接続。

狙いは雷霆聖堂……ではなく、そこから未だに溢れ出す大量の敵。

 

「(士道はアレを直接壊すのは無理と言った。なら上に立ってる管理アバターを士道と仮面ライダーゼロワンに任せて、私は少しでも戦力を削る!)」

 

「神無月!」

『発射可能です、司令!』

 

「皆、衝撃に備えなさい! 《グングニル》、発射!!!」

 

カッ! と深紅の光がレーザーとなって放たれ、降り注ぐ大量の敵兵士達を焼き尽くす。

 

 

『ブレイズ! ロスモンティス! 行け!』

「りょーかいっと!」

「うん、任せて……!」

 

一方のロドス側もエリートオペレーターの二人のフェリーンを投入し、灼熱のチェーンソーと、念動力で操られる巨大な攻撃ユニットによって悉くを溶断・粉砕していく。

 

「少しは皆の負担を減らせたかしら……!? 再チャージ急いで! 私が持つ限り、どんどん撃ちまくるわよ……!!」

 

 

 

【POIZON】

 

そして更に降下する者が一人。

人間では即死の高度から飛び降りたその人影は、手に持ったプログライズキーを展開せずに腰に巻いたドライバーに装填。

その「滅亡迅雷フォースライザー」で「スティングスコーピオンプログライズキー」を強制的に展開させる。

 

「変身」

 

【フォースライズ】

 

【スティングスコーピオン!】

【Break Down】

 

降り立った「仮面ライダー滅」は手に持ったアタッシュアローの刃で次々と、機械的と言えるほどに冷静かつ正確な動きで切り裂き、放つ矢で周囲の敵を次々と撃ち抜いていく。

 

「………む」

「あ、あんたも仮面ライダー、なの?」

 

滅は意識したわけではないが、着地したのは万由里のすぐ近くだった。

そんな彼女の問いかけに対し、滅は律儀に応じる。

 

「肯定する。仮面ライダー滅。ゼロワンによって生み出された滅亡迅雷が一人」

「……わざわざ世界を越えてまで……? 貴方達は、どうして人間を、世界を守ろうとするの……?」

「………認識を修正するが、我々は人類も世界も守ろうとは判断していない」

「え……?」

「我々を生み出したゼロワンは、世界の為に戦えなどと我々にプログラミングはしていない」

「そ、それなら尚更、なんで……」

「ゼロワンが我々に命じたのは一つ。自分が信じたものの為に戦え」

 

そう語る滅の瞳は、複眼に隠されながらも強い意志を万由里に刻み付けた。

 

「我々が生きる世界では悪意が蔓延り、差別、怒り、悲しみ、闘争、殺戮、略奪……それらが当たり前のように存在する。だが、それでも誰もが「生きる」事だけは諦めていない」

「生きる、こと……」

「生きる事は罪だというのか? 否、生を受けたのならば誰であろうと生きる権利と義務がある。最期の時まで。ならば、それを理不尽に奪う者などあってはならない。それが、俺がラーニングした結論だ」

 

【STRONG!】

【Heracules Beetles Ability】

【アメイジングカバンシュート!】

 

アタッシュアローにアメイジングヘラクレスプログライズキーを装填した滅が放った強烈な一撃はメギドの群れを貫通し、一斉に吹き飛ばした。

 

「生きる事を諦めるのは、人の勝手だ。だが、それはお前を想う者の心を裏切ることになる。それを理解しているのか?」

「あ………!」

「いくら苦しくても、無謀でも、不可能でも、それでも足掻いてみせろ。それを支える者は必ずいる。ならば、その者の為に生きてみろ」

 

滅はヒューマギア、人間ではない。

だからこそ、彼が語る生への言葉は万由里の心に深く届いた。

 

「………そうね。下を向いてばかりじゃいられない……!」

 

万由里は立ち上がる。その瞳にはもう憂いは欠片も残っていなかった。




ライダー小説ってなんだっけ()
今日はアークナイツガチャ更新です。石の貯蔵は十分か!?


生成されている敵
シミーとトリロバイトマギア、アバドンが大半ですが、ちょくちょくマギアなどの大物が紛れ込んでいます。
とはいえ、精霊やオペレーターと比べれば烏合の衆。厄介なのは数だけ。

ソラと美九
ファイトソングと【破軍歌姫】のコラボ。広範囲の味方を支援し、更にバフ効果がアップする。
美九さん間違いなく補助オペレーター。戦場でパイプオルガン奏でるアイドル。

八舞姉妹と龍門近衛局
ホシグマは元の世界で亡の護衛。
真っ先に思いついたのはこの組み合わせ。似たコンビ同士。
ただ実際にチェンスワの*龍門スラング*を聞いたら八舞姉妹はドン引きすること間違いなし

七罪とアンジェリーナ
相性は悪くない筈だが、安心院やらかし。
この後メイクやネイルを教えてあげる約束をして機嫌を直してもらった。

六喰とシルバーアッシュ
士道ガチ族とドクターガチ勢(だが男だ)
シルバーアッシュ自体は他のオペレーターとすらあまり交流しない人、というかドクターとしか話さないのでそんな彼の戦いを見た六喰が想いを馳せ、覚悟を決めたという形。

滅/仮面ライダー滅
ゼロワンニキこと、リアルが最初に作ったヒューマギア。
テラという大地の過酷さと、ロドスという環境をラーニングした結果、原典の最終回後の滅半分、飛電其雄半分といった精神性になっている。
『人が生きるため、それを脅かす人の悪意を監視する。それが出来るのがヒューマギアたる自分』という精神性。それでも目の前で生きることを諦めている人が居たら手を差し伸べるくらいのことはする。
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