【ここは】クロスオーバー系転生掲示板【何の世界だ?】 作:ファルコン・Σ
401:半蔵学園教師ヒビキさん
此所が噂のブレイド君の掲示板かな?
402:五代さんみたいになりたいクウガ
いらっしゃいヒビキさん
403:執務官受験生555
状況の説明いるか?
404:半蔵学園教師ヒビキさん
産業でお願いしようかな
405:鎧武が斬る!零
前回の3つの出来事!
1つ! 魔王に滅ぼされて壊滅寸前のコミュニティにブレイドニキは召喚された!
2つ! その箱庭の地で悪逆非道を繰り返す虎の獣人ガルドに決闘を挑む!
3つ! 十六夜の作戦でノーネームは魔王専門コミュニティとして成り上がることを目指すのだった!
406:装者全員と友達になる男
三行だけどそれOOOのあらすじじゃねえか
407:執行官ナンバー15ウィザード
今はブレイドニキが戻ってくるまで時間潰してる感じかな
408:半蔵学園教師ヒビキさん
俺その作品知らないんだよね、どういうの?
409:カブト@ユニオン指揮官
黒ウサギ→問題児達を呼んだ張本人。ツッコミ。苦労人。速い。チョロそう。エロいらしい。
十六夜→問題児その1 アクセルフォーム並みに動けてアギト並みのパワーでビルド並みの知能。快楽主義の自由人。仮面ライダー剣を見てた。
飛鳥→問題児その2 言霊で他者の動きを支配する。身体能力は一般人に毛が生えた程度。戦後間もない時期から来たのでライダーを知らない。
耀→問題児その3 動物と会話してその能力を使えるオーズみたいな子。マイペースで三毛猫を連れてる。ライダーのファン
410:ビルド@おのれエボルトォ!
解説が早い
411:五代さんみたいになりたいクウガ
そして分かりやすい
412:半蔵学園教師ヒビキさん
大体分かった。ありがとう
413:執務官受験生555
それディケイドだろが
414:スペードの剣@ノーネーム復興中
おはようスレ民の皆
415:鎧武が斬る!零
お、ブレイドニキ来た
416:ビルド@おのれエボルトォ!
いよいよ出陣か? 頑張れよー!
417:スペードの剣@ノーネーム復興中
準備してガルドのコミュニティを目指しているところだが、先程昨日のカフェの店員と遭遇してな。なんか詳しくは分からないが居住区間? なる場所でやるらしい
418:装者全員と友達になる男
つまり………どういうことだ?
419:カブト@ユニオン指揮官
校庭や体育館というスペースがあるのにも関わらず、教室で運動しようと言っているようなものだ
420:半蔵学園教師ヒビキさん
うん、分かりやすい例えだね
421:スペードの剣@ノーネーム復興中
で、着いたんだが……この居住区間を見てくれ。こいつをどう思う?
【画像】
422:五代さんみたいになりたいクウガ
すごく……ジャングルです
423:鎧武が斬る!零
アイエエエェェェェェ!!? ヘルヘイム!? ヘルヘイムナンデ!!?
424:執行官ナンバー15ウィザード
落ち着いて鎧武ニキ! これヘルヘイムじゃないから!
425:スペードの剣@ノーネーム復興中
というかなんかこの植物? から命の気配を感じるんだが……
426:装者全員と友達になる男
そりゃ植物だって生きてるだろ?
427:スペードの剣@ノーネーム復興中
いや、そういうのとは違う。なんというか、生命体のような拍動を感じる。あと序でにこれ契約書類だ
『ギフトゲーム"ハンティング"
プレイヤー
剣城カズハ
久遠 飛鳥
春日部 耀
ジン・ラッセル
クリア条件:ホストの本拠内に潜むガルド・ガスパーの討伐
クリア方法:ホスト側が指定した特定の武具でのみ討伐可能
指定武具以外は"契約"によってガルド・ガスパーを傷つける事は不可能
敗北条件:降参かプレイヤーが上記の勝利条件を満たせなくなった場合
指定武具:ゲームテリトリーにて配置
上記を尊重し、誇りと御旗の下、"ノーネーム"はギフトゲームに参加します。
"フォレス・ガロ"印』
428:半蔵学園教師ヒビキさん
え、これ………攻撃通じなくない?
429:ビルド@おのれエボルトォ!
ブレイドニキの火力でも無理なんか?
430:執行官ナンバー15ウィザード
こういう縛りとか契約は火力一切関係なく作用するからね
431:五代さんみたいになりたいクウガ
けどこのルール、それにステージ……本当にガルドが自分が考えたのかな?
432:ビルド@おのれエボルトォ!
だな。誰かの作意を感じる
433:スペードの剣@ノーネーム復興中
まあ今それを気にしていても仕方ないだろう。どのみち交流しなければならないゲームだ。攻撃が効かずとも肉壁くらいにはなれる
434:執務官受験生555
自分を肉壁と称すな
435:半蔵学園教師ヒビキさん
うん君もブーメランだからねファイズ君
436:スペードの剣@ノーネーム復興中
まあ体質が体質だから……とりあえず、乗り込めー
437:装者全員と友達になる男
わぁい
438:執行官ナンバー15ウィザード
ノリいいね君達
439:五代さんみたいになりたいクウガ
もう分かりきってることでしょ
440:スペードの剣@ノーネーム復興中
とりあえずライブモードにしておくぞ
♠️♠️♠️
「どう? 春日部さん、カズハ君」
「うーん……指定武具らしきものは見つからないかな」
木の上に登り、周囲を索敵していた耀は頭の上でバツを作り知らせる。
それに対して黙って腕組みをしているカズハは難しい表情で佇んでいた。
「あの、カズハさん?」
「………とりあえず周囲一帯の探知をしてみた」
「へえ、そんなことも出来るの?」
「生物限定だけどな」
これはジョーカー、というよりもアンデッドがバトルファイトでお互いを見つける為に持っている感覚のようなものなのだが、カズハはそれを意識して高めることで周囲の生命の位置や特徴を感知する事が出来るのである。
ただし、これにはそこそこの集中を要する上、本人が言うように非生物は感知できない。つまり今回必要となる指定武具を見つけることは出来ないのである。
「その上で悪いニュースが2つある」
「聞きましょう」
「屋敷の周辺に何体か獣……おそらく、フォレス・ガロのメンバーが潜んでいる。そして問題のガルド自体は屋敷から出ようとせずに一ヶ所から動かない。つまり屋敷に入るには邪魔者が多いということだな」
「………凄い、ガルドは見つけたけど他のは全然分からなかった」
「此方は風上で、しかも巧妙に姿を隠してるからな。こういう直接位置を把握できる能力でじゃないと厳しいと思う」
実際環境は獣の恩恵を持つガルド達のフィールドといっても過言ではないジャングル。身を隠すにせよ、動き回るにせよ、向こうに圧倒的なアドバンテージがあると言えるだろう。
最もそんな中で一人目立つ館に隠れているガルドに違和感が募る訳だが。
「そう、カズハ君、取り巻きの数は?」
「5体かな。何れも肉食系の猛獣だ」
「外に指定武具がないとなればそれも館の中にありそうですよね……此処は一体ずつ倒していくべきでしょうか」
ジンの提案に対し、緩く頭を振ったカズハは彼の肩を叩き、序で飛鳥や耀の顔を見て1つ提案した。
「もっと簡単に事を済ませる方法がある」
♠️♠️♠️
―――――GAOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!
ゲーム会場の外で待っていた十六夜と黒ウサギの耳にその雄叫びは響いた。
「い、今の叫びは…………」
「ああ、間違いない。虎のギフトを使った春日部だな」
「あ、なるほど。ってそんなわけないでしょうが!」
「じゃあジン坊っちゃんだな」
「ボケ倒すのも大概になさいッ!!」
スパカーン! と十六夜の頭に黒ウサギの必殺ハリセン炸裂。
序でに次々と雄叫びが続く。
コントに興じていた黒ウサギだがその異様な音に内心ではハラハラしっぱなしだった。
ただ、対する十六夜は余裕そうに、
「ま、剣城がいるなら特に問題はねえだろうさ」
と、自信満々に嘯くのであった。
「た、確かに昨日の戦いは凄まじいものではありましたが………しかし、実際のゲームではどうなるか」
「ま、お嬢様や春日部は分からねぇが、剣城がガルドに遅れを取るなんてことはねえよ。100%な」
「………それは、カズハさんがその、仮面ライダーだからでしょうか?」
黒ウサギの問い。正義のヒーローだという剣城カズハに対し十六夜はやたらと好意的だ。
好戦的な性格故に寧ろ戦いを挑みそうだと思っていた黒ウサギにとっては寧ろ意外とすら思っていた。
そんな黒ウサギの質問に、少し困ったように頬をかく十六夜は、複雑ながらもこう答えた。
「ま、俺にとっちゃ仮面ライダーなんてのはあくまでフィクション、創作上のヒーローものに過ぎねぇ。世の中そんなヒーローが全部解決してくれたり世界を救ってくれるなんてあまっちろい展開なんざあるわけがねぇ」
「それは………はい」
その言葉には黒ウサギも同意する。
そんな都合のいいヒーローが実在するのなら、自分達のコミュニティは三年前、あんなむざむざと潰される事はなかったのだろうから。
「だけど、アイツは実際に実在している。仮面ライダーがいるってことはその世界では間違いなくヒーローが居たってことだ。絵空事や綺麗事を現実にしちまう、そんな夢物語のようなヒーロー様がな」
奥の手も含めた力では負けないだろうが、十六夜はカズハに勝てると思っていない。
どんな逆境でも決して諦めず、不可能を可能にしてしまう。
そんな経験をしていない、17歳という若さで個人の限界を知ってしまっている十六夜は、そんな限界を超えていく「本物の」仮面ライダーに羨望を覚えていた。
「ま、だからこそ抱えてるもんのデカさも想定できねえけどな」
「? 何か仰いましたか?」
「ん? ああいや、このゲーム観戦は出来ねえのか?」
「いえ、このゲームでは許可されていませんね」
「希種のウサギさんマジ使えねー」
「せめて聞こえないように言ってください傷つきますから!」
♠️♠️♠️
立てた作戦はシンプルかつ単純明快。
即ち、カズハが一人で敵を引き受けてその隙に指定武具を回収する。
『1つ確認だが、指定武具が必要なのはガルドだけだよな?』
『はい、契約書類に記載が無い以上、適用されるのはガルドのみでしょう』
「リーダーの考え、信じるぞ。変身!」
『TURN UP』
『EVOLUTION KING』
キングフォームに姿を変えたカズハだが、今回はその手に重醒剣は現れない。
この障害物、しかも蔦が複雑に生い茂っているフィールドでは巨大なキングラウザーは振りづらく、また大振りな攻撃は獣の瞬発力を持つ相手には不利だと判断した為だ。
故にブレイドが取ったのは、ステゴロで5体の獣の討伐。
「………ガルドと同じ血の臭いがする……貴様達、ガルドが言っていた腹心か」
―――殺した子供は腹心の部下に食わせた。
昨日ガルドはそう言っていた。ならばこの5体はガルドと同罪だろう。
「何故か自我が曖昧みたいだが………容赦無しだ。せめて生き残れるように耐えろよ?」
「GUGAAAAAAAAA!!!」
挑発を皮切りにまず一体、獅子の獣が飛びかかってきた。
人間の体など容易く引き裂くであろう爪を腕で受け止め、右腕のアッパーブローで強烈なカウンター。獅子の巨体は軽く5mほど上にぶっ飛ぶ。
更にハイエナのような獣が脚に噛みつこうと大口を開き駆けてくる。
同時にジャガーのような獣が突進し、ブレイドの喉笛を狙う。
『死ねェェェェェェェ!!!』
「理性も無い、か」
脚をずらしてハイエナの噛み付きをかわしつつ、ジャガーの側頭部に強烈な蹴り、キングソバットが炸裂。
メキョッという鈍い音が響き、そのまま蹴り飛ばされたジャガーは木に激突して動かなくなる。
「GRAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!」
「GYAOOOOOOOOOOOOOOO!!!!」
そんな仲間の1体が倒されたにもかかわらず、今度は狼と熊が襲いかかる。
何者かの介入によって理性を失った獣に堕ちた事には憐れむが、彼らもまた、幼い子供の命を喰らってきた者、その報いは受けなければならない。
左膝のクレストが輝く。解放されたタックルボアの能力により、体幹全体の力が上がったブレイドは熊の巨体ののし掛かりにも一切動じず、逆に強烈なショルダータックルで大きく吹き飛ばす。
序で右脛部、キックローカストのクレストが輝き、背後からの狼を後ろ回し蹴りで弾いた後、前から再び襲ってきたハイエナの噛み付きを跳躍して避けたのち、空中で身を捻った―――先輩であるギャレンの必殺キックを模したドロップキックを叩き込んで倒す。
更にマッハで狼に肉薄したブレイド、吹っ飛ぶ狼に追撃のライオンビートをぶちこみ、遥か彼方へ吹き飛ばしてしまった。
「次」
人間の首など簡単にねじきってしまいそうな豪腕。
それを広げて闇雲に襲いかかる熊に対し、ブレイドの左大腿のクレストが光る。
ここに刻まれているのはマグネットバッファロー。
屋敷の一部の鉄筋を強制的に引っ張り剥がし、それを熊に叩きつける。
「GRO!?」
想定外の攻撃に怯んだ熊の視界に既に敵は居らず、気付けば背後に回っていたブレイドのパワーによってその巨体は容易く持ち上げられた。
「耐えろよ。運が良ければ生きているかもな………。ふんっ!!!」
そのまま巨漢の熊を頭上に投げ、その間にキックローカストとサンダーディアーのクレストをチャージ。
落下してくる熊のどてっ腹に渾身の「キングライトニングブラスト」が叩き込まれる。
屋敷の壁を破壊して吹き飛んだ熊は間違いなく戦闘不能だろう。
「最後はお前だな」
『ぐううう……』
最初にアッパーブローを食らった獅子。だがそれがかなり効いているのか、動きはよろよろと鈍い。
それでもなお、野生の闘争本能からは逃れられないのか、牙を剥いて食らいつこうと迫る。
「逃げないか。だったら………これで終わりにしよう」
ディアーサンダーとバッファローマグネット、ライオンビートの三つのクレストが輝き、その力が右腕に集中。
相手を磁力で引き寄せつつ、雷を纏ったブレイド渾身のライダーパンチ、「キングライトニングフィスト」か獅子に叩き込まれ、青と金色の稲妻が弾けると同時にその身体を勢いよく吹き飛ばす。
「………これで全部か」
動かなくなった五体の獣を見て気持ちを解いたブレイドはブレイバックルのレバーを引いて変身を解く。
アンデッドの生命感知を使うと、五体ともに息はしている事を感じ取った。
「後はゲームが終わった後に白夜叉にでも引き渡せばいいか……。……それより、この血の臭いは……耀か」
変身と戦闘で高揚していた精神が落ち着いたことでようやく、遠く離れた場所から感じる血の臭いに反応。
一方で屋敷の方からは火の手が上がり、腹心と同じく、完全なる虎に変貌したガルドが、白銀の十字剣を持った飛鳥と対峙しているのも感知する。
「………飛鳥は恐らく問題無いな。相手は一体だし、不意打ちの通じない一本道……耀の方だな問題は……」
血の臭いの量からして恐らく相応の出血をしているのだろう。
飛鳥の無事を祈りつつ、ジンの応急処置を確認する為、カズハは合流を目指す。
―――自分がやるべきだったと、酷く独善的な後悔を抱えながら。
♠♠♠
結果として、ギフトゲームはノーネームの勝利で終わった。
ゲームそのものとしては耀の単独行動や、想定外の事態への対処の遅さと言った問題は目立ったものの、飛鳥の恩恵の指向性や命を懸けたギフトゲームの経験値と言ったものは得られた。
また、一番の問題であったフォレス・ガロが支配して奪っていた、近辺のコミュニティの名と旗印の返還。それを契機に「ジン・ラッセル率いる魔王専門コミュニティ”ノーネーム”」というアピールは出来た為良しとしよう。
耀もまた、黒ウサギの迅速な措置によって無事に回復へ向かっている様子だった。
「100点とは言えずとも、十分な成果と言っていいかな」
「ま、お前一人でも解決できただろうけどな」
「買い被りすぎだ。俺はあまりにも人の社会から離れすぎた。ああいう、人の心に響かせる手段なんてのは思いつきもしないさ」
人の心は保っていても、人の心はもう分からなくなってしまった。
それ故に耀が一人でガルドに挑む事を予見できなかったと語るカズハの後悔を十六夜は軽く笑い飛ばす。
「ハッ、人の心なんか読心でも出来なきゃ誰にも分からねえよ。俺だって実際、箱庭の住人にとって旗印がどれだけ大事かなんてわからなかったしな。あんま気負い過ぎると何時か壊れっぞ」
「………そういう意味じゃ、もう壊れているかもしれないな」
自嘲的なカズハに更に口を開こうとした十六夜だったが、そこに浮かない顔をして入って来た黒ウサギを見て一先ず言葉を飲み込む。
「ん? どうした黒ウサギ。……まさか医療ミスで春日部を」
「不謹慎ですこのお馬鹿!」
「フォレス・ガロの連中の引き渡しで何かあったか?」
「あ、いえ其方は問題無く。彼らは白夜叉様の下、箱庭の法によって正しく裁かれることでしょう」
それが意味があるかは分かりませんが、と続ける黒ウサギにだろうな、と呟く。
何者かによって変貌させられていた幹部達は人間らしい自我を失い、野生の獣となんら変わらない存在となっていた。
彼らに罰が下るにせよ、人間らしく罪を償うことは恐らく困難だろう。
自然の摂理は自然の摂理。他者の命を食い殺す自然界の動物を、人間の法が裁けるわけもない。
故に、ガルドとのギフトゲームは「
「その際に……十六夜さんが仰っていた、我々の同士を取り返すためのゲームの参加申請をしようとしたのですが」
昨夜、十六夜が提唱した対魔王コミュニティ作戦。ジンが条件として出したのがこのゲームへの参加。
景品として出されるのはノーネームの同士、それも作戦上非常に重要な隷属させた元魔王だったのだ。
「そのゲームが延期になりそうなのです………申請に行った先で、このまま中止の線もあるそうです」
「なんだそりゃつまらねえ。エンターテイナーとしちゃ五流もいい所だぜ。白夜叉に言ってどうにか出来ないのか?」
「無理でしょう。どうやら巨額の買い手が付いてしまったそうですから」
「そんなお金程度で大々的な公表を取り下げるもんかね」
黒ウサギ曰く、サウザンドアイズは群体コミュニティであり、白夜叉様のような直轄の幹部が半分、残りは傘下のコミュニティの幹部が構成している。
今回の主催者は傘下コミュニティの〝ペルセウス〟。故に双女神の看板に傷が付くことも気にならないほどの金やギフトが対価ならばゲームの撤回もするだろう、とのことだ。
「まあ、運が悪かったってことで次回に期待するとするか。ところでその仲間ってのはどんな奴なんだ?」
「そうですね………一言で言えばスーパープラチナブロンドの超美人さんですかね。指を通すと絹糸みたいに肌触りが良くて、湯浴みの時に濡れた髪がキラキラするのです。近くにいるのなら一度会ってお話したかったのですが……」
「なあ黒ウサギ、話は出来ると思うぞ。そこにいるし」
えっ? と振り向くと窓際に黒ウサギが語った通りの美女……というより美少女がいた。
「レティシア様!?」
「様はよせ。今の私は他人に所有される身分だ。〝箱庭の貴族〟ともあろうものが、モノに敬意を払っていては笑われるぞ」
現れたのはなるほど、確かに前評判通りの美少女だ。
外見こそ幼女のように見えるが妖艶さと凛とした雰囲気が相まって月に映える美女と言っても過言ではない。
「黒ウサギの言うとおりだな。目の保養になる」
「ふふ、なるほど。君が十六夜か。白夜叉の話通り歯に衣着せぬ男のようだ。しかし目の保養と言うなら黒ウサギも負けていないと思うが?」
「アレは愛玩動物なんだから弄ってナンボだろ」
「ふむ、否定はしない」
「うん、否定はできない」
「否定してください!」
なおスレ民投票では満場一致で弄られ対象に認定されていた悲しい事実を黒ウサギは知る由もない。
「しかし君は確かカズハだったかな? 気配を消していたのだがよく分かったじゃないか」
「まあ、流石に此処まで近くに来れば流石にな。それに「昨日見たばかりの気配」だったからな」
「どういうことだ剣城」
「昨日のゲーム、手を加えたのはアンタだろう? あのジャングルの樹木から感じた気配がアンタと一致しているぞ。吸血鬼さんよ」
黒ウサギが驚くと同時に懸念が確信に変わったような表情を見せる。そして張本人たるレティシアは否定することなく頷いて肯定した。
「そうだ。神格を倒すほどのギフト保持者が黒ウサギ達の同士としてコミュニティに参加したと聞いてな。そこで私は一つ試してみたくなった。新人達がコミュニティを救えるだけの力を持っているかどうかを……。コミュニティの再建は茨の道、それが分からないお前ではないだろう。黒ウサギ」
自覚があるのか気まずそうに顔を俯かせる黒ウサギ。
レティシアが言うにはカズハの実力は白夜叉からイフリートとのゲームを聞いている一方、他の面々の実力を確認したかったのだという。
本来ならガルドを嗾けるつもりだったが、カズハの相手をしてもらう為に幹部五人も参加させたのだという。
「だが生憎、ガルドでは当て馬にもならなかったよ。ゲームに参加した彼女達はまだまだ青い果実で判断に困る。……だが、解散を諭す時期は既に過ぎてしまった。こうして足を運んだはいいが、さて。お前達になんと声をかければ良いのか……」
「―――違うね。アンタは言葉をかけたくて古巣に足を運んだんじゃない。古巣の仲間が今後、自立した組織としてやっていける姿を見て安心したかったんだろ?」
苦笑するレティシアに十六夜が凶暴に笑い、指で挑発するように、
「その不安、簡単に払う方法があるぜ。アンタ自身がその身で、その力で倒せばいい。──どうだい、元・魔王様? 俺の力はまだ試してなかったろ?」
「いいい十六夜さん!?」
「下がってろ黒ウサギ。ああなったらもう止まらねえし、レティシアも納得しない」
止めるカズハとしても十六夜の実力は見ていない。
彼が世界の果てで倒したという蛇神はカブトニキ曰く、上級アンデッド並みの力は持っていると聞いているが、さて実際十六夜はどれほどの力を持っているのか……。彼自身も気になっていた事である。
「ゲームのルールはどうする?」
「双方が共に一撃ずつ撃ち合い、そして受け合う。地に足を付けて立っていた者の勝ちでどうだ?」
「分かりやすくていいね、シンプルイズベストってやつか」
窓から庭に出た二人のうち、宙に浮かぶレティシアがギフトカードから大型のランスを召喚。
何かに気付いた黒ウサギを制しつつ、その先端を十六夜に向ける。
「悪いが先手は譲ってもらうぞ。その実力、見せてもらおう」
「好きにしな」
十六夜の返答の直後、その小柄な身体に似合わぬ全力を込めたランスが怒号と共に放たれる。
普通の人間であれば受ければ即死は免れぬそのミサイルのような槍を十六夜は―――
「カッ、しゃらくせえ!!!」
「「は?」」
レティシアのみならず、思わずカズハも呆けた声が出た。
今のパンチは普通にキングビートライオンとも遜色ない威力である。それを生身で放った。
コイツ実はアギトじゃねえのなどという的外れな感想が出るが、砕かれたランスの破片は音速を越えてレティシアに向かって跳ね返されている。
「ッ、あの馬鹿!」
『EVOLUTION KING』
即座にキングフォームに変身したブレイドがマッハジャガーの音速でレティシアの前に割り込み、右膝のメタルトリロバイトの力で全身を硬化させる。
右腕でレティシアの身体を抱きかかえた上で鋼のような全身と左腕のキングラウザーの薙ぎ払いで破片を全て落とした。
「この馬鹿! 今のレティシアは他のコミュニティの所属、しかも取引対象だぞ!? 傷つけたら大問題だろうが!」
「おっと、それもそうだったな。まあお前が庇ってくれると信じてたぜ」
「白々しいな! ったく……大丈夫か?」
変身を解除したカズハはゆっくりと地面に降りる。
………此処で思い出してほしい。
初日、白夜叉の襲撃(?)から黒ウサギを庇ったカズハが何をしたか。つまるところ。
「え、あ、ああ………」
箱庭二回目のお姫様抱っこである。
そして無意識でやっていた為気付かなかった。
「剣城、お前相当なやり手だな」
「………ガッ!? またやっちゃった!?」
「だ、大丈夫だから降ろしてくれ……///」
どうやら騎士にお姫様抱っこされるのはレティシアに相当刺さったらしい。
意外とたらしなカズハを弄るか、初心そうなレティシアを弄るか十六夜が悩んでいると黒ウサギが慌てた様子でレティシアのカードをひったくって中身を見た。
「……やっぱり、ギフトネームが変わっている。鬼種は残っているものの、神格が残っていません……!」
「なんだ? もしかして元・魔王様のギフトって、吸血鬼のギフトしか残ってねえの?」
「……はい。武具は多少残してありますが、自身に宿る恩恵は……」
「他人に所有されたらギフトまで奪われるのか?」
「いいえ……武具などの顕現しているギフトと違い“恩恵”とは様々な神仏や精霊から受けた奇跡、言わば魂の一部。隷属させた相手から合意なしにギフトを奪うことはできません……レティシア様、どうして……」
「それは―――」
レティシアが気まずそうに口を開いた瞬間、上空が突如光り輝き、褐色の閃光が降り注ぐ――――――。
――――――『TIME』
・剣城カズハ
キングラウザー無しでもこの実力。
キック・パンチ・タックルと言った格闘、雷・硬質化・磁力・高速移動・時間停止と多芸な能力と、ブレイドは極めて攻防のバランスがいいライダーではないでしょうか。
タックルはちゃんと当たります。
どうでもいいけど思いついた事
南雲ハジメ「魔王だなんて、そこまで弱くないつもりだぞ?」
逆廻十六夜「ほーう? 言うじゃねえか」(←対魔王専門コミュニティの原典候補者)
高町なのは「そうなんだ~」(←管理局の白き魔王)
兵藤一誠「なんだとお前魔王様嘗めんな!」(←四大魔王から認められた時期魔王候補)
春日アラタ「言うなぁお前」(←大魔王から継承した真の魔王)
常磐ソウゴ「じゃあ試してみる?」(←最高最善の魔王)
アーミヤ「えっと……?」(←魔王と呼ばれたCEO)
ハジメ「……まあ、例外はいるけどなあ……」
魔王道は険しいぞハジメ君よ
リア充爆発しろォ!(byビルドニキ)
-
龍騎ニキ×ファムネキ
-
ファイズニキ×なのは、フェイト
-
ブレイドニキ×カリスネキ、黒ウサギ
-
カブトニキとKAN-SEN
-
ガタックニキとKAN-SEN
-
キバニキ
-
ディケイドニキ
-
ディエンドニキ×魔理沙
-
オーズニキ
-
フォーゼニキ
-
鎧武ニキ
-
ドライブニキ×セシリア、シャル
-
ゴーストニキ
-
ジオウニキ×リリス、アナスタシア
-
キカイニキ
-
ゼロワンニキとオペレーター
-
セイバーニキと精霊