ぷよぷよテトリス2 ~ シュルッツの冒険者達 作:アヤ・ノア
原作から思い切り脱線してますが、これが私クオリティです。
スクエアスが作った風の迷宮に入ったのは、りんご、まぐろ、りすくませんぱい、エコロ。
「うぅ、風が強いですね……」
必死でスカートを押さえながら歩くりんご。
吹き荒れる風のせいで、まともに前に進む事ができない。
「多分、ガーディアンがいるからだと思うよ★」
風の迷宮には、ガーディアンが存在し、強力な魔物や罠で道を塞いでいる。
なので、できるだけ慎重に進んでいかなければならない。
「まずは風をどうにかしなければいけませんね」
「それなら私に任せろっ」
そう言って、りすくませんぱいは薬を取り出し、思いっきり地面に叩きつけた。
すると、りんご達を白い煙が取り囲んだ。
白い煙に風が当たっていて吹き飛びそうだが、りんご達は風の影響を受けていない。
「あ、りすせんぱい、これって?」
「しばらくの間、風の影響を受けなくなる薬だ。風の迷宮ではお世話になるだろう」
「おお!」
りすくませんぱいのおかげで、しばらくは風の迷宮の探索が楽になるようだ。
「薬の効果が切れないうちに、ガーディアンを倒しましょう!」
「ああ!」
風の迷宮を突き進むりんご達の前に魔物が現れた。
鎧に身を包んだアーマーナイト、小悪魔のインプ、翼を持った亜竜・ワイバーン。
「サイン!」
「ふりけん★」
「アイラブユー」
アーマーナイトは魔法に弱いため、りんごが攻撃して倒した。
まぐろとりすくませんぱいが前に立って魔物の攻撃を引き付けていく。
「あの~、僕は?」
「エコロはその辺の魔物を倒してください」
「ヒドいっ」
りんごの辛辣な言葉にエコロはへこんだ。
「ライアー!」
りんごにワイバーンが襲い掛かろうとした時、闇の炎がワイバーンを包み、火傷で悶えさせる。
続けてインプは混乱魔法によってりんごの頭を混乱させる。
「うっ、頭がくらくらします! あっち行けっ!」
混乱したりんごは敵味方の区別がつかず、仲間に雷魔法を飛ばしてしまう。
「うわっ! 何するんだよ、りんごちゃん★」
「こっち来ないで!」
りんごはあちこちに雷魔法を飛ばしていて、まぐろの話を聞いてくれなかった。
りすくませんぱいは攻撃を受けないようにゆっくりとりんごに近付き、
後頭部を思いっきり叩いた。
「はっ! わ、私は一体何をしていたんでしょう」
「混乱にはこれが効くと思ったからな、思った通りで助かったよ」
りんごはりすくませんぱいに叩かれた事は覚えていなかった。
まぁ、混乱していたので当然だが。
「これからは直接攻撃だけでなく、魔法にも気を付けるんだな」
「う、うぅ~……」
知能が高いと、その分、混乱しやすくなる。
りんごはその事を身をもって思い知ったのだった。
四人は魔物を退けながら、風の迷宮の奥へと進む。
「!」
すると、風でりんごのスカートが少しめくれた。
幸い、まだ誰にも見られていなかったが、薬の効果が少しずつ切れている事が分かった。
「風が強くなってます、早くガーディアンのところに急ぎましょう!」
「そうだね、りんごちゃん★」
薬の効果が切れると、いずれ風によって吹き飛ばされてしまう。
そうなる前に、ダンジョンを攻略して脱出しなければならない。
りんご達は気をぐっと引き締めていった。
その後も魔物は次々と現れ、りんご達の行く手を阻むものの、協力して魔物を倒していく。
エコロはというと、りんご達が討ち漏らした魔物をちびちびと魔法で倒していった。
「やっぱり僕の扱い悪いよねぇ~~~~」
「当たり前ですっ」
エコロの愚痴を笑顔でスルーするりんご。
メタ的な発言になるが、中の人もエコロは嫌いな部類に入る……。
「着いた!」
そして、四人はついに風の迷宮の奥に辿り着く。
そこには、赤い頭と青い頭を持つオレンジ色のグリフォンがいた。
この魔物が、風のガーディアン・ダンガードだ。
「うぅ、風が強いね……★」
「そうだな……っ」
まぐろとりすくませんぱいも強風の影響を受けている。
風のように素早い決着が必要だ。
りんご、まぐろ、りすくませんぱい、エコロは身構えて、ガーディアンとの戦いに臨んだ。
「コサイン!」
りんごは電撃をダンガードに放つが、ダンガードはけろっとしている。
「雷属性が効かないみたいですね」
「ふ~ん、じゃあこれだね、ライアー!」
エコロの闇の炎がダンガードに命中すると、ダンガードはあっという間に燃え上がる。
「雷はダメだから、ふりけん★」
まぐろの剣玉の剣先から玉が飛び、ダンガードに命中する。
空を飛んでいたため攻撃が届きにくかったが上手く急所に当たりそこそこのダメージを与えた。
ダンガードは翼をはばたかせ、風を起こす。
「うわっ!」
「きゃっ!」
風はエコロとりんごを煽り、二人は傍にあった壁にぶつかってしまう。
「あいたたた……」
「だが、こいつは魔法に弱いようだ。このまま魔法をぶつけよう、アイラブユー!」
りすくませんぱいが投げたフラスコから炎の渦が現れ、ダンガードを包む。
要するに、反撃の隙を与えないままに連続攻撃すればいいらしい。
「うぅ~、私は雷魔法の方が得意だから足手まといですね~;」
りんごは悔しがりながら、まぐろ、りすくませんぱい、エコロの戦いを見守る。
三人はダンガードの攻撃をかわしながら、剣玉と魔法をダンガードに命中させる。
そうしているうちに、りんごは風に煽られて迷宮から落ちそうになっていた。
「もうすぐ薬が切れますよーーーーー!!」
りんごが大声で三人に知らせると、三人の表情が一変し、迅速に倒そうとした。
薬の効果が切れる前に倒さなければ、いずれ四人は吹き飛ばされてしまう。
もうすぐとどめを刺せる状況になったが、
ダンガードは空を飛んでいて攻撃がなかなか当たらない。
「くっ、どうすれば……あっ!」
その時、りんごは何かを閃いて、本を開いて呪文を詠唱する。
飛び回る敵には、この魔法が向いていると。
「マジックミサイル!!」
りんごが魔法名を言うと、彼女の手から無数の魔法弾が飛び、
動き回るダンガードに全弾命中した。
この魔法は相手を自動的に追尾するため、動き回る敵には非常に効果的なのだ。
ダンガードの体力はかなり減っていたため、これでとどめを刺す事に成功した。
「きゃぁぁぁぁぁぁっ!!」
ダンガードが墜落すると同時に、りんごが風に煽られてゴロゴロと転がる。
このままでは壁に激突して、ばたんきゅ~になってしまう。
「りんごちゃぁぁぁぁぁん!」
まぐろがりんごの腕を掴んだと同時に、二人の身体を光が包み込む。
そして、りすくませんぱいとエコロの姿も消えた。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
「た、楽しい冒険だったね……★」
「お疲れ様……」
戻って来たりんごはまぐろの下敷きになっていた。
エックスは戻って来た四人を見て、苦笑いした。
「の、残る迷宮は、後、二つですね……」
残っているのは、アリア達が担当する地の迷宮と、アルル達が担当する闇の迷宮の二つ。
「あの子達なら、大丈夫だよ……ね★」
「問題ない」
アリアチームもアルルチームも、何度も冒険してきたベテランだ。
彼らならきっと、この迷宮も余裕で乗り越えられるだろう。
りんご達は彼らを信じて待つ事にするのだった。
最近は7キャラばっかり優遇していてうんざりしました。
でも、だからといって出さないわけにはいかないので出しました。
次回はオリぷよARSのターンです。