完全に蛇足なので読まなくても大丈夫です。
後休眠中のついのアカウント載せました。憧れのマシュマロも置いたんで興味があれば
「やっぱあいつは疫病神で間違い無いわ……」
トレセン学園ファン感謝祭、ついさっきまであのバカとステージでこっ恥ずかしいことを喋らされたのは記憶から飛ばしてしまいたい。なんとか乾燥機も借りられて夕方のエキシビションレースまで時間でも潰そうかとパンフレットを眺めていたら肩を叩かれ何かと思えばたづなさんが立っていた。……それはいいんだけど逆光のせいもあるけどなんか顔怖くない? 笑ってる顔に恐怖したのは初めてだ。
「貴女にはこの後特設ブースで後輩からの相談、ファンの皆さんとのふれあいをお願いします」
「え、お断りします」
突然意味もわからないことを言われたのでつい条件反射で断ったら返ってきたのは肩を掴む手が強くなっただけだった。何でもさっきのステージで注目されてしまったようで、ファンからはもう一度会いたいと、後輩連中からは相談に乗って欲しいと、要望が一気に来て急遽決まったらしい。もちろん私本人の了承なんて無くだ。
「事後承諾になってしまったのはすみません。しかし、貴女は今回の一件でより注目されるでしょう。その中で純粋な応援以外もあるかもしれません。特に良くない記者からは目の敵にされる可能性があります。そのためより広く貴女の人となりを知ってもらいなにか有っても応援してくれる人を増やす必要があると判断しました」
厄介事が次の厄介事を呼んだってことね。まあ、こんなガキに公衆の面前でメンツを潰されたんだ。ない話じゃないでしょうね。私も向こうも自業自得でしょうし、逆恨みって怖いわね。
「それに担当のトレーナーさんからはぜひ、と了承を頂いています。なんとかお願いできませんか?」
最後は私に確認してくれるのはたづなさんの優しさでしょうね。根っこの話は私のやらかしがスタートでしょうし、これ以上迷惑をかけるわけにもいかないか。
「こんな私ですよ? 閑古鳥が鳴くと思いますけどそれで良ければ」
「ありがとうございます!」
そう言って私を引っ張って走っていく。なんでももうブースは出来るらしい。断ることはないとトレーナーが言っていたらしい。ほんとに一度ちゃんと話さないといけないようね。てか、そんなことよりたづなさん走るの速くない?
ブースに着いて来客を待つ。ブースと言っても空き教室に机と椅子を用意して扉に紙を一枚貼っただけの簡単なもの。当日決行なんでパンフレットに記載なんてあるわけないし放送と掲示板に紙一枚で案内されただけ。レースが夕方だから15時には解放されるし、感謝祭を回れないのは残念だけど休憩とでも思おう。なんて軽い気持ちだったんだけど……
「…………」
私の後ろには警備員が二人、しかもどっちもウマ娘ときた。問題を起こすような輩が来た時のためらしいけどまったく気が休まらない。無言に辛くなって話しかけても
「勤務中ですので」
と断られてしまった。流石にこれ以上はどうにもならないので誰でも良いので早く来て欲しい。
「じゃますんでー」
「邪魔するなら帰っていいわよ」
「あいよー、て、なんでやねん!」
救いの手兼お客さん第一号は元気の良い小柄な芦毛のウマ娘だった。
「こんなところでお約束のやり取りすることになるとは思わんかったわ。先輩、自分も関西の出なん?」
「は、何言ってんのよ? 私の出身は西じゃないし、純粋にうるさそうなのが来たから面倒くさくなっただけよ」
「あんた、さっきのトークショーもマジやってんな……」
なんだかんだ言いながら用意されている対面の席に座る。しかし体は小さいし、芦毛か、芦毛のウマ娘は走らないなんて言われるけどなんでなんでしょうね? 毛の種類が走りに関係あるとでも思ってんのかしら。
「まあいいわ、さっきのトークショーで笑わしてもらったし、なんや直接話せるって聞いてな。レースのこととかも色々聞かせてーや!」
うるさい……! なんでこの子はこんなに元気なんだ。でもうるさいけど不快に感じないのはこの子の人徳なのか、まあ、いいでしょう、ぐらいな感じだ。そのためのブースだし色々話して上げてもいいけどその前に
「うりゃ」
「あいたー! なにすんねん!」
ちっちゃなおでこにデコピン一つ。それなりの強さだったからほんのり赤くなっている。
「話してあげてもいいけど、まずは自己紹介ぐらいしなさい」
「せやったな、うちはタマモクロスや! よろしゅうな!」
はあ……、相変わらず声が大きい。それでもちゃんとしてる子みたいだし話してあげましょうか。
今回はウマ娘は15分、来客は3分なんて時間配分になっている。ウマ娘の子たちは相談目的の子もいるし、ファンだなんて人と長く話せることもないし妥当な所かもしれない。今までのレースとか学園での裏技とか話しててあげれば目をキラキラさせながらちょっとオーバーなリアクションで返してくれて案外話しやすい。
「はー、やっぱクラシックもシニアも大変やねんな、うち、こんなちっさいやろ? 色々言われてもうて自信なくしてまいそうやってん……」
「あっそ、私も自分のことで精一杯でね、これ以上背中押してほしいならあいつ……、生徒会長の所にでも行ったら?」
あぶないあぶない、最近で私のまわりではあいつ、とかバカ、って言えば誰か分かってくれるけど流石に後輩までにはねえ?
「あー、いや会長はんもええ人なのはわかんるんやけどな? うち、なんかこうエリート! て感じがなんか苦手でな。
あ、そや! 先輩今度の天皇賞走るん?」
「取り敢えず、まだ外部に話す時期じゃないわよ。でもなんで?」
「うちのおとんがな? 天皇賞がいっちゃん好きなレースやねん。で、うちもいつか勝ちたいと思ってんねんけど先輩が勝ってくれたらうちでも出来る気がすんねん!」
この子ナチュラルに私とあいつを比較して私を下に見てるわね。事実だから仕方ないけどなんか腹が立つわ。
「嫌よ、私長距離好きじゃないのよ。それに勝手に他人に夢を預ける前に自分でどうにかしなさい」
「うちがか……? でも、そやな。どうせやったらおとんのためにもこのタマモクロスがかっこよくやったろうやないか!」
「うるさい。後父親のために走るんじゃないでしょ。家族のためにあんたが走りたいから走るんでしょ。他人を走る理由にすると最後の最後で負けるわよ」
「そっか……、せやな! うちがおとんや家族のために走りたいから走るんや!」
来た時よりもうるさくなって、あれでも最初は落ち込みでもしてたのかしらね。そろそろ時間だと帰る準備をしている所に声をかける。
「じゃ頑張ってね。芦毛は走らない。なんて迷信破っちゃいなさい」
最初に来てくれたお客様だし? リップサービスの一つぐらいはしてあげましょうかね。これを聞いてもっと元気になったあの子にさっさと行けと手で追いやって、一人目が終了だ。思った以上に体力使わされたけどこれが何処まで続くのか、願わくば次来る子がおとなしい子だといいんだけど。
「ここで相談乗ってくれんだって?」
何人かのファンと握手したり、写真撮ったりしてたら二人目のウマ娘のご到着だ。しっかし、次はおとなしいのとは言ったけどこれはこれで面倒くさそう。
「そのためのブースだけどね、まずは自己紹介くらいしたら?」
「先輩、アタシのこと知らないんだ、ゴールドシチーよ」
静かな子が来たと思ったらどう考えても面倒くさいウマ娘が来た。トレセンにまともなウマ娘はいないのかしら。あんたのことなんて知るわけないじゃない。
「ねえ、先輩最近色々有名になってんじゃん。レース以外で有名になるってどんな気持ちなの?」
自分の運の無さに嘆いてる間に勝手に話し出す。ああ、タマモクロス、あんたはうるさいだけでいい子だったのね……
「別に? あんなの外野が勝手に騒いでるだけだし、そのせいで厄介事転がり込んでくるけど、それは自業自得。それだけよ」
「嫌じゃないの? レースの結果よりそれ以外ばっかり有名になるの」
やけに質問が具体的というか、実感が籠もっていると言うか。気になって聞いてみればこの子読者モデルで結構有名らしい。そのせいで何処まで行ってもあのモデルが走る! なんて枕詞がついてまわるらしい。本人的にはそれが外面ばっかり評価されるようで気に食わないらしい。
「なんというか、贅沢な悩みね」
「は? なにそれ」
おー怖い怖い、最近の若いのはすぐキレるんだから。カルシウム足りてないんじゃない?
「人気があるだけマシじゃない。あんたに実力があるならグランプリでも選ばれやすいし悪いことなんてないでしょ。この学園には一回もスポットライトを浴びることもなく去っていくウマ娘も多いのよ」
「それでも! ……それでも私は、走りを見て欲しいの。モデルの私じゃない私なんてなんの価値もないんじゃないかって思っちゃうの……」
「諦めなさい。あんたが何しようがモデルのあんたは何処までもついてまわるでしょうね」
いかにも絶望した。なんて顔をするけど、話は最後まで聞きなさい。
「モデルの世界なんて知らないけど、それでも人気者であり続けるのは簡単じゃないでしょ? ならそんな自分のことをまずあんたがちゃんと愛してあげなさい。モデルのあんたもレースにでるあんたもひっくるめてゴールドシチーってウマ娘なんでしょ。外野のことなんてほっときなさい。あんたがあんたを大好きになれば気にならなくなるわ」
「意外……、先輩さっきのトークショーであんなにレースのこと語ってたからモデルなんてチャラチャラしてる! とか言われると思ったのに」
「片手間にやってるならここまで相手しないわよ。ちょっと話しただけでわかるわよ、あんた相当面倒くさい性格してるでしょ。そんな子が片手間なんて器用なこと出来るとも思えないし、板挟みになって辛かったんでしょう」
そこまで言って変な声が聞こえると思ったら、目の前で泣き出してる、え、泣いてるの!? そこまで私悪いこと言った!? 流石に気まずくなって色々話しかけるけど何も返ってこずにやらかした、なんて思ったらなんでかスッキリした顔で立ち上がって
「ありがと、色々楽になった。後……生意気な口利いてごめんなさい……」
なんか憑き物が落ちたような顔になっていた。よくわからないけどまあ良しとしましょう。
「あ、後、また相談したくなるかもしれないから連絡先聞いていいですか……?」
今日一番の小声でそんなことを言ってくる。自信満々な時より、今のほうが人気でるんじゃない?
「嫌よ面倒くさい。今日は出血大サービスよ。話したいなら頑張って探しなさい」
「ふふ、じゃあ今度噂の鍋が食べられる部屋にお邪魔しますね」
最後に爆弾落として行きやがった。噂って何!? 鍋ってどういうこと!? 年末のあれか! やっぱりあいつは疫病神だ!
それからも来るわ来るわ、ファンの人達はステージから見えた私のグッズを自作して来ていた人たちが時間切れで剥がされていったぐらいでほかはまともな人ばかりだった。逆にウマ娘だと執事をつれた芦毛のちっちゃい子が来て感動しましたわ! なんて言ってきて、ついどうせ私に使う時間はないだろう我がクラスの甘味処の引換券を上げれば飛び上がりそうなぐらい喜んで帰っていくし、その目どうなってんの? な自称委員長がやかましくしていったし。キャラが濃すぎる! もちろん普通に相談に来る子もいた。地元だと一番だったのに学園に来てから勝てない、同級生に強すぎる子がいて辛い、などなど。どっちかって言うと私も同じような悩みを抱えている方なんだけどな、それでも愚痴をこぼすだけでも少しは楽になったようで入ってくるときよりマシな顔で出ていったので良しとしよう。
で、ウマ娘の中でも
「やっほー、さっきは大変だったわね」
私とあのバカが無茶苦茶にしたトークショーの司会をこなしてくれたマルゼン先輩は中々に大変だった。最初は軽いトーンで雑談だったのに、自分が強すぎて一緒に走ったウマ娘の心が折れて、走るのをやめてしまいそうだった、なんてどう考えても私の手に負える問題ではない。そんなの学園にカウンセラーを準備してもらうぐらいしか思いつかない。この手の問題はあのバカには一番しちゃいけないタイプの相談だし、これ以上はなにも思い浮かばない……、なんて頭を抱えていたら、だから私のことを応援しているなんて言われてしまった。何をどうすればだから、で文章が繋がるのか、これがわからない。でも優しい、でもどこか悲しそうな、憐れむような顔で
「だから、ルドルフを一人にしないであげてね」
なんて言われて、嫌です、ととっさに答えることが出来なかった。
なんかこうすごく大事な話をされた気がするけどところどころ聞き慣れない言葉を聞き返していたせいで時間がギリギリになってしまった。
後また爆弾としては
「あんたの会長サマへの態度いつ見ても笑えるな」
なんて初っ端から喧嘩売ってきてるような輩まで来やがった。シリウスと名乗ったそのウマ娘はどうやらアイツのことが気に食わないようで、
「なあ、どうやったらあいつの化けの皮をはがせるんだ。コツを教えてくれよ」
なんて生意気こくから
「その前に目上に対する態度覚えてから来なさい」
これ以上話す気はないと手を振って追い出せば出て行きがけに
「は、じゃあダービーでも取って、目上になってから来てやるよ。ああ、そう言えば私の名前ちゃんと伝えてなかったな。シリウスシンボリだよろしくな、先輩」
先輩の部分に嫌なイントネーションつけやがって、って! シンボリってまたあいつの関係者か! 次レース以外であったら塩まいてやる!
体力以上にメンタルが削られてどれぐらいたったか。結局ちょっと過激なファンの人以外は警備員にお願いするレベルの厄介事も無くそろそろ時間だ。付きっきりだった警備員にもお礼を言ってそろそろ店じまいかなと思ったら
「やあ、来るのが遅くなって済まない」
なんて言いながらあのバカが来やがった。それも知らないちびっこを連れてだ。だから
「すみません、子どもを誘拐したウマ娘が来たんで、早く捕まえてください!」
これからレースだからこれ以上疲れたくないと警備員にお願いするけどなぜか生温かい目で返されてしまった。なんで?
「お、おい! シンボリルドルフさんのことを悪く言うのをやめろ!」
あいつが連れてきたちびっこが震えながらそんなこと言ってきやがった。ん、なんかよく見れば似てないけどどこかあいつの面影があるような……
「なに? ついに子ども使って言いたいこと言わせるほど情けなくなったの?」
「そのようなことあるはずがないだろう。それに私が君に文句など言うはずもない。この子はトウカイテイオーと言って私のファンだそうだ。ダービーで声をかけてくれてな」
「僕はシンボリルドルフさんみたいなウマ娘になるんだ!」
ちびっこなりに胸を張ってそんな事言うのを楽しそうに見ているあいつがいる。なんかあいつが好きそうな子どもね。
「ならなんのために連れてきたのよ。子どもにも好かれてるって自慢でもしたいの? あんたが幼稚なだけでしょ」
「ダービーでもダメダメだったくせに! そんなこと言うな!」
トウカイテイオーだとかいうガキが私に向かってそんなことを言ってくる。あいつが口を出そうとするがそれを止める。これは私が売られた喧嘩だ。
「おい、そうだ、確かに私はそいつが勝ったダービーで惨敗した。それは事実だ。だがなあ、それをお前になじられるいわれはない。それが許されるのはあそこを走ったウマ娘だけだ。なんも知らないガキがイキってんじゃないぞ」
「ひぃ……」
声にならない悲鳴が漏れる。確かにこんな年の子どもに本気で威嚇するのは大人気ないだろう。だがこいつはウマ娘だ。あいつみたいになると言った。ならそんなやつが言っていいセリフではない。
「……そこまでにしてあげてくれ。この子もそこまで悪気が有ったわけではないのは君も分かっているだろう? ここは私の顔に免じて許してあげて欲しい」
「悪気がないから悪いんでしょうが。そんなところばっかりあんたに似て、この子友達なくすわよ。それにあんたの顔にどんな価値があんのよ」
「いつも殴ってくる君が言うセリフではないな。それに私に友人が居ないとでも?」
ああ、こいつ気づいてないのか……、かわいそうに……
かろうじて私以外のクラスメイトぐらいじゃない? それでもクラスメイトはどっちかって言うとライバルのほうが近いし、私は言わずもがな。
可愛そうな目で見ていたらちびっこが騒ぎ出したので話を聞くと、ステージで憧れの人物に水をかけてひどいことばっかり言っていた私に文句を言いに来たらしい。そもそも先に水をかけたのはこいつの方なんだけど?
「さっきも言ったとおり気にしなくていい。あれは彼女なりの親愛表現なのだから」
……我慢! 流石にちびっこの前で暴力沙汰は我慢するんだ私……!
で、来たは良いけど直前になって怖くなって近くでウロウロしてたのをあいつに見つかって、て感じらしい。虎の威を借るなんとやら、かしらね?
「で、ちびっこのことは良いとしてあんたは何しに来たの?」
「なに、ここは学園のウマ娘が相談できる所だろう……冗談だ、冗談だから振りかぶらないでくれ。そろそろコースを使った調整が出来るらしくてね、呼びに来たんだ」
言われて時間を見れば少し早いがそんな時間だ。来客中になるのはまずいと電源を切っていた携帯を見ればトレーナーからの連絡も来ている。
「そ、お礼は言っといてあげる。あー疲れた。これで後はあんたをボコボコにして感謝祭もおしまいね」
「そうだな、よければどうだ? 終わった後食事でも。君には色々迷惑をかけたからな」
「結構よ、ほとんど参加できなかったけどクラスの打ち上げに出る予定だし」
「え……、なんだそれ、聞いてないぞ」
「そりゃそうよ。言ってないもの。なぜか私があんたへの連絡担当にされたからね、話せるタイミングを待ってたの」
「いくらでも有ったじゃないか! なんで君はそんなことばかり!」
「どうせこの前のバレンタインみたいにはしゃぎながら来るでしょうから参加で連絡してあるから感謝しなさい」
「そうか、ありがとう……、いや私がお礼を言うのはおかしくないか? それに生徒会や他の予定があったらどうするつもりだったんだ」
「別に、あんた一人来なくてもどうでもいいし、生徒会とあんたのトレーナーには確認済みだから、なんか文句ある?」
「そこまでやってくれているのなら言うことはないが……。しかしやはり君は優しいのだな。そこまで私のために」
「違うわよバカ。あんたほっとくと前みたいに拗ねて面倒くさいし、何かあったらどうせ私に押し付けられるんだしまだマシな方を選んだだけよ」
いつもみたいなやり取りをしていたら、ちびっこがすごい顔で私達を見ていた。ああ、そっか外面、それもクラシックの時のこいつのイメージしかないなら今のこいつは誰? てなるわね。
「覚えときなさい。レースとそれ以外は別なの。あんたも勝手に持ち上げないで、後ろから蹴ってやる、ぐらいに思っておきなさい」
ちびっこを撫でる私の手が払われることは無かった。
名前を書けるってこんなに楽なんだなぁ……
本筋と関係ない幕間のような話は
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