戦国武将がIS世界で生きていく   作:とあるP

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とあるPです。

ついにオリキャラ達の登場です!

それでは、どうぞ!


第壱拾壱話 忠勝と転校生たち

ラウラが一夏に張り手を喰らわせる珍事件があったが、忠勝はラウラが気になって仕方がなかった。

 

そして、1時間目の座学が終わり、次の授業はISを使った授業だった。その時千冬が2人に頼んで来た。

 

「織斑、本多。2人にはデュノアの面倒を見てやれ。アイツは今日IS学園に来たばかりだ」

 

『はい!(承知!)』

 

そして、2時間目は2組との合同演習である。ISスーツを着る関係上、男子はアリーナの更衣室に行かなければならない。

 

そこは、ここから結構な距離がある為、忠勝と一夏は毎回ダッシュしなければならなかった。

そんな中シャルルは自己紹介をする様に喋って来るが、1分1秒とも惜しい2人は、ダッシュで更衣室へと向かうのであった。

 

「君たちが噂の2人だね。ボクはシャルル…」

 

「悪いな!今は時間がないんだ。後にしてくれ!」

 

「そうなのだ。こっちに付いて来てくれ」

 

そう言って、忠勝はシャルルの手を握って教室を出た。その時「キャ~」と言う女子の声があったが無視していた。

 

「これから演習の時は、毎回アリーナ近くの更衣室に行かないといけないからな」

 

「そうなのだ。だから少し急がねばならん」

 

「え?時間にはまだ、余裕があると思うけど…」

 

そう思って廊下に出た途端、他の教室のドアが一斉に開いた。そこには、転校生の情報を聞きつけたハイエナ(女子生徒達)が我先にと出て来た。

 

「見てみて!噂の転校生君だよ!」

 

「本当だ!しかも、織斑君と本多君もいる!」

 

…しかも、忠勝とシャルルが手をつないでいる場を見られてしまった。

 

「待って!本多君と手を繋いでいる!キャーーーー!」

 

「お母さんありがとうね!今年のお盆にはおはぎ買って来てあげるから…」

 

最後の子には(おはぎか…久しく食べていなかったのぉ)と忠勝は思っていたが、今はこの包囲網をどう突破するか考えていた。

 

「そんな事をしておると、後で織斑先生に怒られても知らぬぞ」

 

「先生が怖くて学校に行けるかー!」

 

「者同士であえー!」

 

女子たちの中には目から涙が出ていた。それほど、お説教が怖いのであろう。

 

しかし、このままだと本当に捕まりそうなので忠勝はある事をした。

 

「すまんな。ちと我慢してくれ」

 

「え?…キャ!」

 

『あー!ずるいー!』

 

 

そう言って、シャルルを持ち上げて、両足と両腕の間に自身の腕を通して、抱きしめた。いわゆるお姫様抱っこなのだ。

 

そんな中でも忠勝は、女子生徒に向かって走った。

 

「少しだけ、窮屈かもしれんが辛抱してくれ」

 

「う、うん///」

 

「一夏!先に行くぞ!」

 

「お、おう」

 

「え!ちょっと待ってよ!」

 

「喋ると舌を噛むぞ!…どりゃぁぁぁ~!」

 

群がる女子生徒の手前でジャンプし飛び越えた。

 

見事に着地も決めて、女子生徒の包囲網を突破した忠勝は、勢いそのままに更衣室に到着した。

 

遅れること数分で一夏もたどり着いた。

 

「忠勝!何だよあれは!チート過ぎるだろ!」

 

「すまん。ああでもしないと女子達(おなごたち)を巻けないからのぉ」

 

「凄いね…君って」

 

そう言って、忠勝はシャルルを降ろすのであった。その後教室で出来なかった自己紹介を改めて行うのであった。

 

「そう言えば自己紹介まだだったな。俺は織斑一夏。気軽に一夏って呼んでくれ」

 

「拙者は、本多平八郎忠勝。拙者の事も忠勝でよい」

 

「僕はシャルル・デュノアだよ。ボクもシャルルでいいよ」

 

「よろしくな!シャルル!」

 

「よろしく。デュノア殿」

 

「シャルルでいいのに」

 

「すまんな。どうも初対面の人を下の名前で呼ぶのが慣れなくてのぉ」

 

そう言うと2人はISスーツに着替えるために服を脱いだ。

 

だが、突然シャルル「きゃ!」と言いて赤くなってしまい部屋の隅に逃げてしまった。

 

 

不思議に思った2人だが、時間が押していたので詳しく聞くのは後にすることにした。その後シャルルの着替えが終わり、グランドに集合するとほとんどの生徒が揃っていた。

 

「遅いぞ馬鹿者!まぁ今回は見逃してやるが次はないと思え」

 

『は、はい!』

 

「では、IS授業を始める。とその前に、2組に転校してきた子達がいる。先ずは、そいつらの自己紹介からだ」

 

そして、IS授業を行う前になんと2組に来たと言う転校生の紹介をすることになった。1人はスタイル抜群ボディに金髪碧眼。他の生徒達が群を抜いている美人であった。

 

「ハァ~イ。アタシは、スロバキア代表候補生のロゼッタ・ミリアンヌって言うわ。よろしくね!」

 

そして、もう1人は、腰まである黒髪をねじり鉢巻きで纏めている子がいた。

 

「我は、芦屋紗菜と申す」

 

日本人特有の黒色の瞳に、スラッとした身体だった。16歳にしては、似つかない自己主張する胸が周囲を惑わす色香を醸しだしている。

 

「以後お見知りおきを…!」

 

日本人らしく丁寧なお辞儀をする紗菜。すると、突然忠勝の方に向かって歩き出し近くに寄って来た。

 

「もしや、貴殿が本多忠勝か?」

 

「如何にも、拙者が本多平八郎忠勝である」

 

「やはり!我が主にふさわしい!」

 

そう言うと彼女は忠勝の目の前で跪くのであった。異様な光景を目の当たりにしている。しかし、紗菜は止まらなかった。

 

「我が主本多忠勝殿とつい知らず…数々のご無礼。平にご容赦を…」

 

「ちょっと待つでござる。拙者と其方が出会ったのは、本日が初めてであろう…」

 

「しかし、我は幼き頃から本多忠勝殿を主として生きて来たゆえ」

 

「う~む…」

 

そんな様子を見かねた千冬は忠勝にすぐさま彼女の説得を行うように言うのであった。

 

「本多何とかしろ。授業を進めることが出来ん…」

 

「しかし…う~ん」

 

忠勝は悩んだすえ、一旦は紗菜にやめる様に言うのであった。

 

「えっと…芦屋殿。これから授業ゆえ一旦やめてはくれぬか?拙者からの願いでござる」

 

「…我が主が言うのであれば」

 

それを聞いた紗菜は渋々承諾するのであった。そして、授業がスタートするのであった。

 

 

 

 

 

 

「それでは、これから授業を始める。まずは代表候補生による模擬戦を行う。凰!オルコット!前に出ろ」

 

「なぜわたくしなのですか?」

 

「え~面倒くさい」

 

「いいから早くしろ!…アイツ(忠勝と一夏)にいいところを見せたいんだろ」

 

千冬が小さく耳打ちすると、それまでやる気が無かった2人が一気にやる気を見せた。

 

「仕方ありませんわね!」

 

「やってやるわよ!それで、セシリアと戦えばいいの?」

 

「まぁ勝つのはわたくしでしょうか」

 

「安心しろ、相手はもうすぐで来る」

 

その瞬間、空から声がして来た。よく見てみると山田先生が【ラファール・リバイブ】を装備して飛んでいるが、どうも制御しきれていない。

 

あのままでは何処かにぶつかってしまいそうであった。

 

「わー!退いてください~!」

 

「はぁ~まったく…本多止めて見せろ」

 

「承知!」

 

忠勝は素早くIS【samurai】を展開し真耶を止めるために飛翔した。

 

そして、何とか近づいたが思ったよりも暴れ馬らしく、忠勝でさえも納めるのに一苦労だった。

 

「本多君!?ど、退いてください~!」

 

「山田先生落ち着いてくだされ!」

 

あと数センチで地面に、落ちると言う所で何とか止まった。そして、今更になって気づいたが、真耶と忠勝はお互いに抱きつきていた。

 

「ありがとうございました。助けられましたね」

 

「礼には及ばぬ。それよりも…」

 

「どうかしましたか?」

 

「もう大丈夫なので離れて貰えると助かるのだが…」

 

「?…あ!///」

 

山田先生の豊満な胸が忠勝に抱きつくことで更に形を変えていた。心臓の音が五月蠅いくらい高鳴っている。

 

物思いにふけていると何処からともなく、ビーム光線が飛んできた。

 

「っ!殺気…危ない!」

 

「!本多君!?」

 

忠勝は山田先生を守る様に庇うと、ビーム光線が忠勝を直撃した。攻撃して来た奴は青ざめていた。

 

このIS学園でBT兵器を扱うのは、1人しかいない…

 

ズドン!

 

「っく!」

 

「忠勝さん!?どうして…」

 

「…どうしてもござらん。拙者が山田先生を庇ったまででござる。セシリア殿(・・・・・)

 

「し、しかし!貴方であれば、避けることが出来たはず!なのにどうして当たりに行って来たのですか…」

 

「確かに躱すことが出来たかもしれん。しかし、その攻撃が山田先生に当たっていたらと思うと、避ける事は出来なかった。ただそれだけの事でござる」

 

「そんな…」

 

「誰が攻撃してもいいと言った、オルコット」

 

「ひぃ!?」

 

今にも怒りそうな千冬を宥めたのは、意外にも攻撃された忠勝であった。

 

「織斑先生。拙者の事なら気にせず授業を続けてくだされ。元はと言えば、拙者が上手く山田先生を止めることが出来なかったゆえである。セシリア殿も大丈夫でござる」

 

「忠勝さん…」

 

「本多…わかった。この件は、不問とする。それでは、改めて授業を行うぞ。先ず、2人には山田先生と模擬戦を行ってもらう」

 

「えっと…2対1ですけど大丈夫何ですか?」

 

「安心しろ、お前たちなら直ぐに……負ける」

 

そう言って、頭に来た2人は“全力で叩きのめす!”と意気込んで、山田先生へと向かうのであった。忠勝は「2人とも冷静になれ!」と言ったが聞く耳を持たなかった。

 

 

 

 

 

結果から言えば、千冬の言う通り2人の完敗だった。鈴はセシリアの動きを気にするあまり、ぎこちない。セシリアは射線上に鈴がいるため、迂闊に攻撃できなかった。

 

なのでそこを真耶は冷静に対処しグレネードランチャーを投げ込みKOとなった。模擬戦終了後、あーだこーだ言いながらセシリアと鈴は降りて来た。

 

「だから!何で、あそこで撃たなかったのよ!絶好のチャンスだったじゃない!」

 

「鈴さんこそ!あそこにたら射線の邪魔でしたわ!おかげで、撃てなかったのですから!」

 

「なによ!」

 

「何ですの!」

 

流石に授業中であるので、忠勝が間に入って宥めるのであった。そして、授業が再開された。

 

「まぁまぁ、喧嘩はよすでござる」

 

『喧嘩なんかしてないわよ!(ですわ!)』

 

「それだけの元気があれば問題なしでござるな。それよりも、早くやめないと、とんでもない事が起こるでござるよ」

 

「なによ!」

 

「アレを見るでござる」

 

「う~ん……っは!」

 

そこには、不機嫌度Maxな千冬が【打鉄】の「葵」を素手で持ちながら、こちらをジーっと凝視している。

 

それを見たセシリアと鈴は騒ぎをやめて、大人しくするのであった。

 

「ソ、ソウデスワネ…ハヤクヤメマショウカ…リンサン」

 

「ウ、ウン…ソウダネ」

 

不機嫌が消えた千冬は、授業を再開。ISの基本動作訓練を行うように、専用機持ちに指示するのであった。

 

「それでは、班ごとに別れろ。専用機持ちは、リーダーとなりサポートしてやれ」

 

そう言って、バラバラになるのであったが、案の定一夏、忠勝、シャルルの所に集中してしまった。

 

「織斑君!ISの使い方教えて~!」

 

「ダメよ!アタシが先なんだから!」

 

「ねぇねぇどうやったら強くなれるの~!」

 

「えっと…」

 

一斉に話しかけられて困惑しているのであった。一方シャルルの所では女の子が一斉に手を差し出していた。

 

『第一印象から決めてました!!』

 

「あはは…」

 

最早プロポーズ状態になり、苦笑いするしかなかった。他のセシリアや鈴、ラウラの所では…

 

「よろしくね!セシリアさん」

 

「ええ、こちらこそよろしくお願い致しますわ!必ず皆さんを一流のIS操縦者にしてさし上げますわ!」

 

「鈴ちゃん!どうやったら織斑君と知り合ったの?」

 

「それはねぇ~」

 

「よ、よろしくね…ボーデヴィッヒさん」

 

「………フン」

 

セシリアは色々やる気満々だし、鈴は一夏との思い出話しをしているし、ラウラに至っては“近づくな”オーラを醸し出してる。

 

本当に大丈夫なのだろうかと心配してしまうレベルである。

 

「ええい!一か所に固まるな!ちゃんとバラバラにならんか!」

 

とうとう堪忍袋の緒が切れた千冬は強引に班替えを行った。その結果…

 

「それでは、始めるとしよう。まず、拙者が本多平八郎忠勝と申す」

 

「1年1組四十院神楽と申します。以後お見知りおきを」

 

「ハァ~イ!アタシは、ロゼッタ・ミリアンヌって言うわ。よろしくね!」

 

「我は、芦屋紗菜と申す。以後お見知りおきを…」

 

「…篠ノ之箒だ」

 

忠勝は見知った顔が何名かいて安心しているが、この子はそう思っていない。

 

(何故だ!何で忠勝さんの所に例の転校生が2人もいるんだ!しかも、神楽も最近忠勝さんの事を気にしだしているし…どうすればいい…)

 

そう、箒である。先日の襲撃事件や剣道場での一件で箒は完全に忠勝にホの字なのである。今までは初恋の一夏への想いが強かった。しかし、忠勝の並々ならぬ魅力を感じてしまった箒は、忠勝へ一直線!一夏への罪の意識を感じつつも悩んでいたが、剣道場での仕草で完全に忠勝へ傾いてしまったのだ。

そんな気も知らずに忠勝は、4人に今日やる授業について説明するであった。

 

「今日は【打鉄】を使って、起動と歩行訓練を行う。それじゃあ、始めようとするかのぉ」

 

「はいはい!アタシが一番にやる!」

 

そう言って、張り切って手を挙げたのはミリアンヌであった。彼女は体育座りの状態である【打鉄】を器用に装着すると、起動し歩行訓練をスムーズに行うであった。

 

「うむ。中々いい動きをしておるのぉ。天晴じゃ!」

 

「えへへ///天晴とか意味知らないけど、いいのかな?」

 

「では…次は芦屋殿だな」

 

「承知!」

 

すると、彼女は途端に走り出し、空中で一回転するとそのまま【打鉄】のコクピットに乗り込んだ。そして、そのまま歩行訓練を行い、最後はコクピットから飛び出すと同じく空中で一回転し忠勝の前に姿を現した。

 

「これでよろしいでしょうか。我が主殿」

 

「ああ、申し分ないが、ちとやりすぎだ」

 

「それはその…」

 

「今回は怪我をしなかったから良かったものの、一歩間違えれば大事になっていたのかもしれん。次からはやめる様に。良いな」

 

「…了解しました」

 

渋々と言った表情で言う紗菜。そして、もう一つ問題が増えてしまった。紗菜は、ISを起立状態のままにしたので、コクピットまで遠くなってしまった。これに困っていると千冬から今日のノルマについて話しがあった。

 

『最低1周は訓練をする様に!出来なかったチームは各班の【打鉄】を片付けてもらうぞ…ISの補助なしでだ』

 

それを聞いた途端に各班でやる気が上るのであった。ただでさえ重い【打鉄】をISの補助なしで片付けるなど、今日中に終わるのか分からないレベルである。

 

そんな中紗菜の次に歩行訓練を行うのは箒だ。忠勝は急いで訓練をする為にとんでもない事をしてしまった。

 

「あ、あの!忠勝さん!」

 

「うん?どうした箒殿」

 

「その…【打鉄】が遠くなってしまったから…その…///」

 

モジモジと喋っている箒に対して、忠勝は何かを察した様子であった。

 

「!分かった。しっかり捕まるのだぞ」

 

「え?っきゃ///」

 

『あーーーーーー!』

 

何と忠勝は箒をお姫様抱っこすると、【samurai】を纏って【打鉄】の近くまで箒を運んで行くのではないか。それを見た他の子達(特にセシリアや神楽、忠勝ファンクラブ)は叫ばずにはいられなかった。

 

そして、【打鉄】のコクピットへ箒を降ろす時に箒からこんな提案をされたのだ。

 

「よし…これでいいな…どうした箒殿?顔が赤いように見えるが?」

 

「な、な、な、なんでもないです///」

 

「そうか…それじゃあ、歩行訓練を「あ、あの!」うん?」

 

「その…忠勝さんは昼飯どうするんですか?」

 

「昼飯か…特に決めてはおらんな。いつも通り栄子と翔子を連れて、食堂で食べるつもりだが?」

 

「そうですか…なら、屋上で、い、一緒に食べませんか///」

 

「それは構わぬが…「良いんですね?」ああ、大丈夫だ」

 

「良かったです///」

 

そう言って、箒は上機嫌でかつ真面目に【打鉄】の歩行訓練を行った。その後神楽や一夏の班、シャルルの班の子達が「お姫様抱っこ」された状態で【打鉄】のコクピットまで運ばれたのは言うまでもない…

 

 

 

 

 

 

 

 

昼休み。早速箒は自室に戻ると、冷蔵庫に忍ばせていた物を持って、屋上へと急ぐのであった。そこには、栄子と翔子を連れて来た忠勝の姿があった。忠勝も箒が来たのを確認すると空いている席へと座る様に言って来た。

 

「忠勝さんすみません遅れて…」

 

「なに、拙者も今来たところでござる」

 

「そうですよ。ですから、箒お姉様が謝る必要なんてございません」

 

「そうだよ!それよりも早くご飯食べよう!翔子お腹すいちゃった~!」

 

「そうであったな。では、箒殿昼飯にしようか」

 

「そうですね」

 

そして、4人でご飯を食べようとした時屋上のドアが開いた。そこに居たのは、一夏、セシリアや鈴。シャルルや静寐達がやって来た。それを見た瞬間箒の目から光が消えた。

 

「うん?一夏。どうしたのだ?」

 

「なに、シャルルと一緒に食べたいと思っていたら、箒が屋上に行くのを見たから、付いて来たんだ」

 

「そうでござったか。それなら、拙者達も一緒に食べようか」

 

「ハイ…ソウデスネ」

 

俯く箒にダメ押しの一言がセシリアと神楽から言い放たれた。

 

『抜け駆けはダメですわよ(ですよ)』

 

「!?」

 

こうして、忠勝と箒を含めた計10人以上での昼飯が始まった。なお、箒が作ってきた唐揚げは評判が良く、忠勝から「これなら、毎日食べても飽きない」と言って来た時に、箒が喜ぶ反面セシリアと神楽は悔しそうにしていた。

 

そんな中一夏がある質問をシャルルにぶつけてみた。シャルルはしどろもどろ答えるも、どこか寂しそうにしていた。その表情を忠勝はジッと見守るしかなかった。

 

「シャルルは得意な料理とか無いのか?」

 

「え?ボクは…その…」

 

「あ~デュノア社の御曹司なら作ってもらえるから大丈夫だよなぁ」

 

「そうよね。メイドさん達が作ってくれそうよね」

 

「そ、そうなんだ!アハハ…ハァ…」

 

「…」

 

「?どうしたのですか忠勝さん」

 

「…なに、何でもないでござるよ。セシリア殿」

 

「まぁいいですけど…浮気はいけませんからね」

 

「浮気?誰が?」

 

「……本当に鈍感なのですから」

 

「?」

 

セシリアが何を言っているのか分らずしまいの昼飯だった。その後は栄子と翔子を連れて保健室に戻ると、シャルルは1人空を見上げているのであった。忠勝は昼間の事についてシャルルに聞いてみることにした。

 

「ハァ~」

 

「どうしたのだデュノア殿?」

 

「ああ、忠勝…さんでいいのかな?」

 

「なに、好きなように呼ぶと言い」

 

「じゃあ、忠勝でいいかな?」

 

「ああ、それでどうしたのだ?何か浮かないような顔をしておったが?」

 

「…ちょっと考え事をしていたんだよ。転校したばかりだからね」

 

「そうであったか…もし、困った事があったら、遠慮なく相談してほしい。必ずや力になろう」

 

「忠勝…ありがとう。その時は、遠慮なく頼もうかな」

 

「うむ!大船に乗ったつもりで頼むがよい」

 

そう言って、忠勝はシャルルと握手をしようとして手を差し伸べた。それを見たシャルルも同じように、手を差し出し握手をするのであった。

 

この時シャルルは思った。この人なら、僕を……私を(・・)助けてくれるかもしれないと…

 




オリキャライメージですが…

ロゼッタ・ミリアンヌ:SAOリーファを砕けた雰囲気にした感じ

芦屋紗菜:クイーンズブレイドのトモエを更に真面目キャラにした感じです!

それと謝辞を。
皆様のおかげで黄色バーが点きました!これもひとえに皆様が「戦国武将がIS世界で生きていく」を評価して頂いた事によると思います。

これからも面白い作品を提供出来るように努力してまいりますので、よろしくお願いいたします。
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