戦国武将がIS世界で生きていく   作:とあるP

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とあるPです。

今回は特別編として忠勝ファンクラブ活動の内容になります。キャラ崩壊が激しいため原作キャラ好きの人はこの回だけブラウザバック推奨します。

それでは本編どうぞ


特別編
特別編 忠勝ファンクラブ活動


IS学園の地下。それの更に地下の最深部。それよりも更に奥にある体育館並みの巨大施設に、IS学園の大半の女子生徒達が集まりつつあった。皆顔を誤魔化す為に仮面を被り、素顔を見せない。

 

なぜ、これだけの女子生徒達が集まるのか。それには訳があった。それは…

 

「ではこれより第56回HTF(本多忠勝ファンクラブ)会を始めます。司会進行はHTF会会員No.35と!」

 

「会員No.38がお送りいたします」

 

そう、ここに居るのは忠勝ファンクラブの面々なのだ。彼女たちは、忠勝の活躍を目にしてファンクラブに入った者や、忠勝が好きな理由で入会した者たちであった。

 

ちなみに会員No.35はクラス対抗戦で、謎のISから忠勝に守られた女子生徒。会員No.38はタッグマッチトーナメントでラウラと組んでいた千冬信者の女子生徒だ。あの後改心をして忠勝一直線になったらしい。

 

HTF会通称本多忠勝ファンクラブ会の活動内容は、以下のようになっている。

 

『今日の忠勝さん』…忠勝の日常や行動を話し合う情報共有の場

 

『忠勝さんからの豆知識』…会員が忠勝から受けたアドバイスを話し合う自慢大会

 

『忠勝さんの秘密』…完璧主義の忠勝が見せた弱い部分を話す

 

そして、今日のHTF会で行われるのは一番の大イベント。

 

「それでは『忠勝さんの私物オークション』を開催いたします!!」

 

「ウォォォォォォ!」

 

先ほどまでの静けさから一転。淑女の欠片もないくらいの大声が響き渡った。それもそのはず、このHTF会で一番の大イベントと言っても過言ではないのが始まるのだ。

 

「今日こそあれをゲットしてみせるわ…」

 

「今日の為におこずかい貯めて来たんだもの…絶対にゲットするわよ」

 

皆が虎視眈々と狙っているのは…

 

「それではまずこちらから『忠勝さんが使っていたスニーカー』本人曰く履きつぶししていたので処分に困っていたとのことです。ではまず1000円から!」

 

「1,500!」

 

「2,500!」

 

価格としては、高校生でも買える設定となっている。そこはIS学園。多少の常識があるのでこの価格設定となっている。

 

しかし、中盤になってくるととんでもない価格設定となってくる。

 

「それでは次の商品『忠勝さんが使っていた歯ブラシセット!』回収員(掃除屋のおばちゃん)から快く

頂いた物です。ではまず15,000円から!」

 

遂には忠勝が使用していた物までオークションにかかる始末になってしまった。これに拍車がかかった彼女たちはあれよ、あれよと高額になっていく。

 

「30,000!」

 

「45,000!」

 

「55,000!」

 

今回のHTF会で参加しているメンバーの中には、高額設定を当たり前に行う「ナンバー5」と呼ばれている5人衆がいる。

 

「今回こそ忠勝さんの私物を絶対にゲットするぞ」

 

「あら、『ブシドー』さん。貴女代表候補生でもないのに、そんなに意気込んでも大丈夫なのですか?まぁ今回も私が忠勝さんの物を総なめにしますわ!」

 

「フン!『ブルー・ティアーズ』なんかに忠勝の私物をゲットされてなるもんですか!今日は軍隊時代に貯めていたお金ありったけ持ってきたんだか!必ず忠勝の私物ゲットするわよ!」

 

「『小竜』には悪いけど、お父さんと仲良くなってね。定期的にお金が入る様になったんだ。だから、僕も負けないよ!」

 

「フ、『プラチナブロンド』ごときが何を言っている。今日こそ嫁のグッズをゲットするのは私だ!」

 

「そんな事言っていると足元をすくわれるぞ『シュバイツァー』よ」

 

躍起になっている5人を尻目にオークションは最後の商品となった。そこに現れたのは、このオークション品の中でも一番の目玉商品と言っても過言ではない物だった。

 

「それでは最後の商品になります。それは……『忠勝さんが使っていたワイシャツ1着です』!」

 

『!』

 

この商品発表に全員が驚いた。今までは忠勝が入手出来そうな物をオークションにかけてきたが、ワイシャツは普段から使っている物である。更に司会者は購買意欲を高めるためにある言葉を発したのだ。

 

「何とこのワイシャツは、先日まで実際に忠勝さんが使用していたものになります!」

 

『!…ウォォォォォォ』

 

再び起こった歓喜。それを皮切りにオークションがスタートした。

 

「では、手堅く10,000円からスタートです」

 

「20,000!」

 

「25,000!」

 

「30,000!」

 

次々と高額金額が上る中ナンバー5は静かにしていた。そして、動き出した。

 

「…100,000」

 

最初に動き出したのは『ブシドー』。彼女は代表候補生をしていないが、姉からの要望で忠勝の私物をゲットする様に言われていた。姉も忠勝の私物をゲットするなら協力を惜しまないと言っていたのだ。

 

(絶対にゲットして姉さんの前に私が使って見せる。そ、そして、そのまま忠勝さんと…っは!わ、私は何を考えていたんだ///)

 

『ブシドー』が桃色ピンク脳になっている中次に動き出したのは『小竜』であった。

 

「250,000よ!250,000!」

 

『小竜』も中々な値段を付け始めた。最近になって忠勝の事を気にし始めた『小竜』。

 

(べ、別に忠勝の事は…好きとか、嫌いとかそんなんじゃあないわよ!ただ、最近になって気に出したというか何と言うか…あー!もう、この話しはお終い!///)

 

『小竜』がツンデレを発動している中で次に大きく出たのは『シュバイツァー』であった。

 

「…450,000だ」

 

『シュバイツァー』もいい値を出してきた。これに対して『ブシドー』と『小竜』は驚きを隠せなかった。

 

(フッ!クラリッサも言っていた。「最後まで希望を捨てちゃいけません。あきらめたらそこで試合終了です」と…だからこそ、私は嫁のグッズをゲットするぞクラリッサ!)

 

某バスケットボール漫画に出てきそうな名言を使って自分を鼓舞する『シュバイツァー』。だが上には上がいたのであった。

 

「…700,000」

 

『!』 

 

ここで勝負に出て来たのは『プラチナブロンド』であった。今回の事について、事前に父親の会社に話しを付けて多額の融資を頂いてきた。しかし、余り回数に余裕が出ないため、泣く泣く最後の金額提示となった。

 

(これを着ていれば、忠勝に抱きしめられている感じになるのかなぁ~はっ!ダメダメ!そんな気持ちを持っているのは忠勝に悪い気がするよ。けど…それもいいかも///)

 

『ブシドー』同様に脳内ピンク脳になりつつある『プラチナブロンド』。だが、しかし彼女達に決定的な追い打ちをかける事がこの後待っていたのであった。

 

「1,000,000ですわ!」

 

『え!?』

 

何とここで『ブルー・ティアーズ』がまさかの1,000,000を提示して来たのだ。これには他の参加者がざわつき始めた。

 

「え~ありえないでしょ!」

 

「ワイシャツ1着に1,000,000とか…これだから、ブルジョア階級は」

 

「黙らっしゃい!要は勝てばいいのですわ!我が国にはこんな言葉があるのです『恋愛と戦争は手段を選ばない』!ですから勝てばいいですわ!」

 

『ブルー・ティアーズ』の言葉にナンバー5は焦りを見出してきたが、追いつけるはずがなかったのだ。

 

「もしもし姉さん。大至急お金を送ってくれないか!なに?箒ちゃんたーちゃんでいかがわしい事をしていたから貸せない!?いや、決して私はそんな事は…」

 

「もしもしアタシよ。今すぐにアタシの口座に来年度のIS財源を送りなさい。え?使用目的?そんなの後でいいでしょう!なに?上からの許可が降りないの!?」

 

「もしもし僕だけどお父さんいる?え?今会議中なの?それならお義母さんは?え?タヒチに遊びに行った!?」

 

「もしもし私だ。クラリッサに繋いでくれ。…クラリッサ私だ。今すぐにお金を送ってくれ。なに?出来ないだと!?どういうことだ!」

 

ナンバー5中でもずば抜けて財源がある『ブルー・ティアーズ』。噂によるとある国では貴族の末柄だと言うことだと言う。そんな彼女達が金策に走っている中で唯一『ブルー・ティアーズ』と対等に競っている人がいた。

 

「…1,100,000です」

 

その人は花をあしらった仮面を被り『ブルー・ティアーズ』と渡り歩いていたのだ。その名は『花鳥風月』

いかにも雅な名前だが、押すときは押す。引くときは引くで、数多の忠勝グッズをゲットして来た実力者である。そんな彼女何としてでもワイシャツをゲットしたくて、今日のオークションまでお金を貯めていたのだ。

 

「1,150,000!」

 

「…1,200,000」

 

「1,400,000!」

 

「…1,700,000」

 

「ぐぬぬ…負けませんわ!2,000,000!」

 

「っく…2,500,000」

 

いよいよ300万円台となる中で遂に決着が付くのであった。

 

「ならば!2,900,000!これでラストですわ!」

 

「うぐ……降参致します」

 

ここで、『花鳥風月』が降りた事により勝者は『ブルー・ティアーズ』となった。

 

「ここで、『花鳥風月』さんが降りたー!よって忠勝さんのワイシャツは『ブルー・ティアーズ』の2,900,000となりました!」

 

「ふ~危ない勝負でしたわ。けど、これで忠勝さんのワイシャツをゲット出来ましたわ!」

 

そんな彼女が喜んでいるのも束の間であった。彼女に1本の電話がかかってきた。相手は彼女が姉と慕う幼馴染のメイドからだった。

 

「もしもしチェルシー。とうとう念願だった忠勝さんのワイシャツを…え?お金を使い過ぎたから来月のお小遣いはなしってどういうことですの!?」

 

これにて終了した『忠勝さんの私物オークション』。次回の開催は未定である。

 

 

 

 

 

次の日。

 

早速忠勝のワイシャツをゲットしたセシリアは、下着姿になり袖を通すのであった。いわゆる彼シャツ状況である。

 

「うふふ///忠勝さんって意外と大きいのですね。…これを着ていると彼に抱きしめられている様な感覚に陥ってしまいますわ///」

 

朝から幸せオーラを出しまくっているセシリアを横目に同室でいる如月 キサラはさぞかし文句を言うのであろうと思っていたが、彼女も楽しんでいた。

 

「フフフ、忠勝さん…フフフ」

 

そこにあったのは絆創膏だった。それはただの絆創膏ではない。キサラが廊下を歩いていた時に、運悪く転んでしまった。そんな時偶然にも居合わせた忠勝が絆創膏を渡してくれたのだ。これ以降キサラは時折この絆創膏を見て思い出し笑いをしているのであった。

 

他にも忠勝グッズをオークションで勝ち取った人は多くいる。箒は忠勝が剣道部で使用していた時の竹刀。シャルロットは、忠勝が使っていたお古の布団を自分の布団として使っている。

 

また、オークション以外ではラウラは夫婦の証として一緒のチョーカーを忠勝は左腕に、ラウラは右腕に着けている。そして、鈴は忠勝が好きな花黄色のパンジーを飼い始めた。花言葉は「つつましい幸せ」。

 

そんな彼女HTF会には鉄の掟がある。それは『絶対に忠勝の迷惑にならない事』である。これを破ったら例えナンバー5であろうと、HTF会から永久追放を受けることになる。それだけは絶対に避けたい彼女達は、忠勝に迷惑がかからないようにしている。

 

そして、ここにもHTF会上位会員で、忠勝グッズを総なめにしている人物達がいるのであった。その彼女達とは…

 

「あら、こんなところに居たんですか。織斑先生(・・・・)

 

「ええ、お疲れ様です。豊島先生(・・・・)

 

保健室に居たのは千冬であった。その手にはある1枚のカルテとレントゲン写真が握られていた。それを見た和子は、手を離すように言うのであった。

 

「はい。それよりも私のコレクションに触れないで下さいね『ブリュンヒルデ』さん」

 

「…おっと、ここでコードネーム呼びは禁止のはずだったような気がするぞ。『ナイチンゲール』」

 

「あら、それはお互い様ではなくて?」

 

「フフフ…」

 

「うふふ」

 

何やらただならぬ雰囲気を出している2人。この2人こそHTF会創設の陰の実力者とでも言える2人である。この2人がいたため、HTF会がスムーズに創設出来たのである。

 

更に会合がある場合は、事前に手を回して会場に会員以外を近づけさせないようにしている。その見返りに、優先的にオークション品を回して貰っているのである。

 

和子『忠勝のカルテとレントゲン写真』

 

千冬『朝練習で使用した忠勝のハンドタオル』

 

「しかし、会員数も増えてきたものですから、会合場所の確保も容易ではないな」

 

「それならば学園長夫婦にも相談してみましょうか!きっとOKを出すかもしれませんよ」

 

「それはいいな。よし!行くとしよう」

 

そう言って、2人は意気揚々と学園長夫婦がいる学園長室へと向かうのであった…

 

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