真理の扉にチ〇コ持って行かれた!   作:マゲルヌ

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7話 立って歩け、前へ進め

 前回うっかり公然猥褻の憂き目にあったエドワードだが、どの道ロゼのことは説得するつもりだったのだ。ならば今ここでやってしまえば良いだろう。エドは自分たちの過去をサラリと語った後、少女に対して問いかけた。

 

「――まあ、こういうわけだ、ロゼ。人体錬成ってのは、見ての通りとても危険な代物なんだ」

「僕たちの場合は一般的に言うのとはちょっと(※かなり)違うけど、これを見てくれれば危険性は分かるだろう? 自分や他人すらも犠牲にして恋人を造り出す……その覚悟が君にはあるのかい?」

「ッ……」

 

 アルは空っぽの鎧を開き、再び自らの異常性を見せ付ける。笑い話になりそうなエドの姿に気が抜けていたロゼも、これには改めて息を呑んだ。

 身体全てを奪われるという重過ぎる代償。暗い穴にそのまま吸い込まれそうな錯覚をおぼえ、ロゼの身体は芯から震え上がった。

 

 

 

「くくく、鋼の錬金術師エドワード・エルリック! まさかそういう経緯だったとはな! これが笑わずにいられるか! …………いやホントに笑うぞ! 何をやっとるんだ、貴様らは!?」

 

 一方でこっちはギャグ時空のままである。まあ今も股間は露出したままなんだから仕方ない。

 

「うっせーんだよ! 失敗はしたけど目的そのものに後悔はしてねえ! 過去よりも未来ッ、さっさと賢者の石をよこしやがれ! そんで俺たちはチ○コを取り戻す!!」

「フン、神も怒るより先に呆れるわ! 愚か者どもめ、今度こそ私が神に代わり地獄へ叩き落としてくれる!!」

 

 賢者の石が怪しく輝き、教主の杖がガトリングガンへ変成していく。相も変わらず法則を無視した反則錬成。あの三流であれだけのことができるなら、自分ならもっと複雑な錬成が可能になるだろう。エドは必ず石を分捕ることを決意した。

 

「でもま、とりあえず今は逃げるぞ!」

 

 ――パンッ!

 

「ぬぅッ!? 錬成で壁を!」

 

 手合わせ錬成によりエドたちの前に即席の盾が出来上がる。厚さ1メートルを超える石壁は見事に銃弾を弾き返し、さらにエドは追加で10枚ほど壁を錬成して出口までの道を作った。

 

「急げ、アル! 一旦外に出て態勢を整える!」

「分かった! さあ、ロゼも!」

「きゃ!?」

「バカめ! 扉はこっちで操作せねば開かぬようになっている!」

「ああ、そうかい!」

 

 得意顔の教主を小馬鹿にするように笑い、エドは再び両手を合わせて壁に叩き付けた。

 過たず錬成が成り、蒼白い光が発生する。

 そして石造りの壁は――()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「んなあーーッ!?」

「出口が無けりゃブチ開けるまでよ!」

 

 壁に開いた大穴から飛び出た三人は、そのまま教団施設の上階を目指して駆け上がった。ただの信者では止められるべくもなく、何の障害にもならずにブッ飛ばされていく。

 そして、たどり着いた最上階にて。

 

「おっ? この部屋は」

「放送室よ。教主様がラジオで教義をする……」

「ほほーーう?」

(あ、なんかイヤらしいこと考えてる)

 

 身も蓋もない言い方をすると、この後は原作通りである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んしょッ、んしょッ。まったく悪どいこと考えるなぁ、兄さんも」

「…………」

 

 コーネロを待ち構えるエドを一人放送室に残し、ロゼはアルに連れられるまま教会の屋上までやってきた。鐘楼を使って即席のスピーカーを作る鎧少年の背中を見ながら、彼女は何をするでもなくその場に佇む。

 

(…………どうすれば良いの? 教主様はあの人を生き返らせてくれるとおっしゃった。けれど奇跡の業というのは嘘で、教主様はただの錬金術師で、……でも賢者の石を使えば本当にできるかもしれなくて、このまま二人に協力していたらそれは……)

 

 ――一度は彼らに背を向けてしまった気まずさ。

 ――教主の言う奇跡にまだ望みをかけたい未練。

 ――彼らの行動を阻止したいと思う邪念。

 ――それは本当に正しいのかと疑問を感じる良心。

 

 いろいろな想いに雁字搦めになり、ロゼは前にも後ろにも進めないでいた。

 

「ロゼ、大丈夫?」

「え? ……え、えぇ、大丈――――ぁ」

 

 心配そうに覗き込んでいたアルに返答しようとして、彼女は気付いた。

 

(ッ……そうよ、この子たちなら)

 

 彼らエルリック兄弟は、天才と持て囃される錬金術師だ。しかも当人たち自身も賢者の石を探し求め、それを使って元の身体を取り戻そうとしている。

 ならば――

 

「ね、ねぇ? あなたたちなら……あの石を使えば、人を蘇らせることも可能なんじゃないの?」

「え?」

「そ……そうよッ。あなたのお兄さん、国家錬金術師っていう凄い人なんでしょッ? そんな人が伝説の賢者の石を使えば、死者を生き返らせることだってできるんじゃ……!」

 

 とても褒められた行為ではなかった。曲がりなりにも自分を救ってくれた教団をあっさり裏切り、さらには無関係な少年たちに『人体錬成の危険を冒せ』と頼もうとしている。激怒し、蔑まれても当然の行いだった。

 ……けれどロゼにはもう、これ(奇跡)に縋る他にできることはなかったのだ。

 

「お願いよッ、私にはもうあの人しかいないの! 対価が必要だって言うなら、お金でも何でも用意するからッ……だから!」

 

 

 

 

 

「――ダメだよ、ロゼ」

「ッ!?」

 

 少年は怒らなかった。ただ哀しそうに静かに首を振っていた。その落ち着いた動作が何より『そんなことは無理なのだ』とロゼの頭に理解させた。

 けれど頭で理解できようとも心まで納得できるわけがない。

 

「ど、どうしてッ……賢者の石は、何でもできる完全な物質なんでしょうッ? それを使えばなんだって――!」

「『死んだ人は生き返らない』――それが僕と兄さんが、長い間研究して行き着いた結論だった」

「ッ……」

 

 激昂するロゼに対しアルは淡々と、しかし誠実に返す。

 それはまるで、過去に同じように取り乱す人を見たことがあるようで……。

 

「おそらく肉体は作れると思う。遺伝子情報も、近しい人から手に入れられれば再現は不可能じゃない。今後研究が進めば、『その人が生まれたときの状態を作り出す』ことは可能になるかもしれない。……けれど、それはその人じゃないんだ。そこにはその人の魂がない。肉体と遺伝子が同じだけの、まったくの別人なんだ」

「ッ……そ、そんな」

「人が死ねば魂は世界に還っていく。この世の大きな流れの中に溶けてしまい、元のカタチには戻らない。流れの中で循環して新しい命になるんだ。君の恋人の魂は、もうここにはいない」

 

 湧きかけた希望を少年は無慈悲に摘み取る。

 少女を哀れに想いつつも、理詰めで淡々と逃げ道を塞いでいく。

 

「それにね? 仮に賢者の石を使って、溶けた魂を見つけてくることができたとしても、僕らはきっとそれをしない」

「ど、どうしてッ。それこそ奇跡の業じゃない! 大切な人を喪って悲しむ人たちが皆笑顔になれるじゃない! なのになんで!」

「それで全ての人を生き返らせるの? 寿命で死んだ人も呼び戻して、誰も悲しまなくていい世界にするの? それは本当に、幸せなことなのかな」

「! そ、れは……」

 

 一瞬だけ想像して、すぐにゾッとする。

 誰一人死ぬことなく、全ての人が常に笑っている穏やかな世界。

 それはなんて幸せで……なんて恐ろしい世界なんだろう。

 

「きっと人の命は、そんな簡単に作って良いものじゃない。どこかで必ず線引きは必要だ。彼岸と此岸の境界、それを踏み越えて際限なく人を生き返していけば、待っているのはきっと……歪で恐ろしい世界だよ」

「~~~~! じゃあッ……じゃああなたたちはどうなのよ! 魂だけの状態で生にしがみ付いて、兄弟で楽しく暮らしてるじゃない! あんなに偉そうなこと言っておいて、自分たちだけは特別だって言うの!?」

 

 どうにもならなくなった少女が最後に頼ったのは、ただの感情論だった。

 いや、もはや論ですらない。それは自分を気遣ってくれる少年に対する、酷い暴言だった。

 

 

 

 

 

 

「――うん。だからこの魂が次に壊れてしまったら、もう戻さなくて良いって兄さんには言ってある」

「ッ!?」

 

 しかしその言葉の刃さえ、アルは柔らかく受け止めてしまった。

 激昂もせず、誤魔化しもせず、ただ淡々と。

 

 ――きっと何度も何度も、同じことを悩んだのだと分かる声音で……。

 ――泣けない身体のはずなのに、何度も涙を流したのだと分かる顔で……。

 

 それを見てロゼは今度こそ理解した。

 あぁ……この厳しくも優しい少年は、自分の浅ましい願いを決して聞き入れてはくれないのだろう――と。

 

 

 

「ッ…………酷いのね、あなた。どうしてくれるのよ。あたしが縋るもの、何も無くなっちゃったじゃない」

「……ごめん。でも安易な救いの道なんてどこにもないんだ。僕たちも泣いて泣いて、見苦しく当たり散らして、周りにも散々迷惑かけて、ようやく最後に少しだけ前を向けた」

「なによ、それッ。もっと優しい言葉で、魔法みたいに慰めてよッ。あなたたち、一流の錬金術師なんでしょうッ?」

「ただの人間だよ。ほんの少し便利な術が使えるだけの、ちっぽけで無力な子どもだ。……ごめんね、ロゼ。君の悲しみを取り除いてあげられなくて、本当にごめん」

「ッ! ……う……ぅぅッ、……うぅぅ……ッ!」

 

 彼女の中で張り詰めていたものが、音を立てて崩れていった。

 大切な人を喪ってから一年。この日少女は、ずっと見ないふりをしてきた絶望とようやく向き合い、心からの涙を流したのだ。

 

 

 

 

 

 

 …………。

 

 

 

 

 

 

 ………………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へーえ? 俺がいない間にそんなことがねー?」

 

 エドワード・エルリックは激怒した。

 必ず、かの抜け駆けズルの弟を誅せねばならぬと決意した。

 エドワードには女心が分からぬ。エドワードはただの錬金術師である。

 日々錬成陣を描き、ときどきエログッズを作り暮らしてきた。

 けれどもリア充的空気には人一倍敏感であった。

 

 ゆえに彼は確信した。

 ――この弟、ちょっと見ない間に女を口説いてやがった、と。

 

「いやそれ誤解だから」

「黙れい! 兄が苦労して教主の悪事を暴いている間に、泣いている女を抱きしめて背中を撫でるなど……なんて羨ま妬ましい!!」

「少しはオブラートに包もうよ、兄さん。あと誤解だってば。ちゃんと説得するって言ったでしょ?」

「んなこたぁ分かっとるわい! 分かってるけど悔しいの! んぎぎぎぎぃ!」

 

 エドワードとて理解している。これは別にそういう桃色空気ではなく、ロゼは今も悲しみに沈んでおり、弟はそれを純粋に気遣っているだけなのだと。

 けれど頭で理解できようとも心まで納得できるわけではない。

 自分だって主人公っぽくカッコよく、悲しむ女の子を救いたかったのに!

 なのにやったことといえば、悪どいオッサンと戯れて賢者の石の偽物を掴まされただけ!

 

「もう、しょうがないなぁ……。じゃあ兄さんも一言どうぞ? ロゼ、大丈夫かい? 兄さんも僕と同じような……ううん、それ以上の経験をしているから、きっと役に立つことを言ってくれると思うよ。……まあ性格がアレだから多少きつい物言いになるかもしれないけど」

「ううん……大丈夫。これは私が、聞いておかないといけない話だから」

 

 いまだ悲嘆に暮れる少女は、しかし両の足でしっかりと立ち上がり、前を向いた。

 ――自分の“先輩”である二人からの言葉なら、たとえ厳しくともきちんと胸に刻んでおかなければならない。

 涙に濡れるその顔には、はっきりと決意が浮かんでいた。ゆえにエドワードも常の不真面目さを引っ込め、心からの激励を送ろうと彼女に向き合ったのだ。

 

「――ロゼ」

「ッ……はい」

 

 

 

 

 

 

「立って歩け、前へ進め。

 

 

 

 ――あんたには立派な、チ○コがついてるじゃないかッ!!

 

 

 

「ないわよ、そんなモンッ!!!!」

「へぶうッ!?」

 

『当たり散らしても良い』のだと諭された少女は、遠慮なく右スイングを振り抜いた。

 関節が外れる乾いた音がスコーンと空に鳴り響いた。

 

「お、おごがががッ。あ、あごが~~!」

「う~ん……期待を裏切らないなぁ、この兄は」

 

 結論。この男がモテるために足りないのは、賢者の石でも身長でもなく、やはりデリカシーであったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 …………。

 

 

 

 

 

 

 

 ………………。

 

 

 

 

 

 

 

 ……………………。

 

 

 

 

 

 

 

 ――――

 

 

 

 

 

 

 

「あーあ、せっかく良いところまでいったのに台無しだわ」

 

 階下の喧騒を眺めながら、女はつまらなそうに呟いた。

 長い黒髪の美しい女だった。しかしどこか人間離れした女でもあった。

 見た目は普通の人間であるはずなのに、明らかに尋常ならざる空気を感じさせた。

 横にいる大男に至ってはさらに上を行く。胴体と上腕が異常に発達しており、それなりの体格の女を肩に乗せながら、全く負荷を感じさせることなく寛いでいる。その手にはキメラだったものの一部が握られており、骨も臓器も関係なくムシャムシャと貪り食らっていた。これを見て普通の人間だと思う者など一人もいまい。

 一体彼らは何者なのだろうか……!

 

 

 

 

 

 

 ………………。

 

 ――まあ、ぶっちゃけホムンクルスである。

『お父様』と呼ばれる創造主の指示に従い、アメストリス各地で暗躍している人ならざる人。ここリオールの地にも『血の紋』を刻むべく、レト教教主に出来損ないの賢者の石を渡したのも彼らだ。

 インチキ宗教で人心を掌握し、適当なところで暴動なり反乱なりを起こさせて大量の血を流させる。それが彼らの狙いだった。

 

 

 

 

 

 

 

『えー、皆さん! こちらはアメストリス国軍所属、国家錬金術師のエドワード・エルリックでございまーす! この度東方司令部の作戦のもと(※嘘)、レト教なる詐欺団体の摘発のためにこの街まで参りましたー!』

 

 ――何ッ、国家錬金術師だと!? どういうことだ!?

 ――司令部の命令……って、軍は教主のことを知っていたのか!?

 ――それを今まで放置してたのかよ!!

 

『落ち着いてくださーい! 先ほど街へ流した音声の通り、コーネロは錬金術を使って皆さんを騙しお金を巻き上げていました! ――んアアッ、お怒りはごもっとも! よく分かります! ですが、どうか暴力に訴えることだけは踏み(とど)まってください! 皆様が騙し取られた金品等は、責任を持って軍が持ち主へお返ししまーす!』

 

 ――そ、そんなことわざわざ軍がやってくれるのか!? 信じられんぞ!

 ――そうだ、そうだ! 国民そっちのけで戦争ばかりやってるくせに!

 ――いや、だが……言っているのは()()鋼の錬金術師だぞ……?

 ――あぁ、この国の医療錬金術を発展させた上、軍属の術師には珍しく、民間にも無償で広めてくれたっていう、あの。

 ――各地を回って悪人を退治し、困っている人を助けてくれるという大衆の味方!

 ――大総統にも一目置かれている若き天才! 最年少国家錬金術師、エドワード・エルリック!

 

『そうでーす! あなたの街の国家錬金術師! いつもニコニコ大衆の味方、エドワード・エルリックでございまーす! 私が責任を持ってこのコーネロを締め上げますので――『ぐふっ』――どうか安心してくださいませー! 一両日中には東方軍が来て治安維持に当たりますので、どうか皆さんパニックにならず穏やかにお過ごしくださーい!』

 

 

 

 

 

 

 ………………。

 

 ホムンクルス・色欲のラストが見下ろす教会のテラスでは、金髪の少年が拡声器で民衆へ語りかけていた。教主の本性を知って暴徒となりかけていた信者は、意外な相手の登場に困惑し、さらに公的機関が動いてくれることを説明され、徐々にその怒りを鎮静化させていった。

 これでは教主を殺して教団を乗っ取ったとしても、即座に今までと同じ行動を取ることは不可能だろう。

 

「……ホント、迷惑な坊やだこと」

「ねえねえ、ラスト。あいつ食べて良い?」

「そうしたいのは山々だけど……食べちゃダメ」

 

 自分たちの計画を見事にぶち壊してくれた少年に対し、民衆とは逆に沸々とした怒りが込み上げてくる。

 ――が、感情に任せて彼を排除するわけにもいかない。貴重な人柱候補であるとともに、軍に多大な利益をもたらす得難い人材でもあるのだ。中央軍には強い力を維持してもらわなければならない現状、軽々に処断するわけにもいかない、なんとも頭の痛い存在だった。

 

「……ふん、まあ良いわ。その内中央軍を招聘すればいくらでも扇動は可能になる。それまでほんの少しの間、この街の住人には穏やかな生活を楽しませてあげましょう」

 

 

 

 

 ――鋼の錬金術師ー! ありがとうーッ!

 ――民衆のヒーローだ! カッコいいぞー!

 

『YEAHーー!!』

 

 ――でもその頬のアザはどうしたー? 隣の子にやられたのかー?

 ――可愛いからって強引に迫っちゃダメだぞー!

 

『なんでもねえーー!!』

 

 ――鋼の錬金術師は優しいけど女好きで有名だもんな!

 ――稼いだ金と地位で女の子を口説きまくってるらしいぞー! 全敗って噂だけど!

 ――かわいそうにー! でも俺たちは応援してるぞー!

 ――若いんだから避妊はちゃんとしろよー!

 

『うるせえええーー!! まだ新品じゃああーーい!!』

 

 

 

 

 

「ッ~~~~なんて下品な。これだから人間はッ」

「ねえねえ、ラスト? ひにんってなぁに? おいしいィ?」

「あんたは知らなくていいの! ほら、行くわよ、グラトニー」

「あ~、待って~~」

 

 優雅が心情の彼女には珍しく、ラストは荒々しく床を踏み鳴らして部屋を出ていった。

 

「……フン、あんなドスケベ小僧に計画を邪魔されるなんて、一生の不覚だわッ!」

 

 

 

 

 

 ……『スケベと色欲で同類じゃんw』とか言ったら殺されそうなのでやめよう。

 

 

 

 

 

 

 

 




ギャグ小説という根本はブレないようにいきたいです。

あと個人的に、ラストさんはエロスの中にも上品さを求めそうな気がします。
……でもガチの淫乱系であってもそれはそれでアリ。

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