英雄を屠るもの   作:アママサ二次創作

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この小説に対する作者の思い+作内で出ないであろう設定について語ります。


設定・世界観説明・執筆の動機

後書きに書こうと思いましたが、一話分使ってなぜこの作品を書こうと考えたのか、と、ネタバレにならない程度の作内であまり触れないであろう設定の部分を語らせて頂きます。

 

 

*アサシンクリードシリーズ、オデッセイのちょっとしたネタバレあります!

 

 

まずこの小説を書こうと思った理由ですが、自分はもともとアサシンクリードシリーズはプレイしたのはオデッセイとオリジンだけですがストーリーがかなり好きです。長くなるので語りませんけど本当にシリーズ内でのつながりとか大好きで、妄想してワクワクしてます。ただ二次創作しようとかは全然考えてませんでした。アサシンクリードの世界観が壮大すぎるのもそうですが、アサシンはすぐに殺すので他と合わせづらいなと。

 

そして僕のヒーローアカデミアの方は、モンハンとのクロスオーバーなんかで書いてて慣れてました。

 

そんなときに、アサシンクリードオデッセイとアサシンクリードヴァルハラのクロスオーバーDLCが入ると聞きまして。ただ僕はオデッセイでは男主人公のアレクシオスを使ったんですが、残念ながら正式にはカサンドラ(男女選択出来るうちに女性)が主人公らしくアレクシオスは出てこないそうです。

 

ただ、僕はほんとにアレクシオスが大好きなんですよ。プレイしているうちにどんどん好きになりました。最後エンディング伏せますが、泣きました。っほんとに泣きました。ゲームで泣いたのはいつ以来だろうかってぐらいでした。ジーンと来ることはあっても泣くことは無かったんですけどね。

 

 

 

それで『アレクシオスでらんのかまじかー……』ってなってるときに、まず最初は、アサシンの能力を持った主人公が雄英に通う話なんてありかな、なんて考えました。これに関してはアサシンクリードを書きたいからではなくて、僕のヒーローアカデミアってほんとにオリジナル主人公を雄英に通わせるっていう形にすればどんなものでも書けるのでどんなのが良いかなと。

 

例えばCMでヴェノム見たときには『常闇と違って寄生してる感じのモンスターもおもしろいよな』とか『蜘蛛の個性の場合糸は尻から出るんだろうか』みたいなしょうもないことから、『モンスター単体で行くなら何が良いかな』『魔法チックな個性はどれぐらいが適度に面白いだろうか』なんて考えてました。その一環としてアサシンを考えたのですが、別にあれは能力でもなんでも無いので難しいかなって思いました。

 

ただ僕がクロスオーバー考えるときによくやることがもう一つありまして。

 

 

それは別作品の登場人物を他の作品に放り込んでみることです。

 

 

そう考えたときに、『アサシンって、アレクシオスってどっちに立つんだろうか。そもそもアレクシオスとアサシンの関係ってどんなんだろう』ってまずはそこから疑問になったんですよ。

 

アサシンクリードシリーズについて簡単に説明しますが、あらすじにもある通り作内では『テンプル騎士団』と『アサシン教団』っていう2つの組織が常にとある秘宝を巡って戦ってます。世界観は現実世界と全く一緒で、それに加えて一般人は知らない神がいた、って感じです。つまり秘密結社どうしのやり合いですね。

特に作内で良く描かれるのは中世ヨーロッパや中東、それ以降の時代が多いです。

 

で、このアサシンっていう存在(の原型)が生まれたのが古代エジプトのクレオパトラの時期なんですが、アサシンクリードオデッセイの主人公であるアレクシオスってもっと前の時代の人間なんですよね。古代ギリシアなので400年は前のはずです。

 

つまり、アレクシオスはアサシンクリードシリーズの主人公であるにも関わらず、アサシンとしての教えとか思想とは全く違ったところにいる。だからアレクシオスはアサシンとはやり方とか考え方は違うんだろうな、と。ここでいうやり方っていうのは、対立する相手とか、他者を害することへの考え方です。アサシンが基本一般人を害さず、悪人や支配者を狙うのにたいして、アレクシオスは傭兵なので頼まれればなんでもやります。

 

まずそこから始まりました。

 

それを考えてるうちに、ふっと浮かんだのが、『あれ、アサクリの対立ってヒロアカにも通じないか』ってことです。

 

 

 

アサシンクリードシリーズにおける対立を簡単に説明すると、『平和な(完全な)世界のためには個人の自由を制限し、完成された秩序を作る必要がある』っていうテンプル騎士団と、『人の自由意志こそが、新しい考えを生み出し、人間を先へと進ませる』と考えるアサシン教団という2つの組織の対立です。もちろんシリーズ内ではこれに加えて個人的な恨みなどの対立もありますが、それは置いておいて。

 

だから基本的には、時代時代の支配者にたいして、アサシンが挑むっていう構図が多かったんですよ。

 

 

 

 

これ、ヒーローアカデミアと全く一緒なんですよね。

 

 

 

 

個性という超常の力にたいして『完全に統制することが平和につながる』っていうヒーローや国にたいして『個人の能力である個性は自由に使うべき』あるいは『自分の力だから好きにさせろ』っていうヴィラン。もちろんヴィラン側にはこんな思想的な考えを持ってるやつはほとんどいないでしょうし、それっぽい異能解放軍も結局は自分たちが支配者に回るための建前に過ぎなかったわけなんですが。

 

それでも、似てますよね。『秩序』と『対立』の構図。

 

僕はもともと、ヒーローアカデミアの世界の個性の使用を完全に禁止するっていうルールには違和感を感じてました。間違ってるとかではなく、違和感です。『他者を害することを禁止する』のではなく、そもそも『個性の使用を禁止』『個性の存在を否定』って感じですよね。これって、言ってみればテンプル騎士団による統制された秩序なんじゃないかと。

 

であるならば、それに牙を剥き自由を掴むアサシン教団があってもおかしくないなって。

 

 

 

で、そう考えてると、もっと設定でも噛み合うところがあるなと思いました。

 

アサシンクリードシリーズって、現代(2020年)まで神々(イスという先代文明を築いた種族)の残した秘宝を巡ってアサシン教団とテンプル騎士団の争いが続いてます。で、この秘宝というのは、超常の力、例えば人間の思考を支配したり、地磁気を破壊したりずらしたり、まあ要するには割となんでもできる力を持ってます。要するにはテンプル騎士団はこれで世界を支配しようとして、アサシンはそれを止めようとしていた。

 

 

 

『これ、個性発生の原因になるんじゃないか?』

 

 

 

そう思いました。

 

つまり、神々(イス)の残した秘宝を巡ってテンプル騎士団とアサシン教団が争い続け、最終的に秘宝を暴走させた結果、それが全ての人間に影響を及ぼし、『個性』という超常の力を発現させた、ってことです。

 

もともとヒロアカ側でそのあたり(個性出現の原因)が語られてないので妄想できたことですが、そんな考えが浮かんだら、もう書くしか無いんじゃないかと。

 

そう考えて筆を取りました。主人公はやはりアレクシオスで。彼を見たかったというのもありますが、彼はアサシンクリードオデッセイ内で不死になってたり神々の血を引いてたりと色々個性の時代に出現(生き残る、ではなく)してもおかしくない下地があるなと思って書くことにしました。

 

そしてこの小説では、特にオール・フォー・ワンや死柄木が原作とは大きくかけ離れた人物になります。そこのあたりは、ヒロアカ世界にアサシン、テンプル騎士団を入れる為の調整や、アサクリとヒロアカの掛け合い、それに作者の個人的な趣向だと思ってお許しください。

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