サイヤンプリティーダービー   作:榛翔

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ふと思いついた短編です。
キャルちゃんのほうはもうしばらくお待ちください。
まあ、息抜きで書いたやつなんで気楽に読んでください。

ドラゴンボールとウマ娘の作品ないやん!と思い書きました。

只々悟空顔のサイヤ人の肉体を持って転生した一般人です。

ストーリー時空は曖昧です。

キャルちゃんの方アンケートまだやってるんでよろしくお願いします。
年内に出るかはアンケート結果次第です。
https://syosetu.org/novel/272662/


転生したけどウマ娘の世界ってマ?

転生したけどウマ娘の世界ってマ?

 

 

オッス!オラ悟空!まだ見ぬ強い奴らと戦うためにいっぺぇ修行してるところだ、どんな強敵が待ち構えていっのかワクワクすっぞ!

と、冗談は置いといて、おっす、転生したらサイヤ人になってた一般ピーポーです。今は日課の鍛錬をしているところです。

まあ、今はこうして普通にしてますが、転生した当時はマジでビビったし、慌てまくりだった。これはそんなドラゴンボール関係ない世界に転生した一般サイヤ人の物語である。

え?ドラゴンボールの世界じゃないのかって?そうなんですよね、この世界全くの別物でしたわ。むしろなぜこの種族でこの世界を選んだのか転生させた奴にみっちり聞きたいですね。

 

 

 あれは今から数年前、俺がまだ赤ん坊だったころの話だ。気が付いたら何かしらのカプセルに入っていたのだ、目の前のガラスからは星空が見えていた。

最初は困惑したさ、数分固まっていたが何とか気を取り戻し辺りを確認してこれが何かしらの乗り物だという事と自分が赤ん坊になっている事を知った。

もうそれからは芋づる式に理解していった、夜空だと思ってたのが宇宙空間だったり、お尻のあたりから茶色い尻尾が生えてたり、自分が乗っているのは球体型の宇宙船だという事、そしてガラス越しの反射で見た自分の容姿がドラゴンボールの主人の孫悟空と瓜二つだった事。

その瞬間理解した、自分がドラゴンボールの世界に転生したという事、その時正直言って絶滅したね、だって前まで一般ピーポーだった俺がサイヤ人だぜ?この世界普通にモブ死ぬ、星ごと木端微塵なんて普通に起こる世界だ。怖くないはずがない、しかもその中でも特に狙われやすいサイヤ人だ、死一直線なのだ。もうやだ~。

ともかくこうしてポッドに乗っているという事は何処かの星に向かっているという事、不安と恐怖で押し潰されそうになりながらも乳児特有の睡魔で眠るのであった。

 

 どれくらい経った頃だろう、突然の爆音と何かが倒れる音で目が覚める、ポッドが独りでに開く。

辺りは木々が多い茂っており、ポッドが落ちた影響で起きた土煙が昇っていた、俺は体の自由が利かず大声で泣きわめく、数十分すると泣き声につられたのか一人の老人が姿を現した。

ポッドを見るや驚いていた、そしてこちらを見て更に驚いていた。

俺のそばまで来ると、ゆっくりと俺を持ち上げ抱きかかえる、その時俺の尻尾を見て笑いながら何か言っていたが、疲れたのか直ぐに眠ってしまった。

 

 それから、その爺さんに拾われすくすくと育っていったわけだ、サイヤ人特有の凶暴さは自分が前世の記憶を持っているからなのかそれとも転生したからなのかほとんど無くなっていた。

後々考えれば原作の孫悟空とまんま一緒だった、自分が孫悟空に憑依したのか焦りもしたが爺さんの名前が違った為杞憂で終わった。

自分が孫悟空では無いと分かった時から生き残る為に無茶苦茶特訓した、幸いなことに爺さんが武闘家だったこともあり教えてもらいながらめきめき上達していった。

勉強なんかも教えてもらったが、今世でも苦手だったみたいでいやいやながらも頑張った、でも…やけに前世と内容が似ていた…まあ、気の所為だろ。

今住んでいるところは山奥だ、何故かと言われても爺さんが元々住んでいたからとしか言いようがない、昔は街の方にいたみたいだが歳をとってからはこの山奥で一人で住んでいるみたい、その為テレビは勿論ネット等の電気機器は勿論ガスや水道なんかも通っていない。

だから、ご飯やお風呂に入るのも一苦労なのだ、悟空はよくこんな事しながら一人で生活していたなあと思いながらも日課の狩りを行っていた。ここ数年は生き残る事しか考えておらず、強くなるためにできることは全てしてきたつもりだ、だから今の俺は原作最初の悟空よりは強い自信はある。

ちなみにだが尻尾は生やしたままだ、べ、別に切るのが怖かったからとかじゃないからな! だから、満月の日はなるべく外には出ないようにしてたし悟空のようなヘマを起こさないように注意していた。

こうして鍛錬と狩り何かをしながら生き残る術を必死になって身に着けていった。

 

 それからさらに数年、遂に爺さんが寿命で亡くなったのだ。この時の俺は正確な年齢は分からないが中学生くらいだったはずだ、亡くなった時泣いたし勿論簡易的な葬式もした。

立派な墓を作ったりもした、爺さんの形見である道着とリストバンドは大切な宝物だ。

ここ数年でそれなりに考察した事がある、この世界にドラゴンボールが無い事、そして原作よりも年月が経っている事だ。

まずこの世界には気が無いのだ、ドラゴンボール世界じゃ達人クラスの奴らならある程度使えていたが、それが無いのだ、次に天下一武闘会やカプセルコーポレーション等も存在しない事が分かった。

だから、此処が原作よりもうんと年月が経った世界かまたはパラレルワールドだと考えたのだ。

そう考えたらこの世界には悟空がいない事になり並びに宇宙人侵略等が来た時この世界はとても危うい事になりかねない為、必死に気の使い方を模索して身に付けた。

今では気をまとって強化したり気弾や舞空術は出来るようになった、いや、ホント苦労したよ…サイヤ人ボディーに感謝したね。

爺さんが亡くなってからは今までと同じように鍛錬狩り鍛錬(ちょっと勉強)狩り風呂寝るを繰り返していた。

 

 

 更に数年心に余裕が出来たころからは外の世界も気になり始めた、この世界がどうなっているのか気になって仕方がなかった。

爺さんには山から下りるなと言われていたが、今の実力ならちょっとだけならいいだろうと思い、舞空術で見に行ってみた。

数十分したら街が見えてきた為見つからないよう降り歩きで向かう、街に着くと啞然とした、だって…自分がいた世界まんまの光景が広がっていたのだ。

慌てて他の所も見るが前世同様な造りになっていた、ただ一つを除いて…ケモミミを付けた女の子たちが車と変わらないスピードで走っていた事。

その後、詳しく調べるとこの世界にはウマ娘という種族が存在していて前世で言う競馬ならぬ競バが世界的大ブームだという事を知ったのだった。

自分がこれまでドラゴンボールの世界だと思っていたこの世界は全くの別世界だという事もその時知った、これに俺は落胆したと同時に怒りがわいてきた。

俺はもはやこの世界の人類では到底敵わない強さまで強くなってしまったのだ、こんな世界だと知ればあそこまで苦労したり苦しんだりしなくて済んだのだ、この日は只々この行き場のない怒りだけが残った日となった、俺は虚しさを感じつつ大人しく家に帰る事にした。

次の日はいつも以上に無茶苦茶に修行をし怒りを発散させた、山を気功波で消し飛ばしてしまったのはやり過ぎたが…。

 

 更に数ヶ月、こうして冒頭に戻る訳だが…マジで焦って損した感じだ、戦闘力もサイヤ人編のピッコロくらいまでになっていた。その為街で住んでいる人達のように普通の生活がままならなくなっていた。

一度は街で住んでみようと思ったが、戸籍無し金無し道着きたマッチョの男が来たら誰だって110番待ったなしだ、速攻で諦めた。今は大人しく山奥で爺さんと同じく一人で生活をしていた。

ちなみにマッチョと言ってもそこまででは無いぞ、見た目的にはピッコロと戦った時の悟空並だ。容姿についてはホント困惑した、だって悟空顔なのだ最初はマジで悟空に憑依したのかと思ったがよくよく考えてみればドラゴンボールの設定でそんなのあったなと思い出した。劇場版に出てくる悟空と瓜二つのターレスという敵キャラが「使い捨ての下級戦士でタイプが少なく、顔つきが似ているのも無理は無い」と言っていた(その後のストーリーにはそんな設定無い物にされていたが)。俺もその下級戦士なのだろう、あっ、肌はターレスのように色黒では無いからな?あとは喋り方が強制的に悟空訛りになる。

話はそれたが今は力のコントロールの修行をメインにしている、この世界の戦闘力を探った時自分が改めて規格外な奴なのだと思い知らされたからだ。

一般人(成人男性)で8~10(この世界の人間は耐久性が異常)、ウマ娘が平均50~60辺り、子供でも二桁は超えている(戦闘力としては天下一武道会編初期のヤムチャくらい)、そして俺が410だ…もうわかるだろう?俺一人で街一つは楽に消し去れる、またサイヤ人の為怒りでそれなりにバフが盛れる。今回の山を吹き飛ばしたのも怒りによってできた事だし。(通常時だと貫通くらいしかできない)

日常生活でも支障をきたすようになってきた為にこうして修行しているのだ。基本的に戦闘力を抑える事をしているのだがこれがとても難しいがやるしかないので頑張るつもりだ。

そしてあれからウマ娘というワードでこの世界はウマ娘の世界だと思い出したのだ、前世ではゲームしかプレイしてなかったが知っている作品だった。じゃあなぜ、今まで知らなかったのか?それは気が動転していたからだ。ドラゴンボールの世界だと信じていたのもあるが…。

これからどうなるのやら。

 

 

 更に月日が流れ、俺は高校生くらの年齢になっていた。修行の方も上手くいき今では問題無く生活をしている、困る事があるとすればサイヤ人特有の食欲で食料が不安定な所くらいだ。

今日も今日とていつものように夕飯の準備をしていると遠くからこちらに近づく気を感じ取った。とりあえず何されるか分からないため警戒しながら近づく気の正体を探るベく外へ出るのであった。

 

 

 

 

 ~一方その頃~

 

「な、なな何でこんな事になってるんですの~~~!!!」

 

「おいおい、落ち着けよマックイーン」

 

「これが落ち着いていられますか!」

 

「ね~、それよりもこの状況のほうがヤバいよ~、どうすんのこれから~ボク野宿はやだよ。」

 

「あわわ、遭難…しちゃったんだよね…?」

 

「そのようですね。此処から帰路までの道のりが分かりませんね。」

 

「ちょっと!ほんとどうすんのよ!今日こんな山の中で寝ることになるの!?」

 

「おい、お前も落ち着けよ、こうゆう時こそ余裕持たないとダメなんだぜ?」

 

「....そうゆうあんたこそ落ち着いてないわよね、声震えてるわよ…」

 

「もとはと言えばオグリとスぺのせいなんだからあたしに突っかかるなよな」

 

「ふむ。皆すまない。おいしい匂いにつられてしまった…せっかく合宿に誘ってもらたのに…。」

 

「ぐっ。仕方ないじゃないですか…。お腹空いてたんですもん。」

 

「まあ、まあ、皆落ちつけってな?ここで言い争っててもらちあかんねん。それとクリークいい加減頭撫でんでええねん。」

 

「ふふ~。タマちゃんお利口さんですね~。」

 

「言ったそばから撫でるなや!」

 

「ホントにここ何処かしら…。」

 

「携帯も圏外だから使えないよ~。」

 

十二人ほどのウマ娘達が山道を進んでいた、どうやら道に迷っているようだ。

 

「おい、スぺ公、美味いもんの匂い嗅いで来たんならこの先にヒトがいる可能性あるからそこに行くぞ。」

 

「そや!オグリも分かるんやろ?なら道案内頼むで!」

 

「はい!…あれ?なんか私の事犬か何かだと思ってません?」

 

「ふむ。分かった。私のせいだから協力は惜しまない。」

 

こうして十二人の少女たちは再び山を進み始めた。

 

 あれから一時間ほど歩く十二人の少女達

 

「何時になったら着くの~!!!もうボク疲れたよ!」

 

「クンクン あ、もうすぐですよ!」ジュル

 

「クンクン ああ、匂いが近い!」ジュル

 

「ほんと!これでようやく休憩できる~」

 

「ちょっと、まだ休憩できるとは決まってませんわよ。この先にいるヒトの返答次第ですわ。」

 

「こんな山奥に住んでいるヒトってどんな人なんだろう?怖い人なら嫌だな~」

 

「確かに、こんな山奥に住んでいるなんて…なんか急に怖くなってきましたわ。」

 

獣道を進み続けると空けた空間に出る

 

「あっ!見て見て!家がある!」

 

「おっ!マジでありやがった!」

 

「ひ、ヒトはいるのでしょうか?」

 

「でも、ヒトが住んでいる形跡はあるわよね。」

 

「ああ。」

 

「こ、怖い人だったらどうしよう…」

 

「大丈夫です。その時は私がライスさんを守ります。」

 

「ありがとう、ブルボンさん。」

 

「こない所住んでいるくらいやから老人やろうな」

 

「そうなんですか~?」

 

「いや、こんな所に若もんおるほうが不思議やろ…」

 

コンコンン「ごめんくださーい」

 

「スぺ先輩!?」

 

「ちょっ!?」

 

「ん???」

 

「いきなり過ぎません!?まだどんなヒトが住んでいるのか分かりませんのよ!」

 

「え?でも、聞かないともう暗くなってくる時間帯だし…」

 

「そ、そうですけども…」

 

「まあまあ落ち着けよな、なんかあった時はこのゴルシ様が対処してやるからな?」

 

「はぁ、そうですわね、その時はよろしくお願いします。」

 

「おう!」

 

「いないのかな?」

 

「む?でも、中から良い匂いがするさっきまでいたんじゃないか?」

 

「あれ?開いてる…」

 

「え!じゃあ入れるじゃん!」

 

「ええ!?勝手に入ったらダメだよ!」

 

「そうですね。家主が来るまで待つ事を提案します。」

 

家の前でどうするか迷っていると

 

「ここで何してんだ?おめぇたちオレになんか用があっのか?」

 

「「「「「ッ!?」」」」」

 

突如として後ろから男の声が聞こえてきた為驚いて皆一斉に振り向くとそこには道着を着た若い男性が立っていた。

 

 

 

 ~主人公side~

 

 ウマ娘達が家に着く数時間前

俺は気を感じた辺りまで来ていた、気の数が多かったから直ぐに見つけることが出来た(あれだけギャーギャー言い合ってれば気を探らなくても分かる)のだが見て驚いた。

そこにいたのはウマ娘の世界の主要キャラ達だったからだ、アプリでもお馴染みの顔ぶれでそれはもう、驚いたと同時に何故ここに?という疑問も出た。

自分で言うのもなんだがこんな山奥に来るなんて迷い込むか俺か爺さんに用がある奴だけだ、しかも俺に関しては一切情報が無いはず…。もしかして刺客か?と思ってたらただ単に迷っているだけだと話を聞き知った。

それから話を聞いているとどうやら俺が作っていた夕飯につられてここまで来たみたいだ、流石ウマ娘界のサイヤ人オグリ…。

進む彼女らを後からつけながら警戒する。

その後俺の家まで何事もなく進んでいく、オグリがたまにコースアウトしそうになってたので誘導するのに苦労した。

家の前でまたわちゃわちゃとし始めたため、埒が明かないと思い、素直に顔を出すことにした。

 

「だ、誰ですの…。」

 

「ん?オレか?」

 

「え、ええ。」

 

「オレは此処に住んでいるもんだ。」

 

「ああ!あなたがこの家の家主さんなんですね!よろしくお願いします!」

 

「お、おう、よろしく…。」

 

「突然すみません。少し困っていまして、話だけでも聞いてもらえないでしょうか?」

 

「お、おう、分かった。」

 

「ありがとうございます!」

 

ウマ娘達の顔が一斉に安堵へと変わった。こいつらが迷子なのは知っているが黙っておいたほうがよさそうだ、後々めんどい事になりそうだしな。

俺は一旦こいつらを家の中にいれることにした、正直こんな大人数の女の子相手にするのは初めてだから少し緊張する。

とりあえず大勢来たから机や椅子が足りないので木材で急遽作った、サイヤ人パワーはこうゆう時便利だ。今は人数分作った木の椅子に座らせている。

 

「わりぃな、この家オレしか住んでないから御もてなしらしい事ができねぇんだ。すまん!」

 

「いえいえ!家に入れさせてもらえただけでも嬉しいです!」

 

「えーと、今日一日泊めてくれってことでいいんか?」

 

「ええ。差し支えなければ。」

 

「了解だ。この人数になると多少窮屈になるがいいか?」

 

「はい!問題ないです!」

 

「やった~これで野宿しずに済んだ~。あっ、え~と、お兄さん名前は?」

 

「ん?おっ、そうだなまだ言ってなかったか、んじゃ、改めて、オッス!オレは玉龍院 悟空 ってんだ。よろしく!」

 

皆にも今更ながら自己紹介だ、物語の中盤でようやく名前が出たが、俺は玉龍院 悟空っていうんだ。

爺さんに名前を付けてもらったんだ。苗字は爺さんのだ、玉龍....ドラゴンボール。たぶん偶然だよな、

まあ、皆もある程度察せるかもだが、この名前も勘違いした要因だからね?

まあそれはさておき本編どうぞ!

 

「じゃあ、悟空さんだね!ボクはトウカイテイオーって言うんだ!よろしく!」

 

「次は私ですわね、申し遅れましたが、私メジロマックイーンといいます、よろしくお願いいたしますわ。」

 

「んじゃ、次アタシな~、アタシはゴールドシップって言うんだぜ!気軽にゴルシちゃんて呼べよな!」

 

「はい!スペシャルウィークって言います!今日はよろしくお願いします!」

 

「ふふ。スぺちゃんったら。あっ、あの、私はサイレンススズカです。よろしくお願いします。」

 

「次は私ですね。ダイワスカーレットって言います。よろしくお願いします。」

 

「オレはウオッカってんだ、よろしくお願いします!」

 

「あ、あの、その....あうぅ、ライスシャワー、です。よろしく、お願いしますっ!」

 

「ミホノブルボンです。よろしくお願いします。」

 

「次は私だな。オグリキャップという、よろしく頼む。」

 

「ウチやな!ウチはタマモクロスちゅうんや!よろしく頼むで!」

 

「は~い、私は~スーパークリークです~。よろしくお願いします~。」

 

俺が名前を言うと皆が一斉に自己紹介を始めた、正直なところ全員知っているとはいえ生で自己紹介してもらえた事に少しばかり興奮した。

それから世間話を少しした後夕飯の時間になった為準備に取り掛かる事にした。

 

「うしっ!もういい時間だし飯だな!備蓄も合わせればたりっだろ。」

 

「「ご飯!!!!」」

 

「うおっ!?」

 

「ちょっと!オグリキャップさん、スペシャルウィークさん!はしたないですわよ!」

 

「「ごめんなさい。(すまない。)」」

 

「ようやくご飯にありつけるよ~。僕もうお腹ペコペコだ~」

 

「このゴルシ様もだぜ~」

 

それから、手伝うと数人提案してきたがそれを断り俺は家を出て備蓄庫へと行く、ウマ娘ってそれなりに食べるから今ある食材だけだと足りないからな、食材を持ちキッチンへと向かう。

キッチンといってもガスや電気は通ってないから火での調理だ、流石に鍋やフライパンは買ったものだけどな。

俺は早速夕飯を作り始めた。

 

 

 ~ウマ娘side~

 

「あれ?ご飯て何が出るのかしら?」

 

「そりゃ、あれだろ、丸焼き肉とか」

 

「そんなわけないでしょ!今の時代そんなの食べてるヒト見た事無いわよ。」

 

「でもよ~こんな山奥に住んでるヒトだぜ?ワンチャンあるかもしれないだろ?」

 

「こんな山奥に一人で住んでて凄いですよね!」

 

「せやな、ウチは最初もう少し年が上の人が住んでると思っとったわ。」

 

「そうですね。ご両親は何処にいるのかしら?」

 

「そりゃ、普通に街なんかじゃねぇ~の。ここはほら、あれだよ。武者修行の為の家なんだろ。」

 

「武者修行にしても、親元から離れてここで一人で自給自足していることが凄いのですわ、私達と年が近いから余計に感じますわね。」

 

「クンクン あっ、良い匂い、もうすぐできるみたいだね。」

 

「そのようですね。」

 

「「ふーっ、ふーっ。」」

 

「あかん、オグリとスペシャルウィークの目がヤバい事になっとる!」

 

「完全に肉食獣だなあれ。」

 

そんな話を繰り広げられていたのであった。

 

 

 夕飯は鍋を作った、これなら皆食べれるだろうと思ったからだ。肉は狩りで取ってきたイノシシや鹿なんかだ、最初は皆(二人を除いて)恐る恐る食べていたが、口に入れた後は除いた二人同様にパクパクと食べていた。

俺の食べっぷりに皆が驚いていた、あのオグリやスペの箸が止まるくらいといえば分かるだろうか、人間でここまで食べるのは異常だからな。でもサイヤ人だから仕方ないのである。

そんな夕食の後はお風呂なのだが、俺の家の風呂は五右衛門風呂だ、全員一気に入ることが出来ない為数人に分けて入れた。皆五右衛門風呂が初めてなのかとてもはしゃいでいた。

あ、勿論仕切りというか壁はあるぞ、俺も見られたらまずい奴だからな。尻尾あるなんて知れたら面倒だ。

薪を焚べなんかはやり方を教え彼女達に任せた、男の俺がいたら落ち着かないかもだしな。

就寝時は俺や爺さんのベッドを使ってもらった、俺は子どもの頃寝相が悪かったためにベッドが大きいのである、爺さんのも一人で寝るには大きいサイズの為何とか四人ずつ寝てもらった、残りは家の中にある布団やらを集めて簡易な寝床を作りそこで寝てもらった。元々男二人暮らしな為こんな大勢ように準備なんてしてないのである。しかも女の子のだ、文句は言われなかったのが幸いだった。

結局俺の寝床は無く見張りも兼ねて外の木の枝で就寝する事にした。家の中に男がいるだけで心配な子もあの中にいるかもだし…。

今日は生憎の満月だ、余計に気を付けないといけない、なるべく空を見ずに寝たのであった。

 

 

 

 ~???side~

 

「もうすぐ地球という星に到着します。」

 

「ふっふっふ、この星を売れば更に儲かる訳だ、俺の名も知れ渡る訳だな。」

 

「地球には俺一人で行く!お前らは宇宙船で待機していろ!」

 

「「「「「「「はっ!」」」」」」」

 

「この俺、メガブ様が直々に見てやるからなぁ」

 

ヒトに近い見た目をした奴が不気味に笑う。

 

 

 ~???side終了~

 

 

 翌朝、朝食作りの為早朝から準備をしだす、パンなんかは無い為米になるが彼女達は許してくれるだろうか、今日ももちろん肉だが女の子がいるという事で野菜も使う事にした。

基本的に俺は野菜は食わないが一応爺さんのいいつけで育てていた、ニンジンキャベツ等を畑からとり調理する。作り始めてから数十分、匂いにつられて何人か起きてきた。

出来るまで居間で待ってもらう、出来上がった頃には皆起きていて朝ご飯を待っていた。

 

「夕食にお風呂、寝床まで用意して頂いたのに朝食まで…。本当にありがとうございます。」

 

「いいってことよ。オレも久々に外のせけぇのヒトに会いたかったし、みじけぇ間だったが楽しかったしな。」

 

「そう言ってもらえるとありがたいですわ。」

 

「そういやさぁ、悟空さんは何でこんな山奥に住んでいるの?」

 

「あー、それオレも気になってた!」

 

「親御さん達心配してないですか?」

 

トウカイテイオーから始まり、ウオッカやスカーレットまでもが俺に聞いてくる。

隠しても仕方ない為俺は正直に言う事にした。

 

「あー、オレは元々ここで育ってきたから何でと聞かれてもここが家だからとしか言いようがねぇな。両親に関しては分からねぇ、物心つく前からいなかったからな、俺を育ててくれた爺さんも数年前に死んじまったから今はオレ一人でここで生活してるんだ。」

 

「ッ!…ごめんなさい。そのそうとは知らず…。」

 

「いや、いいってことよ。オレは気にしてねぇしな。今はこうして元気にやってるんだ。」

 

「じゃ、じゃあ、裏にあった大きい墓石ってお爺さんの…?」

 

「ん?あぁ、見たのか。ああ、爺さんの墓だ、立派だろ?あれ俺が苦労して作ったんだぜ。」

 

「ええ!?アレ悟空さんが作ったの!?」

 

「おう!」

 

「すごいね!」

 

一度しんみりしたがトウカイテイオーが場を元に戻してくれた、これには感謝だ。

俺の両親は十中八九死んでいる、そんな気がするんだ。もしこの宇宙にもフリーザ達がいたら俺じゃ全くもって歯が立たない、もう少し警戒するべきか、今こうして悩んでいる訳だ。

 

 朝食も皆食べ終わり後は帰るだけになった、皆外に出ている。

 

「本当にありがとうございました。悟空さんのおかげで何とかなりましたわ。この恩は必ずお返ししますわ!メジロ家に誓って!」

 

「サンキュー!お前面白いからまた会おうな!」

 

「ありがとうございました!ご飯とても美味しかったです!」

 

「スぺちゃん沢山食べてたわね クスクス あ、ありがとうございました。」

 

「うん。ご飯とても美味だった。また会った時に食わせてくれ。」

 

「いや、あんたら食う事しか考えてないんかい!すまんな、こいつらこれが素なんや、堪忍な。ウチからもありがとう、助かったわ。」

 

「うふふ、悟空さんまた寂しくなったら呼んでくださいね~。いつでも来ますから~。あ、その時は頭ナデナデさせて下さい~。」

 

「って、おまっ、何いッとんねん!す、すまんこいつも悪気はないんや!」

 

「タマさん、苦労してるな~、あっ!悟空さんありがとう!ご飯美味しかったよ!また機会あったら次はボクのおすすめ紹介してあげるよ~」

 

「あ、あの。ありがとうございました。えへへ、お兄様みたいに優しくしてくれて嬉しかったです。」

 

「私からも、ありがとうございました。大変助かりました。」

 

「ありがとうございました。」

 

「悟空さんまた修行の話聞かせてくれよな!」

 

皆が思い思いに感謝を述べていた時であった。

 

「ッッッ!!??」

 

突如として途轍もない大きな気が現れたのだ、自分より少し上の戦闘力だ、自分が戦って勝てるか分からない。

険しい表情で空を見ていたのに気づいた彼女達が不思議そうな顔でこちらに聞こうとした時。

 

「え....な、なにあれ。」

 

彼女達の誰かが声を発した、それが誰なのかは分からない。

それに大きな宇宙船が現れたのだ、宇宙船の出口らしき所から一人の男がゆっくりと降りてきた。

 

「....なっ!?」

 

俺はその男を見て驚きの声を出した、だってそれは…。

明らかにフリーザ軍に似た戦闘服を着ていたからだ、しかも見た目からしてフリーザ軍の部下辺りにいそうな奴だった。

フリーザ軍の部下と言うと基本的には雑魚ではあるがそれは話がフリーザ編だからであって、ラディッツ編の悟空達だと苦戦する相手なのだ。

フリーザ軍の部下は大体1000を超えた戦闘力を持っているのだ、今目の前にいる相手はそこまで高くない、フリーザ軍の部下の中でも更に下っ端なのだろう、だが、優に500は超えている、俺よりも戦闘力が高いのだ。

俺が緊張した雰囲気を感じ取ったのか彼女達から先程までの笑みが消える。

 

「ほう、ここが地球か…。緑豊かでいい星じゃないか。これは高く売れそうだ。」

 

相手は俺らの事を気にしてないように話始める。

 

「むっ。なんだこの星の現住人か。まあ、どうせ死ぬことになるんだ、冥途の土産に教えるのも悪くないな。」

 

俺らに気づくと俺らをチラッと見て観察したのちに言う

 

 

「な、なあ、ウチの聞き間違いか?あいつウチらのこと殺すとか言ってたで。」

 

「あ、あう」ブルブル

 

彼女達もいきなり意味の分からない展開で放心状態だったがあいつの言葉で自分たちが置かれている状況を理解したのだろう顔を青ざめ震える子までいた。

 

「おいそこの地球人ども、オレはこれからこの星を掃除する、無駄な抵抗はするなよ?」

 

「おい、宇宙人さんよぉ、この星をどうするつもりなんだ?」

 

俺は静かにあいつに向かい言葉を発する。

 

「ほう、この俺を前にしてその威勢、いいじゃないか、元々教えるつもりであったのだ、慌てるでない。この星は今から俺がもらい受ける、そして高値で売り俺の名を広める糧となってもらうのだ。」

 

「それは、フリーザとかいうやつの命令か?」

 

「む?フリーザ…?誰だそれは。そんな奴の下に着いた覚えは無いぞっ!」

 

俺がフリーザの名前を出すとあいつは不思議そうな顔をした。どういうことだ、フリーザがいるんじゃないのか?俺は再度試しに聞いてみることにした。

 

「なあ、冥途の土産に教えてくれるって言ったよな?一つだけ俺の質問に答えてくれ」

 

「ふっふっふ、いいだろう。今の俺は気分がいい。」

 

「フリーザとかいう宇宙の帝王と呼ばれている宇宙人はいるか?」

 

「宇宙の帝王だと?そんなのいないに決まっているだろう。俺はこの宇宙でも一桁代の強者だ、ムカつくが俺より上はいるがそいつらもそのうち負かして頂点に立ってやる!」

 

彼は大声で俺に向かい言い放つ、どうやらこの世界の宇宙は原作と比べると大した事無いようだ、フリーザがいたなら話は変わるが、こいつで上位なのだ、せいぜい上は1000越えくらいだろうか。

俺は安心したのもつかの間、今の状況がヤバい事に変わりなかった、まずは彼女達を逃がさないといけないどうする…。

 

「もうそろそろいいだろう、この俺に殺されるんだ感謝しろよ。」

 

「ひっ!…や、ヤバいよ。どうしたら」

 

「クッ、このゴルシちゃんをもってしても敵わないなんて…っ。」

 

「あ、ああ…」

 

皆顔を青ざめ震えていた。

 

「おい、皆聞こえっか?今から言う事をちゃんと聞いとけよ。オレがあいつを食い止める、その間に家にある地下室につながる扉がある、場所は昨日教えたから分かるな?あそこならある程度の衝撃も耐えられるように造ってある!だからそこへ駈け込め、いいな!」

 

「そ、そんな。む、無茶だよ!ここは警察とかに任したほうがいいよ!」

 

「なら、なんて言うんだ?宇宙人に襲われています、助けてくださいってか?信じてもらえっ訳ねぇ、いいから大人しく言う事聞くんだっ。」

 

「別れの挨拶は済んだか?」

 

「へへっ、こっちもただでは死ねねぇからな、多少の抵抗はさせてもらうぜ?」

 

「ほう、この俺に立ち向かってこようとは…。なめられたものだな。」

 

俺が構え相手も構える、周りの音が消え去った、俺とあいつ二人だけが見つめ合う、後ろにいる彼女達の誰かが唾を飲む音が聞こえる。

風が吹き木の葉が舞うと同時だった。

 

「今だ!!!行けっ!!!」

 

相手が物凄い速さで迫ってきた、それを何とか受け切り互いに距離を取ろうとするが相手が更に詰めてくる、俺とアイツがぶつかり合う。

 

「う、うそでしょ…。」

 

「え?彼って人間だよね?」

 

彼女達が家に入る直前立ち止まって俺らの戦いを見ていた。

 

「み、見えない…。」

 

所為ヤムチャ視点というやつだ、何かが動いているのが分かるが何をしているのか分からないのだ、打撃音が辺りに響き渡る。

 

「ふっふっふ、フハハハハハ、最初は口だけかと思ったがここまでとは…。おい、貴様、俺の仲間にならないか?こんなとこじゃ無くもっといい所があるぞ?俺に付いてこい。」

 

「はん、急に何言ってんだ、はいそうですかってなるわけないだろ。」

 

「そうか…。ならば仕方ない。」

 

「? …なっ!?」シュッ

 

アイツはそう言うと家に向かい気功波を放ったのだ、俺は慌ててそこへ移動し気功波を弾く。

 

「ッ!!!てめぇ!!!!」

 

「貴様が俺の提案を無碍にするからだ」

 

「こいつらは関係ねぇだろ!今はオレとの勝負だろ!」

 

「ふん、まあいい。仲間にならないなら殺すまでだ。」

 

「上等! おい、お前ら早く中に入れ!!!」

 

こうして俺とアイツ、メガブとの戦いは続いた。

 

 

 あれからどれだけ戦ったのだろう、そろそろ体力がキツくなってきた。

 

「ハァ、ハァ、侮っていたよ、だいぶやるようだな。」

 

「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、お互い様だ。」

 

戦闘力は相手が上回っている、正直言って勝てるか分からない、でもここで食い止めないとあいつらが、彼女達が危ない。

 

「だがいい加減このままでは埒が明かない、これで終わりにさせてもらう!」

 

メガブの気が高まるのを感じる、俺もそれに倣い気を上げる、相手が今まで以上に早い速度で俺に迫ってきた。

だが、まだ目で追える速度だ、俺はカウンター狙いで相手の攻撃を受けようとした直後、突如大きく吹き飛ばされる。

慌てて起き上がるも再度攻撃を受け吹き飛び岩場にたたきつけられる。

何が起きたのか理解しようにも相手の攻撃は緩まない

 

「グフッ、ハァ、ハァ、ぺっ。どうなってやがるっ。」

 

「ふっふっふ、驚いているようだな。」

 

見た目は雑魚なくせして強い、何やら特殊能力のようなものだろうか、分からないな分かるまでやるしかないっ

 

「だりゃっ!だだだだだだだだだだっ!」

 

俺は相手に連撃を繰り返していくが相手はそれを軽く避けていく。

 

「何っ!?」

 

またもや見えない何かに攻撃を受ける

 

ズッドッドッドゴーン!

 

俺は岩を突き抜け岩場にぶち当たる、正直言ってもう体はボロボロだ、仕組みを早く見つけ出さないと、もたないっ

俺はアイツの元まで飛ぶ

 

「さっきまでの威勢はどうした?」

 

「ハァ、ハァ、うるせぇ!だりゃあ!」

 

攻撃をしていくただ闇雲にではなく相手を注意深く見てだ、攻撃をしていくうちに相手の動きが妙にぶれて見えるのだ、何かしらの催眠系かと思った矢先また攻撃が辺り飛ばされる。

 

「グッ…あと少しで分かりそうなのにっ、クソっ。…どうすれば…。」

 

俺は相手の戦法を見破れなくイラつきが募っていた、そんな時ふと、爺さんの言葉がよみがえる

 

『目で見えない物もあるのだ、そうゆう時は目で見るのではなく感じ取るのだぞ、そうすれば自ずと見えてくるものだ。』

 

目ではなく感じ取る…。チラッと近場にいるカエルを何気なく見る、丁度食事の時だったのか小さな虫を舌で取ろうとする瞬間だった。

俺はそれを見てはっと気づく、もしも俺の考えが合っているのだとしたら…そう思うと俺は再びアイツの元へと飛び立つ。

 

「ふん、懲りずにまだ立ち向かってくるか。」

 

「ああ、オレが負けっちまったらあいつらの夢もかなわなくなっちまうからな。」

 

そう、昨日俺に夢を語ってくれた彼女達の顔がよみがえる、そうだ勝たなくちゃいけない、俺はこうゆう時の為に頑張ってきたのだ、負けるわけにはいかないんだっ!

 

「フン、下らん」

 

「下らなくねぇ!あいつらは皆一生懸命に頑張ってるんだ!彼女達の頑張りを貶すことは俺が許さない!!!」

 

俺は再びメガブへと攻撃を仕掛ける、今度は目を閉じ感じ取ることに意識を向けた、メガブが俺に攻撃してきた時攻撃音がズレて聞こえてきたと同時に攻撃がくる気配のようなのを感じ取った俺はそれにタイミングを合わせ避ける。

 

「何っ!」

 

相手が驚き慌てて距離を取る

 

「貴様、何をした」

 

「さぁ、何だろうな?」

 

「ふん、まぐれか、次はそうはいかない。」

 

「それはどうかな?」

 

シュン  

 

                   ドガッ 

 

                             ドガッ 

 

      ドガッ  

 

 

                                       ドンッ  

         

                                                      ドンッ

 

「クッ、何故だ!なぜ当たらないっ」

 

「おめぇの攻撃はもう見切った、貴様の腕は少し伸びるようだな、攻撃時それ使ってリーチを伸ばしてたんだろ?だからオレは攻撃を避けても当たった訳だ。」

 

「チっ、それが分かったところで意味はない、貴様はこの俺に殺されるんだ!!!」

 

「やってみろよ!はっあああああ!」

 

こうして戦いは後半戦へと向かうのであった。

 

 

 あれから更に戦いの激しさは増した、綺麗な小川だったところや、オレが良く休憩していた穏やかな森は荒れ果てていた。

 

「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」

 

「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」

 

お互い満身創痍になっていた。やはり戦闘力が少し上だとこちらが不利になるのは致し方無い、だがこちらはサイヤ人だ、戦えば戦うほど強くなる種族だ、この戦いでだいぶ成長した気がする。

だが、そう長くも持たないだろう

 

「どうやら俺は貴様をみくびっていたようだ、貴様にはこの俺の本気をお見舞いしてやるっ!はっあああああああああ!」

 

「っ!?」

 

まさかまで気が上がるのかっ、こうなってくると勝てる見込みが更に減った、だが俺はあきらめるわけにはいかない、俺は尽き欠けて無い気力を上げる。

 

「死ねええええええ!!!!」

 

ズオッッ!!!

 

今までで見た事無い気功波がこちらに迫ってきた、俺は両手を合わせる、あの技を借りよう。

孫悟空!技を借りっぞ!!!

 

「....か」

 

「....め」

 

「....は」

 

「....め」

 

両手を腰にやり気を溜める、青白い光が両手の中から漏れ出す、今出せる最大火力の技だ、俺は力み思いっきり両手を前に着きだし

 

「波っあああああああ!!!」

 

かめはめ波を放った、気功波がどうしがぶつかり合うと同時に衝撃が腕に一気にかかる、押されるもんかと踏ん張る。

 

「ぐっぎっぎっ」

 

「ッッッ!!!」

 

気功波のぶつかり合いで周りの木や岩などが吹き飛んでいく、メガブも負けじと力を籠める、戦闘力はあちらが上だ、どんどんと押し返される、このままでは負けるっ

俺は最後の切り札を使うことにした、それは……

 

「 界  王  拳 !!! 」

 

赤い炎が燃え盛るように俺の周りの赤い気が現れる。

さっきまで劣勢だったのが噓のように相手の気功波を押し返す

 

「何っ!?」

 

メガブはいきなり膨れ上がったかめはめ波に驚き押されていく

 

「バ、バカなっ!こんなはずでは!この俺が負けるなどっあってはならないいいいい!」

 

「これで最後だあああああ、波ああああああああ!!!!」

 

「ぐわあああああああああああ!!!」

 

ドッガーーーン

 

 

「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ…お、終わったのか…?…グッフッ」バタン

 

ヤバい体が痛い、さすがに界王拳は無理がありすぎた、運良く生き残れたが、通常今の戦闘力で使えば死に至る技だ。要はラディッツ編の悟空が界王拳を使った感じだ。

密かに修行していたが修行段階でも何度も死にかけた程だ、このままだと俺は死ぬのだろう、でも彼女達を守れたのなら

 

「…誇れる…よな。」

 

「ハァ、ハァ、っ!悟空さん!!!」

 

「悟空!!!」

 

何故か聞こえないはずの声が聞こえた、ゆっくりと首をそちらに向けるとトウカイテイオーとオグリキャップが慌てたような今にも泣きそうな顔でこちらに駆けていた。

 

「悟空さんっ!っ、酷い怪我っ!」

 

「待っていろ、早く治療しなければ」

 

オグリは慌てて家に駆けいく、トウカイテイオーは俺のそばに来て膝枕をしようとしていた

彼女達の中で特に仲良くなれた二人だったな、この二人は、俺を膝枕しているトウカイテイオーに俺は

 

「こ…こ、は、危ねぇ…から…早く、ゴッフ…ハァ、ハァ、戻れっ…」

 

「喋っちゃダメだよ!待ってて直ぐに助けるから!」

 

目に涙を溜め叫ぶ彼女に俺は微笑みかける

 

ガラッ

 

突如そんな音がすると

 

「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、き、貴様だけは、ゆ、許さんっ!生きては返さんぞぉ!」

 

あれを食らってまだ生きているなんてっ

 

「ごほっ、早く戻れっ!!!」

 

「今度こそ死ねええええええ!!!」

 

先程よりも小さいが俺を殺せる威力の気弾が俺に向かってくる、このままだとテイオーに当たる

こうなったら俺が身代わりになってっと無理やり体を動かそうとした時

 

ドーンッ

 

「なっ!?」

 

「何!?」

 

トウカイテイオーが俺を腕を広げて守っていたのだ、当然威力は低いとはいえ戦闘力が数十倍離れている相手の気弾だ、無事なはずもなく、ゆっくりと倒れてくる。

 

「な、なんで!どうしてこんなことを!!!」

 

「えへへ、良かった…無事みたいだね…」

 

「トウカイテイオーっ!」

 

「ボクね、悟空さんが戦ってる時怖かったんだ、それと同時に何もできない自分に腹が立ったの、だから次はボクが守ってあげようって思えたの…それにね?悟空さんはボクの大切な友達だもんっ。守ろうとするのは当然だよ?」

 

俺の頬に手を当て微笑んでいる

 

「悟空さん…皆を…守っ…て?」

 

そう言うと静かに目を閉じた

 

「トウカイテイオー!おい!目ぇ開けろ!」

 

慌てて胸に耳を当てると止まっていたのだ

 

「クックッ、クハハハ、無様なものだな!守ろうとしていたものに守られるとは、そこの女も愚かだな、もうじき死ぬ奴を守るとは」

 

「…………」

 

「貴様を殺した後はあの女共も一人ずつ殺してやる、いや、普通に殺すのはつまらんな!フハハハハ」

 

「………………」

 

「安心しろ、あの世でちゃんと会わせてやる。」

 

「………だ…………れ」

 

「ん?何だ?」

 

「....だ....ま……………れっ!!!」

 

「なんだと?」

 

「だ  マ   れ」

 

ズドーン!!!

 

 

 ~オグリキャップside~

 

私が皆を連れて戻ると有り得ない光景が広がっていた。

トウカイテイオーが倒れており、隣の悟空の髪が逆立っており時折金色になっている、それと同時に彼の周りにある小石や木々が浮かんでいた。

空からは雷が鳴り、まるで怒っているように彼と共鳴して鳴っていた。

次はゴゴゴゴゴと地震のように地が揺れ始める。

 

「トウカイテイオー!!!」

 

「テイオー!!」

 

スピカの皆が倒れているテイオーに駆けより、こちらに避難させる。

 

「う、嘘ですわよね....し、死んでますわ」

 

マックイーンが彼女を調べると震えた声で涙をうかべ言い放った

 

「ゆ、ゆ....ゆるさんぞ....よくも…よくもっ!」

 

テイオーに気を取られていると悟空に変化が起きる

プチンと何かが切れる音が聞こえたと同時に彼の髪が黒色から金色に変化する

 

「よくも、彼女達を侮辱したな....よくも、トウカイテイオーを、トウカイテイオーを殺しやがって....」

 

俺は怒ったぞーーーーー!!!!!

 

そう言うと彼の周りから金色の光が溢れ出す

 

「....きれい。」

 

誰かがそう呟いたが誰かは知らないが確かにとても綺麗だった。

彼は静かにこちらに振り向くとゆっくりとテイオーの元まで歩み寄る、突然の変化に私達は固まっており誰も動こうとしなかった、ただただ彼を大人しく見る事しかできなかった。

彼の手が金色に燃えるとテイオーの胸に手を置き何かすると

 

「ゴホッゴホッ、ハァ、ハァ……………悟...空...さん?」

 

さっきまで目を覚まさなかったテイオーがゆっくりと目を覚ます

隣にいたマックイーンやゴルシなんかもとても目を見開いて驚いていた。

 

「まだ、完全に治った訳じゃない、早く戻れ」

 

「で、ですが、あなたが...」

 

「そ、そうだ、悟空、酷い怪我だ…」

 

あたし達が彼に声をかけると

 

「早く戻れ…」

 

「で、でも」

 

「俺の理性が少しでも残っている内に早く戻れ!!!!」

 

私達は彼の言葉に従い大人しく戻る事しか出来なかった。

どうか無事でいてくれ、そう願う事しかできなかった

 

~オグリキャップside終了~

 

 

 周りはもはや静かできれいな山では無くなっていた、木々は倒れ地は割れ天変地異が起きているかの如く荒れている。

その中に二人姿が見える、一人は変わった服装をし地に這っている、金色に輝くもう一人はそれを冷たい目で見降ろしていた。

 

「な、なんなんだ貴様は!」

 

「俺か?俺は地球育ちのサイヤ人だ。」

 

「サイヤ人だと!そんな種族聞いた事無いぞ!」

 

「そりゃそうだろうな、別世界に存在する種族だからな」

 

「な、なんだと…」

 

「そうだな、あの人の言葉を借りるなら…穏やかな心を持ちながら激しい怒りによって目覚めた伝説の戦士…… 超サイヤ人玉龍院悟空だ!!!

 

「ん~、なんかこれじゃない感あるな、苗字がちょいキツいな。」

 

「超サイヤ人だと…ふ、ふざけるな、俺がこんなふざけた奴に負けるはずないんだ!!!」

 

「もうとっくにご存じなんだろ?この俺には勝てないってことを…今大人しく帰るなら見逃してやる…」

 

「くっ、くっそ、クソっ、クソおおおおおおおおおおおお!!!!」

 

「貴様だけは許さない、許さないぞおおおお! へへっ、俺には部下がいるんだ!こんな星今すぐにでも壊してやる!!!やっr」ドガッ

 

「何処まで行ってもクソ野郎だなっ!俺も貴様を許さない、テイオーを一度殺し、彼女達を侮辱した!貴様はここでっ」

 

メガブは殴られもなおこちらに攻撃をしようと飛ぶ、空から宇宙船が丁度降りてこようとしていた、俺はそれを冷めた目で見た後あの構えをする。

 

「死ねええええええサイヤ人んんんんん」

 

今あるありったけの力を込めたのだろう、それに加えて宇宙船からもエネルギーを受け取っているようだ、これがここに落ちればこの周辺のみならず大規模な被害をもたらすのは見て明らかだ、彼女達の為にも、そして、俺の為にも、ヤバい状況のはずなのにワクワクしている、これが悟空が言っていたワクワクなのだろうか。

 

 

「ふぅ...かっ……めっ……はっ……めっ……」

 

 グオオオオオオオオ

 

 

キッ!

 

「っ波あああああああああああああああああ!!!!」

 

ズオッッ ギュオオオオオオ

 

バチッ バチッ バチッ

 

「う、嘘だっ、こんな事あっていいわけがないんだ!!!」

 

 

「これで最後だあああ!波あああああああああああ!!!!」

 

ギュッオ! ズッ!!!

 

 

「チクショオオオオオオオオオ!!!!」

 

バゴーーーーン!!!

 

 スッ

 

「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、……今度こそ本当に……終わった……。」

 

バタッ!

 

「……やぁったぁ……守れたっ……」

 

バタバタ

 

「「「「「「「「悟空(さん)!!!!!」」」」」」」」

 

彼女達の声が聞こえる、良かった…みんな無事だ。

だが体も動かせず声すらも出無くなっていた。

 

「……!………!?……っ!!!」

 

誰かが俺に向かって何か話しているが聞こえない

ああ、とても眠い、体が底なし沼に落ちるような感覚だ…これから死ぬのかな…限界はとっくの昔に超えていた、超えてからの更に追い打ちで覚醒だ、もう助からないのかもしれない。

でも…最後に彼女達を…友達を守れたのなら良かったのかもしれない、この世界に来て初めて成し遂げた事だ。

 

「……よ…か…っ……だ……。……あ……り……が…と………。」

 

こうして俺は眠りについた。

長い長い戦いの幕は閉じたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 死んだと思っていたら生きてました、まる

……恥ずかしいいいいいいいい。

何で生きてるんですかねえ、あの時確かに死ぬのを確信したのに……起死回生したからか前より戦闘力が大幅に上がっているし……

 

 聞いた話によるとあの後、アイツらをかめはめ波で木っ端微塵にした後の事だ、俺は死んではいなかったみたいだ、ほぼ死にかけだったが、でもそんな時近くに光る豆が現れそれを俺に食べさせることによって俺が息を吹き返したらしい、その話をするテイオーは顔を真っ赤にして話していた。しきりに唇を触りながら…何があったし……。

てか、光る豆って仙豆だよな……。ここに来させた神が送ってきたのか?仙豆って光るっけ?

まあそんな事は置いといて戦いの余波で家が全損し住めなくなった、山も荒れてとてもじゃないが暮らせない土地になってしまったみたいだ。(爺さんの墓は奇跡的に無事だったみたいだ。)

今俺は街の病院で検査入院中だ、あの後俺が人間ではない事、宇宙人である事を彼女達には伝えてある、皆ちゃんと信じたみたいだ、まあ、あんな事あった後じゃ信じるわな。

皆俺が宇宙人でも気にしないみたいだ。今まで通り、普通に接してくれる。あっ、あと、彼女達のトレーナー達にとても感謝された。

ついでにトレセン学園の学園長を名乗る少女にスカウトを受けたりした、彼女達にも相談したがやってみろよ!と押されまくった。

まあ、これからやる事無いし、トレセンに行く事を決め、それに向けて勉強したり、テイオー達に連れまわされる日々を送った。

 

 

 

 

 数年後

 

「悟っ空うううううう!」ギュー

 

「うおっ、テイオー、いきなりはビックリすっだろぉ?」

 

「えへへへ、ごめんごめん!」

 

「ったく。」

 

「悟空!」

 

「おっす!オグリ!どうしたんだ?」

 

「いや、悟空が見えたから声を掛けたんだ、これから一緒に食堂いかないか?」

 

「ちょっとちょっと~、ボクもいるんだからね~」

 

「分かってっぞ、うっし、行くかぁ。」

 

「出発進行~」

 

「お~。」

 

 

 食堂

 

「おいおい、面白そうだなゴルシちゃんも混ぜろよ~」

 

「私達もご一緒によろしいですか?」

 

「悟空さんこんにちは!」

 

「スぺちゃん、声抑えてっ、悟空さんこんにちは。」

 

「私もご一緒いいですか?」

 

「オレも!」

 

「ラ、ライス達も...一緒にいいかな?お兄様」

 

「私もご一緒させてください。」

 

「あ”~いたいた!オグリウチら置いてくなんて酷いな~」

 

「悟空さんこんにちは~。」

 

「む?すまない、悟空がいたから早く会いたかったんだ。」

 

「っかぁ~、まあええわ、ごっさんこんにちはやで。」

 

爺さん……俺は今幸せに過ごしてっぞ、あの時拾ってもらえなかったらこんな幸せは手に入らなかったかもしれない。

本当にありがとう。

 

 

こうして、悟空とウマ娘達の日常は幕を開けたのであった。めでたしめでたし。

 

 

 

 

 

 

続かない?

 




主人公の名前はまんまドラゴンボールです、院はなんか高貴というか金持ち感あるよね(適当)
敵もメカブから取りました(夕飯)
戦闘力については一応原作から引用です、普通は大きさしか分かりませよ?この主人公がドラゴンボールオタクだったからある程度の感覚で数値化してたもの
気の修行はマジで難しいかった設定です、師匠いないから仕方ないね。
流石にフリーザ達は出しませんでした、だってインフレ凄すぎだし、いてもストーリーに絡ませれないんでね。
何でこのキャラにしたのかはまぁ、スピカの皆様はアニメの方でよく出てたからなのと主人公が二人いることから選びました。
ライスブルボンは作者の推しCPだから
オグリ、タマモ、クリークは漫画と昨日タマモ実装から選びました。
急展開からの覚醒、芝生えますわね。
セリフはモロパクリです、すみません。
ドラゴンボール好きなんですよね~
シンデレラグレイも一応ジャンプカテゴリーだし実質同じだよね!(極論)


キャルちゃんの方もよろしくお願いします
アンケート結果次第で次回出ますからね、
https://syosetu.org/novel/272662/

Twitter → https://twitter.com/Haru_kyaru3

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