来月ヒロアカ最新刊出るらしいからそこまで待ってほしいくらいなんだけども。ジャンプは読んでるけど最新刊の情報が欲しいんだよね
ところで感想って返した方がいいのかな?書き進め優先で放置しちゃってるんだよね。全部読んでるよ
はい、皆さんお待ちかね。成生ちゃんが本編に本格的に介入を始めます。基本原作沿いだけど、少しずつ壊していく
成生ちゃん「暴れるの楽しい!」
オールフォーワン「アジト建設で暴れられないことといい、弔の指示無しといい、苛立ってたんだろうね」
ドクター「わしらに来ないのが唯一の救いじゃな」
ヒーロー「こっちに向けないで貰えます!?」
「あーんもう近い!アイテム拾わせて!!」
(此奴……!我のキャットコンバットを読んだ動きを……!!)
「くっ!」
「らぁ!」
マグネと虎が近接格闘戦を繰り広げ、スピナーが大剣を振るいマンダレイはヒット&アウェイで対処する攻防が続く。
さっき再び上空へ透明色知覚発光を行ったところ、地鳴りみたいな音と共にマスキュラーが緑谷に負けた。
正直緑谷のことを侮ってた。オールマイトの後継なのだから一番してはいけないことなのに、次からは油断はしないで計画を組み立てることにしよう。
そしてこっちに向かってきていることも分かっている。ただまぁ……消耗がヤバかったからせいぜい不意を突く一撃程度だろう。
「しつこっ……」
「い……のはおまえだニセ者!とっととシュクセーされちまっ」
──ちょうど今目に映っている、あんな風に突撃してくるくらいだ。
「えぇ!?」
勢いよく飛んできた緑谷のドロップキックがスピナーの大剣を破壊していく。
しかしあんなの警戒してたマンダレイは実戦から遠のいてるなぁ。緑谷のドロップキックは……増強系でないプロヒーローなら自傷覚悟の全力の一撃で対等だ。一言で言えば、虎かマンダレイが猫手袋みたいなアイテム壊れるの覚悟の全力で横から殴れば壊れる。
一瞬だけでもスイッチすれば即決着してただろう。本当にチームか?
「マンダレイ!!洸汰くん!無事です!」
「君……」
「い゛っ!!!っ!!!」
ドロップキック慣れしてないのか着地失敗してる。慣れない技は使うもんじゃないぞ、自爆したら元も子もない。
ジッと緑谷の身体を観察する。明らかにマトモに動けるような身体じゃない、怪我だらけだ。エンドルフィンだっけ?傷も無視して動けているけど、あと数分から十数分もすれば勝手に倒れるのは間違いない。倒す分には時間稼ぎで十分だ。
「相澤先生からの伝言です!テレパスで伝えて!!」
相澤先生?イレイザーヘッドか。伝言……テレパスが狙いか、だとすれば伝言の内容は確実に
「A組B組全員──プロヒーローイレイザーヘッドの名に於いて戦闘を許可する!!」
面白くなってきた。私もそろそろ介入を始めよう。
■■■
「伝達ありがと!でも!すぐ戻りな!その怪我尋常じゃない!」
「いやっ……すいません!まだ!もう一つ……伝えてください!」
緑谷が、森へと駆け出しながらマンダレイへ頼みを告げる。既に動けないレベルの怪我だろうに、まだまだ動く気満々みたいだ。
「
(あ、助かる。誰?)
きっとマスキュラーから聞き出したんだろう。あんな奴にさえ教えてるのに強いからって理由で何にも教えないのは流石におかしいでしょ……、問題ないけどさ。
「かっちゃんが狙われてる!テレパスお願いします!」
かっちゃん……アダ名?「か」から始まる名前の人か?
狙いそうなやつ筆頭は爆豪か常闇……
あいつかぁ
今宵、Ms.ダークライが透明化していて最も全員が助かった現象は、雰囲気ですら見えないことだった。今見せている姿は余りにも悍ましく、恐れを抱き動けなくなるような雰囲気であり、オールフォーワンにさえ劣らない程の殺意を秘めたものだった。
数日後に同じレベルの雰囲気を実際に感じ取った緑谷達が、心臓を止めたくなるほどの殺意だ。ヴィランでさえもその姿には立ち止まる。
そうなったら光速反射と超瞬発力により先手が確実に取れる、光速のMs.ダークライの攻撃が決まり戦いは決着がついてしまう。
まさに、ヴィランヒーロー問わずでの、不幸中の幸いだった。
周囲の様子は変わらず変遷しながらも、Ms.ダークライだけは他所吹く風であり、フラストレーションを高めていく。
「かっちゃ……誰!?待ちなさいちょっと!」
マンダレイの引き止めも無視して緑谷は森へ駆ける。その様子を見て汗を流したのは──マグネだった。
地鳴りのような音が起こる戦い、目的を漏らすメンバーからしてマスキュラーしかいない。そしてここにいると言うことはマスキュラーを倒したということだ。
まだ高校生だというのに、あのマスキュラーを倒した事実。将来恐ろしい程強大なヒーローになるのは明白だった。
「やだ……この子、本ト殺しといた方がいい!」
「ぬっ」
虎の拳を大きく弾き、緑谷の方へと駆け出す。その動きを止めたのは──スピナーだった。
「手を出すなマグ姉!!」
「!?」
壊された大剣からナイフを一本取っており、それを投げつけマグネの動きを止めたのだった。
「ちょっと何やってんの!?優先殺害リストにあった子よ!?」
「そりゃ死柄木個人の意思」
「スピナー何しに来たのよあんた!」
ヴィラン同士で口論、思わずため息の一つも出てしまう。悪いとは言わないが、良し悪しは時と場合による。今回はそんなことやってる暇はないという意味で悪い。
「あのガキはステインがお救いした人間!つまり英雄を背負うに足る人物なのだ!!俺はその意思に、シタガ!!」
「やっっとイイの入った」
カッコつけてるスピナーの顔面に思い切りマンダレイが蹴りつける。武器も無くなったことで一気に形勢が不利になっていた。
さらにスピナーと口論するという、明らかな判断ミスを見逃す虎ではない。即座に鎮圧に動いていた。
「油断したな」
「きゃっ!?」
虎の個性「軟体」。組み合える状態になれば一気に拘束までもっていけるのだ。一瞬の油断を見事に突いており、拘束まで時間の問題だった。
「まずっ……」
「これで終わり」
さらにスピナーも鎮圧されかけていた。武器は無く、体術ではプロヒーローには勝てない。個性も「ヤモリ」であり、戦闘向きではないのだ。ヴィランとして連合の中で弱小とも言える。
だがヴィラン連合はただの弱小ヴィランでは入れない。何かしらの信念といったものが無ければここにはいないのだ。それがスピナーの場合はステイン信奉なのだが、それだけではなく──もう一つあった。
「マグ姉っ!くそ、仕方ねぇ」
「何をする気?」
それは弱小であり、下手なプライドは持っていないことであり、誰かを頼ろうとできること。……つまり仲間を信じれるということなのだ。
「ヘルプ!!!」
「「なっ!?」」
大きく声を上げてスピナーが助けを呼ぶ。マンダレイと虎も新手がいると、しかも現状から助けられる程の人物が来ると、驚きながらも警戒を高めていた。
スピナーの言葉にMs.ダークライの笑みを抑え込み「普通」の少女、依光成生の雰囲気・表情へと様相を変える。まだデビュタントしてないのだ、依光成生で姿を現さないと衝撃的なデビュタントができない。
「うん、十分だったよ。あとは任せて」
動かない二人を転送の個性でここにはいない黒霧の近くへと転送させる。あとはワープゲートで逃がしてくれるだろう。武器は……いっか。マグネのだけ後で回収しておこう。
転送の個性は成生だけなら一瞬だ。だが数秒動かずに待つという条件があれば他人を他人の下へ転送するのにも使えるのだ。
そんなこと戦闘中にはまず無いが、声を上げたら数秒くらいはこんな風に静かになる。イレイザーヘッドとかなら話は別だけど、もしそうなってたら私が蹴っ飛ばすなりして護衛するだけだ。
「な、どこに!?」
「スピナーまで!?」
一瞬で消えたマグネとスピナーに周囲を警戒するマンダレイと虎。背中合わせになりどこから来ても大丈夫といった態勢をとっていた。
その様子をクスクスと笑いながら、手を後ろに組んで成生は音も無く透明化を解除する。突如として現れたヴィランに二人とも身体を向け……あまりにもヴィランらしくない姿に思わず目を丸くする。
「虎、マンダレイ、初めまして。私は依光成生って言います」
「女子高生?」
「ヴィラン連合だな?」
虎の言葉にニコリと笑う。と、同時に個性を発動する。
エアウォークから最適化した『空気地面化』。空気があればどこでも地面と同じ認識して行動できる。後ろ手に組んでる掌を地面と認識した空気へ手を付け、さらに『土流』を発動させる。
そうすると何が起きるか──空気があればどこでも土流による攻撃を仕掛けることができるのだ。
マンダレイの後頭部付近に地面化した空気を配置し、土流で形成した拳で殴りつける。突如として殴りつけられ成生の方へと吹き飛ばされるマンダレイに、虎も理解が追い付いていなかった。
「マンダレイ!?」
「油断はよくない」
虎が困惑した隙を突き、成生の方へ飛んできているマンダレイの腹に超瞬発力で膝蹴りを叩き込み、勢いが止まったところで髪を思い切り掴む。
「がっ」
「ほらキャッチして?」
さらにそのまま髪をブチブチと千切りながら全力で虎へと投げる。増強系ではない成生だが、明らかに増強系並の力だった。緑谷のドロップキックより遥かに速い速度だ、虎が受け止めればそのまま後ろに吹き飛ばされるのは間違いない。
これもまた個性のコンボだ。成生の個性の一つ『人形操作』は成生自身に使った場合、光速に対応した反射だけでなく、人体の限界を超えてまで膂力を使うことができる。所謂、火事場の馬鹿力というやつだ。当然それだけの膂力を使えば身体は損壊する。
が、今の成生には『超再生』がある。しかも超再生は人体機能にある超回復まで機能しており、放っておけば超再生に合った身体へ膂力といった能力が変わっていくようになっていた。
要するに、今の成生は人体の限界を超えた力が容易に引き出せる上に、使えば使う程強化されていく状態だった。
(狙いは我がキャッチすること!だが避ければマンダレイが木々に叩きつけられる!)
「っ!女の髪を掴むんじゃないよ!」
高速で飛んでくるマンダレイを片手でキャッチし、投げられた方向とは別の方へと向きを変えてリリースする。軟体である身体で衝撃をタイミングよく受け流す体術であり、しかも走ってくる成生から視線を逸らしていなかった。
だからこそ、虎は理解できなかった──
「もちろんこうなると分かってたでしょう」
「っ!?」
リリースした方へ方向転換し、マンダレイを狙う成生。まさかの行動に虎も動きが間に合わない。本来あり得ない動きなのだ、虎がマンダレイをリリースしたと全く同じタイミングでそちらへ向かった。
反射速度が尋常じゃない、光速なのかとすら勘ぐる程だった。
当然、マンダレイを守るため、襲い掛かる成生の身体へ横から拳を振るう……
「させぬわ!」
「待ってた」
虎の顎をカツンと裏拳で打ち抜く。一瞬だけ脳が揺れ意識が飛び膝がガクリと落ちかけるも、なんとか虎は立っていた。倒れてもおかしくない一撃に、軟体による衝撃軽減でその程度に済ませたのだ。
だがそれだけの隙を見逃す成生ではなかった。超瞬発力で加速させた、顔面を砕くようなハイキックが虎に決まる。軟体の個性も効かずに吹き飛び、受け身もとれずに木に直撃した。
「っ!!!」
そのまま虎も動かなくなる。少なくともこの後動けることはない怪我だった。
これで広場に立っているのは成生唯一人だけ。有無を言わさぬ勝利だった。
上空へ透明色知覚発光を飛ばし、周囲の状況を確認する。マスタードとムーンフィッシュは負けたか、じゃあ捨て駒はこれでおしまい。
マグネの武器を一時保管だと、転送で自身のアジトへと飛ばして次の目標へ動き出す。
「これでスピナーとマグネの役割も終わり。広場にいた生徒も皆合宿所行き。トガちゃん応援にでも行きましょうか」
悪夢はまだ、終わらない。
虎:ダメージは脳震盪がメイン。1~2日動けない(リカバリーガール込み)
マンダレイ:ダメージは腹がヤバい。1週間は絶対安静(リカバリーガール込み)
成生ちゃん「もっとボコりたかったけど無駄だしね。マンダレイの髪ゲット☆」
何でこんな威力になってるのかっていうと成生ちゃんの『超瞬発力』、これ『瞬発力』×4くらいあります。原作でオールフォーワンが神野で使ってたのと同じくらい。
そんなもんを膝蹴りに集中させて腹に直撃させたら衝撃も相まって腹ん中ぐっちゃぐちゃですよ。気絶もするし、内臓破裂してても何にもおかしくない。
そして極悪コンボのお披露目、『空気地面化』+『土流』。エアウォーク派生で「どこにでも歩けるようになる」最適化した結果、あれこれ地面扱いで形状変化できんじゃね?と考えてしまった。土流が強くなればなるほど超広範囲威力になっていくことに。
ちなみに今の土流の習熟度は、個性伸ばしはまだの状態で、30%あるかないか。
これ作者からして予想外の強化です。作者がエアウォーク渡したのは「空に飛んでりゃ地面の影響ないな!」まで。土流も今後の地下用のサブウェポン扱いだった。
まぁ問題ないので進めます。
成生ちゃん「思いついちゃったんだもん」
作者「お前が勝手に動いてるだけなんだよなぁ」