ストック無い癖に何してんだよ俺ぇ!?
まぁ短めだしいっか
感想で返せるものは返していくスタンスにしていきます。ネタ分かんないのとか返す言葉も呆れて出ないようなのとかの返せないものは返しません
かなり早めにヒーローを蹂躙した成生ちゃんは……弾けた
第一の手先を召喚!40秒で支度しな!
人形「無理」
ドクター「さらっと下手な脳無より強いの作らないで」
オールフォーワン「知らないところで惨劇が起きてる」
オールマイト「オールフォーワン貴様ぁぁ!!」
オールフォーワン「待ってそれ僕じゃな」
成生ちゃん「さーて、手先が来たら始めよー」
エンデヴァーやトップヒーロークラスには当たらないように振るった暗黒光の一閃。腕を一度振るっただけだというのに、その被害規模は神野区すら超える程の範囲に広がっていた。
遠くから悲鳴が聞こえる。心苦しいものがあるが致し方無い……私の目的のための犠牲だ。
悲鳴も当然、何せコンクリートジャングルと呼ばれるビル群の、ここから13km圏内の北西から南東が全てスパッと切れたのだから。
ビルが崩れ、落ち、瓦礫と化し、火災も起き、暗黒光で切られなかった人も二次被害を受ける。とはいえ東京に近いためヒーロー達は多い。全力でヒーロー達が助けに走れば二次被害救出くらいはできるだろう。
私もこの場から離れよう。市民への被害を出す気も無かった。
ここにいた警察の大半と地上の脳無はほぼ斬り裂かれ死んだ、後はエンデヴァー達ヒーローに任せるとしよう。
「とまぁ……挨拶だけにしておきましょう。私も忙しい身なのです」
「ふざけるなっ!!」
赫灼熱拳を放つためにほんの一瞬、炎を溜め込むエンデヴァー。だが、Ms.ダークライはエンデヴァーの視界から姿を一瞬で消した。
転送の個性でエンデヴァーの背後に現れ、横っ腹に超瞬発力を利用した蹴りを叩き込む。林間合宿襲撃の時に障子に蹴りを入れたのに、超瞬発力を加えただけの攻撃だ。
だがNo2ヒーローの名は伊達ではなかった。当たった瞬間に自ら吹き飛ぶことで威力を弱め、さらに吹き飛ぶ勢いを炎の噴射で弱めていた。
本来ならこれだけで決着がつく威力だというのに、エンデヴァーはまだまだ戦える瞳をしていた。ビルの瓦礫に当たる直前で受け身をとり立ち上がる。
が、エンデヴァーの目の前にMs.ダークライはいた。その深淵色の瞳で目の中を覗き込む程の至近距離に。
覗き込めば取り込まれそうな瞳に、エンデヴァーの背筋に寒気が走る。
「殺しはしません。殺したら私の役に立ってもらえないではありませんか」
「……っ!」
せめてもの抵抗と拳を振るうエンデヴァーだが、力が入って無かった。防御すらせずに頬にコツンと当たるが、威力も炎も熱すら無い。
この後に中位脳無もいくらか控えているのだ。戦う気が無いと言うマトモに戦えば死ぬ相手に、向ける力は無かった。
「さて、それではごきげんよう」
Ms.ダークライは一歩離れ、カーテシーを一つして姿を消した。
その転送行き先は上空。神野はオールフォーワンとMs.ダークライという悪夢に襲われた、さらにMs.ダークライは姿を消しただけでありどこに現れるかも分からない……消えない悪夢はまだ続く。
だが──注目が足りない。デビュタントは、派手でなければならない。故にMs.ダークライは少し悲しそうな顔を一つし、更なる悲劇の幕を上げる。
「始めましょう。私の可愛いしもべ、私の分身よ、その力を現し私の下へ馳せ参じなさい」
春川市、依光成生の実家。オールマイトとの戦いをテレビで見ていた彼女……依光成生は、その姿を変貌させた。
■■■
「「え……」」
依光成生という名の人形は、5m近い巨体へと変貌し、姿を現しただけで家を破壊した。驚きのまま両親は、何が起きたのかも理解できずに散っていった。
巨体に変化した人形は、依光成生という少女の皮を被った最上位脳無のような姿をしていた。巨体に加え白いショートボブの髪、赤い血涙、焦点があってるかも分からない目、常に口を開き涎を垂らし、膨れ上がった筋肉。まるで突如として自我を忘れて凶暴化したかのようにも見えた。
脳無をベースにした人形である依光成生には自我は無い。あるのはずっと人形操作により操作されていた事実だけだ。
最上位脳無との違いは、死体の意識を利用しているか、していないかの差だ。利用していないと死体と変わりが無いのだから本来動くこともないはずだった。
しかし脳無をベースにしているということは、個性を使えるということだ。さらに成生の細胞を多く取り込んでいることで、成生自身が持つ・持ちうる個性すら複製して使えるようにすらなっていた。
持っている個性は『狂暴化』『超瞬発力』『超再生』『思考加速』『膂力増強×2』『ショック吸収』。USJで戦った脳無よりも遥かに強力な個性だ。
『思考加速』だけは本来使う予定は無かった。しかし、とあることに……死体でも動かせると気づいた成生が急遽入れることにしたのだ。
「ここ……壊して……私の下に……行く……」
人形操作によるオートプログラム、いわゆるAIだ。脳無は生前の意識を持たせているため使えないが、思考加速させられる人形ならば使える。
人形を成生が対面で動かし、そこからAIを組み込み動かしたのだ。対面で人形操作する時に、人形には極々微量……0ではない程度の、欠片とすら言えないほどの思考は入る。そこから思考加速させて動かしているのだ。
その何よりのメリットは胎児脳無のように血の繋がりだとか知性とか考える必要も無く……
「がぁぁぁ!!!」
家を数秒もかけずに更地にする身体能力。依光成生を監視していた警察すらも吹き飛ばし、人形は向かう方角を見定めた。
春川市は神野区から西に40km程の位置にある。オールマイト並のスピード……瞬発力だけで言えばオールマイトすら超える人形が、動き出した。
「「「きゃぁぁぁぁ!!!」」」
市民の悲鳴を無視し、ただ人形は走る。跳躍するための助走だが、5m近い巨体が歩道云々を無視して加速し続けていくのだからたまらない。
「そこま」
ヒーローが駆け付けようが、超瞬発力をアクティブ操作して一瞬だけ加速し通り過ぎる。一瞬でケリを付けられる戦闘能力であっても、今の人形の目的はただMs.ダークライの下へ向かうだけなのだ。
オールマイトは5kmを30秒で到達できる。では40kmなら240秒かとなると……実は違う。
電車……新幹線と同じだ。加速し常に最高速を出せるか、それとも減速しなければならない距離で最高速をずっと出せないかの違いだ。それで言えば、前者が今回であり、後者がオールマイトがオールフォーワンのところへ到達した時のことが該当する。
フフフとMs.ダークライは微笑む。人形はただ向かってきているだけだ。5m近い巨体の暴走した車が全力疾走しているだけのようなものなのだ。
「つまり道さえ譲れば死人は出ない。ヒーローは……止めますよねぇ」
余計なお世話こそヒーローの本分。通る道は少し離れて見れるなら分かるのに、それでも止めようと動く。止めようとしないなら本質的にヒーローではない……ステインが切り捨てるようなタイプのヒーローだ。
同時に増強系個性持ちのヒーロー十人近くが束になって止めようとしたが、ただ超瞬発力をアクティブにしたタックル一つで吹き飛ぶ。人形のたった一つの武器で蹂躙されるならそこまで大したヒーローでもないということだ。
人形が持つ武器はその身と、『超瞬発力』をアクティブ操作できることだけだ。要するに一瞬だけ体の一部や全てが加速するだけというシンプルなものだが、5mの巨体とオールマイト並のパワー・スピードが前提ならばそれだけで十分が過ぎた。
人形が軽く数百人以上なぎ倒しながらこっちに向かっていることを確認し、オールフォーワンの方へと目を向ける。そこには……ガイコツのような姿をした人物と対峙するオールフォーワンがいた。
「あれがオールマイトの真の姿ですか。……ヘリにも、報道されているみたいですね」
ヘリが数台見えた。……これは使える。
「あとはオールフォーワンの激突を利用させてもらいましょうか」
春川から惨劇が走り、神野では巨悪が暴れ、その裏に悪夢が潜んでいた。
オールマイト救けてという叫びが、非情な力に押しつぶされる……ほんの少しだけ前の光景だった。
成生ちゃんの第一の手先、脳無ベース人形「依光成生」。オールマイト並の性能に成生が持つ力を植え付けたAI。成生に絶対服従。グロい。
成生ちゃんの第二の手先、胎児脳無計画実験体「依光電花」。オールマイト並の性能をした子供。髪の毛がオレンジと黄色の中間あたりのアホっぽい子。広範囲電波でジャック可能。可愛い
(未設定領域)第三の手先以降、胎児脳無計画個体。
成生ちゃん「私の家族です!」
オールフォーワン「僕とオールマイトのぶつかり合いの裏で何てことしてんのこの子」
ドクター「人形操作があんな領域にあるのは成生だけじゃからのう……」
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作者「本当は両腕発光と思考加速を人形に組み込みたかった(=両親から個性奪って殺してオールフォーワンへ死体送り)。ごめんね成生ちゃん、オールフォーワンにメリット無いし成生ちゃんの人形操作が面倒になるからさ」
成生ちゃん「普通の少女にそれさせるって外道か!?」
本当なら成生ちゃんが両親殺してオールフォーワンに送って両親の死体を操って実家でおままごとしてるっていう展開がありました。人形操作めんどいしオールフォーワンに送る回が必要じゃね?ってことで却下。
成生ちゃんの本性に気づくこと無く両親は散りました。幸運だったね!
次の更新は分かんねぇや。日曜から水曜あたりにしたい。