灰被りー元ウマ娘、現競走馬だけど質問ある? 作:パンダコパンダ
ベラジオオペラとか、どう?
『快晴に包まれました。京都競馬場です』
世代に彩られた名馬が揃った淀。
昨年1年間を4戦全勝し、今年は初戦である日経賞を勝利。2500を三連勝したグランプリホースのゴールドアクター。
菊花賞1着。有馬記念は3着。産経大阪杯は2着と馬券に絡む安定度合いをみせるキタサンブラック。
日経新春杯を2着。ステップレースの阪神大賞典でサンドリヨンに先着。強さを見せて優先権を掲げたシュヴァルグラン。
そして、2014年の菊花賞馬であり、一年半ぶりの3000メートルをハナ差2着と健闘したサンドリヨン。
人気馬上位4頭が飛び抜けた単勝オッズになっているものの、激戦は必至という見方になっている。
中央は、菊花賞馬であるキタサンブラックとサンドリヨンに注目し、方や中央のエリート。方や地方からの成り上がりとしてライバル対決と題した。
ポスターの気合いの入り方も、CMも、かなり力を入れたこのレース。
ーー初めて出会うライバルに、心躍る
『目にするはグランプリホースの貫禄が、それとも新旧菊花賞馬の意地か。はたまた、新たなる新星が躍動するのか!』
『サンドリヨンに関しては、鞍上の安堂がこのレースで引退。地方出身者として多大な功績を残した最後ですから、いいところが見たいですね』
「今日は流石に違うな」
「ここまで来てお転婆続けてたらどうしようもないけど、ちゃんと気合い乗りもいい」
仕上がりは上々。自分的にも周りから見てもそうらしい。
3000メートル以上は菊花賞、阪神大賞典に続いて三戦目でも問題ない。
パドックでは落ち着いて周り、本馬場入場で軽く動いて体をほぐす。
「やるで。サンドリヨン」
もちろん。
「どうですか。サンドリヨン」
「竹君。如何にもこうにもじゃじゃ馬だよ」
突然現れた鹿毛の牡馬。なんか見たことある気がするなぁ。なんて思っていれば、アンカツがタケさん? にキタサンブラックがどうこうと話をしていた。
『あんたの名前、キタサンブラック?』
『うん。みんなからそう呼ばれてる』
なんかキタサンデカくね? と思わずスレに打ち込んだ私は悪くない。あっちの世界の基準ならこんなデカくないはず。私身長高かったけどこっちだと470キロ前後だし。
『よろしく』
『うん。よろしく』
アンカツが話してるのを遮るのは申し訳ないが、パパッとキタサンブラックから離れてゲートの近くへと向かう。そろそろゲートインだ。
『さあ、第153回天皇賞・春。春の盾はどの馬に渡るのか。今、ゲートイン揃いました。発走です!』
飛び出したのは白い帽子のキタサンブラック。続く形になったのはサウンズオズアース。かくいう私はアンカツに押される形で前へ進出し、サウンズオズアースと入れ替わる形で前から3・4頭目。
ゲートが7枠だったので、スレ民たちとは差しかな? なんて考えていたけど、どうやらアンカツはキタサンブラックをマークする形にしたらしい。
位置取りはキタサンの1馬身後ろ。つまり前から2番目。
『さあ向正面に入ります。先頭から最後尾まで約12馬身ほど。変わらず先頭キタサンブラックのまま、再び坂を登ります』
あまり道中に変化はないまま、キタサンに追随する形。
さて、雨の日、ウマ娘世界ではあまりにもぐしょぐしょな足場に慣れず、私に着いてくることができなかったキタサンではあるが、この世界の良馬場ではそうもないらしい。坂の下りから徐々にスピードを上げていったキタサンとそれに合わせるカレンミロなんたら。
私も私でスピードを上げ、馬群全体が縮んでいくのを感じる。
『さあ先頭キタサンブラック! 横に並んでカレンミロティックにサンドリヨン。シュヴァルグランも追随! ゴールドアクターは少し伸びないか!』
首を振り、前へ前へと進む中、雨の日ほど差は作れないな。なんてどこか冷静に考える。それと同時に、これで笠松とアンカツに胸を張れると。
『キタサンブラック伸びるがサンドリヨンだ! 半馬身、1馬身差! 灰被りのお姫様から主戦へ贈る魔法は、騎手人生にお別れを告げる春の盾!』
『いやー抜けましたねサンドリヨン。5歳の牝馬とは思えない』
『牝馬の天皇賞春制覇はレダ以来の63年ぶりとなります。数少ない牝馬の菊花賞馬として、若馬には負けんと意地の勝利でしたね』
ウイニングランでターフをかけていく私たち。ラストランで勝利を収めたアンカツに大きな拍手が送られる。
「やられましたよ。あそこから伸びるんですか」
「こいつが頑張ってくれたからなぁ。最初みたいにじゃじゃ馬やったら届かんであれ」
レース前も後もじゃじゃ馬とかいうな。ほんとのことだけど。
「とりあえず戻ろうか」
アンカツに促されるまま検量室へ向かう最中、多くの騎手がアンカツに声をかけていた。多分今日は普段より多い。
「最後にありがとさん。スカーレットとかカメハメハも良い馬やったけど、なんやかんやあるけどお前もええ馬や」
そーですか。
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笠松のシンデレラ、サンドリヨンスレpart.32
1:名無しの灰被り
このスレは、2011年生まれ、純笠松配合の牝馬サンドリヨンについてのスレです。
以下の設定に対して必ず順応すること。
①サンドリヨンは芦毛の牝馬である
②サンドリヨンは元ウマ娘、現サラブレッドである
③サンドリヨンの時空は現在16年であり、我々とは時が異なる。
④サンドリヨンは走ることより、笠松の馬であることに重きを置いている。
⑤サンドリヨンの戦績は、現実に反映される。
⑥サンドリヨン(イッチ)の出現は不定期。
以下サンドリヨン(ウマ娘時代)の戦績
オークス、菊花賞
春秋天皇賞、チャンピオンズカップ
後いくつか
以下サンドリヨン(イッチ)競走馬としての戦績
2013年 8戦8勝
2014年 8戦5勝G1:3勝
地方(1-0-0-0)/1
中央(4-2-1-0)/7
勝ち鞍
オークス、菊花賞、チャンピオンズC
武蔵野S
2015年 12戦9勝G1:0勝
地方(4-0-0-0)/4
勝ち鞍
名古屋大賞典
中央(5-2-0-1)/8
勝ち鞍
東海S、オーシャンS、名古屋大賞典、
京王杯毎日王冠
2016
東海ステークス 3着 21/4
アスカノロマン
フェブラリーステークス 1着 ハナ
2着 コパノリッキー
阪神大賞典 2着 1/2
シュヴァルグラン
荒らしや関係のない他馬、ジョッキー等に関する話題はNG
なお、鞍上はアンカツ
春天後はシバヤマに乗り換え
2:名無しの灰被り
そろそろだよな
3:名無しの灰被り
春天どうなってんだろ
4:名無しの灰被り
アンカツ最後の騎乗か
5:イッチ
きたさんでかくね?
6:名無しの灰被り
サンドリヨンが春天で勝つとしたら
キタサンブラックがまだ若くてミロティックが粘ったこの年
7:名無しの灰被り
イッチ!
8:名無しの灰被り
サンドリヨン!
9:名無しの灰被り
>>5
でかいよ?
10:名無しの灰被り
520とかだっけ。
そういえばサンドリヨンの馬体重って……
11:名無しの灰被り
>>10
おい、女の子に体重聞くなよ! バカ
12:イッチ
470ちょっととかって言ってた
13:名無しの灰被り
>>12
言うんだ
14:名無しの灰被り
>>12
やめろ
15:イッチ
レース始まる。また後で
16:名無しの灰被り
おう!
頑張れ
17:名無しの灰被り
470だったら牝馬の平均か
18:名無しの灰被り
言ってらっしゃーい
19:名無しの灰被り
嵐のように消えてった
20:名無しの灰被り
けど、久しぶりのレースだろ?
3000
21:名無しの灰被り
いくら菊花賞馬って言っても、ゴールドアクターとか
キタサンとかには
22:イッチ
勝った。1馬身
23:名無しの灰被り
ハナ差、アタマ差決着かな
24:名無しの灰被り
はや!?
25:名無しの灰被り
そうだ、時空違うわ
26:名無しの灰被り
おめでとう!
サンドリヨン
27:名無しの灰被り
まじか!
すげーな
28:イッチ
これで笠松にちゃんと帰れる。
ちゃんと、勝った
29:名無しの灰被り
お疲れ様
30:名無しの灰被り
この後どうなんだろ?
31:名無しの灰被り
流石に秋まで放牧とかじゃないの?