意味深く考えたら負けです。
だって丁度良い感じの英単語があったんだもん
あ、今回は通常形式です。
「天下の雄英に侵入者だと!?」
「警備のヒーローは何をしていたんだ?」
「それだけ強かったって事だろ!」
「もしあいつが本気を出して来たら?」
「でもオールマイトが何とかしてくれるだろ?」
「じゃあ…オールマイトが居なくなったら?」
「オールマイトが居なくなる」という予言は、ヒーローや一般人を不安にさせるのには十分だった。
そして暗い部屋の中では…
「彼女が言っている事は事実だよ」
「弱体化してるってことか…?」
「そこまで単純な事じゃ無い。今はまだ平和の象徴に相応しい力を持っているはずだよ。」
「それなら何であいつは分かるんだよ?」
「そうだね…『転生者』と書いてあるけれど…彼女とは一度話してみたいね。」
「味方にするのか?」
「いやいや、それは話してみないと分からないよ。」
「僕達はオールマイトを殺すんだ。それまでじっくりと準備していこうね。『弔』。」
「ああ。分かってるよ。『先生』。」
ヴィラン側も、着々と準備を進めていたのだった。
…よし。
一通りの陣営を見て回ったし、もう良いかな。
私はコンタクト(千里眼用)を外し、リビングへ向かう。
「おはよぉ」
いつものふわふわとした口調に変え、両親に挨拶をする。
今日の朝食も美味しそうだ。
テレビを見ると、昨日の事がニュースになっていた。
母親は「物騒ね。アリスも気をつけてね?」なんて言ってくる。
きっと私が犯人だなんて夢にも思って無いんだろうな。
まぁ個性は「現実にある物しか出せない」って言ってるし当然だよね。
初めての大きな犯罪が上手くいった事を考えるとついニヤけてしまう。危ない危ない。
…次は何しようかな?
とりあえずは学校行ってストーカーするか。
-放課後-
学校はいつも通りだったけど、まさか私の事があんなに話題になってるとはなぁ。
とりあえず帰ろう、と思ったけど友達に誘われて一緒に帰ることになった。
早く帰って
「それでね…ってアリスちゃん聞いてる?」
「うん!白ウサギさんがぁ、洞窟にスペシャルジャンプしたとこまで聞いたよ!」
「いや全然違うけど」
違ったか
まぁ当たったらラッキーぐらいで話してたし。
でもアリス(童話の方)は便利だ。
大体のことはこれで誤魔化せる。
そろそろ家に着くし、友達と別れようかな…って思ったところで向かってくる人影に気づいた。
あれは…
「ふふっ」
「アリスちゃん?顔が怖いよ?」
「あーいや、ちょっと忘れ物したかもぉ。先帰ってて?」
「え、あ、わかった…?」
よしよし。
彼女はすぐそこの角を曲がって家へ帰って行った。
我ながら完璧な説明だ。全く疑われなかった。
さてと…
「初めまして。『黒霧』さん?」
私は周りの視線が無いことを確認し、配信用の姿に変わる。
もし見られてたとしても黒ウサギさんで誤魔化そう。黒霧だし。
「初めまして。『愛のワンダーランド』さんですね?」
「わぁ!私割と有名人!?」
分かってはいたけど、まさか敵側に認知してもらえるとは…いや、この子達も雄英狙ってるし当然か。
「うちのボスが貴方に会いたいそうで…私がお迎えに上がりました。」
黒霧くんはイメージ通り礼儀正しいんだなぁ。
私はポシェットから護身用の道具を取り出してからワープゲートに入る。
「やぁ。初めまして。」
今日はやたらと初めましてが多いな。
「初めまして。オールフォーワンさん?」
こっちも少しは情報持ってるんだからね?
「君は…どこまで知っているんだい?」
あーまぁそうなるよね。
まだ全部は言いたくないし…
「大体は解ってるよ。ヒーローサイドの事もだけどね。で、なんの用かな?」
軽く話してからの話題転換!
どうよこの完璧すぎるスキルは!
…現実逃避してる場合じゃ無いんですわ。
はぁ…なんでこんな事なっちゃうかな…
とりあえずは…
「ねぇ、これって配信とかしていーの?」
一般人の目と安価頼るルート確保だよね。
流石に弱ってるとはいえオルフォっさん一対一は自殺行為だし。
「あぁ。構わないよ。」
お許しが出たのでチョーカーを付けネットにアクセス。
スレタイは…
「【愛のワンダー】ラスボスとエンカウントしたけど見たい奴いる?」でいっか。
正直毎回適当に考えてるし。
スレッドを立て配信を始めたことを伝えるとオールフォーワンは一方的に話を始めた。
「さぁ、二者面談と行こうじゃないか!」