私は世界を股にかけるサンタである!
今日は良い子の少年にプレゼントを持ってきた。
「フォッフォッフォ。良い子の傑君には……えっ これ良いの?」
私は傑くんの良い子カルテを見る。えっ この年でガチでヒーローしてるん?
「な、なんて良い子なんだ。良い子すぎる。これは、このプレゼントもやむなしか」
そうして、枕元にプレゼントを置く。ふふふ。寝たフリをしているのはわかっているよ。
そう言うところがまだ高校生で可愛いな。
「ふふふ、大事にするんじゃよ……」
「えーと、後は……」
「傑ーっ!! そいつ、夜蛾せんせー知らないって!! 普通に侵入者!! だから言ったろ!」
そんな言葉が投げかけられて。
私はあっという間に見えない何かに捕まったのだった。
「呪専に忍び込むなんて!」
「いや、わしは本当のサンタクロースでな」
「サンタコスの物盗りだって? ウケる」
「騙されるのは傑くらいだっていうの」
「いや、でも一応プレゼント貰ったよ?」
「触んな、傑。何かわからないし」
「えっ ごめん」
そして、モンスターボールに触れた傑君。
途端、ポケモンが出てきて、全員がずざざっと下がる。
「カゲー!」
「は? ヒトカゲ?」
「ドラゴンが欲しいと願っておったろ? 傑君の友情と努力でドラゴンに育てるんじゃ」
「えっ マジでサンタ?」
「ウケる。 撮らないと」
「これを? 私に? でも、こんなプレゼント初めてなんですけど。何故今?」
「サンタのプレゼントは、一生に一度、当たった人にしか受け取れないのじゃよ」
「俺! 俺は!?」
「今回、当たったのは傑君だけじゃのう」
「ずっりー!!」
「何それずるい! 私にも!!」
「フォッフォッフォ! 誤解が解けた所で、わしはもう行くから、解いておくれ」
「悟?」
「……多分、本物。呪力全然見えねーし、なのに不思議生物だし」
そして、無事私は解放されたのだが。
「アイタァ! 腰が!! 捕まった時に痛めたらしいの」
「仕方ない、硝子……」
「すまぬが、責任をとって代わりにプレゼントを配ってくれぬか? お駄賃として、特別に二人にもプレゼントをやろう」
「行くぞ二人とも!!」
「元気いっぱいじゃの……」
そして、後からきた教師を誤魔化し、私をベッドで休ませた後、3人はソリに乗って飛んでいった。
ま、3人とも良いこリストに乗ってるから大丈夫でしょ。
そして、頬を上気させ、6人が帰ってきた。
増えてる。
「サンタさん、ありがとう。大事にするよ」
「ピカチュウ貰った! すげぇ!!」
「私はプリンだった」
「美々子はマジカルステッキもらった」
「奈々子はマジカルステッキもらった」
「(スヤスヤ)」
「三人ともせんせーに言って登録しないとな」
「その子達は」
「虐待されてたから回収してきたよ」
あー。ならいいか。
「それじゃあ、皆良い子にしてるんじゃぞー!」
「サンタさん、ありがとう。さよならー」
声を揃えて言う子供達が尊い。
持っていくサンタの袋を間違えた事について、めちゃくちゃ怒られるのはまた別の話。
フラグはめっちゃ折れてる。
呪詛師の虐待され組は救済されてる。
ポケモンの技はなんと呪霊にも通用する。
でも呪力はない。
夏油がヘロヘロな時にはプリンが無理矢理眠らせてヒトカゲ&ピカチュウコンビが呪霊をやっつける。
マジカルステッキは普通に魔法使える。
ただし、中に入った石20個がなくなったらただの子供のおもちゃである。
五条家当主がサンタコスで禪院家に突撃して強行突破して直哉に巨大人型ロボットプレゼントしたことで
呪術界がざわつく。