HUNTER×HUNTER世界でハーレムを目指す! 作:sakurano
1994年2月1日 10歳
ジンさんという思わぬ出会いがあったものの、元々の予定通り天空闘技場へ到着。
グリードアイランドは早くやってみたい気持ちはあるけど、まだ後回しだ。
急がないとキルアが天空闘技場卒業しちゃって会えなくなるからな!
さすがに世界最高の暗殺一家ゾルディックに挨拶にいけるほど俺はこの世界を嘗めていない。
少なくともゼノ=ゾルディック(キルアの爺)とシルバ=ゾルディック(キルアの父で現当主)、マハ=ゾルディック(長老)はまだ厳しいだろう。潜在オーラ量だけならある程度追いつけているんじゃないかと思うが、戦闘技術にはまだ雲泥の差があるとみている。
というわけで、キルアに会うのは原作開始以降でなければここが最初で最後のチャンス!
なお、天空闘技場は勝者のみが上の階に進むことができる仕組みで、地上251階、高さ991mというHUNTER×HUNTER世界で第4位の高さを誇る建物だ。一日平均4000人の腕自慢がより高い階層を目指してやってくる。観客動員数は年間10億を超え、内部にはサービス用の各種施設も完備、100階以上を戦場とする闘士には個室が与えられ、200階を超えし者にはフロア丸ごとが与えられる戦闘狂の聖地。
試合報酬のファイトマネーが上の階ほど上がり、190階勝利時には2億ジェニーが与えられる。ファイトマネーが貰えるのは200階未満で、200階以降は名誉を賭けた闘いとなる。また、200階以上を戦場とするものは念能力者のみとなり、念能力を知らずに200階に到達したものには、オーラを纏った攻撃による洗礼が与えられ大半が死、或いは五体不満足という結果になる。
原作ではキルアは6歳の時に150階まで2か月、200階まで2年で到達したと言っているので、恐らくキルアは150~200階にいると思われる。ゴンとキルアは11歳の時にストレート勝ちし続けて15日で200階まで到達しているので恐らくこれが最短タイムと思われる。
「うわぁーすっごい人だかりなの!」
「すごいわねぇ~~~~」
「……人がゴミのよう……」
人ゴミに感嘆の声を上げてキョロキョロしている可愛いリオンちゃんとミアキスちゃん、リンちゃんを眺められる特等席はここです! リンちゃんだけサブカルチャーに染まってるような発言をしているが、顔を見れば普通に感心しているのが見て取れる。
というわけでやってきた天空闘技場に十五人とも登録。さすがに低階層では大した実力がないものが多いため、100階まではさくっとあがると説明している。個室も欲しいしね。
ちなみに十五人の内訳は以下だ。
俺
俺(分身体5号)
俺(分身体6号)
俺(分身体7号)
俺(分身体8号)
俺(分身体9号)
俺(分身体10号)
俺(分身体15号)
俺(分身体16号)
リオンちゃん
リオンちゃん(分身体)
ミアキスちゃん
ミアキスちゃん(分身体)
リンちゃん(分身体)
なお、分身体は基本別行動をしており、姿形もいろんな姿に変化している。
リオンちゃんとミアキスちゃんはまだそこまで変化系を鍛えていないので年齢を上げた程度の変化だが、俺は老若男女様々に変化させ、戦闘スタイルもわけている。これだけ多くの分身体と一緒に参加する目的は、一に戦闘経験、二にファイトマネー目的、三に勝者を当てるギャンブルを使ったお金稼ぎ、四にキルアと戦える可能性を少しでも上げるためだ。
試合自体は一日多くて二試合となり時間はあるので、戦闘以外の時間は引き続き系統別修行等を続けてもらうことになっている。
100階からは<愛の修行場(ラブトレ)>による負荷を最大限にして、最初5分間ぐらいは回避のみで相手の攻撃を見切り、技術を盗むことを意識して戦い、時に苦戦を装い負ける演技もはさむようにしている。
もちろん全ての分身体が同じく5分間回避のみにしたら違和感を覚えられてしまうので、相手の実力に合わせて反撃をしたり、敢えて受けて防御の練習させたりと分身体によってバリエーション豊かに戦闘時間を長引かせている。
なお、リンちゃんはさすがに負荷無しでの挑戦だ。まだ格闘技経験半年でキルアと同い年だから無理させないようにしているので100階ぐらいで戦っている。
そうやって試合回数を重ねていたところ、ついにキルアを発見!
◇◇◇◇◇キルアとの出会い
「こんにちは、俺はハヤテ。今日はよろしくね!」
「……あぁ」
170階でキルアに出会えた俺は闘技場で相対している状況だというのについ笑顔で挨拶していた。
残念ながらキルアからは袖にされてしまったが……まぁ仕方ないね。
場所が場所だからということもあるだろうか、キルアは原作通り幼いころからの暗殺一家による英才教育で心が閉じてしまっているように見える。僅か6歳で天空闘技場のような戦闘狂の聖地と呼ばれるような場所に一人で放り込まれここまで勝ち登ってきた実力の裏にどれだけの過酷な修行があったのだろうか。
会って会話してみたいという考えだけでここまできたわけだけど、俺の一押しキャラであるキルアの顔色がくもっている様子は見るに堪えない……。円で探ると、ゾルディック家の執事と思わしき人物が陰から睨んできていることもわかったので、試合が終わるとこちらから積極的に介入するのは厳しくなりそうだ。洗礼浴びせると命を狙われそうだから、オーラも使わないように垂れ流しの状態を意識しておこう。試合しながら少しでも興味持ってもらえるといいんだが……。
「さぁ、お客様! お待たせいたしましたァ──────────ー‼
次は異色の組み合わせ‼
かたや、現在最年少6歳にして170階クラスにまで登り詰めた天才児キルア‼
かたや、10歳という若さで毎試合5分間攻めさせながらも余裕で登ってきた天才少年ハヤテ‼
天才同士が彩る戦いの決着はいかに──ー」
天空闘技場でお馴染みのアナウンスが始まりギャンブルスイッチが押された。
さて……賭けの倍率はキルアが 2.075、俺が1.500 と俺が優勢と観客からは判断されたようで、キルアは額に青筋を浮かべ睨んできている。
いや、これは仕方ないだろう……。キルアの戦績を見ると170階まで上がってきてからは負けが続いており、いかに天才児でもこの階層では勝てないことが証明されている。俺もこの階層では勝ってないがそれは初めて上がったからであり、160階でも余裕で勝利しているのだから、どちらの期待値が高いかは冷静に考えれば分かる話だ。まぁ分身体が俺にそれなりの金額を賭けていることも一因だが、それはキルアには知りようがないことだ。
アナウンスの開始宣言と同時に、高速で近づいてきて首を薙ごうとするキルアに対し、俺は上半身を逸らして回避し、一旦距離をとった。
なるほど。やはり俺の6歳の頃よりは上……どころか8歳の頃と同レベルの速度だと思われる。さすがに今の俺なら問題なく対応できるレベルではあるが、さすが暗殺一家で天才と呼ばれるだけある。
「速いなぁ。これでまだ6歳とか自信なくしちゃうよ」
「ふん……アンタ、年いくつ?」
「10歳だよ、誕生日迎えたら11歳だね」
「あー豚君と同じ年なのか。
そう考えると余計に負けたくはねーなぁ……」
キルアにとって豚君といえば、兄のミルキ=ゾルディックしかいない。
誕生年で言えばミルキが1982年生まれだった気がするから、そうすると俺が1983年生まれで1歳ずれていることになるが、多分あまり豚君に興味がないキルアは細かい年齢を覚えておらず勘違いした可能性もあるだろうな。
なんてことを考える暇もなく、今度はキルアが俺の周囲を歩いて……あれ、キルアが複数人に見えるが……分身している?
あ、これが原作で出てきた肢曲か! 暗殺術の一つで、足運びに緩急をつけることで残像を生じさせて幻惑させる技で、暗歩と呼ばれる無音歩行術を応用した高等テクニックだ!
速さ的には俺の方が上で、動体視力もついていけているというのに油断すると惑わされてしまうようだ。だが、そうと理解した上で相対すれば対処はできる。周囲を歩いているときはともかく、攻撃のために向かってくるときは残像がないのだから慌てる必要もない。
落ち着いて対処を繰り返しながら、並列思考と完全記憶能力をフル活用してこの肢曲を学ぼうと全力で観察していた。暗歩はリオンちゃんから習っているが、肢曲は知らなかったので学べなかったのだが、これはチャンスだ! こういう知らない技術を学ぶために天空闘技場に来ているのだから、喜んで観察をしているとだんだん俺もできそうな気がしてきた。一度実践してみようと思いキルアの肢曲からの攻撃の合間にこちらからも肢曲を仕掛けてみた。
「な……!?
アンタ! もしかしてウチの関係者か!?」
無事に成功したことを、キルアが驚愕して教えてくれた。そして変な勘違いをしていた。
関係者だと勘違いされると仲たがいしそうだから否定しておくべきか。いや、そういえば闇家業の専売特許みたいな技術ではあるから公に見せて良いものではなかった……反省だな、これは。
「いや、キルアと会ったのはここが初めてだよ。
もしかしてこの歩法を一族の秘伝技術とでも言われてたのかな?
だとすれば特定の一族に限られる技術ではないよ。世界は広いんだ」
「……」
キルアは疑わし気にこちらを睨みつけながら攻撃を継続する。
さっきから気になってたけど、キルアの指先が明らかに尖っている。これも技術の一環ではあるのだろうが観察するだけではマネできる気がしないなぁ……教えてくれないだろうか……。
攻撃が当たらない状況に痺れをきらしたのか、今度は両腕がムチのようにしなりだして、届かないはずの位置まで引いてもなぜか伸びてくる。これ人間やめてないだろうか、と思いながらも回避に専念していたおかげで何とか躱しきった。そういえばあったね、蛇活……! これもできるようにはなってみたいけど、まずは関節を瞬時に外して嵌めることができるようになるところからか……。
っと、そろそろ5分だ。もう少しゾルディック家によって磨かれた暗殺技術を学びたいところだけど、キルアの不機嫌さが増しそうだからそろそろ終わらせようか。
少しずつ位置を調整しつつ……
「ところでさ、キルア。
驚かないでほしいんだけど、君から見て俺の頭より少し上の先をみて何か気づかない?」
「ふん、そんな手にひっかかるわけが……
あ、あいつっ!? ぐぁ……て……めぇ……」
「おやすみ、キルア。また後で話をしようね」
俺の発言をブラフと読んで警戒しつつも意識を奪われない程度に俺が言った方向を見たキルアは、ゾルディック家の執事として見覚えのある姿を発見して驚愕の声を上げた。
そして意識が俺から逸れたと同時に、意識の隙間を縫うような位置取りで、かつキルア以上の速度で接近し首に手刀を食らわせて気絶させることに成功した。
普通に戦っても確実に勝てたとは思うが、こうやって終わらせた方が、後日キルアからの接触が期待できるから敢えて卑怯な終わらせ方にさせてもらった。ごめんよ。
「決まったぁ────────!
キルア選手、失神によるKOとみなし、勝者ハヤテ選手‼」
皆様からいただいた評価をどう受け取ればいいかわかっておらず、評価0と1をつけてる人は何を作者に伝えたくてつけてるのかなと疑問に思ったのでアンケートです。本作品に限らず、評価0と1をつけたことがある人はどういう時につけてますか?(小説に関係ないアンケートは禁止されてますが、小説への評価の意図確認だから一応関係しているはず……だめそうなら消します)
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