HUNTER×HUNTER世界でハーレムを目指す!   作:sakurano

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第3話:幼少期2

 1987年 4歳

 

 記憶を取り戻してから早くも1年が経過した。

 この1年の主な出来事は以下だ。

 

 ・無事に三日で精孔を開くことができた。

 

 ・精孔が開いたことで家族のオーラも見えるようになり、全員が念能力者であることがわかった。つまり、俺の精孔が開いたことも早速ばれた。話を聞く(というより子供だからか勝手に話してくれた)と、この家系では5歳から戦闘訓練を開始するのだが、そのぶつかり合いを経て精孔が開かれることがほとんどらしい。このような無理やり精孔を開くやり方は命の危険があるというのに……思ったより戦闘民族の家系に生まれていたことに気づいてしまった。だが、念能力者の成長に必要な修行方法なんかも聞けるので、あまりデメリットはない。

 

 ・纏、練、絶ができるようになり、精度や質、切り替え速度を上げる事を意識して日々訓練。

 原作主人公たちは、原作開始から1年半ぐらいで練の連続発動時間を3時間まで伸ばしていたが、一年間続けてもまだ30分しか続けられない……。やはり才能だけではなく年齢、或いは肉体強度も必要だろう。運動も並行して行っている。

 

 ・水見式を行った結果、系統は特質系であることがわかった。

 

 ・リオンという少女(7歳)を保護した。

 

 ・リオンが俺の世話役としての仕事を任された。可愛いから嬉しいよね。

 

 ・リオンの口調を「~ですの」にするようお願いした。可愛いから仕方ないね。

 

 

 

 ◇◇◇◇◇リオンとの出会い

 

 オーラが見えるようになってからは、家族で年に数回行っていた道場破りにも同行させてくれるようになり、凝をしながらしっかりと観察し、同じ動きをするためにはどうすればいいか、そしてその動きを打ち破るにはどうすればいいか、この武術はどのような相手に強く、そして弱いのか等々考えるようにと両親から言われている。

 

 俺まだ四歳なんだけど……理解できると思ってんの? という眼で両親を見ていると、「俺達の息子だから、できて当たり前だろう?」とさも不思議そうな顔で俺を見返された。解せぬ。思ったより優秀すぎる家族のもとに生まれたようだ。

 

 

 そして、うちの家族と別大陸へ道場破りにいった帰りに、出会った。

 

 その少女は、誰かを待っているようには見えず、濡れることに抵抗もなく、ただぼんやりとどこかを見ていた。雨の中、傘もささず、歩こうともせず、無表情なのにどことなく泣いているようにも見える様子でただただ立ち尽くしていた。

 

 うちの家族は警戒した。明らかに厄介事か面倒事だと思ったのだろう。僅か10歳にも満たない少女が雨の中で立ち尽くすというのは普通ではない。ましてやその少女から非念能力者ではありえないほどのオーラが吹き出ている様を見れば警戒するなという方が無理だろう。

 

 だが、俺は一目見た時に目をそらすことができなくなり、両親の手を振り払って少女に駆け寄った。俺は偽善者だ。しかも前世からも変わらない筋金入りの偽善者だ。ただし女性に限る。

 泣いているように見える少女を放っておくなんてできないし、見ているだけで心が痛くなる。

 だからこそ、俺は声をかける。

 内容が妥当かは考えてもわからない。だが、声をかけないよりはましだ。

 

「こんにちは! 僕はハヤテ。友達になろう!」

「…………?」

 

 その少女は警戒心もなく、ただただ理解できないことを言われたといわんばかりに俺の方を見てきた。まるで友達って何だろうとでも思っているように感じた。多分、神様特典の効果だろう。少女が感じている虚無感も自らのことのように感じるようだった。

 

「友達っていうのはさ、一緒に遊んで楽しいことや悲しいことを共有し助け合うんだ! 

 君が今、辛いというなら一緒に泣くし、やりたいことがなければ楽しめることを一緒に探すよ! 

 だから……だからもしも行くところがないならうちに来ない?」

 

 少しでも少女に興味を持ってもらえるように声をかけながら手を差し出す。

 暫くそのままぼんやりしていた少女だが、俺の手をとってくれた。というより、お手をされたワンコのように俺の手に重ねてきた。

 その少女の手は冷え切っており、かなりの時間ここで雨にうたれていたであろうことが偲ばれる。少しでも温めようとそのまま抱きしめた。

 

 あ、やべっっと思ってしまったがどうやら少女は気にしなかったようで、されるがままになっていた。良かった。前世だとここでキャ──ーって叫ばれて周りから変質者呼ばわりされるのがいつものパターンだった。神様特典の豪運のおかげかな。

 

 あ、やべっっっっと思って後ろを振り返ったら家族みんながニヤニヤしながらこっちを見ていた。恥ずかしすぎて頭が茹で上がりそうだ……。豪運もっと仕事して! でもこの少女を抱きしめている手は離さないけどな! 

 

もう雰囲気的に聞くまでもないとは思ったが、建前として「この子をうちに連れて行ってもいい?」と聞いてみたら、「友達なんだろ?なら仕方ねーな。友達だもんな友達。うんうん」「あらあら今夜はお赤飯ね」「まさか10歳年下の弟が先に家に女性を連れ込むとはな」「光源氏計画とはさすがハヤテだ。おれたちにできない表現を平然とやってのけるッ! そこにシビれる! あこがれるゥ!」と全力でからかわれた。

 いや、俺よりこの子は年上だからね!? 

 あれ、前世考えたら俺の方が20歳ぐらい上か?

 …………精神年齢は絶対ばれないようにしないといけないと改めて心に決めた日であった。

 

 

 その後、少女には両親や親戚もおらず帰る家もない事も再確認し、うちに連れて帰ることになった。少女の身体から見える多数の傷跡にはやはり疑念を感じたようだが、実際に接してみると、本人はそこまで危険な性格ではないことも分かってもらえた。

 ただ、困ったことに、少女は自分の名前も言えなかったので、俺がリオンという名前を付けた。某ゲームで見覚えのある容姿をしており、左手の傷がそのキャラの固有紋章にも見えたからなのは俺だけの秘密である。

 

 その後、うちで過ごすようになったが、気づいたらぼーっとして悲しそうな瞳をしていたので俺の世話役という仕事を与えて色々振り回すようになった。といっても俺の生活の大半は念の修行しているのでそれに付き合ってもらうことも多い。やっぱり念能力のことは知っていたようだ。

 

 修行開始したばかりの俺に比べたら、かなりオーラの流れが精錬されているし、俺の知らないことも知っているので、「すげーっ!」って子供らしく大絶賛したら「ありがとうございます」とは言ってくれるもののちょっと悲しそうな顔をしていた。どうも好き好んで得た力ではなく、嫌な思い出があり、この力を使うことに多少の抵抗があるようだ。

 それに気づいてはいたが敢えてオレは褒め続けた。どんなに辛い経緯があったとしても得た力はリオンちゃんのものだ。過去を嫌っても、リオンちゃんの力自体を嫌悪する必要はないのだから、嫌な思いをして手に入れた分、幸せになるためにその力をふるってほしいと思っている。

 

 ついでにちょっとリオンちゃんの語尾を「~ですの」に変更するよう洗脳中だ。

 感情を出すのが苦手で、真面目過ぎて口調も堅いことが多いので、周りが取っつきにくいように思って離れてしまうことを避けるためだ。周りに馴染みやすいよう可愛らしい口調から始めたらどうだろうかと思い、この口調を勧めた。

 べ、別に俺の好みだからってわけじゃないんだからなっ! 

 

 ……ごめんなさい……でも後悔はしていない! 可愛いは正義! 

 

 

 

 ◇◇◇◇◇系統把握

 

 念能力はまだ開発していない。

 特典で愛に関する能力だとメモリ消費が半減するからその方向で考えているが、相手がまだいなかったこともあり、いまいちイメージがわかず見送った結果だ。イメージが曖昧だと開発できないか、開発できても微妙な能力になるだろうから今はまだ避けている。

 とはいえ、リオンちゃんと徐々に仲良くなってイメージしやすくなっているから開発するのはそう遠くない未来だと思っている。

 

 

 とりあえず俺の得意な系統が特質系であることははっきりした。

 一応説明すると、念能力には6つの系統が存在している。

 

 強化系 :オーラでモノの持つ働きや力を強くする。自身の肉体も強化可能。

 変化系 :オーラの性質や形状を変える。例としてゴムや電気の性質へ変化も可能。

 具現化系:オーラを物質化する。念獣などの非現実的なものも具現化可能。

 特質系 :他に類のない特殊なオーラ。千差万別で人によって全く異なる能力。

 操作系 :オーラでモノを操る。自身の肉体も操作可能。

 放出系 :オーラを飛ばす。銃撃のように飛ばすことも瞬間移動も可能。

 

 

 系統が特質系、これは特質系の習得率、精度が100%であることを示す。

 異なる系統の念能力を使用する場合、自身の系統から離れるほど有用性が下がっていき、その相関性を示したものに六性図がある。特質系の場合、特質系100%、操作系と具現化系80%、変化系と放出系60%、強化系40%と言われている。

 

 習得率:修行し100の経験値を得た場合、何%の効果を得られるかという割合。特質系は

     特質系修行なら100LVになり、強化系修行だと40LVにしかならない。

 精度 :100LVの念能力を使用した場合、何%の効果を得られるかという割合。特質系は

     特質系能力で100ダメージを与え、強化系能力では40ダメージにしかならない。

 

 つまり、強化系の能力を発動することを考えると、系統が強化系の原作主人公に比べ、特質系の俺は、修行量×習得率(40%)×精度(40%)で16%の効果しか得られないということになる。

 もしも肉体を強化して戦うのであればこの割合を何とかする必要があり、その可能性があるのもまた特質系だ。

 

 原作キャラの念能力としては、クラピカの<絶対時間(エンペラータイム)>があり、これは全ての系統を100%にするというチート能力だが、種族特性である緋の目が必要であることと、寿命が発動時間1秒あたり1時間寿命が縮むという恐ろしい制約になっているらしいので、俺では実現不可だし、実現できたとしても長期目標にそぐわない。

 

 

 

 ◇◇◇◇◇念能力の検討

 

 まずは特質系で、かつ愛に関連する念能力を満たす修業向け念能力の開発が最優先だ。

 一人で戦う必要性も理由もないから仲間も一緒に鍛えられるような空間が欲しい。

 

 蟻王メルエムとの最終決戦までに成長が間に合うかという時間との勝負なので、精神と時の部屋のように、現実時間よりも長く修行できる空間が欲しい。

 

 神様から愛に関する念能力の特典を貰ってるから、愛した人だけが参加できるように、等の制約もつけることでメモリ削減や効果上昇を狙った方が良いだろう。

 

 …………原作キャラの女性って誰がいたかな……ミトさんはゴンの育ての親だから年齢的に……マチ、シズクは盗賊だし、戦える仲間陣営としてはポンズとビスケぐらいしかすぐに思いつかない。……制約つけすぎて仲間が誰も対象に指定できなくなった、ということになると悲惨だ。

 

 いや、愛か……。

 よくよく考えると愛と一言とっても、恋愛だけではない。家族愛もあるし親愛もある。

 そう考えれば対象に指定できる幅が格段に広くできる。視野狭窄に陥ってしまうところだった、気を付けないと。

 

 

 これらを踏まえて現状で考えている能力としては以下だ。

 

 

─────────────────────────────────────

<愛の修行場(ラブトレ):強化系、特質系>

 特別な領域を構築し、領域内にいる発動者及び対象者は修行による能力向上量を増加させる。更消費オーラ量を増やすことで、領域内で身体及びオーラに負荷をかけたり、時間の経過も緩やかにできる。

 

 ▽制約

 領域は発動者の円が及ぶ範囲までしか広げられない。

 発動者は能力発動中常に領域内にいなければならない。

 発動者が愛していないメンバーは対象にできない。

 ただし、愛しているメンバーが範囲内にいる場合に限りその家族も対象となる。

 発動者への愛がないメンバーは対象とならない。

 発動者以外に対象となるメンバーがいなければ発動できない。

 発動者への愛が少ないほど本能力による能力向上量が低くなる。

 対象者のうち誰か一人でも希望した場合は発動者の意思を無視して解除される。

 

 ▽誓約

 領域内に対象となるメンバーがいない状態で発動した場合、30日間絶となる。

 発動者以外の意思で一月に3回解除された場合、この能力は永遠に失われる。

─────────────────────────────────────

 

 

 そう、ボッチだとなんの効果もない念能力だ。

 リオンちゃんと結ばれる時にこの念能力も開発完了するといっても過言ではない。

 

 ……結ばれるよね? ……結ばれるはずだ……お蔵入りしたらごめん……

 

 ついでに能力向上量を増加という、俺と相性の悪い強化系要素もつけてはいるが、これは無いよりは有った方がまし、という気持ちでつけている。最初は効果を発揮しづらくなるだろうが将来的に念の得意系統をなんとかした時のことを考え、効果に加えたいと考えている。

 本命の身体及びオーラに負荷をかける領域構築には強化系は関係しないから問題ない。

 

 

 

 次に戦闘用の念能力も必要だ。

 いくらサポートメインでいくとはいえ、戦闘用の念能力がないと肉弾戦するしかないが、特質系なので強化系とは相性が悪く足手まといにしかならない。

 

 とはいえ、特質系だと特殊な念能力で有利に立てる可能性もあるが、強化系が向かない以上は蟻王メルエムクラスに接近されると、オーラの攻防力的に勝負の土台にすら立てずにやられてしまう可能性が高い。そうなるとクラピカの<絶対時間(エンペラータイム)>のように他の系統も手に入れる等で習得率と精度をなんとかするための念能力を作ったほうがいいだろう。これは要検討だ。

 




一応補足すると、幻想水滸伝Ⅴのリオンは「~ですの」口調ではありません。
普通に真面目な喋り方です。
ただ、作者が真面目な口調でキャラ個性を発揮させる文才がないので、
口調を変えさせてもらいました。リオンちゃんファンの方申し訳ない。

また、本文に何人か原作女性キャラを上げていますが、サブヒロインは他にも
登場予定です。
ちなみに劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影に登場するレツは残念ながらでません。これは私が未視聴だからです…。
本作のような底辺小説すら読み漁る皆様なら絶対見ているであろう二次創作小説で存在を知ってからレンタルして見ようかなとか考えながら今に至ります…。

皆様からいただいた評価をどう受け取ればいいかわかっておらず、評価0と1をつけてる人は何を作者に伝えたくてつけてるのかなと疑問に思ったのでアンケートです。本作品に限らず、評価0と1をつけたことがある人はどういう時につけてますか?(小説に関係ないアンケートは禁止されてますが、小説への評価の意図確認だから一応関係しているはず……だめそうなら消します)

  • 個人的に読んで気持ち悪くなる最悪の作品
  • 他読者にも周知したいほど面白くない作品
  • 話、キャラ、オリ要素すべてが微妙な作品
  • 話、キャラ、オリ要素一つ以上微妙な作品
  • 段階評価が苦手で面白くない作品は全て1
  • チラシ裏に行ってほしいと思う作品
  • 前書き、後書き、感想返しが微妙な作品
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