HUNTER×HUNTER世界でハーレムを目指す!   作:sakurano

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第4話:幼少期3

 1988年 5歳

 

 あれからまた1年が経過した。

 この1年の主な出来事は以下だ。

 

 ・練の連続発動時間が一時間まで伸びた。

  成長率が上がらなかった悲しさ。

 

 ・基本技として纏と絶は寝ながらでもできるようになった。

  応用技として凝、周、円ができるようになった。

 

 ・リオンと親愛の関係になった。

  合わせて<愛の修行場(ラブトレ)>ができるようになった。

  今年は練の連続発動時間爆上げ確定だ! 多分。

 

 ・ミアキスという少女(10歳)をスカウトした。

 

 ・両親から5歳になったら剣術の修行を開始すると宣告された。

 

 

 

 ◇◇◇◇◇念の修行状況

 

 念の修行では円を優先的に修練した。

 これは<愛の修行場(ラブトレ)>の効果範囲を、円と同じ範囲にするという制約にする予定だからだ。円が小さいと意味がないから最低でも複数人でトレーニングできるように5mには広げられることを目標に努力している。

 

 才能の基となったキルアは、原作の中で円がとても小さいことが記されていたので不安だったが、単純に練習していなかっただけのようで、もう3mまでは広げられるようになった。まぁキルアのお爺ちゃんは100mまで広げられるという描写もあったのでそこまで心配はしてなかったとはいえ、俺の念能力に直結する要素なので無事に成長できたことで安心できた。

 まだ3mしか広げられないが、技術的には問題を感じないので、オーラ量の問題だと考えている。円は簡単に言えばオーラを広げて感知力を高める技術だから、広げるオーラが足りなければ範囲が狭くなるのは当たり前だ。だからこそ、オーラ量も徐々に増えていけば円の範囲ももっと広げられるという手ごたえを感じている。

 

 その反面、他の応用技はまだ使えるようになっただけ、というレベルでさほど修練が進んでいないのも時間が足りない故の問題だから仕方がないと考えている。勉強しながらでも纏・練・絶を問題なく行えるようになったので、時間については今までよりは念の修練に費やせる時間が増えつつあり、改善の兆候はある。

 来年から学校が始まるので本来であれば時間がなくなるところだが、学校で習うようなことの大半はもう勉強しおわっているので、飛び級で速攻卒業する予定だから問題ない。

 

 神様、完全記憶能力の特典に感謝です……!! 

 

 

 

 ◇◇◇◇◇リオンとの進展と念能力開発

 

 リオンとの仲は良好だ。

 だんだん感情表現も顔に表れるようになったし、笑顔を見れるぐらいには進歩している。

 元々真面目な顔も可愛らしかったが、時折見せる笑顔にも見惚れてしまった。

 それになによりリオンがこの家庭に馴染めているようで本当に良かった。

 

 まだまだ年齢の問題か、異性としては見られておらず、弟に向けるような、どちらかというと保護者的な愛情だと感じているが、愛は愛である! 

<愛の修行場(ラブトレ)>の発動条件は無事に満たせたようで問題なく発動できるようになったことは実に喜ばしいことだ! 

 

 これでリオンちゃんを守るためにムッキムキになってみせるぞ──────!! 

 

 …………将来的に小柄なリオンちゃんの隣にムキムキボディビルダーがいたら通報案件だろうか? 

 細マッチョを目指そう。うん、そうしよう。ちょうど、操作系は習得率・精度が80%だからそんなに悪くはないから大丈夫だ。多分。

 

 

 と意気込むのも束の間、能力発動しながら体力向上のために走り続けると5分もたたずにダウンしてしまうふがいない俺……。一度倒れたら30分は立てない……。

 というか重りで立ってるのも辛い……。

 同じように能力による負荷をかけているリオンちゃんも多少疲れてはいるけどまだまだ動けそうで、俺を心配そうに見ている。

 というか膝枕してくれてる。優しい。リオンちゃんまじ天使。

 

 ま、まだ5歳だし5分で倒れても仕方ない……! 

 

 ……「まだxxxだし」という言い訳を始めるやつは、心のどこかで諦めているから、大きく成長することはないだろうって昔誰かが言ってた気がする……。

 

 諦めない! 

 ネバーギブアップ!! 

 俺達の戦いはこれからだ!!! 

 

 いいだろう、認めよう。体力が現時点でないのは事実だ。

 それでも俺は倒れても倒れても不屈の闘志で何度でも立ち上がる! 

 明日の俺はもっと強く、いや、1時間後の俺はもっと強くなって見せる! 

 

 うぉぉぉぉっしゃ──────────ー! 

 全てはリオンちゃんを守る力を得るために!!! 

 

 

 

 ◇◇◇◇◇念能力開発2

 

 覚悟を決めて特訓を続ける事、二週間。

 今では俺の特訓時間と休憩時間の割合は 9対1 ぐらいでほとんど休憩をとらずに特訓を続けられるようになった。

 

 成長した? 

 皆、俺を見直してくれたかな? 

 

 違うんだなー! 

 俺を心配したリオンちゃんが無意識に独自の念能力を習得してしまったんだ。

 膝枕して頭を撫でている時に、リオンちゃんのオーラを俺に流し込めば回復しないかなと思ってうっかり開発してしまったらしい。

 

 

──────────────────────────────────

<メイドの抱擁(エンブレイスメイド):強化系>

 抱きしめている対象者と発動者の体力・精神力・オーラの回復力を強化する。発動者にとって対象者が大切な人であるほど、抱きしめている時間が長いほど効果が上昇する。

 

 ▽制約

 抱きしめた時に不快感を感じる相手に対しては発動できない。

 発動者に好きな異性がいる場合、好きではない異性に対して発動できない。

 完全に切断された部位の再生はできない。

 対象者から拒絶された場合は効果が発動できない。

──────────────────────────────────

 

 

 ありがたいけど! 

 抱きしめられるのは嬉しいけど!! 

 俺の介護のために念能力作ってもらったのは申し訳ない!!! 

 

 でも、リオンちゃんはうっかりと言っているけど、制約もしっかりと組み込んであるし、実は俺の役に立ちたいという思いで考えて開発してくれたんじゃないかなと思っている。

 俺が気にしすぎないように言葉を選んでくれたんだろうな。リオンちゃんマジ天使! 

 

 なんにせよ実際、<愛の修行場(ラブトレ)>と<メイドの抱擁(エンブレイスメイド)>の相乗効果で特訓効率が格段に上昇しているのは事実。

 

 過去を後悔するよりも未来に生きようっ! 

 既に念能力はできているのだからどう活かすかが重要だ。

 

 

 

 ◇◇◇◇◇ミアキスとの出会い

 

 今年も戦闘民族であるうちの家族と別大陸へ道場破りに行った時の話。

 

 ジャポン以外では珍しいことに刀をメイン武器に使用している道場だった。

 しかもただの刀ではなく、小太刀二刀流! かっこいい。

 スピード重視の美しい戦い方なんだろうと憧れをいだいていたものの、道場にいたのはむさくるしいおっさんばかりだったのでさほど美しいとは感じなかった。強さも大したことはなく、うちの家族の全勝で終わるといういつも通りの結果だ。

 

 ちなみにこの道場破り旅行は、俺が使いたい武術を見定めることも目的だったりするらしい。

 うちは全員が見るだけで学んで活かすことを特徴としているので、うち独自の武術だけでなく、自分にあった武術も修練を積むことになっている。そしてうちの武術と新武術を良い感じに組み合わせることで世代を重ねるごとにより洗練していく。

 ジャポンということもあり、猿真似一家と呼ばれることもあるが、実際にそれで強くなれてるのだから文句を言われる筋合いはないというものだ。もちろん当主によっては技術が中途半端になる可能性はあるが今のところそういうぼんくら当主はいない。

 うちの兄も優秀なので安心して当主を任せられるというものだ。

 

 

 今回も俺が使いたい武術とは出会えなかったなーと思いながら帰郷の準備を進めていたところ、10歳ぐらいの娘さんが道場の陰からこちらを見ていることに気づいた。

 ……あれ、あの娘の方が今日戦っていた人達より強いんじゃないだろうか? 

 

 道場の方に話を聞いてみると、ここは男性しか武術を学ぶことを認めていないらしい。

 あの娘は、道場主の次女でミアキスちゃんというらしく、よく道場での稽古を見学しながら、見よう見まねで訓練をしているそうだ。

 お弟子さん達も、年若くして自分より強くなっているにもかかわらず、その才能を活かす機会がないミアキスちゃんに同情の眼を向けてはいるものの、長年続いているこの道場の決まりに不満を声高に言うこともできず、それとなく話を振っても道場主は頑なに認めようとしないので静観しているらしい。

 

 ならばうちの道場に引き取って活躍の場を与えてはどうだろうか? 

 両親も巻き込んで道場主とミアキスちゃんを説得し、無事にスカウトに成功した。道場主である両親も昔からの風習ということで道場で学ぶ機会を与えることはできないものの、娘にはやりたいことをやってもらいたいという気持ちもあったようで、どうにかしらなければならないとは思っていたそうだ。だからこそ、見稽古までは禁止せずに許していたらしい。思っていても幸せにできなければ意味はないのに。

 

 お互いに道場主の子供ということで婚約の話もでたが、「私より弱い人とは結婚する気ないですぅ~」と軽く振られてしまった。

 ……泣きたい。でも、強くなればOKってことだよね!!! 

 俺、ミアキスちゃんの為ならもっと頑張れる! 

 

 

 なお、俺はこの次にいった道場の武術を学ぶことに決めた。

 順番が逆だったらミアキスちゃんと出会えなかったと思うとこれも豪運かな。

 女神様本当にありがとうございます! 感謝! 

 

 

 

 ◇◇◇◇◇ミアキスの能力

 

 同性、同年代ということもあり、リオンちゃんと力試しすることになった。

 10歳のミアキスちゃんと、8歳のリオンちゃんの戦いは、ミアキスちゃんに軍配が上がった。

 まぁこの年代だと2年の差はかなり大きいよね。

 

 また、ミアキスちゃんは既に独自の念能力も習得していた。

 

──────────────────────────────────

<秘める想いの誘導(ブレインインダクション):操作系>

 自身、或いは手を握った対象者の思考を誘導する。自分以外への最長効果時間は手を握った時間によって変動する。

 

 ▽制約

 思考を誘導するだけで強制力はない。

 自身以外に発動するには対象者の手を最低でも10秒は握る必要がある。

 対象者本来の行動からかけ離れるほど効力及び効果時間が短くなる。

 発動者よりも対象者の意思が強ければ無効化される。

 同時に発動可能な人数の上限は10人までとする。

──────────────────────────────────

 

 

 能力名から感じられるような凶悪な効果はなく、元々対象者が抱いていた一部の感情や考えを隆起させる能力になっているそうだ。

 例えば人殺しを快感としているような犯罪者に対して「人の為になる行動をする」よう誘導しようとしても、対象者にその想いが一切なければ効果は発揮できないということになる。

 

 元々いた道場だと、指導もしてもらえず、対決もしてもらえず、成長を褒めてもらう機会もないので修行するモチベーションの維持が難しかったらしい。

 それでも女の子というだけで仲間に入れてもらえない反感から、そしてお弟子さんや父親よりも強くなってやるんだ! という思いから、メモリ消費が激しくならない程度に、無意識に修行しようと思考を誘導するための念能力を開発したらしい。

 

 むしろこの能力でお義父さんに修行をつけてくれるよう誘導すれば良かったのでは? 

 と聞いたら、全く効果を発揮しなかったそうだ。頑固爺はこれだから……。

 

 ちなみに自分だけを対象者にするという制約でメモリ消費と効果を下げることも考えたそうだが、将来お婿さんができた時に一緒に修行するために他人も対象者にできるようにしたらしい。

 お婿さんと言った時のちょっと照れてる感じが実に可愛らしかった! 

 でも意外と脳筋だ! 

 

 でも結婚願望が強いなら、俺も早くミアキスちゃんより強くならないと、他の人に盗られてしまうかもしれない……! 

 

 おおぉぉ────────! 

 待っててくれミアキスちゃ────────ーん!!! 

 

 

 あ、ちなみにミアキスちゃんの系統は操作系でした。ミアキスちゃんは小太刀を投擲した後に操作しつつ、自前の二刀流をあわせ、疑似的な三刀流まで実現させたトリッキーな攻撃をしてくるので年齢差以上に技術に差があるかもしれない。さすがに並列思考の問題で長時間は操れないし、相性の問題で強化系の倍率は低めなので将来的には対処できると思う。

 

 ミアキスちゃんは例外としても、本来、操作系単体では直接戦闘には向かないが、大した欠点もなく相手の操作系能力への対策になるという点は非常に利便性が高いと思う。操作系能力は早い者勝ちというルールがあるので、この能力で操作されている間は、敵対する操作系能力者の能力にかからないメリットがあるからね。操作系能力は対象者を思うがまま操るような、食らったら即敗北が決定するような能力が多いから、この恩恵はかなり嬉しい。

 

 参考までに原作に登場した危険な操作系能力の例としては、以下がある。

 

 ・シャルナークの<携帯する他人の運命(ブラックボイス)>

  アンテナを刺した対象者を完全に操り遠隔操作までできる。

  心身の自由を強制的に奪われるため即敗北決定となる。

 

 ・ヴェーゼの<180分の恋奴隷(インスタントラヴァー)>

  キスをした相手を180分強制的に下僕とする。

  180分という制限付きではあるが、この間は抵抗することができない。

 

 A級賞金首である幻影旅団に所属するシャルナークが強力な念能力を持つのは当然だが、ただの脇役として登場したはずのヴェーゼですら、受けると負けが確定になる凶悪な念能力を持つのが操作系だ。

 俺のような女性好きの天敵と言ってもいい。恐ろしい……。

 

 信頼できる味方に操作系能力をかけてもらうことで、これらの能力が効かなくなる。この恩恵のデカさが理解できない人はいないだろう。まぁ対操作系能力を使う相手以外だとあまり戦闘に役立てないこと念能力であることに違いはない。

 

 それにしても、俺もリオンちゃんもミアキスちゃんも悉く必殺技とは言えないような念能力ばかり習得してしまっている。これが子供の頃から念能力を学ぶ弊害だろうか? ちゃんと考えてから念能力を開発しなさいって言われるわけだね……。

 

 

 せっかくなので、俺も修行により積極的になれるようにこの能力で思考誘導をかけてもらった。リオンちゃんもこっそり何かを依頼してかけてもらっていたが、女の子の秘密は探るものじゃないと判断して何も聞かなかった。

 




ミアキスの喋り方は基本的に幻想水滸伝Ⅴに沿ってるつもりです。
原作で親子間の仲が悪かったわけではないとは思いますが、父親が所属する竜馬騎士団は男性しかなれなかったので女王騎士としての道を歩んだことと近しい感じにするために、本作だとこんな感じにしました。
ちなみに原作では二刀流なので、疑似的な三刀流は架空設定です。

皆様からいただいた評価をどう受け取ればいいかわかっておらず、評価0と1をつけてる人は何を作者に伝えたくてつけてるのかなと疑問に思ったのでアンケートです。本作品に限らず、評価0と1をつけたことがある人はどういう時につけてますか?(小説に関係ないアンケートは禁止されてますが、小説への評価の意図確認だから一応関係しているはず……だめそうなら消します)

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