HUNTER×HUNTER世界でハーレムを目指す! 作:sakurano
去年は評価5件もらえたことに評価バーに色がついて気づきました。
基本前書き後書きは記載しないようにしていますが、誤字報告、評価、ブクマ、ココ好き、アクセス諸々感謝しています。未熟者ですが今年もよろしくお願いします。
第9話:くじら島1
1993年5月5日 10歳
ついに迎えた旅立ちの日!
といっても俺、リオンちゃん、ミアキスちゃんの分身体を一体ずつジャポンに残して剣術修行させているので、特に別れの寂しさとかはない。
残念ながらマチとシズク、ビスケは今日もハンター任務の為、ここにはいない。
お供につけている分身体から特に問題が起きていないという情報が来るのでその点は安心だ。
というわけで今回旅立つのは、俺、リオンちゃん、ミアキスちゃんの3人だ。
ちなみに旅の計画は特にない!
両親にも数年ほど武者修行行ってくるとしか伝えていないが普通に許可された。
「男ならだれもが通る道だからな」と、うちの脳筋家族は全員同じ道を通ったのかもしれない……。
計画は臨機応変に行動しやすいようにしてある。つまり行き当たりばったりだが、やりたいことは主に以下だ。
・くじら島で原作主人公ゴンと会う
・天空闘技場で200階を目指すキルアと会う
・天空闘技場に分身体を数体突入させてお金稼ぎ
・天空闘技場では他流派を参考に自分の流派をさらに磨く(ただし刀不可)
・どこかでポンズと会う(キメラアント編で死亡するプロハンター志望の可愛い女の子)
・どこかでピヨンと会う(十二支んに所属する可愛いバニーガール)
・どこかでサンビカと会う(選挙戦で登場したウイルスハンターの女医)
・グリードアイランドを入手する(購入費用は最低170億)
最初の行き先について、ジャポンから行ける場所を調べていたところ、くじら島が見つかったので迷わずに選んだ。ここは原作主人公ゴンの出身地なので、ぜひ一度行ってみたいと思っていたが、思ったより早く向かうことができたのは僥倖だ。
くじら島とはその名の通りクジラの形をしたあまり大きくはない島になる。
主に出稼ぎの漁師が長期滞在するための島で、純粋な島民は僅かしかいない。原作主人公ゴンと、その父親である二つ星ハンタージンの出身地で、原作開始当時に島にいた子供はゴン以外にはノウコという小さな女の子しかいないぐらい人口は少ない。遠くからは緑色一色に見えるぐらい自然豊かで多くの野生動物も生息しているという隠居生活に最適な島だ。
ゴンは、このころはまだ父親の職業も知らないはずだから、それほど強いわけでもなく、目標もないただの野生児だとは思うがそれでも原作ファンとしては一目見たいと思わずにはいられなかった。
そんなミーハー精神なんて捨てて修行すべきという意見もあるかもしれないが、俺とリオンちゃん、ミアキスちゃんなら場所や道具に依存せず修行することができるので、そこまで大きな影響はない。対戦相手が固定になってしまうのはネックだが、くじら島の次は天空闘技場に向かう予定なので、そこでいくらでも経験は積めるだろうという目算もある。
そんなことを考えてると遠くに、大きな影が見えてきた。
「お──ー! あれが、伝説のくじら島っ!!」
「ふふふっ、伝説ですの? でも綺麗で気持ちよさそうな島ですの!」
「うんうん。老後に静かに暮らすのにぴったりですぅ」
初めて見るくじら島に言葉は違えども皆が好印象を抱いたようだ。
まもなく訪れる原作主人公との出会いに対する期待や興奮も合わせて変なセリフがこぼれたが、そんなことは気にならないぐらい目が釘付けになっている。
思い当たりで寄ってみることにしたけど、ゴンとはどういう出会いと関係でいこうかな?
ライバル枠?
親友枠?
頼れるお兄さん枠?
立ちはだかる悪人枠?
実は私が親父だ! 説をふりまく?
どれも魅力的ではあるが、蟻王メルエムとの共闘を考えたら後半二つはないな。
ゴンを鍛えた方が戦力になってくれるだろうから、頼れるお兄さん枠として指導者になることが成長を考えると現実的だし、何より一番面白い気がする。何よりライバル枠はキルアがいるしな!
「老後はさておき、綺麗な景色を見た若者としてやることは一つだ!
やっほ────!」
「ハヤテ様!?
それは山びこなの!
山で叫ぶものであって、海でやるものじゃないの!?」
「常識? そんなものはとうに捨ててきた!
やっほ────!」
「リオンちゃんったら堅いなぁ~。海なんだからはっちゃけないと!
やっほ──────ーいぃ!」
「さすがミアキス! 良い声してるな!」
「でしょぉ? うふふふ。楽しいわねぇ」
ただの冗談で叫んでみただけだが突っ込み役のリオンちゃんのために繰り返してみた。
ノリの良いミアキスちゃんはからかうようにリオンちゃんの顔を見ながら同じように叫んだ。
「え? えぇっ!?
リアキス様まで!?
うぅ……や、やっほ──ですの!」
「「やっほーですのって何!?」」
リオンちゃんの謎の謎の掛け声に思わず問いかける声が揃った。
まぁ俺が語尾に「~ですの」をつけるようにいったせいで、それを律儀に守ってくれた結果だという事はわかっている。それでも「もぉ! もぉ!」と言いながら顔を真っ赤にして胸を叩いてくる可愛いリオンちゃんを想像したら、からかわずに居られない気持ちはわかってくれるだろう。
ミアキスちゃんも同じ気持ちみたいで、リオンちゃんの頭をヨシヨシと撫でている。
「やっほ──」
「やっほー」
可愛いリオンちゃんを愛でていると、それなりに大きな可愛らしい山びこと、その後にもう一つ小さな山びこが返ってきた。
「あ! 返ってきたの!」
「くじら島の方からだ。ということは俺達の声も島民に聞こえたんだね。これは歓迎間違いなし」
ちょっとやらかしたかなーと思ってしまう。
まぁ多分大丈夫だろう。
それにしてもくじら島に女の子は二人もいたのか。
ゴンの旅立ちの時(6年後)に小さい女の子が一人いたことは記憶しているが、他にはいないと言われていたはずだが……。
「こんな可愛らしい歓迎なら嬉しいわねぇ」
「あぁ、楽しみだな」
リオンちゃんはまだ口を尖らせて拗ねたままだった。
◇◇◇◇◇くじら島到着
「ねえねえ! さっきやっほーって叫んでたお兄さんたちだよね!?」
船から降りると、5歳くらいの女の子二人組が寄ってきた。
話しかけてきたのはそのうちの元気そうな方だ。もう一人はその子の後ろに隠れてこちらを覗き見ている。
「そうだよ。
初めまして、俺はハヤテ、10歳だ」
「私はリオンなの。13歳なの」
「ミアキスですぅ。15歳だよぉ」
「もしかして君達がくじら島から返事をくれていた二人かな?」
隠れている方の女の子はちょっと怖がっているように見えたので、しゃがんで目線を合わせてからできるだけ笑顔を心がけながら三人で挨拶を返した。
「うん! よかったー、聞こえたんだ。ボクはゴンだよ、ゴン=フリークス!
横にいるのはリンという名前でボクの妹なんだ!どっちも6歳だよ」
リンちゃんもぺこりと合わせて挨拶を返してくれる。
そしてやっぱり原作主人公のゴンだった!
年齢的にドンピシャだし、好奇心旺盛なところもそうだし、見た目は髪のツンツンっぷりがないので違和感あるもののそこはかとなく元気な感じがゴンって感じだ!
でも女の子? 原作では名前から分かる通り男の子だったけど……。
いや、可愛いから何の問題もないな。むしろこれがゴンだ! うん。
そして、リンという名前の女の子は原作にいなかったし、ゴンに兄弟姉妹自体いないはずだ。
もしかしてリンが転生者で、転生特典でゴンを女の子にした?
いや、男の子なら、好きなキャラを性転換させて恋人を狙うとか考えられるけど、リンも同じ女の子だからそれはないか?
それに転生者なら転生特典もらってるはずだから、俺みたいにやりたいことやって楽しむだろうがリンはそんな感じには見えない。オーラも纏すらできていない垂れ流し状態。特典で高望みしすぎて全然貰えなくて落ち込んでいるというパターンなら考えられるだろうか。今考えても結論は出ないから、機会をうかがって試してみようかな。
いずれにしても可愛いは正義だ!
「ゴンちゃんとリンちゃんの二人分、ちゃんと聞こえていたよ。
可愛らしい声だから会えることを楽しみだねって三人で話をしていたんだ。
暫くこの島に滞在するつもりだから良かったら時々でも一緒に遊んでくれると嬉しいな」
「うん、任せて!」
思考の内容はさておき、せっかくの機会なのでゴンちゃんとリンちゃんの頭を撫でてみた。
6歳くらいの可愛い子供が笑顔で話しかけてきたらとりあえず撫でたいよね。
それから少し雑談していると、リンちゃんも落ち着いてきたのか少しずつ会話に参加してくれた。
同じ子供の知り合いが少なかったのと、リンちゃんも馴染み始めたのが嬉しかったのか、ゴンちゃんが宿が決まってないならうちに留まると良いよって誘ってきたので、ゴン宅まで挨拶しにいくことになった。
ゴン宅ということは、原作主人公の育ての親であるミトさんにも会えるので楽しみだ。
泊まれるかどうかはその挨拶結果次第だが、野宿経験もあるのでそれでも問題はない。
ミトさんは、ゴンの父親であるジンの幼馴染(従妹)で、ハンターになると宣言して島を飛び出していったまま戻ってこないジンを心配しつつもそのもとになったハンターという職を嫌悪し、10年後にジンが赤ん坊のゴンを連れて島に戻ってきた時は親権の裁判を起こしてゴンの養育権を奪い取り、ゴンに対しては両親が交通事故でなくなったと嘘を教え、大きくなったゴンが苦労して取得したハンターのライセンスカードを折り曲げようとしたりするとちょっと変わった人だ。
……これだけ聞くとひどい人に思われるかもしれない。
しかし実際にはジンだけでなくゴンもまっすぐな優しい子に育てて、そんな成長したゴンから「オレにとって母親はずっとミトさんだから。他にいないんだ。最高だよ。ちょっと口うるさいけど」と讃えられることからも、根が良い肝っ玉母さんであることは分かってもらえると思う。
敢えて一言付け加えるのであれば、美人だ。
◇◇◇◇◇ゴン宅到着
「ミトさんただいまー!」
「ただいま」
「おかえりー。今日は早いわね。
あら、お客様かしら」
「うん、友達連れてきた!」
朗報! 友達認定されてた!
ゴン宅についたらちょうど洗濯物を取り込もうとしているミトさんがいたので挨拶を交わす。
「こんにちは。ハヤテと言います。
突然お邪魔して申し訳ありません。私達は先ほど船でやってきたばかりなのですがちょうど港で遊んでいた同じ子供の二人と知り合い、誘われたので遊びに来ました。
もしかして二人のお姉さんでしょうか?」
「あら、嬉しいこと言ってくれるわね。
もうお姉さんなんて呼ばれる歳じゃなくて二人の叔母なのよ。
二人の両親は亡くなっているから私が預かって育てているの」
まだコンちゃんとリンちゃんは六歳だろうに、既に親が亡くなっていると伝えているようだ。
赤ちゃんの時に預かったならそのまま母親を名乗ることもできたと思うが、さすがに島中の人が知っているだろうから、親のことも伝えることにしたのだろう。
「それと、この島には子供が少ないから遊んでくれるなら歓迎よ。他所から来た人達にとってはあまり娯楽のない島かもしれないけど、コンとリンが一緒なら騒がしくて退屈はしないはずよ」
「確かに二人とも良い子で話してるだけでも楽しいですし、自然の中だからこそできる遊びもいろいろあると思いますので島に滞在中は二人と遊べるのが楽しみです」
「そう言ってもらえると嬉しいわ。なんだかんだで私も大好きな場所だから」
そう言ってほほ笑むミトさんはいい笑顔だった。
幼馴染でありゴンちゃん達の父親であるジン=フリークスとの思い出を想像しているのだろうか。
それにしても美人だ。
ジンの幼馴染ということは1967年頃生まれで26歳ぐらいかな?
今が女性として最も輝くだろう年齢なのに噂が立つ相手もいないとはもったいないと考えてしまう。
ならば俺が?
16歳差……別にありじゃないか?
手を出さない理由なんてもはやないといっても過言ではないだろう?
いや、さすがに相手にされないだろうから妄想するだけだけど。
「ミトさん、三人ともまだ宿が決まってないんだって!
うちに留まってもらおうよ。リンとも仲が良くなったし遊ぶ約束もあるんだ」
「あははは。一緒に居られるのならもちろん嬉しいんですが、私達は旅をしており野宿でも全然かまわないのでご迷惑をおかけすることになるなら断っていただいて問題ありませんよ」
初めて見るゴン宅やミトさんに原作ファンとして感動はするものの、さすがに追加で三人泊まれるスペースはなさそうなので断りやすい雰囲気を出してみた。もちろん女性四人(曾祖母もいる)で暮らしている家なので、セキュリティ面としての問題もあるだろう。
「うーん。ごめんなさいね。
うちもそんなに大きくはないから三人は厳しいかな。
港まで戻れば宿はあるけど……遠いわよね……。
昔、私の幼馴染が作った小屋なら近いし空いてるはずだから、今晩の食事が終わったらそこまで案内しましょうか?」
「ありがとうございます、是非お願いします!」
野宿のつもりだったが、くじら島での住居が決定した。
なんと、ジンが使っていた小屋!
といっても10歳前に作った小屋だろうし、16年も前だからあまり居住性には期待できないだろう。
そして泊めないまでも今晩の食事を作ってくれて小屋を教えてくれるミトさん天使!
「それにしても三人で旅をしているの?
言いづらいことなら申し訳ないけど、親は一緒ではないの?」
ミトさんが聞きづらそうに尋ねてきた。
子供だけで旅をしていると聞いたら普通は心配するよね。
そして悲しい事情を想像しているのだろう。
「先にお伝えすると両親はジャポンに健在で仲はいいので安心してください。
うちの家族は剣術道場を切り盛りしているんですが、10歳ぐらいで世間を知るために武者修行という名の旅行に行かせる家訓だそうです。リオンちゃんとミアキスちゃんは門下生というわけではないのですが幼いころから一緒に過ごしてくれていて、今回の旅にも同行してくれているんです」
「そう、家出ではないのなら良かったわ。
でも変な家訓ね。私なら子供に旅なんで出さずに健康でいてほしいと思っちゃうわ」
「あははは。そうですね、元々年に数回別大陸に道場破りに行くような特殊な家族なので、そこは気にしないで貰えるとありがたいです。俺としてもいろいろ世界を見て回りたいと思っていましたし、こうしてコンちゃんやリンちゃん、ミトさんのような気持ちの良い方々とも出会えたことは素直に嬉しいです」
「ハヤテ様や私達に世界を知って大きく成長してもらいたいという違う形の親心なの」
「私の両親とは違ってハヤテちゃんのご両親は良い方々ですよねぇ~」
「あら、その言い方だとミアキスちゃんのご両親は悪い方々なのかしら?」
「ふっふっふ~~、聞いちゃいますかぁ?
良いですよ~~語っちゃいますよぉ~~!」
俺も知らなかったが、ミアキスちゃんは俺の両親が見せる優しさを知ったことで、自分の両親に対する評価がより下がっていたようだ。ちょっと脚色もあるようだが、女の子であることを理由で迫害されていたことを笑顔で語った。親に対する不満はあれどもう吹っ切って笑い話にできるぐらいには心が落ち着いているようで安心した。
「それはまたひどい親ね……。
ひどい親と言えば聞いてよ!
コンとリンの父親がまたひどいやつでね、コンの性別も考えずに名前つけてたのよ!
だから女の子だっていうのにゴンという名前になって、そのせいか男っぽい娘に育っちゃったのよね……。あたなみたいな女の子らしい娘になってくれるといいなと思って、私はもうゴンじゃなくてコンって呼ぶことに決めてるの! なんなら島中の人たちにコンと呼ばせてるわ!」
「あ、私もそれ思っていましたぁ!
でもコンちゃんなら可愛い呼び名ですよねぇ~」
「でしょ?
本当にもうジンときたらいつまでたってもダメなやつなのよ!」
「苦労されたんですねぇ……」
「そうなのよ! 全っ然ここにも帰ってこないしハンターなんて碌な仕事じゃないわ!」
くいっくいっ。
ミトさんがミアキスちゃんと意気投合してすごい勢いで喋りだしてからどうしたものかと考えていたら、袖を引かれたので振り返ってみると、丁度話題のコンちゃんだった。
「ねー、あぁなると長いから外に行って遊ばない?」
「そのようだね、あははは……。
よし、じゃあここはミアキスに任せて遊びに行こう!」
「おー!」
皆様からいただいた評価をどう受け取ればいいかわかっておらず、評価0と1をつけてる人は何を作者に伝えたくてつけてるのかなと疑問に思ったのでアンケートです。本作品に限らず、評価0と1をつけたことがある人はどういう時につけてますか?(小説に関係ないアンケートは禁止されてますが、小説への評価の意図確認だから一応関係しているはず……だめそうなら消します)
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