レースでは栗毛のアレさんと連闘です。
あらすじをちょっと加筆修正…ふわふわっと書いてたところをきちんと表記しました。
あと雑な年表も足しました。最後まで予定は立ててるけど変更あるかもだから後半はふわふわっと。
話が進んでくればまたきちんと書き直します。
厩舎名とインタビューのあたり諸々変更修正しました(1月7日8時)
ご指摘ありがとう!
数日不貞寝して思った。
ウジウジしてたってしょうがねえ。
4着で、馬券買ってくれてた人には申し訳ないけど掲示板に載って賞金は貰えたし。
俺は弱々ではない。でもトップと比べるとやっぱ弱い。
ので、これからバシバシ調教するぜえ!みんな、俺を強くしてくれよな!!
あっでも馬群は無理です怖いです。
「赤いの、最近気合入ってるねえ」
「でしょう!これからも〜っと強くなりますからね」
「(そうだぜ!)」
俺は鼻をフンスと鳴らして応える。
今は早朝の慣らしでツグミちゃんを乗せて軽く歩いた後。
これから調教助手の兄ちゃんに代わって調教に行く、ってところで通りすがりの別の厩舎の人に声を掛けられた。
そう、俺はいまやる気に満ちてるんだ。
俺はやるぜ俺はやるぜ!
「ああ、そうそう。今こっちにシップが来てるから気をつけてな」
「シップ…?」
「瀬貝さんとこに新しく入った芦毛の牡だよ。まあ気分屋の暴れ馬でね、良い時は大人しいんだが人にも馬にも態度が荒くて」
「気性難ですかぁ。…オルフェーヴルみたいな?」
「うーん…なんと言うか、アレとは別方向の気性難だな。とにかく近付かんのが一番だよ」
「分かりました。シップ…なんて名前ですか?」
「ああ、ゴールドシップ、ゴールドシップだ」
えっ
ゴールドシップ…ゴルシ⁉︎マジ⁉︎
この年代なんだ、知らなかったな。
元ネタの珍エピソード漁るぐらいしかしてなかったから時系列とか年代とか全然分かんないや。
ウマ娘で一番育ててたのゴルシだったんだよ俺!
初期の頃は追込ウララ育てて因子サイクル作って凌いでてさ。
…なんでこんなことばっかり覚えてんだろ。
んでも、折角同じトレセンに居るならちょっとだけでも見ときたい!生ゴルシ!
「ナっちゃん、そっちは危ないよっ」
白っぽい大きな馬体。あれだ。あれがゴルシ!わあ、大きい。
近くで見るとだいぶグレー混じりだ。
確か芦毛って少しずつ白くなっていくんだっけ。
「(喰らえジョーダン!積年の恨み!)」
「(あっぶねェなオイ!積年っていうほど付き合いねえよな⁉︎)」
ゴルシがボスノジョーダンに喧嘩売ってる。
後ろ飛び蹴りが当たりそうで…あ、良かった、ちゃんと人が誘導して距離とってくれてる。
なんかこういうやりとりウマ娘で見たなあ。
…ん?ということはボスノジョーダンって…あっ、ボスのジョーダン⁉︎トーセンジョーダンか!
わああ、ジョーダンとゴルシの生現場見ちゃった。
「ナっちゃん、危ないよ!」
「(なんだお前)」
あっ
いつの間にかだいぶ近くに来てたみたいだ。
綱を引かれて振り向いたゴルシと目が合っちゃった。
ええと、ええと、
「(ゴッ、ゴルシさんはじめまして!お、おれ、あなたのファンです!……あっ)」
や、やっちまったーーー!
ゴルシもボスノ…トーセンジョーダンもきょとんとしてる。
そりゃそうだ。何言ってんだこいつって感じだよ。
俺は急に墓を掘りたくなった。今なら恥ずか死ねる。
「(ゴルシって私のことか?ファン?………ふ〜〜〜ん?)」
「(おいこいつまだデビューもしてないぞ)」
「(ジョーダンは黙ってろよなあ。…お前、私の凄さに気付くとは良い目をしてるな!仲良くしてやってもいいぞ!)」
「(えっ、あっ、よ、よろしくおねがいしましゅ!)」
「(…最近の若いやつらはどうなってんだぁ…?)」
これが俺とゴルシの出会いになった。
それからはトレセン内で会う頻度が急激に増えた。
ほぼ毎日そこかしこですれ違ったり、調教が同じ区画だったり、洗い場が隣だったり。
なんでもゴルシが近くだと多くの馬がビビってしまって調教にならないんだとか。
それで珍しくビビらない俺を緩衝材代わりに配置してる、と。
まあたしかに、大きいし破天荒だし暴れ…ヤンチャだし、びっくりするよなあ。
でもそれがゴルシだし。
朝イチのジョーダンへの飛び蹴りだって「おはよう」みたいなもんじゃん。
俺にとっちゃオルフェーヴルのほうが動きが読めなくて怖いよ。
こないだ普通に大人しく調教受けたり厩務員さんに甘えてるところ見掛けたんだ。遠目にな、遠目に。
前に洗い場で見た時とレースの時とのギャップが激しくて、こう…モヤるというかなんというか。
ボスのジョーダンが近くを通る時は耳へちょーって倒して他の馬や人影に隠れようとするしさ。
んでなぜか特別俺にばっかり当たりが強くて、調教ルートですれ違うたびにガン付けられたり嫌味言われるんだ。
俺なんかしたかなあ。どうも苦手なんだよなぁ。
会わないようにしたいなあ。
◆◆◆
【静山調教師、杜騎手インタビュー】日本ダービーに自信アリ!
東京優駿、日本ダービーに出走を予定しているグラナトラピート。
12月生まれという前例の無い競走馬、1月の3歳新馬戦から勢い良く駆け上がってきた階級、真っ赤な毛色に小さな馬体、と色々な意味で派手な馬ですが中身は凄く繊細なんだとか。
厩舎の静山調教師と騎乗する杜隼騎手にインタビューを行いました。
鞭役に徹し厳しいながらも本馬を労り大切に育てて、成長を促す静山調教師。デビュー前から調教に跨り、相棒を手のかかる弟のようだと言う杜騎手。
なんだか家族のような微笑ましい関係が見えてきました。
ーー赤いですね。
静山 でしょう(笑)。これが生まれつきらしくて、生産牧場での写真を見せてもらいましたが真っ赤でしたよ。血統登録も大変だったようで、「これ栗毛でいいのか?」とJAIRS(ジャパン・スタッドブック・インターナショナル)の職員達が頭を悩ませていたようです。
ーー
静山 『あ鹿毛』(笑)。初めて聞きました。体調面の心配もあるのでいずれ総研(競走馬総合研究所)で診てもらう予定です。もしかしたらその後は栗毛でなく『あ鹿毛』になってるかもしれませんね(笑)。
ーー体調面、というのは。早産の影響でしょうか。
静山 いえ、輸送ですね。早産で未熟児でしたが特に目立った異常もなくクラブフットも発症せず、おおむね健康に育っています。この子はやたら輸送に弱くて、記者さんはご存知でしょうが阪神競馬場でも前日入厩しないといけないんですよね。翌日には元気になってるので多分車酔いだと思うんですが。
ーー車酔い!繊細な馬なんですね。調教で特に気をつけていらっしゃることなどはありますか?
静山 繊細なのもですし、あんまりにも体が小さいもので馬具からなにからサイズ調整が大変で色々気を使いますね(笑)。輸送に加えて、馬見知りのくせにひとりぼっちは嫌だったり、かといって距離感が近過ぎるのも嫌みたいで馬房の配置も気にしてます。入厩当初なんかは跳ねた土を怖がることもありましたね。僕はとにかく、強く育てるというよりもこの馬の許容範囲を少しずつ広げていくことだけを考えていますね。その分厩務員にはたっぷり甘えさせてやってます。
ーーそんな繊細な馬を預かるというのはよりプレッシャーなどもあるのでしょうか?
静山 どの馬を預かってもプレッシャーはありますが、確かに一段と緊張感はありましたね。幸いオーナーが、「無理して功績を狙うよりも、この馬が楽しく走れるように育ててほしい」と言ってくれていたので、少しゆとりを持って調教できたところはあります。
初出走で勝利という華々しいデビューでしたね。
静山 ええ、凄く驚きましたね。言うことは聞くんですが、体も小さいし周りを気にしがちで「ちょっとまだ早いかな」とは思っていましたね。年齢的な問題もあるのでとりあえず大負けしないだろう所でデビューさせて、未勝利で慣らしていく予定だったので。
ーーなるほど、嬉しい誤算というやつでしょうか。
静山 そうですね(笑)。私が思っているよりも勝負心があることが分かったので、これは行けるぞと。
ーー前走(皐月賞)ではオルフェーヴルに絡まれていたようですが、日本ダービーでは大丈夫でしょうか。
静山 ははは(笑)まあね、もの凄く驚いてましたね。ああいう系統の馬に関わったことがなかった子なので。でも繊細なわりに周囲を気にしないマイペースなところもありますし、レースではしっかり走ってます。それに、なぜか他の暴れ…癖…ええと、個性的な馬のゴールドシップ(瀬貝厩舎)には懐いているので、なんとかなるだろうと思ってます。
ーー日本ダービーに出るには力不足ではという不安の声もあるようですが。
静山 優先出走権を勝ち取った馬に言う言葉とは思えませんね。後で誰の発言か教えてください(笑)。小さいので言葉通りパワーは無いかもしれませんが、裏を返せばそれ以外は持っている。杜君も続けて騎乗してくれるので、僕は自信を持って出走させられますよ。
ーー応援しております!
静山 ありがとうございます。不利な生まれと馬体ですが、小さくてもやるヤツですよ。よろしくお願いします。
ーー赤いですね。
杜 赤いです。ナトラ(グラナトラピート)自身は平気みたいですが、俺は芝と馬体の色合いで目がチカチカします。
ーーチカチカ(笑)。何か対策はされているんですか?
杜 我慢。と、あとは専用のゴーグルを調整してます。ダービーには間に合わせます。
ーー大変ですね。グラナトラピートにはデビュー前から何度か追い切りで騎乗していたそうですが、当時はどんな印象でしたか。
杜 指示はよく聞きますし、覚えも良いです。でも「ちょっと嫌」くらいは折り合ってくれますけど、我慢できるラインを超えると無視されます。最初の頃は小さくて重心も取りにくくて大変で。今はもうお互い慣れてきましたけど、これは手がかかるなあと思ってました。今も思ってますけど。
ーー静山調教師の言っていた「許容範囲」ということでしょうか。
杜 です。ちょっとずつ成長してるので、つど静山先生と「ここまで我慢できるようになった」「これはまだ」と確認してます。意外とレースに出てみてると許容範囲が広がってて、予想以上に折り合ってくれるところもあるのでこっちが過保護にならないように気をつけたいです。
ーー予想以上に、というのはどこで感じられましたか?
杜 すみれSの上がりです。あれ、俺が指示出す前に加速したんです。もうゴール近いしナトラのスタミナ的には大丈夫だろうと思って、逸走しないよう方向の修正だけしてたんですけど。その指示を聞いてちゃんと走ってくれていたので。
ーー馬なりだったのはそういうことだったんですね。
杜 はい。……まあ、勝負心があった、ということですかね。できると思ったらできなかったり、できないだろうと思ったらできたり、なんか手の掛かる弟みたいですね。大変なこともあるけど、楽しいです。
ーー私達も次のレースが楽しみです。
杜 調教の具合もナトラの調子も良いようだし、いい走りができると思っています。次走もよろしくお願いします。
◆◆◆
日本ダービー。数多くのウマ娘の目標レースになってる賞。
それに俺が出走する今日この日この時、天気は……雨!
季節外れの台風が来ているらしい。
うへぇ…びしょびしょのビタビタの泥まみれになるやつじゃん。嫌いなんだよなあ。
それに競馬場の厩舎にいる時からなんかイヤーな気配してたんだけど、装鞍所行ってパドックに出て気付いた。
またオルフェーヴルいますねこれ。
そんでもって俺のゼッケンは4。あいつは5。
また隣ィ!しかもあいつが俺の後ろ!
イヤだが⁉︎
「ナっちゃん、とーとー。大丈夫大丈夫」
ヒン…。はい…。
今日も一房の赤毛のエクステを付けてくれてるツグミちゃんに宥められる。
ツグミちゃんが相手してくれるなら頑張って大人しくします。
目立っちゃうのに、俺だけが目立たないようにっておんなじ赤毛にしてくれてるんだ。優しいよなあ。
実際は余計に人目を集めちゃってるのかもしれないけど、その気持ちが嬉しいよ。
何回かレースに出てるから観客ももう慣れてきてるのもあるだろうけどね。
ツグミちゃんにリードを引かれながら、できるだけ動揺を出さないようにパドックを歩く。
チラッと馬主観覧席を見るけどやっぱり今日も美鶴さんはいない。
忙しいのかな。忙しいんだろうな。
寂しいとか思わ…思うけど思わないようにするよ。仕方ないもんね。
「(チラチラ余所見すんな。目障り)」
「(ヒャイッ!ごめんなさいい!)」
後ろからオルフェーヴル!
これだから嫌なんだよなあ!
イライラソワソワしてる匂いがする。周りの人でも前の馬でもない、オルフェーヴルからだ。
厩務員さんがしっかりリード持ってるし見た目にはしっかり堂々と歩いてるけど、すっごい俺を睨んでる。
なんで俺ばっかり絡まれるの?
パドック早く終わって!長いよ!
『さあ、降りしきる雨のなか雨雲を断ち切らんばかりの歓声のもと。いよいよ11R、GⅠ第78回東京優駿、発走を迎えます。各馬スムーズにゲートイン』
『…スタートしましたっ!ナカヤマナイト、サダムパテック良いスタート、内から3番オールアズワン飛び出して先頭、1馬身2馬身と差をつけていきます。ノーザンリバーが2番手』
びちゃびちゃってほどじゃないけど重くぬかるんだ芝をしっかり踏み締めてスタートする。
オルフェーヴルとは返し馬も輪乗りでもちゃんと距離取ってたし、何事もなくゲートも入れて良かった。
よしよし。このまま皆の後ろめを走るぞ。追込作戦だ。もう逃げは嫌だし。
『1コーナーを抜けて2コーナー、オールアズワンが徐々に差をつけていく。追いかけるのは18番ノーザンリバー、14番ショウナンパルフェ、ユニバーサルバンク17番。次いで16番トーセンレーヴ、インコースに7番ベルシャザールがつけています』
オルフェーヴルも追込なのか後方だな。
俺はそのもう一段後ろ、シンガリにつける。
一番後ろは安心安全。
なんたって追われる心配がないもの。
『1000m62秒4。依然後方に控えています1番人気5番オルフェーヴル、後ろ1番ウインバリアシオン、後ろから3番手9番コティリオン、13番ロッカヴェラーノ、更に一馬身離れて4番グラナトラピート』
雨の所為かいつもより視界が悪い。
でもその分余計なものが見えなくて集中しやすいかも。
足元びちゃびちゃに汚れるの嫌だけど、でももうスタートで十分汚れちゃったから今更だ。
滑らないようにしっかり体重をかけて走る。
『ハナを行くオールアズワン、3馬身4馬身と突き放し一人旅、縦長の展開になって参りました。すでに3コーナーから4コーナーへと移っていきます』
『ノーザンリバーがポツンと2番手、さあ後続動きはどうか。ショウナンパルフェが3番手につけて、ウチに入ったトーセンラー4番手から3番手を伺ってきた』
『さあサダムパテック、ナカヤマナイト、今日は外に出している。グループずらりと横に広がって直線に向かいます!』
グン、とオルフェーヴルが力を入れて馬群の位置取りを変えていく。
仕掛けてきたな。見る間にピッチを上げて前の方に出ていく。
一瞬遅れてハヤブサの指示が入る。
分かってるね。そうそう、オルフェーヴルが差すのをその後ろからまた俺が差すって戦法ね。
これならイケるはず!
『2番手集団のやや狭いところにオルフェーヴル、入って4着まで上がってきたがどうか!』
『ウインバリアシオン抜けて2番手争いっ!粘っているオールアズワン、徐々に差が縮まっていく!』
外目から出てきて前を走る鹿毛の大きな馬体を見ながら、俺はそいつと馬群の隙間から攻め込む。
馬群の中から出ようとするオルフェーヴルはちょっと苦戦してるみたいだ。
この隙に…って抜けてきたぁ⁉︎はっや‼︎
目の前の鹿毛もめちゃくちゃ走ってる!
うおお、俺だって負けないんだからな!追い越してやるぜえ!
『ウインバリアシオン先頭、2番手横並び集団抜けてくるのは誰だっ⁉︎』
『オルフェーヴルだ!オルフェーヴル猛攻、先頭1馬身リードッ!ウインバリアシオン、次いでグラナトラピート追いかけるっ!』
今俺の前に見えるのは、すぐそばにいる大きな鹿毛と猛スピードで抜けてったアイツ。
くっそ、俺だってめちゃくちゃピッチ上げてきたってのにまだ加速するのかよ!
『オルフェーヴル、ゴールっ!遅れて1馬身半ウインバリアシオン、ハナ差グラナトラピート、後は離れてベルシャザール、ナカヤマナイト、…』
3着ぅ⁉︎
だあああクソっ!もうちょいだったのに!
イヤ嘘ついた、全然離れてたわ。
オルフェーヴル、あいつめっちゃ速え!
ああもう、強いなあ!
◆◆◆
レースが終わって、俺は放牧というのに出された。
調教はしばらく無しでのんびり夏休みを過ごしておいで、と言うことらしい。
ギュスターヴもゴルシもいないしツグミちゃんやハヤブサとも離れ離れなのがちょっと寂しいけど、行き先がしがらきらしくちょっとホッとした。
前にいたとこなら慣れた場所だし、見知った人と猫がいるだろうからね。
どうせ車酔いするだろうけど近いからちょっとで済むし。まあ一晩寝込むけど。
少しふらふらしながら馬運車を降りて、広い厩舎のなか俺の名札が下げられた馬房に入れられる。
当たり前だけど育成の時に過ごした部屋とは違う所だ。
ふかふかの寝藁に寝転んで休む。知ってるけど知らない匂いがする。
ここの猫ちゃん達俺のこと覚えててくれてるかな、分かるかな、と思ってたらちょうど数匹の猫がひょこひょことやってきた。
キジトラ、サビちゃん、サビの子達!
久しぶりだね!覚えててくれたの?俺の匂いがしたから来てくれた?そっか!
会うの半年振りくらいかな。成猫はあんまり変わってないけど、子猫だった子は随分と大人になってきてるね。
一緒に寝てくれるの?やったあ。これでさみしくないね。
え、隣の馬房?さっき俺が来た時には空だったけど…あ、誰か来るね。見てみよう。
話しやすそうな馬だったらいいな。時期が被ってれば数ヶ月一緒にいることになるだろうし、世間話くらいできる仲になって和やかに過ごしたい。
スタッフさんの足音と馬の蹄の音が聞こえる。テンポ良くゆっくり歩いてるから大人しい馬だろうな。うんうんいいね。
この音の感じ、ちょっと馬体重軽めの馬かな。あ、毛色も見えた。明るい栗毛だ。うん、…うん?
あれ?もしかしてこの馬…
「(げえっオルフェーヴル‼︎)」
「(あ゛?)」
今回のレースについて。
2011年5月29日東京11R東京優駿、芝2400m。雨、不良馬場でのレース。
またまたリベルタスさんには出走回避いただき、本馬を捩じ込み。
史実では3着ベルシャザールさん。リベルタスさんはシンガリ、ラスト直線で更に失速し競走中止。出走ローテに疲れてたのかな。きっとこの世界では放牧に行って休養してるよ。
芦毛のアレさんと対面しました。
ナトラは名乗ってないので名前を覚えてもらってません。