ラブライブスーパースター if STORY   作:砂髑髏

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初投稿です!
暖かい目で見ていただければと思います。


前奏①

俺は『その道』を諦めた。

 

最初は好きだった。それをすることで母が、父が、その他大勢の人が笑顔や感動に溢れていたから。夢中とはこういうことを指すのだろうと思えるほどに、俺はそれが好きだった。

 

いつからだろう。それが苦痛へと変わったのは。

 

笑顔だった母が、毎日泣くようになったのは。

 

優しかった父が、暴力を振るうようになったのは。

 

 

いつからだろう。

 

俺がこの道を「楽しい」と感じなくなったのは。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここが結ヶ丘女子高等学校……。」

 

表参道・原宿・青山の3つの街のはざまに、その学校はあった。

 

新設校であるにも関わらず、どこか時代を感じるその学校…

 

(まぁ、理由は廃校になった高校を再利用してるから。なんだけどさ、)

 

俺は誰かに教えるかのように心の中で呟いた。

 

「俺は今日からここに通うのか……。」

 

(まぁ、人と関わらずに済むのならアリか。)

 

俺は疑問点を自己解決し、正門を抜けようとした時、

 

「あれ?栞くん?」

 

突然、後ろで聞き覚えのある声が聞こえ振り返ると、

 

…そこには、見慣れた顔の少女が立っていた。

 

彼女の名前は澁谷かのん

俺の幼馴染だ。

昔、彼女の母が営む喫茶店に入ったことがきっかけで、それ以来、毎日のように遊ぶようになった。

 

「…やぁ、かのん。久しぶり。」

 

「どうしてここに栞くんが?」

 

かのんは不思議そうに尋ねた。まぁ当然と言えば当然。『女子校』に男がいるとなると、不思議どころか犯罪臭がしてしまうのも頷ける。

 

「俺も、結ヶ丘に入学したんだよ。」

 

俺は簡潔にそう言うと、かのん…と、隣にいる可愛らしい子が目をまん丸として「えぇーーー!!!??」と叫び声に似た声を出した。

 

「ど、どういう事!?栞くん、実は女の子だったの!?」

 

「そんなわけないだろ!いや、そう思うのも分からなくはないけどさ…」

 

「男の人がここに入学なんて出来るのデスか!?もしや!これが噂に聞く「裏口入学」なんデスか!?」

 

かのんの隣に立つ女の子が、我慢できずに俺に質問をなげかける。

 

「え、えーと。」

 

ここで真実を話すのもどうかと考えた俺は、

 

「ちょっとワケありで……できれば聞かないで欲しい…。」

 

さらに怪しいと思われそうな発言をした。

 

「……」 「……」

 

俺の誤魔化しにもならない言葉を聞いた2人は、より一層顔を顰めた。

 

(さすがにダメか……)

 

そう思った瞬間

 

「わかった。詳しくは聞かないよ。これからよろしくね、栞くん。」

 

かのんは俺にそう言った。

かのんはもう1人の女の子の手を引き、足早に校舎へと向かっていった。

 

まただ。

 

また、あいつは俺に優しくしてくれた。

 

あの時と………同じ……………

 

 

 

 

突然、頭に激痛が走った気がした。

 

 

 




とりあえず1話!これにて終わりです!
少し短いと思ったのですが、区切りもいいのでこれでよし!
もしよろしければ感想等お聞かせください。

誤字脱字等あればお知らせください。
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