ソードアート・オンライン パラダイス・シフト   作:hirotani

1 / 37
 本作の執筆にあたり、私の辛い時に支えてくれた家族と友人、そして本作を選び取ってくれた読者の皆様に感謝を捧げます。



序文

   1

 

 彼は天界よりこの地へ降り立った。

 この世界に蔓延(はびこ)る全ての罪を一身に背負うために。

 世界の穢れを自分だけとし、果てるために。

 

 わたしがこの手記を綴ろうと決めたのは、わたしの世界でこんな英雄譚が語られ始めた頃だった。

 

 

 死神(しにがみ)

 

 

 暗黒界(ダークテリトリー)と呼ばれる地で生まれたその神格は、死の神なんて不吉な呼び名でありながら人々からは畏敬と感謝の念を込めて語られている。破滅をもたらす災厄ではなく、救世をもたらす希望として。

 

 圧政を敷く貴族を倒し私領民を解放した。

 新体制に異を唱えた反乱分子を粛清した。

 数百もの軍勢をたったひとりで壊滅させた。

 

 このように、彼の所業には必ずと言っていいほど「死」が付き纏っている。事実だけを俯瞰して見れば、死神と呼ばれた存在は人界統一会議による統治を助長させた英雄に過ぎない。それが何故、神格という羽衣を纏い救世主などと崇拝されるに至ったのか。

 

 結論から述べると、それは時代の流れだ。死神が求められた時代だったから、彼は英雄になった。それより先でも後にも現れたら、単なる罪人として記憶されただろう。

 

 彼を救世主たらしめたのは、彼がもたらした死が結果的に人々に益を与えた故だ。彼によって引導を渡された者の多くは、人々から死を望まれていた権力者たちだった。

 

 人界において禁忌目録に記載された殺人を犯せる者などおらず、暗黒界においても総司令官の勅令により全種族に殺人の禁忌は行き渡っている。この文書を読んでいるあなたもこのアンダーワールドで生まれ育ったのなら、法というものがわたし達の間でどれほど大きな存在であるか知っているだろう。その法が定めた、わたし達の魂と呼ぶべき深さにまで根付いた階級による縛りも。

 

 異界戦争後、人界と暗黒界はそれまでの停滞を取り戻すかのように急進的とも言える改革が推し進められた。人界ではその改革のひとつが貴族の爵位剥奪だったのだが、長い時代爵家としての権力に縋り付いていた元貴族たちの階級意識は容易に取り除けるものではなかった。財産も領地も奪われた彼らは人界の辺境へ、ある者は暗黒界の地へと逃れ、そこでも誉れある貴族として振る舞い私領民とした人々を虐げ続けたのである。

 

 過ぎた時代の慣習に囚われていたのは貴族だけではなく、庶民も同じだった。

 

 自分は貴族の私領民。先祖代々そう刷り込まれてしまった弱い民衆には、自分たちにとって絶対的な存在だった権力者に立ち向かう力も勇気も到底なかった。死神はそんな私領民の無念と憎しみを代行するかのように、暗黒界と人界の各地で死を成し遂げていった。

 

 圧倒的な剣技と飛竜を駆るその姿は、目の当たりにした者にとっては神の遣いか、神そのものに見えたのかもしれない。安寧を脅かす命を容赦なく排除し、世を整定するための死を司る神に。

 

 他者の死を望むこと。法などなくても、両親の愛と友人との親愛に育まれた者なら拒んで当然の倫理観だ。その感情を抱けば魂が穢れる。他者を愛し、子を産み、育て幸福を享受する権利が失われる。

 

 いくら忌避したところで、現実として幸福を脅かす存在はどうしても現れてしまう。自分を、家族を、友人を苦しめる領主が憎い。貴族が憎い。皇帝が憎い。殺してやりたい。でも、殺してしまった汚れた手で愛する人を抱きしめることはできない。

 

 殺意を実行に移せば、その者は人ではなく邪悪な罪ある存在なのだから。

 

 そんな鬱屈した感情が人々の間で臨界にまで達した頃に現れたのが、嵐のごとく死を蔓延させた死神だった。図ったかのような機で現れた彼に、民衆は救世主という拠り所を求めたのだ。自分たちの憎しみと殺意を肯定し、業を引き受けてくれる新たな神を。

 

 あなた達の感情に罪はない。罪を犯そうとするのなら、このわたしが請け負おう。だからあなたは安心して家に帰るといい。愛する家族が待っている。

 

 信奉者たちの耳朶には、そんな救いの言葉に聞こえたのだろうか。ただ目の前の標的を排除し続けただけの剣戟の音が。禁忌を犯し続けた者の起こす悲鳴を旋律と捉えてしまうのは、邪な感性と思えてしまう。

 

 とはいえ、わたしは死神信奉者たちを無法者とは思わない。彼らはただ救いを求め、それを偶然もたらしてくれた者に感謝しているだけ。自らの境遇を変えられない苦痛は恵まれた者には決して理解できない領域で、それを法だの禁忌だのと断じるのは欺瞞というものだ。都合の良いだけの方や神様なんてものは要らない。彼らにとって信じられるものは、伝承にふんぞり返るばかりで何もしてくれなかった神界の神々ではなく、現世に現れた死神だっただけの話だ。

 

 人界において神話やおとぎ話とは、公理教会の司祭によって執筆された。ステイシアもソルスもテラリアも、そしてベクタにまつわる逸話は全て教会が創造したもの。

 

 だが死神は、民衆によって書き加えられた全く新しい神として畏怖を集めたのだ。

 

 しかしながら神話や伝説というものは事実ではない。いくら事実を元にしても、後の時代に物事の大半が民衆に都合よく脚色された創作物に成り代わっていく。そんな皮肉を言っていたのは、創作物として語られることになる死神自身である。

 

 なぜわたしがそれを知っているのか、と気になった諸氏のために、説明しておいたほうがいいだろう。

 

 

 わたしの名は、ナミエ。

 

 

 死神と共にこのアンダーワールドを旅した、彼の従者と名乗れば良いだろうか。

 

 恐らく彼について最も知っているのはわたしだろう、という自負がある。この手記は神話を綴る教典でも英雄譚でもない。世間に広まった事があたかも事実であるかのように語り継がれ、伝説として塗り固められていくことに、どうにも虚しさを覚えたことがこの手記を書く理由だ。

 

 だからこの手記はわたし自身の目で見て、彼の口から聞いた事を綴ることにする。どうしても確認しようのない事柄は推測を交えるが、それは彼から聞いた話から逸脱しない程度に留めているから、信憑性は高いだろう。

 

 とはいえわたしの語ることが真実であると、断言する自信は持てない。人とは、自身の見聞きしたものを勝手に書き換えてしまうものだ。たとえ本人にその気がなくても。10年足らずで死神の所業が伝説にすり替わったように、わたしの鮮明と思っている記憶も都合よく変化しているかもしれないのだ。

 

 あの日々は確かにわたしの人生を変えたけど、過ぎ去った今は長い夢を見ていたかのように遠く朧気なものになりつつある。だから、これ以上わたしの記憶が無自覚に改竄される前に、まだ真実と確信が持てる今のうちに、ここに書き残しておきたい。

 

 信奉者たちによって死神を祀る神殿を建立しようとする計画が持ち上がっているこのご時世に、この手記は死神の神格性を覆す代物だ。彼らにとっては怒り心頭だろうし、世に出たとしても焚書として葬られるかもしれない。

 

 それでもわたしは、敢えてここに事実を突き付けたい。民衆が救世主と信じる死神と呼ばれた男の、本当の姿を。彼もまた救った者たちと同様に業に苦しみ、抗い続けた人間だったということを。

 

 それに、たとえ神格が地に堕ちたとしても、わたしにとっても彼が英雄であることに変わりはない。

 

 

   2

 

 死神がこの世界に現れた日、夜空に浮かぶひとつの星が瞬き暗黒界の大地に降り立った。すると痩せていた大地に麦の芽が吹き、空からは恵みの雨が乾きを潤した。雨は一晩中降り続き、夜明けと共に止むと雲間からソルスの光が一条に、黄金に育った麦畑の中央に降り注いだ。そこに立っていた英雄の姿に、飢えに苦しむ民たちは歓喜の涙を流したという。

 

 

 ――そんな事実は一切ない。

 

 

 彼が現れた日の暗黒界はいつものように空は燃えるように赤く、大地は腐った血を被ったかのように黒かった。私領民たちは貴族の命令通りに働いていたし、わたしもその日の夜はいつもの務めを果たしていた。

 

 変わることのない日常の中、人々に知られることなくひっそりと、死神は現れたのである。

 

 空気に、匂いがある。

 

 嗅覚が、死神がこの世界に降り立って最初に感じ取ったものだった。とはいえ、本当に彼が天から降りてきたのかは分からない。目を覚ました時、彼は地面に大の字で寝ていたのだから。もしかしたら地面から生えるように現れたのかもしれないし、霞が集まって人としての形を成したのかもしれない。出現の真相は、死神自身にも分からないことだ。

 

 後に英雄として崇められることになるのだが、この時点の彼は自身のすべきことを何ひとつとして理解などしていなかった。既に死神としての使命を背負って現れたにしては、彼の装いは酷く脆弱すぎた。身に着けていたものは麻布を編んだ簡素なシャツと皮のズボンだけ。剣どころか、手荷物は何もない。まるで家でお茶でも飲みながらくつろぐような無防備な恰好で、彼は魔獣が生息する暗黒界の森の中で寝ころんでいたのだ。

 

 極めつけは、記憶。

 

 覚醒直後の眠気の残滓がようやく頭から抜けきり、何故このような状況に自身が置かれたのか考えようとしたところで、彼はそこに至るまでの記憶が欠落していることに気付いた。

 

 そこまでの過程どころではない。遡れば遡るほど、過去が何ひとつ思い出せなかった。自身の故郷の景色も、産んだはずの親の顔も。まるで器の底から水が全てこぼれ出てしまったように、彼の記憶は空っぽになっていた。

 

 でも、彼は冷静だった。流石は後の英雄と言うべきか。記憶喪失になるほどの出来事に遭ったことは確かだろうが、五体満足であるだけ幸運だった、と無理矢理だがこの状況を受け入れることにした。納得はし難いが、それでも立ち止まっていられるほど悠長でないことは確かだった。記憶がないからといって、無知というわけではなかったのだ。

 

 まず現状の確認として彼は森を注意深く見渡した。全ての樹が枯れ果てていて、焼き尽くされた炭のように白んでいた。枝には葉なんてものは1枚もない。地力がかなり痩せている暗黒界では特段珍しくもない光景なのだが、彼の目にはまるで火事の跡のような、異様に映った。過去にどんな森を見てきたのか覚えていないにも関わらず。

 

 川を探そう、と彼は考えた。川を辿ればいずれ集落に辿り着くはずだ。人とは古くから川の傍に文明を築いてきたのだから。そんな知識はすぐに思い出せることに首を揉みながら、彼は耳を澄ました。

 

 でも、せせらぎらしき音はどこからも聞こえない。そもそも、樹を枯らすほど乾いた地に川なんて流れているのか、と男は瑞々しさなど感じられない土を靴の爪先で突いた。

 

 その時、そば立てていた耳が音を捉えた。水の音ではなかったのだが、それは水よりも望んでいた人の声だった。でも安心できるものとは程遠い、悲鳴にも似た声色だった。それでも行くしか彼にとって選択肢が無いことに変わりはなく、足音を立てないよう声の方角へと歩き始めた。

 

 歩みを進める毎に声が大きくなり、近付いているという実感と共にこの先の状況が穏やかでないことが明瞭になっていった。

 

「やめて‼」

「おい、俺の番だ!」

 

 悲鳴と(あざけ)りが同時に森の中へと抜けていった。いよいよその全容が見えてきて、彼は足を止めて太めな樹の陰に身を隠した。後になってから、彼はそんなことは必要なかったかもしれない、と回想していた。声を発していた者たちは夢中で、彼の存在などまるで気付いていなかったのだから。

 

 それは暴力の現場であることに間違いはないのだが、男はひどく戸惑いを覚えた。

 

 鉄鎧を身に纏った3人の壮年らしき男たちが、下半身を露にしている。そこはまだ受け入れられる光景だった。

 

 問題は、彼らが囲っている者。足元から上へ視線をなぞっていくと、贅肉が豊かな女に見えた。だがその顔。お世辞にも美しいと思えないのは、人間とはあまりにもかけ離れているからか。最も目を引く、潰れたような大きな鼻は彼に豚を連想させた。

 

 その女は暗黒界では馴染み深いオークという亜人種なのだが、記憶を失った彼にとっては人が豚の生皮を被っているかのような不気味な生き物として映った。

 

 身ぐるみを剝がされたオークの女は顔を涙と鼻水と(よだれ)に塗れさせていた。女と男たちの外縁に、打ち捨てられたように赤ん坊が放り出されているのが見えた。容貌が女にそっくりだから、彼女の子であることは一目瞭然。泣きもせず微動だにしていないことから、もう既に事切れていたのだろう。

 

 このとき彼の脳裏にあったのはオークの女に対する哀れみでも、彼女を弄ぶ男たちに対する怒りでもなかった。意識が男たちに向いていたのは確かだが、注視していたのは彼らの所持物と、その視線がどこへ向いているかだった。

 

「もっと鳴けよブタが!」

 

 男のひとりが、持っていた剣でオークの女の尻を浅く刺した。木陰から地面を蹴ったのは同時だった。剣を持った男に背後から飛び掛かり押し倒すと、他のふたりは突然の出来事に「うおっ」と上ずった声をあげた。飛び掛かられたひとりは声を発する事ができなかった。地面に倒された時にはもう、首をあらぬ方向に捻じ曲げられて天命が尽きていたのだから。

 

 彼の行動は速く、的確だった。死体になった男の手から剣を奪い、その切っ先を近くにいた者の喉に突いた。最後のひとりは何とか反撃に転じようと自身の剣を抜いたのだが、その時にはもう剥き出しになった下腹部に剣が刺さっていた。

 

 地面で痛みに悶え喚く姿はまるで仰向けになった亀みたいだった、と彼は言っていた。あまりにも耳障りな声で喚くものだから、剣を無造作に顔面に刺して沈黙させた。

 

「おい」

 

 そう声をかけ間近で見るオークの顔は、彼から見てとても情欲を抱けるほどのものではなかった。あの3人は相当に特殊な趣味だったのだな、と思いながら彼は訊いた。

 

「ここはどこだ」

 

 オークの女は答えなかった。もしやこの女の種が話す言語は人とは違うのでは、と考えたが、先ほどこの人豚の「やめて」という言葉を聞いたではないか。たるんだ頬を軽く叩いても、女は虚ろな目で何も捉えてはいなかった。ただ荒げた呼吸を繰り返し、自分のものではない体液に塗れた肢体を投げ出していた。

 

 彼は深く溜め息をついた。これでは生かしておいた意味がない。もはや会話などできそうにない女をこんな不毛の森に置き去りにするのは薄情というものか。

 

 彼は襲撃した男の顔面に突き刺さったままの剣を抜き、すっかり血で汚れてしまった刃を女の首元目掛けて振り下ろした。

 

 目覚めた時と同じ静寂が、森の中を満たした。生きている者が自分だけになり、彼は近くに固めて置かれていた3人分の革袋を漁りながら、こいつらの誰かを生かしておけば良かった、と非情な後悔をしていた。

 

 袋の中にあった革の水筒は3人分とも中身が残り僅かだったが、彼は取っておいても仕方なしとすっかり温くなった土臭い水を飲み干した。食べかけの干し肉は1日分の食糧にもなりそうにない。試しにひと口かじってみて、これは何の肉だ、と筋張った歯ごたえに顔をしかめながら無理矢理に咀嚼した。

 

 歩くしかないか。

 

 心底面倒になって、彼は再び溜め息をついた。ここで待ちぼうけていたところで、誰かが迎えに来てくれるなんてことはあるまい。ここで倒れている連中と同類の輩にまた遭遇するかもしれない、と奪った剣の柄を握った。少し手に馴染んできたと思えたのは気のせいだろうか。

 俺はどうして、剣なんて扱えたのか。

 

 近くに脱ぎ捨てられていたズボンで刃の汚れを拭きとりながら、彼は今更過ぎる疑問を抱いた。記憶を失う前は剣士だったのか。それにしては、扱いがいささか雑過ぎたような気もするが。

 

 いずれにせよ、覚えていないのだから考えても仕方ない。最初に殺した男の剣帯から革鞘を外して剣を納めた。

 

 星の位置で方角くらいは分かるかもしれない、と彼は空を見上げた。赤い空に星はひとつも見えない。暗いから勘違いしていたのだろうが、暗黒界で赤い空はほんの僅かなソルスの恵みで、れっきとした昼なのだ。

 

 

 ここまで読んだ諸氏は、彼の一連の行動に絶句してしまったと思う。この世界に住まう人々の間では最大の禁忌である殺人を、彼は一度に4回も犯した。更に言えば、殺した相手の所有物を奪ってもいる。

 

 戦争以前も以後も、どこの国や種族の法に照らし合わせても、彼の犯行は処刑に相当するものだ。だが覚えておいてもらいたいのは、これがまだ始まったばかりだということだ。

 

 それに、彼は決して罪に対して無知だったわけじゃない。記憶を失っても、彼は殺人が最も重い罪であることを理解していた。理解した上で、躊躇なく犯したのだ。動機は自身の置かれた状況を知るためと、食糧を確保するため。

 

 彼は知っていたのだ。罪を犯したからといって、闇の眷属にも、言葉なき魔獣に変わるわけではないことを。どれだけ殺しても人は人のままだ。いくら殺しても彼が彼のままだったように。

 

 何かをきっかけとした訳ではない。この世界に現れた時から死が身近なものであった彼にとって、後に死神と呼ばれるのは必然だったとも言える。

 




そーどあーと・おふらいん えぴそーど0


キリト=キ
アスナ=ア


ア「こんにちは! そーどあーと・おふらいんの時間です。司会のアスナです」

キ「解説のキリトです」

ア「はいというわけでこのコーナーでは、本作ソードアート・オンライン パラダイス・シフトにおける設定やキャラクター等の解説をわたしとキリト君で行っていきます。よろしくお願いします」

キ「よろしくお願いしまーす」

ア「また、読者様からの質問にもネタバレを含まない範囲で答えていきたいと思いますので、皆様気になった事がありましたら感想欄にドシドシ書いていってくださーい」

キ「因みにこのコーナーは最新話を更新する度に付属のような扱いで行われるそうなのですが、何か頻度が多すぎる気がしないか?」

ア「良いのよ。このコーナーを設けたのも本編があまりにも重すぎるから読者さんが最後まで耐えられるように、て配慮なんだから。作者だってギャグセンス無いのに書いてるんだから、わたし達も頑張らないと」

キ「ああ、そういうノリでいくのか………。じゃあ作中のキャラもこのコーナーでは崩壊レベルではっちゃけるわけだな」

ア「え、何言ってるのキリト君。このコーナーを回していくのはわたし達ふたりだけよ」

キ「え⁉ ゲストキャラとか出ないの?」

ア「そんな事したら本編の雰囲気ぶち壊しじゃない。わたし達は本編で出番が無いからこのコーナーで作品の出来具合をいじり倒していくのを任されてるのよww」

キ「ええ⁉ 俺たち出ないの⁉」

ア「出ないわよ」

キ「アスナはそれで良いのか⁉ 俺たち原作の主人公だぞ!」

ア「わたし達はアンダーワールドじゃ殆ど神様レベルに強いんだから、しゃしゃり出たらすぐストーリーが終わっちゃうじゃないww」

キ「いやごもっともではあるけど………」

ア「わたしなんかルックスも女神並て設定なんだから」

キ「自分で言いますか………」

ア「この作品はね、キリト君やわたしが出ないからこそロクな事が起きそうにない、て読者さんがハラハラドキドキするためのお話なの。わたし達が出しゃばったら興醒めしちゃうじゃない」

キ「まあ盛り上がりには欠けちゃうかもしれないな」

ア「というのは建前で、作者が言うにはオリ主をキリト君の親友や相棒として出す二次小説はたくさん見てきたからもうお腹いっぱいな設定なんだって」

キ「そっちが本音⁉ え、作者の中で俺はぼっち設定なの⁉」

ア「初期は実際ぼっちだったじゃないww。そんなぼっちのキリト君に友達なんてそう簡単にできるわけないわよww」

キ「もう泣いちゃいそうなので作品の概要説明に入ってください………」

ア「はい、それではコーナーの趣旨に入ります。本作パラダイス・シフトの舞台になるのは、原作アリシゼーション編のアンダーワールド大戦から10年後の時代になります」

キ「ムーン・クレイドル編よりも更に先の時代か。原作じゃ一気に200年後まで飛んじゃうから、空白期間を埋める話になるわけだな」

ア「内容としては戦後のアンダーワールドでオリ主がやりたい放題します」

キ「あらすじ紹介ざっくりしすぎ!」

ア「これくらいで丁度いいの。それに読者さんが気になるのは内容よりもオリ主の設定よ。それでは、これが本作の主人公です! まだ名前は出ていないので伏せます!」


【挿絵表示】


キ「黒いコートに黒髪か。格好いいんじゃないか」

ア「キリト君とモロ被りですね」

キ「アスナ、言葉選んでね。俺も思ってたけど飲み込んだから」

ア「でも大丈夫。本編にキリト君は出てこないから、このセンスない人がやりがちな黒ずくめファッションが劇中で被ることはないわ」

キ「黒が好きな皆さん、代わってお詫び申し上げます。因みに作者いわく、俺を成長させた感じにデザインしたから似てるのは意図的みたいだ」

ア「ヒョロガリなキリト君を主人公らしく逞しくした感じにしたわけですね」

キ「えー流石に突っ込むのもメンド臭くなってきたのでスルーします」

ア「でもそんなキリト君がわたしは大好きです」

キ「アスナ………」

ア「でなければヤりませんから」

キ「台無しだよ!」

ア「さあ、それではこのコーナーの本題に入りましょう!」

キ「今までは本題じゃなかったのが怖ろしいよ」

ア「本題というよりは作者から読者さんへの注意ね。最初にも言いましたがこのコーナーは本編があまりにも重すぎるから設けられています」

キ「ああ、そうだったな。まあ原作もハーレムっぽいけど結構重いけどな」

ア「本作は原作の比じゃないくらいの鬱展開を予定しています。何とかR-18ギリギリに収めてはいますが、それでも耐性のない人は多分ゲロ吐きます」

キ「読者さんに吐かすな!」

ア「それと一応二次創作にはなっているのですが、わたし達原作キャラクターは殆ど登場しません」

キ「改めて聞くとショックだな。てことは登場人物は殆どオリキャラになるわけか」

ア「その通り。原作SAOの世界観を舞台にした実質的なオリジナル作品と思ってもらっても良いわね」

キ「だったら最初からオリジナルとして書けば良いような気もするけど………」

ア「分かってないわねキリト君。SAOとして書くからこそ意味があるのよ」

キ「どんな意味だ?」

ア「それを言ったらまさに意味ないじゃない。まだ初回よwww」

キ「あーそうデスネー(棒)」

ア「てなわけで、本作は鬱展開かつ原作キャラ出番なしな作品になるので、それを受け入れられる読者さんのみ読んでください」

キ「まあでも、いち作品としては面白くなるよう作者も頑張ると思うのでよろしく。俺は正直嫌な予感しかしないけど………」

ア「それでは、これにて今回のそーどあーと・おふらいんは以上です。また次回お会いしましょう」

キ「読んでくれてありがとな」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。