公安特捜班 冬の北陸を走る   作:新庄雄太郎

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南と高山は一連の事件を追うため、北陸へ向かった。


第3章 富山

兼子の北陸旅行は次の通りだった。

 

1日目  6時07分発新幹線「ひかり1号」博多行きに乗車

 

    8時40分着 京都で下車

 

    9時09分発 北陸本線特急「雷鳥15号」に乗車

 

    12時06分着 富山で下車 

 

2日目 7時40分発 北陸線に乗車

 

   8時40分着 金沢で下車

 

   9時27分発 北陸本線特急「きらめき2号」米原行に乗車

 

   10時17分着 福井で下車 東尋坊へ

 

3日目 16時18分発 北陸本線特急「しらさぎ10号」に乗車

 

    17時25分着 名古屋で下車

 

    17時33分発 東海道新幹線「ひかり118号」に乗車

 

    19時28分着 東京へ帰京

 

「やはり、富山から福井へ行っていたのか。」

 

「ええ。」

 

「どうやら、東海道新幹線に乗って北陸へ行ったのか。」

 

「ええ。」

 

「でも、何で東尋坊へ行ったのでしょうか。」

 

「きっと、何か思い込んでしまい自殺に及んだと考えられるな。」

 

「うん。」

 

調べた結果、兼子は富山へ行った後は芦原温泉で1泊していたことが判明した。

 

「旅館に確認したら昨日チェックアウトされた事が分かりました。」

 

「そうか、直後に東尋坊へ行って自殺をしたって事か。」

 

「それが、遺書も見つかってないんだ。」

 

「えっ。」

 

「それって、どういう事。」

 

「被害者の娘さんが、お父さんは自殺なんかしないって、言ってるんだ。」

 

「何、あれは自殺ではないって事か。」

 

「ええ。」

 

「とにかく、調べる必要があるな。」

 

「よし、早速調査しよう。」

 

次の日、南と高山は高杉班長の命令で、上越新幹線に乗って長岡から特急に乗り換えて、富山へ向かった。

 

長岡駅

 

「今乗るとしたら、北陸本線経由の特急「かがやき4号」には十分乗れますね。」

 

「ええ、上越新幹線と特急「かがやき」に乗れば3時間27分になりますね。」

 

「とにかく、富山へ行って調べる必要がありますね。」

 

「ええ。」

 

「問題は、富山で何があったかだ。」

 

「ええ。」

 

南と高山は、長岡発11時49分北陸本線経由特急「かがやき4号」和倉温泉行に乗って富山へ向かった。

 

「富山へは、上越新幹線で行くと「かがやき」か「北越」に乗り換えていく事は可能なんですね。」

 

「そうだ。」

 

「窓を見ると、日本海が綺麗ですね。」

 

「ああ。」

 

と、高山は窓を眺める日本海を見るのも、特急「かがやき」の旅の楽しみである。

 

13時42分 特急「かがやき4号」は富山に到着した。

 

とやまー、とやまー、富山でございます、ご乗車有難うございました、富山です、高山本線は乗り換えです。

 

と、駅のアナウンスが流れた。

 

「富山に来たら調べて見ないと。」

 

「よし、富山県警を通じて当しておこう。」

 

「ええ。」

 

富山県警察本部

 

「どうもお待たせしました、私が富山県警・捜査一課の目黒警部です。」

 

「鉄道公安隊・公安特捜班の南です。」

 

「同じく高山です。」

 

「それで、私に話って言うのは。」

 

「ええ実は、福井県の東尋坊で兼子の水死体の事です。」

 

「えっ、あなた方は。」

 

南と高山は、パトカーに乗って兼子の目撃した現場へ向かった。

 

「ここか、兼子の目撃した現場です。」

 

「なるほど、どうやら休暇を利用して富山へ来ていたと分かってたんですが、その日は総曲輪へ来ていた事が分かってたんです。」

 

「総曲輪に。」

 

南と富山県警・捜査一課の灰原刑事は男の後を付けていた。

 

と、その時。

 

「何、警察が後を付けていた。」

 

「ああ、どうやら東京から来た2人がようで。」

 

「よし、すぐにボスに報告しておこう。」

 

と、言って男は大金を渡した。

 

仲間が拳銃を持って男の後を付けた。

 

そして、南と灰原は男に声を掛けた。

 

「警察の物ですか、君、どこへ行って来たんだ。」

 

「ちょっと、人聞き悪いこと言わないでください、そんな事は。」

 

「とにかく、中央署まで。」

 

と、その時。

 

バキューン!

 

と、銃声が響いた。

 

「おい、しっかりしろ。」

 

「誰に撃たれたんです。」

 

と、男は銃を持って逃げ去って行った。

 

「しまった、待てー。」

 

と、灰原は犯人を追いかけたが、護国辺りで犯人を見失ってしまった。

 

「くそー、逃げやがったか。」

 

撃たれた男の名前は、那須谷 徹35歳、使用された拳銃はコルト・25口径である、犯人は那須谷に秘密をばらしたことでの口封じで銃殺したと推理した。

 

「やはり、兼子の自殺と一連の事件と関係してるんでしょうか。」

 

「うん、この事件には何かあるぞ、高山。」

 

「ええ。」




そして、事件の犯人は誰なのか。
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