「主任、こんな手紙がありました。」
と、高山は言った。
「本当か、高山。」
「はい。」
「読んで見るね。」
と、手紙にはこう書いてあった。
父は東尋坊で自殺する事はしません、誰かに殺されたんです。必ず犯人を捕まえて下さい。
「えっ、自殺ではない。」
「どういう事なんでしょうか。」
「やはり、誰かに殺害されたと考えられますね。」
「ええ。」
次の日、南と高山は富山駅で13時37分発の特急「雷鳥34号」に乗り、京都で新幹線に乗り次いで東京へ帰京しました。
「富山で射殺か。」
「はい、総曲輪で発砲が起きました。」
「使用された、拳銃は。」
「現場に落ちていた薬莢から、使用されたのはコルト25口径と分かりました。」
「コルト25口径か。」
「女にも使えるありふれた銃ですな。」
「恐らく、犯人は2人と見て考えてもいいですね。」
「ええ。」
翌日、福井県の東尋坊で死体発見者として盛岡匠海と黒澤ルビィがやって来た。
「えっ、落ちるところを見た。」
「うん、俺写真持ってきたんだけど。」
と、拓海は高山と南に写真を見せた。
「その時に、怪しい人はいなかったか。」
「いやー、そこまでは。」
「ルビィね、怪しいと言えば女を見たよ。」
「えっ、それ本当か。」
「うん。」
「君、それは何処で見たのか覚えている。」
と、菅原は言った。
「そうだな、確か福井駅辺りだったな。」
「福井駅のホームか。」
「ええ。」
「その時に、ルビィはあったんだね。」
「はい。」
「それで、相手は何歳ぐらいか覚えてる。」
「そーね、年齢からすると20代後半と31-2歳くらいかな。」
「なるほど、わかりました早速捜査してみます。」
匠海とルビィの証言で福井駅で女を目撃したと判明した。
「本当にこの女が犯人かな?。」
「とにかく、この女だけはマークしておこう。」
「ええ。」
本当に、この女が犯人なのか。
次の日、ルビィと盛岡が目撃した女が桜井と高山が話をすることにした。
「で、あなたは東尋坊へ行った後芦原温泉で1泊してそこから富山へ向かったんですね。」
「はい。」
「何時の列車か覚えていますか。」
「そーね、私は福井から乗ったから午前10時05分発の特急「かがやき5号」に乗って富山へ行きました。」
「10時の福井発の特急「かがやき5号」に乗って富山へ行ったんですね。」
「はい、間違いないわよ。」
「そうですか。」
「やはり、彼女はアリバイがありましたか。」
「ええ。」
「犯行は不可能か。」
「それに富山で発砲したからな。」
「あり得るな。」
と、高山は言った。
事件は富山から福井へ