ロキ・ファミリアの不死鳥   作:剣城

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4話

 フィンさんにロキファミリアに入団の申し出を受け、いよいよオラリオに向け出発した。ここからオラリオまでそんなに離れてるわけではないのだがそれでも大体10時間くらいは掛かるらしい。当然長時間移動したことのない俺は1番最初にダウンした。いやだって仕方ないじゃん!俺、動いたことないし、恩恵持ってないし、もう5時間くらい歩ってるし、きついったらあらしない。けどさ

「つらそうね。私がおぶってあげようか?フェ・イ・ちゃ・ん♪」

そう言ってくるアキさん。相変わらず生き生きしながらからかってくる。

「うるさいよ!こちとらずっと動いてなかったからだし!てか、ちゃん付けすんな!」

当然俺は噛みつく。そりゃあ噛みつくわ!いじられっぱなしは嫌だし、ムカつくし、でもこの人というよりみんな余裕そうだな。やはり恩恵のあるなしじゃあここまで違うのかと思っていたが、

「レフィーヤ遅れてるぞ」

「す、すみません!はぁはぁ」

魔道士なのかな山吹色の髪のエルフが自分と同じくらい疲弊していた。見た感じ俺と同い年くらいか歳下かな。恩恵があっても人それぞれか、やはりレベルの差なのか、ちなみにアキさんラウルさんアリシアさんはレベル4、ヒリュテ姉妹とベートさん後遠くから見たけどまるで人形見たくすっごい美人の金髪のヒューマンのアイズさんがレベル5でフィンさんリヴェリアさんガレスさんがレベル6だそうだ。なんかアレだな、ロキファミリアってすっごいなってオラリオの最強派閥の一つだって聞いて俺よく入ることできたなぁって思う。

「よし、ここで一旦休憩する!」

フィンさん、じゃなかった団長が指示を出し休憩するため皆荷物を下ろす。いや〜それにしてもきつかったと座っていると「きゃ」と声が聞こえその後から頭の上から水が降ってきた。

「ご、こめんなさ〜い!大丈夫ですか?!」

どうやら誰かが転んで飲み水を俺の頭にかけてしまったらしい。あぁ冷た〜い

「あ、全然平気だから逆に冷たくて気持ちよかったし」

「そうはいきません!ちゃんとタオルで拭かないと風邪をひいてしまいます!」

そういってタオルを持ってきて頭にかけてきた。そこまできにしなくてもいいのにっと思ったがお言葉に甘えて吹いてもらった。

「本当にすみません!私ったら転んでしまって、ううぅ」

「ほんとに気にしないで大丈夫だからえっと君の名前は・・・?」

「あ、私レフィーヤと言います。貴方は確かフェイさんですよね。」

「さん付けしなくていいよ多分同い年くらいだから普通に話してくれて構わない。」

「そ、そうですか?分かりました。そういえばリヴェリア様から聞きました。ロキファミリアに入団するんですよね!ということは私の後輩になるんですね。ふふ分からないことがあったらなんでも聞いてください!

「それアキさんからも言われた。」

「ぐぅ!まさか先に言われていたとは!でも私だっていち先輩なんですから頼ってもいいんですよ?」

 と胸を張っているがさっきまで何もないところで転ぶドジっ子だもんな〜と考えていたら笑いが込み上がってきた。我慢しようと耐えるが、「ぶは!」だめだ、我慢できなかった。

「な!なんで笑うんですか!」

「だってさっき何もないところでコケてるドジっ子が威張ってるんだもんそりゃあ笑うでしょ!あはははは!」

「ド、ドジっ子じゃありません!というか笑いすぎです!」

「あぁ笑った。でもまあその時が来たらお願いするよ。先輩。」

「!ふ、ふん!最初からそう言えばよかったんです!」

レフィーヤはそう言ってそっぽを向いてしまった

「そういえばレフィーヤはレベルいくつなの?」

「ふっふっふ良くぞ聞いてくれました。私はレベル3です。どうです!」

「それは凄いな。あれ?でもここまでくるのにへばってなかった?」

「そ、そんなことないですよ。ええ!ないですとも!」

(うわ〜ものすごく動揺してる。魔道士だから体力がないのかな)

「そんなことよりはいこれ飲み水です。よかったら飲んでください。」

「ありがとう。」

 そう言ってレフィーヤから飲み水をもらい飲みながらこれまでの冒険の話を聞いていると

「そろそろ出発する皆準備せよ!」

 団長が指示を出した。後5時間くらいかぁしんどいなぁ。ため息を吐いていたらレフィーヤから

「ほらそろそろ行かないと置いてかれますよ。」と言われた。

「はいはい」

そう言って自分も支度を始める。

「そういえば主神のロキ様ってどんな方?」

「ただの変態神です。」

「えぇ〜」

大丈夫なのかよこのファミリアと思いながら出発した。そしてついに着いた。

「ここが迷宮都市オラリオか」

 彼の冒険が始まろうとしていた。

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