インフィニット・ストラトス The Gaia Sabers (リメイクver) 作:No.20_Blaz
なのはキャラの居る事についても劇中で明かそうと思います。
人間とは実に不安定な生き物である。
能力が全てバラバラであり、優劣がある。
当然、その所為で消えた者も数多く居る。
これはそんな事は全ての始まりとなった物語。
新西暦と呼ばれる時代。
その時代に、ある一つの存在がたった一人の科学者により生み出された。
後の世に語られる機動兵器、ISこと『インフィニット・ストラトス』の誕生だ。
最初こそ見向きもされなかったISではあったが後に二つの出来事により、爆発的な進歩を見せる。
一つは、ISによるミサイル迎撃事件。
これは後に『白騎士事件』と語られる。
そして。もう一つは当時、『異性人による地球侵攻』と言う考えを提唱した人物
『ビアン・ゾルダーク』がISが地球を守る剣の一つとなると言い放ったのだ。
他にも多くの事件が起こり、世界はその有用性を認め始めた。
しかし。ある一つの難題がISにはあったのだ。
それは、ISは『女性でしか扱えない』と言う事実。
これが原因となり、ISが世に出回り始めると次第に女尊男卑主義者が女性の中に出始めたのだ。
かつて男尊女卑があった世界にとって、言うなればその仕返しと取られても不思議ではなかった。
だが、それが原因で後のこの事件での大敗が連続したのも事実だ。
それが、『エアロゲイター侵攻』・『L5戦役』・『インスペクター事件』
特に、インスペクター事件ではIS開発が軌道に乗っていたにもかかわらず、殆どの戦闘で敗退したのだ。
これを女性は男性の技術力が無いからだ、などと言い訳するが実際彼女達が油断だらけで負けた理由を隠すだけと言う言い訳なのは誰の目からも明白であった。
しかし。その後自体は急変する。
破竹の勢いだったインスペクターが急速に瓦解したのだ。
そして、その瓦解から僅か数週間でインスペクターの勢力は壊滅。
公式では連邦軍の主力部隊によって本隊を壊滅させたと言う事だった。
そう。公式では。
実際は各企業などが極秘裏に開発していた試験兵器と謎の勢力が共同し、インスペクターを倒したと言う事であり、それは一部の者達によって意図的に改変されたのだ。
そんな戦いが起こっている頃。
また別の場所でもとある事件が起こっていた。
世界初の男性のIS操縦者の登場。
そして、裏では米国などが極秘裏に開発していたISの暴走。
どちらも知られない。語られる事の無い戦い。
その戦いを終結させたのは、どちらも『男のIS操縦者』だった。
その後に訪れた緩やかな平穏。
だが、そんな日々は長く続かなかったのだ。
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報告書
議題「世界初の男性IS操縦者について。」
現在確認されている男性のIS操縦者はたった一人。
名前を『織斑秋龍』と言う。
元は特筆した経歴は持ち合わせていなかったが、とある日にISの実験会場を偶然にも発見。
ISの素質を確認される。
能力は高水準のもので一言で言うなれば『文武両道』。
家族構成は姉が一人と双子の男が一人。
両親は不明。しかし、一説では既に死亡との事。
姉はかの有名な『織斑千冬』。
第二回モンド・グロッソで優勝したのは記憶に新しい事で、その決勝戦にもう一人の双子である『織斑一夏』が突如姿を消す。
決勝戦に優勝(したというよりも相手が試合を棄権した事による不戦勝)した直後に織斑一夏を現地のドイツ警察と共に捜索するが、監禁場所らしき所で同人物の血痕を大量に確認。
出血量からして現場の鑑識班からは「死亡は在り得る」と言われた。
だが、織斑千冬本人はそれを良しとせずに捜索を続行。
八時間に及ぶ捜索の結果、彼の死体が発見されなかったので織斑一夏は正式に死亡となった。
尚、織斑千冬曰く、織斑一夏は「馬鹿な所もあったが、死んでいいような弟ではなかった。」と証言している。
この言葉から、彼女はまだ死亡説を受け入れてないと考えられる。
その後。織斑千冬はドイツに渡り、更には南極事件にも巻き込まれていた。
だが、その間は特にと言う事は起こらず、その後の帰国後にIS学園の教師となる。
それから僅か数ヶ月に織斑秋龍が世界初の操縦者となり、学園に急遽編入となった。
編入後日に専用機である『白式』が到着。しかし、詳細データなどは一切不明。
数ヵ月後には臨海学習時に起こった『銀の福音』暴走事件に数名の各国専用機持ちと関与。
同機体の撃退に成功する。
ISでの能力は特筆は無いが、近接・遠距離共に高い能力を持つ。
更に、同事件では二次移行が発動し、成長は著しいと思われる。
しかし。実際、彼がこれだけの成果を挙げてもある不確定要素が残っていた。
それは、偶然にも生徒の一人が夜更けに織斑秋龍が機体を使用していたと証言したのだ。
これ自体は本人から口止めされていると言われていたが、他言無用と言う事で確実な情報である。
更に、IS自体をいじっていた所から、改造などをしていたのではないかと思われる。
実際にここまでの目覚しい成長はどんなアスリートなどでも不可能とされている。
その為。私は彼がドーピングか機体改造か。
はたまたそのどちらもを行ったのではないかと思われる。
そして何より、彼がたった一人の男性IS操縦者と言う肩書きがもう無いのではないかと思われる。
報告書に添付した写真画像を見てもらいたい。
これはインスペクター事件時に偶然にも襲撃された基地の職員が撮影した物である。
無数に現れる『ジェミニラ』に対し、数機の所属不明のISが応戦している。
その中の一機の操縦者の顔が偶然にも捉えられた。
顔の解析から、九分九厘の確率で『織斑一夏』だというのが判明した。
彼の誘拐・行方不明となった事件からは実に二年近く経っているので、恐らくは何らかの手引きで生存していたと言う事となる。
この後、彼の映った写真は無かったがこれにより織斑一夏生存説が確証された事になる。
また、これによって双子である織斑秋龍が唯一人のと言う事がなくなり、たった二人の男性IS操縦者となった。
何故彼が生存していたにも係わらず、今まで表舞台に現れなかったのは不明である。
しかし、乗っている機体から恐らくは第二世代の改造機が第三世代のものだと思われる。
結果。今後は織斑秋龍の観察よりも織斑一夏の捜索と観察を重視するべきだと私は思う。
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奴は言った。
「もう・・・アイツは居ない・・・・・死んだんだ。」
「嘘だ。アイツは・・・・・・アイツは・・・死んでなんか・・・・」
それでも嘘だと思いたかった。
だけど。
「・・・・何時までも過去を引きずってては駄目だ!アイツは・・・・もう居ないんだ!!」
「ッ・・・・・!!」
居なくなったのは事実だ。
何時までも引きずっていた。
「・・・・・・・大丈夫。俺が居る。ずっと・・・・」
「・・・・・・・・・・・。」
だから・・・嬉しかった。
「・・・・・すまんな・・・・・・・」
「ああ・・・・・・・本当に・・・・・・・な。」
たとえ、それが嘘であっても。
そんな世界を唯傍観する者達が居た。
次元の間で唯、その戦いの全てを傍観し、監査する者。
「・・・・どうしますか、提督?」
「・・・・確かに危険な世界ですね。ですが、今の我々の戦力ではどうにもなりません・・・」
「・・・矢張り、今は静観するべきですかね・・・・」
「ええ。ですが・・・『彼』共々、この世界は危険過ぎます。だから・・・・
我々が何時かは管理せねばならない時が・・・来ると思います。」
傍観者は言う。
新たな戦いが始まると。
それがその世界の全てを決すると。