メイド イン 蝕   作:黒チョコボ

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はたけやま様から素晴らしいイラストを頂きました!ありがとうございます!!
小説情報の所にありますので皆様是非ご覧ください!


黒と黒

 

何人もの探窟家が食事や休息を取る前哨基地。ある者は先に進む為の中継地点。また、ある者はアビス探索の訓練での目的地。そんな、年配の者から若さの残る青年に至るまで、それなりの人数がシーカーキャンプにある大部屋に集っていた。

 

各々が仮眠やら食事やらを取る中、ソレは起こった。

 

「なんか……変な音しないか?」

 

一人の探窟家が己の仲間に吐いた呟き。その言葉に沿うように耳に意識を集中させるその仲間達。

 

意識によって音の聞こえが鮮明になったその瞬間、哀れにも敏感になった聴覚を破壊するような轟音と地震のような大きな揺れが辺りを襲った。

 

 

 

べキィッと何かが強引にへし折られるような音。

 

部屋に突如として漂う木粉。

 

そして、粉塵の中で佇む威厳のある長身の影。

 

 

 

「な、何だ!?」

 

「お、おい、あれ不動卿じゃないか?」

 

「本当だ……まさか、あの壁に開いた大穴は……」

 

各々が目を見開いて驚く最中、晴れた煙の中から姿を表すオーゼン。そして、頭以外の装備が完全に本気のそれである事に気付いた彼女の探窟隊"地臥せり"のメンバーが何事かと慌て始める。

 

「オーゼンさん……!? 一体、何が起こっているんだ?」

 

気付いた者達から、その目はオーゼンの視線の先。壁面周辺に広がる粉塵へと向けられる。そんな煙のスクリーンに投影されたのは、彼女と同じぐらい大きな一つの影だった。

 

「へえ、今の防いだんだ。結構思いっきりやったつもりだったんだけどねえ」

 

「がはッ……何だ、コイツの力……!? まさか……! いや、烙印が反応してねェ。クソッ……冗談だろ? 人間だってのかよ!」

 

よく分からない単語と共に吐き出される悪態。その内容はまるで彼女をバケモン扱いするようである。だが、そんな内容の言葉を聞いてなおその表情は怒りにも何にも染まる事は無く、ただただ虚無の笑みを浮かべたままだった。

 

壁をブチ破る程の威力を誇るその拳を受け、多少の傷はあれど平然と立っているその男に向けてオーゼンは答え合わせのように呟いた。

 

「フーン、確かガッツとか言ってたね。アンタ、面白い左腕してるじゃないか。義手かい? それにしては随分と太いねえ? まるで何か仕込んでるみたいだ」

 

「チッ、言ってろ」

 

彼女の拳を防いだ鋼鉄の左腕を前にして、彼女は脳裏にかつて思い切り蹂躙した一人の少年を思い浮かべる。だが、残念ながらこのガッツという男に関しては手玉に取ってハイ終わりという訳にはいかなさそうだ。

 

それを証明するかのように、彼の反撃が迫る。

 

その厳つい肉体に見合わぬ速度を以って煙の中から姿を見せる黒い影。生身と思われるその右手は既に背中にある武器の柄へと添えられている。

 

そして、オーゼンの目から余裕が消え去ると同時に、背中のソレは振るわれた。

 

 

 

「……ッ!? オーゼンさん!」

 

 

 

この戦いの始まりと同様に舞い散る木屑。

 

一瞬にしてその姿を消す不動卿。

 

壁に空く二つ目の大穴。

 

きっと、誰もがその目を疑ったに違いない。岩ですら動かせぬ不動を強引に動かしたソレは、探窟家の者共にとって余りに解せぬ代物であった。

 

「おい、何だよ……アレ……!?」

 

「け、剣だ……ツルハシじゃねえ! 剣だ!」

 

「け、け、剣? 俺の知ってる剣は、精々腰ぐらいまでの長さしかない筈だ……! そんな訳ねえ!」

 

 

 

 

 

それは、剣というには余りにも大きすぎた。

 

大きく、分厚く、重く、そして大雑把すぎた。

 

それは正に、鉄塊だった。

 

 

 

 

 

「この感じ、斬れてねェ……! ったく、あの厚みでなんつー硬さしてやがんだ」

 

横薙ぎの嵐を巻き起こしたその男は、剣とは名状し難い代物を前へと真っ直ぐ構える。その様子はまるで、この程度で相手が倒れる訳が無いと確信を持っているかのようだ。

 

その行動に呼応するかのように、ガラガラと木片やらの瓦礫を押しのける音が響き渡る。

 

「ほう……コレ、そんなに柔じゃない筈なんだけどねえ。一発受け止めただけでこの有様だよ」

 

再び皆の前に姿を見せるオーゼン。彼女の漏らした文句の通り、剣を受け止めた左手の防具には深い切り傷が入っていた。

 

「落とし前、つけて貰わないとねえ?」

 

気に入っていたのだろうか。どこか怒気を孕んだ言葉と共に、彼女は彼の間合いへと大きく踏み込んだ。だが、当然ながらそれを易々と許す相手ではない。その胴を分かつべく、巨大な鉄の牙が再び襲い来る。

 

「ッ!!?」

 

「おや、どうしたんだい? 剣が止まってるよ?」

 

驚愕に歪むガッツの表情。その視線の先にあるのは己の剣。その根元をたった片手で抑えつけ、平然と止める細腕だった。

 

根元とはいえ振り始めなどでは無く、その最中である。下手をすれば上半身と下半身が文字通り生き別れするその場所へ躊躇いなくその身を置けるのは、往年故の経験と彼女の強さが成せる技であろう。

 

そんな危険を侵して作り上げたガッツのガラ空きの顔面へ、オーゼンの右の拳が迫る。

 

「チィッ!!!」

 

咄嗟に剣から左手を離し、拳を逸らす。だが、彼女の規格外の怪力に完全に逸らす事は叶わず、頬に僅かに傷が付く。

 

このままあの馬鹿げた力に押し切られて戦いはすぐに終わる。誰もがそう思った最中、その慢心を突くように強襲の一手が打たれた。

 

「おっと」

 

突如、剣を抑えていた手を離すオーゼン。空いた手の行き先は己の首元。咄嗟に止めたそれは、先の尖った木片。まるで、動脈を貫くと言わんばかりに素晴らしい軌道でそれは影から飛来した。

 

そして、再度強く踏み込まれる彼の足を横目に彼女は半ば確信する。この男は、狙ってあの凶器を蹴り上げたのだと。

 

ムカつく事にその効果は的面で、抑えの無くなって自由になったその剣は、水を得た魚のように暴れ出す。

 

「コイツでも食らっとけ!」

 

大きく隆起する彼の右腕。怪力を持つのは一人ではないと知らしめるかのように、その鉄塊は片手で持ち上げられ、そして振り下ろされる。

 

剣そのものの重みを活かした叩き付けを前に、受け止めるのは悪手と判断したのだろう。オーゼンはそれが頭をカチ割るよりも速く、全力の拳を以ってその側面をブン殴り、その軌道を逸らした。

 

破壊力を孕んだその勢いは床を無惨に砕き、半端に割れた木材を踊らせる。床に深く突き刺さった故に、剣は今度こそ封じられた。彼の着る甲冑もろとも貫く勢いで彼女の左拳が突き出された。

 

 

 

彼の口元からバリバリと鳴り響く異様な音。そして、大木のような右腕がはち切れんばかりに膨張し、強引に事を成す。

 

 

 

彼女の拳が叩いたのは、分厚い鉄板。先程まで武器として使われていたそれは人知を超えた無窮の力によって引き抜かれ、矛に対する盾となった。

 

だが、ただそれだけでは終わらない。

 

足首を返し、その捻りが力の螺旋を生む。そして、引き抜いた勢いそのままに旋回の加速を剣に乗せ、振り返るようにその横薙ぎは放たれる。

 

それは、さながら意志を持った竜巻であった。

 

自然災害と錯覚するその一振りが孕む危険度は、オーゼンに受け止めるという選択肢を捨てさせる程であった。

 

「オーゼンさん! 俺たちも……!」

 

不動卿とほぼ互角に渡り合うその様子を前に、彼女の探窟隊の者達が声を上げる。だが、それに返されたのは酷く冷たい声だった。

 

「出しゃばるんじゃないよ。アンタらが束になってかかったところで時間稼ぎにもなりゃしない。どうせ、臓物ばら撒いて掃除の手間を増やすだけさ」

 

隊の長から直々に言われた棘だらけの言葉は部下たちへと冷たく突き刺さる。しかし、そこに嘘など何一つ無い。ただただ無情な真実が淡々と語られただけである。

 

彼らは言われるまでもなく、それを痛いほど分かっていたのかもしれない。その拳は悲しいほどに強く握り込まれていた。

 

「意外だな、随分と慕われてるじゃねえか」

 

「フーン、まあ他の奴らよりかはまともで優しいからかもねえ」

 

「ヘッ、寝言は寝てから言いやがれ!」

 

重く大きく踏み込まれる右足。そして、背中側から頭を越えるように描かれる縦の軌道。腰が確実に乗った一撃が天井を斬り裂きながらオーゼンへと襲い来る。

 

先程は避けの選択肢を取った彼女だが、今度はその素振りなど一切見せずにゆっくりと両手を顔の前に上げた。

 

 

 

「なッ!? コイツを真正面から……止めやがっただと!?」

 

「随分と驚いてるじゃないか。何かおかしい事でもあったかい?」

 

小細工無しで受け止めるには余りにも悍ましいそれを、オーゼンは頑丈な防具と尋常でない怪力で躊躇う事なく受け止めた。両手の手甲を用いて強引に止めた故に、元々ダメージを負っていた左の手甲は完全に砕け散っている。そして、僅かに手の甲へ食い込んだ刃が彼女のグローブを引き裂いて少しばかりの血を床へと滴らせた。

 

だが、そんな赤い対価と引き換えに勢いを失った鉄の塊にはもう十分な殺傷力は無い。刃を掌でガッチリと掴み直した彼女の黒々しい笑みを背景に、その剣は段々とガッツの方へと傾き始める。

 

「クソッ!」

 

ただの純粋な力押し。ある意味最も対処に困るその戦法が剣を伝って彼に襲い掛かる。

 

走り回れるスペースも、有効活用出来そうな代物も無いと判断したのだろう。対処方法として彼が選んだのは、彼女と同じ"力押し"だった。

 

剣の峰に肩を叩きつけるように当て、足は床に穴が開くほどに強く踏み込まれる。全身の力を余す事なく剣に注ぐその構えは、力の天秤の偏りを強引に均等へ押し戻した。

 

 

 

「アイツ、不動卿と真正面から押し合って……負けてねえ……!?」

 

「白笛とほぼ互角……あの男は一体何者なんだ!?」

 

 

 

 

 

愕然。

 

関係の無い観客にとって、目に映っている光景はその一言に尽きた。数々の逸話の残る伝説級の白笛。監視基地に世話になる者であればその片鱗を良く目にするものだ。それ故に、彼らはその力に誇張や虚偽など一切無い事をよく知っている。

 

だが、彼らの見開かれた目はそんな白笛を携える存在を知っているからこそ生まれてしまった。理解しているからこそ、その異常さに気付いたのだ。

 

「随分とキツそうじゃないか? 楽にしてあげようか?」

 

「……ッ! 言ってろ……!」

 

ギリギリと噛み合わせた歯を唸らせてただひたすらにその力を押し返すガッツ。オーゼンの言葉通り、その表情に一切の余裕は無い。きっと、傍観者の誰もがこの力比べの勝者が誰であるか自然と理解する程だ。

 

しかし、彼女の探窟隊のメンバーだけは気付いていた。

 

サディスティックな笑みの横で静かに流れる冷や汗を。相対する者と同様に、その目に一切の余裕が無い事を。

 

 

 

そんな中、偶然が苦しそうな彼へと味方する。

 

 

 

この力比べに耐えきれずに根を上げたのは、意外にもこの部屋の床だった。そして、嫌な音と共に床が割れた方に立っていたのは不運にも不動卿であった。

 

「しめたッ!」

 

体勢の崩れた彼女へと彼の全身全霊の力がぶつけられ、剣は力を失った方へと傾いていく。

 

歴戦の相手に対し、現在の己の状態では長期戦は危険と判断したのだろう。ガッツはこの好機を逃さず、一気に勝負を決めにいった。

 

だが、足を一歩前に踏み込んだ瞬間、動く影が彼の首元へと迫り来る。

 

「がッ!?」

 

防ごうにも大剣を持っている両手はどちらも間に合わない。故に、彼は渾身の力を込めてそれを強靭な顎で無理矢理受け止めた。

 

そして、その正体に目を見開く。

 

(木片だと!? この一瞬で引っぺがしたってのか!)

 

それは、先程自分自身が窮地を脱する際に使った戦法そのものであった。意趣返しと言わんばかりのそれを目の当たりにして、本来なら隙の無い意識に穴が空く。

 

「お返しだよ"クソガキ"」

 

針穴に糸を通すかのように意識を掻い潜って迫り来る、オーゼンの鉄拳。警鐘が脳内に鳴り響くがもう遅い。

 

彼よりも細いその腕に内包された人外の力は、余す事なく彼の左頬へと叩き込まれた。その威力は、彼の巨体を部屋の隅まで吹き飛ばし、その壁に大穴を開ける程であった。

 

床へ転がる短くなった木片を端へ蹴り飛ばしつつ、オーゼンはその目を壁を覆う煙へと向けた。

 

「ほう……」

 

アビスの原生生物の殆どが沈むであろうその渾身の一撃。傍観者も、探窟隊のメンバーも、誰もが不動卿の勝利を確信する。

 

だが、当の本人ただ一人だけがその笑みを真顔へと崩し、心中で喜びと全く異なる感情を抱いていた。

 

 

 

煙が晴れ、全てが光の下へ晒される。

 

 

 

しかし、その目に映ったのは皆が思い描いていたであろう、地に這いつくばる哀れな男の姿では無かった。

 

 

 

 

 

 

そこにあったのは、口元を真紅に染めながらも立ち続ける黒い剣士の姿だった。

 

 

 

 

 

血が滴り落ちるその右頬は、内側から真っ赤に染まった"何か"で貫かれ、指三本は入るであろう大穴を作り上げていた。

 

ぐちゃりと粘っこい音を立て、彼の口に含まれていた木片らしき塊が吐き出されて地面に落ちる。そして、痛みを耐えるためか、あるいはそれ以外の理由なのか、その歯はこれでもかと固く固く食いしばられる。

 

 

 

その姿はまるで、獲物を前に赤い涎を垂らしながら笑う怪物だった。

 

 

 

穴の空いた頬が織り成すその異様な姿に、探窟家達の背筋は凍り付く。それは、アビスの凶暴な生物達と相対した時とは違う。己の本能が否応無しに抱く、根源的な恐怖そのものであった。

 

「アンタが最初に言った言葉、そのまま返してあげるよ。アンタ、本当に人間かい? いっそ化け物名乗った方がお似合いだと思うよ?」

 

最早、一切の笑みなく投げ掛けられる毒口。きっと、黙りこける周囲の者共も同じ事を思い浮かべただろう。

 

そんな冷たい目線に晒されながら、彼は驚く程静かにその剣を真っ直ぐ構え、ドスの効いた低い声で淡々とこう言った。

 

「……言いてェ事はそれだけか?」

 

凄惨な状態にも関わらずひどく落ち着いているその様子は、今これを見ている者の脳裏に不気味という三文字を浮かび上がらせる。

 

だが、何故だろうか?

 

不気味に映るその姿は、まるで怒りを強引に押し留めているように見えた。

 

そして、そんな感情の奔流を四肢に漲らせるようにその剣は動き出す。

 

「……っ! さっさと大人しく死んだらどうだい?」

 

「悪りィが、そのつもりはこれっぽっちも無ェ!」

 

オーゼンに襲い掛かる暴風と化した大剣。振った勢いを殺す事無く連続して向けられるそれは、彼女がこれまで受け止めてきた剣とは訳が違う。

 

無理矢理止めに掛かれば、比喩などでは無く本当に腕が飛ぶだろう。

 

故にオーゼンが出来ることは、床と天井を噛み砕きながら迫るその黒い牙の矛先を、人外の力と強固な防具を以って直撃を避けるように逸らすだけであった。

 

「まずいぞ、オーゼンさんが押され始めた! やはり少しぐらい手助けを……」

 

「む、無理だ! ち、近づけねえ……あの中に入ったら間違いなく死んじまう!!」

 

「……クソ!」

 

黒い台風と化したそれを前にしてただただ傍観することしか出来ない彼女の探窟隊の者達。彼らが歯痒く立ちすくむ中、二匹の怪物の一進一退の攻防が続く。

 

 

 

ご自慢の怪力で建物の天井を引っぺがし叩きつける不動卿。

 

天から降り注ぐ建物の支柱やら何やらをオーゼンごと強引に縦にぶった斬る黒い剣士。

 

防具が砕け散って右手に生じた切り傷。そこから流れ出す血を気に留めず、彼の着る防具ごと悍ましい威力のボディブローを叩き込む。

 

最早、破城槌を直で食らったかの様な衝撃にその左目は苦しみに歪む。だが、口から吐き出される涎ごとその歯を強く噛み締め、一切後退する事なく強引な横降りの刃を返す。

 

「ハァ……!!! ハァ……!! ハァ……!」

 

「ほう……随分と……キツそうじゃないか? 一体いつ死んでくれるんだい……?」

 

「テメエこそ……! さっさとくたばったらどうだ……?」

 

刃を肩の防具と何の守りも無い左腕で止めるオーゼン。

 

己をあえて斬らせて顔面へと放たれた彼女の拳を、左腕の義手と己の額を使って止めるガッツ。

 

片や腕に深く剣が入り込み、片やその威力に耐えきれず額が割れ、各々が床を赤く汚す。そして、お互いがお互いを突き放す様にして二人の距離は再び開いた。

 

静まり返る場に響く二人の呼吸音。嵐が来た時の海の様に乱れたその呼吸は、見る者皆に決着が近いだろうと想像させる。

 

 

 

そして、荒れた呼吸のままその足が踏み込まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お師さま!!」

 

「ちょおっと待ったあああぁぁぁー!!!」

 

 

 

その剣と拳が交わるよりも先に割り込む二つの影。

 

二匹の怪物の間に躊躇いなく入り込み、激しい光と共にその戦いを止めたのは、その身の大きさに反した勇気の持ち主達だった。

 




狂戦士の甲冑
アビスの呪いの影響か、今だけは大人しいただの頑丈な甲冑である。だが、それは決して御した訳ではない。その燻りは一度薪を投じれば、大火となり、アビスの強烈な呪いを押し退け彼を飲み込むであろう。

そうなれば、文字通り全てを殺し尽くすまでその蹂躙が止まる事は無い。

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