ウルトラマンイクサ   作:リョウギ

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第9話「家族の愛と大地の光」

『ワタシはギャビッシュ!ワタシを助けて!』

 

『ワタシはギャビッシュ!ワタシを助けて!』

 

『ワタシはー』

 

ーザシュッ

 

カプセルにお行儀よく収まり、壊れたラジカセのように助けを求める愛くるしい小動物を傍に立つ少年が手にした槍で貫く

 

「おかあさん!おかあさん!!起きてよぉ……」

 

その少年の傍らに、動かなくなった母親に縋り付く少女がいた

 

2人がいたのは火の海と化した町の中、そこかしこに青い毛皮の巨大な獣が死体となって転がっている

 

少年が所属するハンターチームが仕留めたこの怪獣はギャビッシュ

無害そうな小獣形態で知的生命体の庇護欲を誘い、自身を保護した存在を人質にして破壊のかぎりを尽くす悪魔のような怪獣

 

そう、怪獣はただの生き物じゃない

 

強靭で、強大で、狡猾

 

あらゆる星を破滅させ、数多の命を奪う害獣

 

血も涙も、心もない生き物

 

そう思っていた

そう思っていたかった

 

なのに、なのに…

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

コキュトウスの圧縮冷気ブレスが放たれた瞬間、あの少年を庇おうとして、間に合わないと悟った瞬間

 

少年の前に踊り出た怪獣はその冷気ブレスを食らって瀕死の重傷を負って倒れた

 

それを、イクサはただ見ていた

 

あり得ない。まずそう思った

 

怪獣、かいじゅう、カイジュウ

あらゆるものを奪うヤツらが、家族として種族も異なる存在に愛を与えていたなんてあり得ない

 

だが、仮に少年を餌と見ていて育てていたなら、ここで怪獣が、少年を庇う道理はない

 

だが、怪獣は、アルマンドラはたしかに少年を庇ったのだ

 

子を守る母のように

イクサの脳裏に焼き付いた、幼い自分を怪獣から庇ってくれた母のように

 

ー体はほとんど勝手に動いていた

 

歩夢(あゆむ)の怒りを感じる。だがそれ以上に、何故か、イクサは激昂していた

 

その怒りを乗せた拳を放つ

アルマンドラを斬り裂いた氷の怪獣は大きく吹き飛んだ

 

 

『「お前…何しやがんだ…ッ!!!」』

 

 

怒りの炎を身に宿すように、EXレッドキングとEXゼットンのタリスマンを読み込む

 

《フォージング:EXレッドキング》

《ハンマーアップ:メタルフィスト》

 

《フォージング:EXゼットン》

《エンチャント:フレイム》

 

イクサの両の腕に炎を纏い赤熱化したナックルが装着されるが早いか、起き上がろうとするコキュトウスを殴りつける

 

『ふざけんな…ふざけんなァァァァァァ!!!』

 

怒りを乗せた拳が連続で叩きつけられ、コキュトウスがよろめく

 

『なんなんだよ…‼︎ なんなんだよッ!!なんで、なんで怪獣が子供を庇ってんだよ…‼︎』

 

コキュトウスの首を両拳で挟んで掴み、力一杯投げ飛ばす

 

『なんで…なんでこんな、こんな悲しいんだよぉッ!!!』

 

怒りのままにイクサが拳から炎の玉を殴りつけるように放ち、コキュトウスに直撃、大きな砂煙が上がる

 

はぁ、はぁと肩で息をするイクサが両腕の武装を解除する

 

瞬間、砂煙を突き破り伸びてきた腕がイクサの首と左腕を絡めとる

 

『なっ!?』

 

ーコァァァァァァァァ!!!

 

コキュトウスは咆哮と共にイクサめがけて圧縮冷気ブレスを放つ

拘束され、身動きの取れないイクサにブレスが直撃、派手な火花を散らし、大きなダメージを与える

 

ーサァッ……

 

イクサが力無く崩れ落ちる

その胸のカラータイマーは限界を示すように高速で点滅を繰り返していた

 

ーコァァァァァァァァ!!!

 

イクサにトドメを刺さんと、コキュトウスが咆哮する

 

 

ーゴォアアアアア!!!

 

 

その咆哮をかき消さんばかりの咆哮が上がる

 

咆哮の方を向こうとしたコキュトウスに巨大な岩が炸裂し、倒れ伏す

 

岩石を投擲したのは小山のような怪獣ーガイアルドだった

 

ーゴォアアアア…

 

膝をついたイクサを見やると、その背や体から生えた青い結晶を光らせ、その光をイクサへと送る

 

「あれ…痛みが…?」

『この光…暖かい……』

 

光を浴びたイクサのカラータイマーが青の輝きを取り戻す

 

ーコァァァァァァァァ!!!

 

立ち上がるコキュトウスはすかさず冷気ブレスを放つが、ガイアルドはなんてことはないように肥大化した片腕を軽く振るって弾く

 

あまりの事態にコキュトウスがたじろぐ

 

ーゴォアアアアア!!!

 

ガイアルドは巨大な両腕を持ち上げ、金色のエネルギーを腕に収束させながら叩きつける

 

ガイアルドからコキュトウスに向けて大地から結晶が波の如く吹き出し、コキュトウスの体を何本もの結晶が貫き粉々に砕き去った

 

温厚な岩の神の怒りに触れたコキュトウスはチリすら残さず駆逐されてしまった

 

『なんてパワーだ…』

 

呆気に取られていたイクサだが、ガイアルドがゆっくりとアルマンドラに歩み寄るのを見て少年の下へ駆け寄る

 

ークォォォォ……

 

アルマンドラの命の炎は消えようとしていた

 

「アルマ……アルマぁ……」

 

先程までの毅然とした態度が嘘のように泣きじゃくり、アルマの顔に体全体で少年がしがみついていた

 

「ガイアルド!大地の力 お願い!!」

 

少年がガイアルドを見上げ叫ぶ

 

ーグァウ……

 

「む、り……?できない?なんで!?」

 

ーグァ……

 

「お、そ、い…?どういうこと!?」

 

イクサを通して悲痛な叫びを聞いた歩夢がインナースペースで自分の胸を握りしめる

 

(多分、もうアルマの傷は、さっきの光を使っても戻せない……ガイアルドはそのことがわかっているんだ……)

 

泣きじゃくる少年に顔を向けたガイアルドの目には大粒の涙が浮かんでいた。一身にその批難を受けているその姿は、どこか優しい父親を思い出させるものだった

 

「いやだ……いやだ!!アルマは オレの……オレの、かぞくなんだ……かぞく、死ぬの、いやだ……‼︎」

 

泣き腫らしながら叫ぶ少年を見守っていたガイアルドがなにかを察知し、顔を別の方に向ける

 

ガイアルドの目に映っていたのは、岩山を挟んで向こう側に見える森林に向けて光弾や光線を放つ異形の怪獣ートライキングの姿だった

 

ーゴォアアアアア!!!

 

怒りの咆哮を上げ、ガイアルドの巨体が跳躍する

 

建造物近くに光弾を放っていたトライキングが後方に向き直りながら、ガイアルドの全体重を乗せた両腕の一撃を受け止める

 

あまりの衝撃に大地が大きく鳴動、地表には深い亀裂が走る

 

『こいつは!?』

「エルシアとルシルさんの船を壊したヤツ…いや、ちょっと違う…?」

 

駆けつけ、ガイアルドに並び立つイクサを睨み、トライキングが首をこきこきと鳴らす

 

『……悠長にしすぎたか……まぁいい』

 

トライキングのインナースペースに佇む士官服の人物はコキコキ、と手首を鳴らしながらその手に新たなメダル2枚を取り出す

 

『どうせ岩の神も邪魔だったのに変わりはない』

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

数刻前 建造物ー神代(かみしろ)博士の研究所跡地

 

ーキシャァァァァァオオオゥゥゥ!!!

 

小型のマグマイーターが飛びかかってきたのを水輝(みずき)が撃ち落とす

その背面にいたルシルも借り受けたGBCTマグナムでもう一体のマグマイーターを撃ち殺す

 

はぁ、はぁと肩で息をする水輝の側でルシルが耳を澄ませる

 

「……研究所内にもうマグマイーターはいないだろう」

「よかったぁ……」

 

ルシルの言葉に水輝が脱力し、膝に手をつく

 

エネルギー反応を追って研究所までやってきた2人を出迎えたのは、荒れ果てた研究所内を根城にしていた多数の小型種マグマイーターたちだった

 

十数体ほどの個体が研究所のフロアに屍となって転がっている

凶暴性とあの個体数を見た今、マグマイーターは保護対象外だろうと水輝は判断しルシルもそれに賛同して研究所内の殲滅を行っていた

 

「ヤツらが暴れていたせいか、だいぶ荒れているな…」

 

見渡しながらルシルが呟く

 

研究所内は荒れ果て、そこかしこが崩壊。デスク上の器具もほとんど破損していた

書類の類やモニター、PCもほとんど壊れており、研究施設を調べようにも目ぼしいものが見つかりそうになかった

 

「……ルシルさん、こちらに!」

 

水輝がルシルを呼び寄せる

そこにあったのは一台のノートパソコン。これだけは奇跡的に生きていたようで水輝が端末を操作していた

 

「生きている端末が残っていたのか…だが、個人の端末へのアクセスは難しいんじゃないのか?」

「こんなこともあろうかと…」

 

水輝は上着のポケットからUSBケーブルを一本取り出し、ノートパソコンに突き刺してGBCTパッドに繋げてパッドを操作する。するとログイン画面に勝手にパスワードが打ち込まれ、ログインが完了。さらに全てのファイルがアンロックされたアナウンスが表示される

 

「私謹製、クラッキングソフトです」

「………」

 

うわぁ、と言いたげな目で悪い笑みを浮かべる水輝を見るルシルを無視し、水輝がファイルをチェックしていく

 

「む……ここに入ってるのは報告書…というか日記みたいなのがほとんどですねぇ。重要なものはほとんどありません」

「日記、か。ここで何が研究されていたのかわかるだろうか」

「読んでみましょう、えっとー」

 

 

File1

ようやく念願の研究所が完成した!

ここ岩神(いわがみ)諸島は岩壁に阻まれた環境故に、古代の生態系や怪獣たちを主とした生態系になっている。なんと興味深いところだろうか

そこら辺に生えた青い結晶も見たことがないものだ。後で地質の専門家である長嶋(ながしま)先生と共に調べてみないと

 

File2

怪獣たちのサンプリングの最中、雇った傭兵団の何人かが食われてしまった。あの赤黒い獣脚類に似た怪獣はかなり凶暴だな…

サンプリングが進む中、あの結晶の分析も完了した

驚いたことにあの結晶は独自の化学エネルギーを内包している

試しに研究所のバッテリー代わりに繋げてみたが、機械側がオーバーヒートするところだった。危ない危ない

だが、このエネルギー量、新たな資源としても魅力的である

このエネルギーがあれば、私の長年の研究も満たされるかもしれない

 

File3

同行してくれた島田(しまだ)夫妻には感謝しないといけない

彼らのおかげで、私はとても、とても大切な一歩を踏み出せた

夫の方の抗議がうるさいがまぁ、構うことはないだろう

まず、何よりも必要な「脳」は手に入る手筈ができた

もうすぐ、もうすぐだ

 

File4

いい調子だ。調合した薬品U-50Nはきちんと脳組織に作用してくれていたようだ。短い期間だが、マグマイーターは私の命令を受け付けてくれた。愛しいアレの手綱を取るにはこれでは足りないだろうがこれはこれで便利だ

無駄に腕っ節が強くて鬱陶しかった傭兵団を始末できたのは僥倖

生き残りと、あと余った研究員は二十余名

モルモットは、十分にいる

 

File5

ふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるな!!!!!!!

あの実験動物め…私の大切な「脳」のことを恨めしげに見ていたと思ったら、カプセルごと持ち逃げしやがった!!!!

クソッ!クソックソックソックソックソッ!!この外は怪獣たちが山ほどいる。私だけでは追えない

チクショウ、チクショウチクショウチクショウチクショウ

次の「脳」を、早く作り直さないと

 

File6

どいつも、こいつも、役立たず

余ったモルモットは全部、全部変異失敗してどの細胞のクローンも未熟なまま死んだ。本当に成功例はアレだけになってしまった

私の夢が、夢がすぐそこにあったのに!!

ああ、でもまだあるじゃないか

 

 

ここに、モルモットが

 

 

 

「ーひっ」

 

最後まで読んだ水輝が思わず息を呑み、ルシルも眉根を寄せる

思わず口を押さえていた水輝がえずき、フロアの隅に行き嘔吐する

 

「はぁっ、はぁっ……ぅぷっ」

 

ルシルは残されたノートパソコンを静かに閉じる

 

「……こんな、許し難いことが行われていたのか…」

 

ルシルは顎に手を当てて思案を巡らせる

 

(「脳」と呼んでいた存在が奪われている……そして、おぞましい方法を繰り返しても代替物は出来なかった……)

 

(「脳」は、まだこの島にいる…?いや、それよりも、何のための「脳」なんだ…?)

 

ーゴァァァァァァ!!!

 

と、突然鳴り響く咆哮にルシルが驚き、同時に研究所に衝撃が走る

 

「水輝!!」

「わ、わわっ!?な、なんですか!?」

「襲撃だ!恐らく怪獣……だが、どこから現れた…⁉︎大地を掘る音も、羽ばたきも、気配もなかった…⁉︎」

 

困惑するルシルを待つことなく、研究所には断続的に衝撃が走る

 

「ひとまず、アルバトロスで退避しましょう!」

「ああ、それが得策みたいだな」

 

ノートパソコンを一応回収した水輝とルシルが研究所の正門から脱出、アルバトロスに乗り込み、降り注ぐ光弾の中離陸する

 

ーゴォアアアアア!!!!

 

地響きと共に新たな怪獣の咆哮が響く

先日現れたゴルバーに似た怪獣と、ガイアルドが激突、そこにイクサも駆けつけたのを水輝たちは空から見た

 

「あの怪獣は…⁉︎」

 

そして水輝はあることに気づく

怪獣たちとイクサの足元の地面の亀裂が大きく広がりつつあることに

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

ービキビキビキッ!!

 

嫌な音と共に大地がひび割れ、揺らぐ

先程のガイアルドの一撃が思ったよりも強烈だったのか、トライキングが大地を攻撃していたからか、3体の立つ大地が大きく崩落。足場を失った3体はそのまま地下へと落ちていく

 

『おわぁぁぁぁぁ!?!?』

「ひゃあぁぁぁぁ!?!?」

 

存外に長く落下しながらもなんとか体勢を整え、イクサが着地

その側にガイアルドが落下してくる

 

「ここは…?」

 

落下した先の地下は巨大な空洞になっていた

その岩壁や天井には、青い結晶がそこかしこに生成されており、地下にも関わらず結晶の発光により昼間のような明るさになっていた

 

「島の地下がこんなになってたなんて……」

 

ーゴァァァァ!!!

 

辺りを見渡していたイクサが咆哮の主ー大きな翼をはためかせ、ゆっくり降下してきたトライキングに向き直る

 

トライキングも周囲を見渡し、その内部の人物がほくそ笑む

 

『……塞翁(さいおう)が馬、か』

 

人物はフェイクZライザーを構え、新たに2つのメダルをスロットする

 

『奇獣』

『宇宙雷獣』

 

セットしたメダルをカードへ読み込ませる

 

《GanQ》

《Super Pazz》

 

人物は襟首を直しながら、トリガーを引いた

 

《Five King-Alter》

 

メダルの読み込みが終わると共にトライキングは両腕を握り、突き出す

その拳が怪しく輝き、ぐにゃぐにゃと形を変化させ、左腕は大きな目玉が目立つ腕に、右腕はねじくれたツノが絡みつく獅子のような頭に変化した

 

ー■■■■■■■■■■!!!

 

変異したトライキング、否ファイブキングアルターは5体の怪獣が複合されたようなおぞましい声を上げ、咆哮する

 

ーゴォアアアアア!!!

 

ガイアルドが突撃するが、ファイブキングアルターは右腕のツノを二重螺旋に変化させ、そこから青い稲妻を放出。それを鞭のように振るってガイアルドへと叩きつける

 

ーゴォアアアアア!?!?

 

電撃に怯み、ガイアルドが足を止める

 

ーサァッ!!

 

その背から飛び出したイクサがファイブキングアルターへ拳から光線を放つが、なんてこともないように突き出した左腕の目玉がその光線を飲み干した

 

『なに!?』

 

ーキヒヒヒヒヒヒィィィ

 

耳障りな笑い声と共に振り抜かれた左腕から扇状に放たれた光弾がイクサとガイアルドに直撃し、空洞の岩壁に激しく叩きつけられる

 

その衝撃で岩壁の各所が崩壊。イクサの背後の岩壁から灰色のV字型の結晶が覗く

 

「なんてやつ…⁉︎」

『なんなんだ、あの怪獣…⁉︎』

 

ー■■■■■■■■■■■■■■!!!

 

ファイブキングアルターは後方を振り返り、空洞の奥にある人工的なカプセル型の巨大な構造物を睨む

 

『見つけたぞ。機械仕掛けの神』

 

ー■■■■■■■■■■■■■!!!

 

ファイブキングアルターは体の各所にある「頭」から様々な光線を放ち、カプセルを爆破する

 

『あいつ、何やって…』

「……何、あれ?」

 

歩夢が呆けた声を漏らす

 

そこから覗いていたソレは、辛うじて生き物だろうと思われる形をしていた

 

ドス黒く変色した皮膚は所々が溶け落ち、鱗に似た構造が出鱈目に生えている

溶け落ちた皮膚からは骨と、機械のパーツのようなものが覗いており、頭部や背部からはコードが束になってぶら下がっている

 

手脚は何本もの手足の構造が組み合わさり、繰り返され、おぞましい形状を成していた

 

カプセルの培養液が流れ出すと共に、割れた頭蓋骨の中から出鱈目に生えた牙が覗く口が僅かに動き、生命活動の再開を示すように全身の発光体が赤や青に光り、体の各所から液体の満ちたシリンダーが伸びる

 

ーキャァァァァァァハハハハハハァァァァ!!!

 

まるで狂った女性の笑い声のような声を上げて“ソレ”は雄叫びを上げた

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

地上

横たわるアルマンドラは薄れゆく意識の中で、側で泣きじゃくる少年をひたすら見ていた

 

アルマンドラが少年と出会ったのはある人間の研究施設に拘束されていた時だった

 

人間のメスが大切に小さな水槽で「飼って」いたその少年

種族も、体の大きさも何もかも違うその子を、アルマンドラはいつしか愛おしく思うようになり、水槽から出してももらえないその子を可愛そうだと思うようになっていた

 

一瞬の隙を突き、アルマンドラは少年をカプセルごと咥えて逃げ出した

 

それからこの島の主であるガイアルドと共に少年を見守ってきた

 

不思議と、彼は幼い見た目に反して言葉は知っていた

狩りの仕方・身の守り方を教えた

食べられるものを教えた

寝床の作り方を教えた

 

はじめて狩った小型マグマイーターを血だらけになりながら持って帰ってきた時は驚きつつも嬉しかったのを、覚えている

 

ークォォ……

 

アルマンドラは未だ泣きじゃくる少年に顔を向け、ある決意をした

 

少年の頭が割れないように、手加減して、それでも思いっきり

少年に頭突きを当てた

 

「!?!?」

 

倒れた少年が頭を押さえ、目を白黒させる

精一杯の気持ちを込めて、アルマンドラは彼を睨む

 

「………」

 

少年は、強い子だと信じていた

その通りに少年は涙を拭って立ち上がり、一歩アルマンドラに歩み寄る

 

「……アルマ…」

 

アルマンドラは、あらん限りの力を振り絞り少年をぺろ、と舐めた

 

これが、最後のひと舐めだと悟っていた

 

少年は必死に涙を堪え、こちらに背を向けてガイアルドたちの方に駆けていく

 

その姿を、逞しく育った我が子の背を見て

アルマンドラは静かに瞼を閉じた

 

事きれたアルマンドラの体から一つ、小さな光が飛び出し、少年の背から体に入っていった

 

決意の光を漲らせた目をまっすぐ、行くべき場所に向け、少年はひたすらに走っていた

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

ーキャァァァァァァハハハハハハァァァァ!!!

 

おぞましい怪獣ーエヴォルデウスはその体から伸びるコードを振り乱しながら、発光体から稲光を周囲に放つ

 

その稲光を受け、イクサとガイアルドが怯み、怯んだガイアルドにファイブキングアルターが掴みかかる

 

ーキャァァァァァァハハハハハハァァァァ!!!

 

残るイクサにエヴォルデウスが突撃、イクサもそれを受け止めるが、あまりのパワーにほぼ抵抗もできずに押され、岩壁に叩きつけられる

 

ーサァッ…⁉︎

ーキャァァァァァァハハハハハハァァァァ!!!

 

怪物じみた口や体から蒸気を噴き出しつつ、ゼロ距離で稲光や光線をばら撒き、イクサにダメージを与えていく

イクサも負けじと押し返そうとするが、あまりの力にその巨体は動こうとしない

 

その時、エヴォルデウスの背にミサイルが数発当たり、その注意が逸れた

 

『「今だッ!!!」』

 

一瞬の隙を突き、EXレッドキングとEXゼットンのタリスマンをリードし、炎を漲らせた拳でエヴォルデウスの胸を殴りつけて炸裂させ、その体を大きく吹き飛ばす

 

ーキャァァァァァァハハハハハハァァァァ!?

 

燃え盛りながらエヴォルデウスは立ち上がるとその胸から装甲板のような機構を露出。その機構に受けたエネルギーを収束してイクサへと撃ち返す

 

赤いバリアを張るが、光弾は難なくバリアを砕きイクサの体に直撃・爆発し、その巨体を岩石に叩きつける

 

「こ、光線を反射してくる…⁉︎」

『なんてヤツだ…』

 

ーキャァァァァァァハハハハハハハハハァァァァ!!!

 

イクサに襲い掛からんとするエヴォルデウスにアルバトロスが牽制し、惹きつけるが、エヴォルデウスにはバルカンやミサイルはほぼ効果を示していなかった

 

ーゴォアアアアア!!!

ー■■■■■■■■■■■!!!

 

ファイブキングアルターもガイアルドを押さえ込み、右腕のツノに剣状にエネルギーをまとめて何度も斬りつけてきていた

 

イクサもなんとか構えをとるが、カラータイマーは既に赤く点滅しており、限界が近いことを表していた

 

ー……ぉぉぉぉおおおおおおおお!!!

 

そこに、どこからか声が響いてくる

あの少年の声だった

 

「ちょ、あの子!?」

 

イクサが見たのは、少年があらん限りの声で叫びながら大穴をその身一つで落下してきている姿だった

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

「うぉぉぉおおおおおおおおお!!!!」

 

ガイアルドたちが飲み込まれた大穴までたどり着いた少年は、躊躇うことなくそこに飛び込んだ

 

ガイアルドが戦っていた怪獣は見たこともない嫌な感じのヤツだった

ガイアルドと戦うあの巨人は自分たちを守るために戦ってくれていたと気づいていた

 

アルマが死んで、それしか考えられなくなっていた

 

でも、だからこそ少年はわかっていた

 

ガイアルドを、巨人を、初めて出会った外の世界の人間たちを

 

目の前で失うことは、何よりも悲しいことだと

 

青い光の煌めく空洞が見えてくる

 

そこに飛び出した瞬間、岩壁に埋まる灰色のV字型クリスタルが目に映り、それが眩い青い光を放つのを見た

 

ーゴォアアアアア!!!

 

ガイアルドがファイブキングアルターを跳ね除け、少年に向けて暖かな光の球を放つ

 

その光の球と、V字クリスタルから放たれた青い光が、少年のことを包み込んだ

 

 

「……?ここは?」

 

気づいた少年が浮かんでいた場所はあの青いクリスタルがいくつも浮遊し、暖かい光に満ちた空間だった

 

少年の目の前に体の各所に黄金に輝くV字のクリスタルを持つ光の巨人が姿を現す

 

「おまえ……」

 

巨人は、暖かな光に包まれるとその姿を大きく変化させる

 

「オレに、力を?」

 

頷く巨人の姿が光となって分散

少年の目の前に凝集し、銃のような形状のアイテムーテライグナイターと青く透き通った巨人の姿をした人形ーテラスパークドールズへ変化する

 

手にした少年はその使い方を既に知っていた

 

テライグナイターのバレル部分を回転、その前面のボタンに手にしたテラスパークドールズの足裏を合わせ、押し込む

 

 

《ウルトライブ!!》

 

《ウルトラマンテラ!!!》

 

 

青い結晶たちーテラジュームの輝きを一身に受け、新たな光の巨人が飛翔していく

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

少年が包まれた光が晴れ、光り輝く巨人が大きな振動と共に大地に着地する

 

立ち上がったのは青い上半身と黒い下半身に銀色のラインが走る巨人

胸にはT字型のカラータイマーが輝き、額・肩・腕・脚には粗く削り出された青いクリスタルが嵌め込まれ、青い光を脈動させながら放っている

 

ーテァッ!!!

 

少年が変身した青い巨人ーウルトラマンテラは低く、獰猛に構え、ファイブキングアルターへと突撃していく

 

「ま、マジで…⁉︎ あの子が、ウルトラマンになっちゃった⁉︎」

『マジかよ…こんな、こんな奇跡が…⁉︎』

 

エヴォルデウスを押さえながらイクサと歩夢が驚きを見せる

 

ーテァッ!!

 

ファイブキングアルターの頭部へ飛び蹴りが命中。よろめきながらも返す刀で右腕のツノから伸ばした電撃を鞭のように振り回すが、テラはそれを身軽な動きで回避していく

 

『テラジュームスラッシュ!!』

 

腕と脚のクリスタルを輝かせ、キックとパンチを放つ

それに合わせて発射された青い光弾がファイブキングアルターに降り注ぎ、動きを封じた隙に肉薄したテラの踵落としが右腕のツノを根元から粉砕。渾身の正拳突きをその胸に叩き込み、吹き飛ばす

 

ー■■■■■■■■■■■!?!?

 

『……チッ、潮時か』

 

ファイブキングアルターは左腕の目玉で周囲のテラジューム結晶からエネルギーを吸収すると、体の各所の頭部から放つ光弾でテラを足止めし、巨大な翼をはためかせて地上へと逃走していった

 

ーキャァァァァァァハハハハハハハハハァァァァ!!!

 

エヴォルデウスがイクサを押し込みつつあるところにテラが乱入し蹴りを放つ

が、ほとんどダメージを受けていないのかエヴォルデウスはビクともせず、片腕でテラを殴りつけ退かせる

 

「くそっ!?」

 

テラのインナースペースに浮かぶ少年の手に新たな光が輝く

 

その手にはマグマイーターのテラスパークドールズが握られていた

 

迷わずそれをテライグナイターに読み込ませる

 

《ウルトランス!!》

《マグマイーター・ソウル!!》

 

これによりテラの左腕と右脚に装甲が追加され、左肩にはマグマイーターの頭部のような装飾が、腰からは太く強靭な尻尾が伸びる

 

ーテァァァッ!!

 

身軽な動きで飛びかかったテラが鋭い爪でエヴォルデウスを斬りつけ、返す刀でキック、そして尾撃を叩き込み、退かせる

 

ーキャァァァァァァハハハハハハハハハァァァァ!!

 

エヴォルデウスは悍ましい咆哮と共に口を大きく裂き開き、エネルギーを収束させていく

 

 

テラのインナースペースの中、少年の胸が光り輝き、新たなテラスパークドールズが現れる

 

それは、アルマンドラのテラスパークドールズだった

 

「アルマ……一緒に、行くぞ!!」

 

アルマンドラのテラスパークドールズをテライグナイターに読み込ませる

 

《ウルトランス!!》

《アルマンドラ・ソウル!!》

 

新たにテラの両腕に厚い鎧が形成され、アルマンドラの背部を模したシールドが右腕に装着される

 

 

エヴォルデウスから放たれた光線がイクサに襲い掛かるが、それを正面に割り込んだテラが右腕の盾を構えて受け止め、弾く

 

テラは右腕の盾を愛おしげに撫で、イクサへ向き直る

互いに頷きあった2人のウルトラマンは構え、エヴォルデウスに向き直る

 

ーサァッ!!

ーテァッ!!

 

ーキャァァァァァァハハハハハハハハハァァァァ!!

 

エヴォルデウスは体から伸びるコードを2人のウルトラマンへと伸ばす

イクサとテラはそれを切り裂き、撃ち落とし突き進む

 

3体の巨体が衝突

先程イクサだけでは力負けしていたが、今度は拮抗し、そのままエヴォルデウスを押し退け、2人揃ってパンチをその胸にぶち当て、返す刀のダブルキックでエヴォルデウスを大きく後退させる

 

イクサが両腕を赤熱化させ、腕のクリスタルを輝かせたテラが左腕を真っ直ぐに立て、右腕を横に伸ばす

 

『「イクサライズ光線!!」』

「テラジュームシュート!!」

 

クロス字に組んだイクサの光線と、T字に組んだテラの光線が同時に放たれる

エヴォルデウスは胸の機構を展開し、それを受け止めエネルギーを吸収していく

 

が、2人のウルトラマンの光線を吸収しきることは流石にできなかったのか機構がショートし、爆発。そのまま2人の光線がエヴォルデウスの胸を貫く

 

胸に大きな穴の空いたエヴォルデウスは膝から崩れ落ち、体をバラバラと崩壊させながら倒れ伏した

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

中央の岩山の麓、寝ぐらにしていた場所に土を盛り、石を一つ乗せる

 

少年が作っていたのはアルマンドラの墓標だった

 

悲しみを浮かべた少年の側で歩夢と水輝がしゃがんで手を合わせ、ルシルもそれに倣って手を合わせる

 

「……なんだ それ」

「私たちのところでは、死んだ家族や大切な人を想う時は、こうやってするのよ」

 

優しく歩夢が答えると、少年はそれを真似して手を合わせた

 

 

「ここの島々に私たちが保護した怪獣を連れてきたいのだけど、許してくれる?」

 

歩夢がガイアルドに問いかける

 

ーゴォア……

 

「…なんて言ってる?」

「かまわない 仲間増える 嬉しい そう言ってる」

「そうなのね。良かったぁ……ありがとう、ガイアルド」

 

礼を述べる歩夢を見下ろし、ガイアルドは顔を近づける

近づけられた顔から一つ光が漂い、歩夢の手に収まる

 

それは金色の勾玉のような石だった

 

「……これは?」

《ー来るべき戦いの時、(しるべ)となるだろう》

 

突然頭に響いてきた言葉に歩夢が驚き、ガイアルドを見上げる

 

《ー若き勇士よ。そなたらの想いを認めよう》

《ーそなたらなら、我が大地を共に生きられる》

 

最後にガイアルドは一つ付け加える

 

《ー小童(こわっぱ)を、頼む。人間の世を教えてやってくれ》

「ははは、中々責任重大なこと頼んでくれるじゃないの…」

 

苦笑する歩夢を不思議そうに少年が見上げる

 

「ガイアルドの声 聴こえるのか?」

「今さっきのは聞こえたみたい。なんでかしらね」

「お前 と 中にいるお前 ガイアルドが認めた」

「そうなのね…あとー」

 

歩夢が少年と目線を合わせ告げる

 

「お前、じゃなくて歩夢。こっちはイクサ」

「アユ…ム…イクサ……む、難しい」

 

少年が難しい顔を見せる

 

そんな少年に歩夢が手を差し出す

 

「私たちと一緒に来ない?私たちは、怪獣を保護する仕事をしてるの。あなたがお母さんと呼んでたような怪獣を、守る仕事。たまには、倒さなきゃならない時もあるけどね」

「怪獣を、守る……」

 

少年は懐からテライグナイターとテラスパークドールズを取り出し、見つめるとガイアルドのことを見上げる

 

ーゴォア…

 

「ガイアルド…」

 

もうガイアルドの言葉は聞こえなかったが、歩夢はその声の意味がわかった気がした

 

ー行ってこい

 

ガイアルドは恐らく、そう言ったのだろう

少年は決意を固めて歩夢に向き直る

 

「行く オレ、外のこと もっと知りたい もっと強くなりたい」

 

「よし!じゃあ、これからよろしくね、リュウ!」

「リュウ?」

「あなたの名前よ。私の歩夢、と同じヤツ」

『いつの間に決めてたんだ…』

「伊達に怪獣の識別名決めてないってヤツよ」

「リュウ オレ、リュウ!」

 

少年ーリュウが元気よく手を挙げる

なんだかんだ、名前をもらったのが嬉しいようだ

 

 

「その子、連れて帰るんですね」

「ええ、任されちゃったからね」

 

照れ臭そうに歩夢が頬をかく

そこにルシルが歩み寄ってくる

 

「アユム、頼みがあるんだが」

「どうしたの?ルシルさん?」

 

ルシルは髪を直しながら歩夢をまっすぐ見つめる

 

「私を…GBCTに入れてくれないか?」

「えっ、えぇっ!?」

 

思ってもなかった話に歩夢がオーバーめに驚く。水輝も思わず目を丸くしている

 

「えっと…ルシルさんでも、旅の途中だったんじゃ…」

「元々特にあてもない旅だったから問題ない。この島の研究施設を水輝と調べて、この星の怪獣たちと人間の、負の関係を垣間見て、それでも怪獣と共に生きようと努力するあなたたちを見て、私もあなたの夢を応援したくなったんだ」

 

ルシルは胸のリンクデバイスに手を当てる

 

「この島は居心地がいい。デバイスを通してエルシアも気に入ってくれているのがわかる。この島々を保護区にするなら、管理する隊員も必要になってくるだろう?」

「ははは、それは確かに。ルシルさんが隊員になってくれるなら、私としても心強いよ」

 

歩夢が手を差し出し、ルシルがその手を取る

 

「よろしく、ルシルさん……いや、ルシル」

「ああ、こちらこそよろしく頼む。歩夢隊長」

 

「リュウくんにルシルさん、いやぁ一気に賑やかになりましたね歩夢隊長!」

「そうね。まぁルシルを入隊させるにはしばらく手続きが必要になるからこれから少し大変だろうけど」

「だろうな…他の星に住まうのはどこも大変だ」

 

談笑する3人を見上げていたリュウの肩を歩夢が優しく叩く

 

「それじゃ、私たちの基地にひとまず戻りましょうか。他の仲間も紹介したいし」

「ん よろしく アユム」

 

確かに頷いたリュウの手を取り、4人はGBCTキャリアーへと戻っていく

 

キャリアーが飛び立ち、去っていくのをガイアルドはじっと見据えていた

 

その隣に、一瞬だけ「彼女」も姿を見せていた

息子の独り立ちを見送る母のように

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

特殊自衛隊基地 科学開発部門

 

黒斗(くろと)が中央のデスクに大型のジュラルミンケースを置き、開く

そこにあったのは大小様々なサイズのテラジュームの結晶だった

 

おお、と俄に科学班の隊員たちが沸き立つ

 

「純度、量、どれを取っても申し分ない…これなら様々な研究に活用できます!」

「それならよかった。臨時的な収入だったが、役に立つならこちらもありがたい」

 

黒斗はもう一つ、中サイズのケースを取り出して置く

 

「こいつも一応、解析をお願いするよ」

「こちらは?」

「ある研究所に残っていたサンプルだね。地球上では見られない金属らしいが…」

「なるほど。わかりました。解析し、なんらかの資源として活用できないか調べてみます」

 

黒斗は襟首を正しながら微笑む

 

「ああ、頼んだよ」




GBCT特別隊員として色々な活動を経験するリュウ
だが、中々人間の生活に慣れないリュウに歩夢は悪戦苦闘していた

そんな中、リュウは1人の老人と交流を深めていく

老人が見せてくれた大切なもの
それを盗む「怪盗ヒマラ」

悲しみを払うために、リュウは立ち上がる

次回ウルトラマンイクサ
「宝物と遺る物」
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