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朝。呪詛師のサイトで無事仕事がゲットできた。
悟が酷い病気をしているらしく、悟に対する殺害依頼など、いろいろ賑わっていた。
昨日は元気そうだったけど、具合の悪い時に無理させてしまっただろうか。
悟は心配だけど、そう簡単にやられるような男ではないし、今は自分のことに注力すべきだろう。
最初は軽めに二級相当の仕事だ。
その前に、輪廻さんと師匠に護衛が必要だし、空翼の実力も見たい。
仮の拠点も手に入れた事だし、ちょっと頑張ってみようかな。
ということで、やってまいりました、廃墟。
仕事はサクッと終わらせて、取り込む(空翼が翼から羽を飛ばして弱らせてくれたから楽だった)。
恐る恐る出してみると、ちゃんと呪霊だった。良かった!
「輪廻さんと師匠は下がっててください」
呪霊操術を使う。まずは四級を出す。
小さなツノの生えた子犬が出てきて、それを捉える。
「ヒャン! ヒャン!」
「これくらいは、なんとかなるみたいだね。【ポチ】」
「クーン」
犬を抱き上げ、撫でる。
二人に預けて、一級のお気に入りだった呪霊を出す。
まず形のいい生足がでた。
そして、仰反るように出てくる。巨乳でグラマラスな体型の、セクシーな格好の美女。
「うっふーん♡ だ♡ん♡な♡さ♡ま♡ 吸い殺してあげるぅ!」
「そうだと思ったけど、濃いの来たね!」
そのまま蹴りをしてくるのを腕で防ぐ。
その瞬間、美女の足に唇が現れる。まずっ
こちらも蹴りで頭に一撃を加える。
「ああん♡ イケズぅ!」
蹴りとパンチの応酬。
結構強い! なんと言っても現れる唇。あれは元の呪霊の力からいって、食らったら終わりだ。
激しい攻防を繰り返し、なんとか下した。向こうが本気だったら危なかったね。
「【愛衣】。これからよろしくね」
「はい、旦那様♡」
愛衣が抱きついてくる。柔らかっ ってそうじゃない!
なんとか引き離す。
「仕事が終わったって報告しようか」
「ねぇ。私も何か出来ないかな?」
「精度は落ちるけど、神術じゃない方の占いをすればいいよ。呪霊を倒すだけじゃなくて、お悩み相談で呪霊が原因の体調不良を治してあげたり」
「やっぱり新興宗教作る? 作っちゃう?」
「人が増えるし、組織は必要だよね。どこかのを乗っ取れたらそれが一番いいけど」
並行世界の私は非術師に暴力を使ったけど、そういうことをするわけにもいかないから、乗っ取るなんて簡単にいかない。
並行世界での家族達に会いにいって助けを借りに行こうかな? 人柄はわかってるわけだし、彼らは公認呪術師ではない。
「はぁい♡ 私、回復できるわよ♡」
「じゃあ、新興宗教の設立はやりやすいわね。私も、軽く見た予知……今となっては、未来が変わりすぎて使い物にならないけれど……伝えておくわね」
えっ 渋谷壊滅するの? 脳みそ入れ替えられてからの記憶は曖昧なんだよね。
悟が捕まる瞬間はよく覚えてるけど。あれは悪夢だ。なんたって、私のせいだしね。
「傑君がいなくてもどうにかするだけの準備は整えてると思うけど、対処はしないと」
「とりあえず、宿儺の器の様子を見にいかない? 心配だよ」
「時期的にそろそろかも」
高校名で検索すると、ガス爆発で校舎が壊れたというニュース。
「昨日!?」
悟に電話をする。
『傑っ!!』
「虎杖君、どうなった!?」
『ああ、宿儺の器? 処刑決まったよ。恵と七海は助命嘆願してたみたいだけど。僕その時いなかったしね。ついさっき報告受けた所。そしたら呪専が襲撃受けて、今から加勢に行くところだよ。傑から預かった子達もいるしね』
「はやっ!!! 早くないかな、死刑になるの!?」
『何、知り合い? 子供に縁があるねー。傑。とにかく、傑も戻ってきなよ。傑は僕がなんとか助命するからさ。腕も術式もないんでしょ?』
「いや、腕と術式はどうにかなったんだけど、厄介ごとに巻き込まれてさ。あーでも、そっちに顔だけ出すかも」
『なら、急いで行って待ってる』
電話を切る。
「……師匠、ということですが」
「虎杖君、とっても良い子なんだよね。助けてあげたいな」
「宿儺って人と一緒になったのがいけないんだよね。じゃあ、魔法で取り出せばいいじゃない」
「ですね」
呪専とは敵対しちゃうかもだけど、私もう化け物だから多分どっちみち秘匿死刑コースだし、私も二人の優しさに助けられたから。反対などできるはずもない。
「難しいけど、意識が二つあるならば、考える余地はあるかな。じゃあ、行きますか!!」
うーん、いろんな展開が書きた過ぎて困る。