「行かないわけには行かないよ」
「僕に任せなって。全部解決してあげるからさ」
「悟が出たら帳の中の人、皆殺しに遭うそうじゃないか」
「けど、傑!」
「大丈夫。ちゃんと真人を手駒にしてくるよ」
「俺もいく!」
「虎杖はダメだよ。宿儺の指を一気に飲まされたら体が乗っ取られてしまうからね」
「でも!」
「順平は必ず私が保護してくるよ」
「傑」
「私はそんなに頼りないかな」
悟の事をじっと見つめる。
「あーもう! みんな、傑を頼んだよ」
「責任重大ですね」
「もうこれ、天元様護衛依頼みたいなもんだろ。下がってろよ、傑」
「夏油様は、私たちが守りますから!」
ということで渋谷へ突入する事になった。
私は五条袈裟を着て、現場へと向かう。
昏倒した人々の前に立つのは、順平!
「夏油傑さん。大人しくして入れば人質には何もしません」
「順平! 何してるのかわかってんのか! あの人はそんなの喜ばない!」
「わかってる。わかってるさ!! それでも、あの人は殺された! 真人さんは仇を取ってくれたんだ、恩人なんだ!」
何それ、すごく罠の香りがする。
「騙されているとは思わないのかな?」
「真人さんが? 真人さんはそんな事するはず……」
「自首しよう、順平! 俺も一緒に謝るからさ!」
ひとまず、過去見の魔法で真人が真犯人だと判明させて説得をする。
その時、真人が現れた。
「あーあ。バレちゃった」
順平に真人が触れようとし、虎杖が絶望したその瞬間。
『■■■■』
精霊の攻撃が猛威を振るった。
呪力なき攻撃は呪霊を滅せない。でも、さわれないという事ではない。
吹き飛ばされた真人。
真人を釘崎と協力して倒して、無事捕獲できた。
「これで、虎杖のお兄さん達の説得もできそうだね」
メロンパンも撃破できたらいいのだけれど。
順調に呪霊を倒していき、奥までいく。
ーー家族が。並行世界で私が殺した人たちが、人質に取られていた。
頭が真っ白になっている間に、封印されてしまった。
やばいかな。やばいよね。
そして、囚われた私は、生きたまま脳みそをくり抜かれ、脳みそは捨て置かれた。
「う……」
「傑!」
「まじか。お前まじか」
起き上がると、硝子が私の体を検査する。なんだかふわふわしていた。
師匠が、疲れた顔をしていて、私は血まみれだった。
うっ これ悟と硝子の血じゃん。
「大丈夫?」
「お前が大丈夫かよ」
「ふわふわして、眠い……」
「あー寝ろ寝ろ。脳みそから復活したんだ。そりゃ疲れてるだろ」
は? 駄目だ、意識を保ってられない……。
どうやら、私は体を奪われてしまい、師匠の魔法と血の補充でどうにか脳みそから復活したらしい。
それから、全呪霊を解放。メロンパンは眷属達によって無事討伐され、今眷属達が暴れているそうだ。
な、なんだかなぁ。
「ってことで、眷属の回収をしてもらう。俺が護衛につく」
「わかったよ悟」
メロンパンが倒されて、悟に対する圧力、懸賞金も消えたらしい。
呪術規定は、眷属達という不思議な力を持つ異形が暴れたのでどさくさに紛れて改訂となった。
真人による子供達(メカ丸含む)の治療も行われ、残る問題は宿儺の器のみとなった。
「ということで、宿儺の器の治療を行うよ」
くすくすくすくす
「おう、よろしくお願いしゃっす!」
「師匠、輪廻さん」
「準備いいよ」
「うん。【偉大なる物、魔力の大瀑布……】」
わくわく。わくわく
3人で、儀式を執り行う。
宿儺の体を作り上げ、虎杖の体と分離させる。難しいが、完全に混じり合っているわけではないのなら、いけるはず。
『彼の方』から力を汲み出し、複雑な術を構築していく。
細かい事は苦手だから。本当に助かるよ
……よし。うまくいけそう
うん、うまくいけそう
凄まじい圧力を感じ取り、ぞくっとする。
即座に地べたに這いつくばった。
やばい。やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい。
へたり込む虎杖。その周りを守るように巡る精霊。四つ腕で攻撃を加える宿儺。そして、もう一人。
宿儺を貫いて、ニコニコと笑う、その存在。
「お帰りくださいませ」
師匠が声を震わせて訴える。
「え? 嫌だよ」
にっこりと笑って、彼は言う。
創作物の、その言葉を。
「いあいあー♪」
虎杖の体を乗っ取り、機嫌良さげにニコニコと笑うかのお方。
彼の善悪は、誰も知らない。
昨日は寝落ちてしまい、すみません。
そしていきなり最終回もすみません。
でも書きたいことは全部書けたかな。
粗筋的にはここで終わりがいいのかなと思いますが、後日談いりますかね?
マシュマロもよろしくお願いします!
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後日談
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ここで終わりがいい
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後日談が欲しい。